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可愛い王子は雌ライオン

  「え? 今から勉強はやめてくれよ! オーケーオーケー、休み明けにでも教えてあげるよ! ボクは帰るから! さ、帰ろう、兄さん!」

  そんな声が聞こえて、俺はメスライオンに引っ張られて帰路に着く。

  隣にいるのはメスライオンの獣人、あだ名は王子様のジョセリン──俺の幼馴染みだ。

  自分が二歳の頃に引っ越してきた頃は、自分よりも小さく、三ヶ月しか誕生日が違わないのにお兄ちゃんお兄ちゃんと言ってどこでも付いてくるし、今も登校や帰宅、晩御飯まで一緒にしている。

  可愛い子猫のような小ささと顔から一転、小学校の頃に背はぐんと伸びて今は2メートル以上になり、あまり背の伸びなかった自分とは頭三つ程の差が出て、顔は同じライオンの父親譲りで凛々しく、メスライオンの特徴から目に見えてというほどではないが筋肉質になった彼女は学校では王子様と主に女子生徒や、一部の男子生徒からも慕われている。

  実際成績も優秀だし、セクハラは嫌というけど勉強を教えたりするのは喜んでやるし。

  とはいえジョセリンは自分と同じく帰宅部で、自分の家にくれば──

  「お兄ちゃん、コーラとバーガー買ってきて~、疲れたから動けない~」

  「せめて服は着ろよ、乳首全部見えてるって」

  全裸で寝転ぶだらしないライオンになる。

  獣人らしい複乳はほぼ板とも言える薄さで目立たないが、毛は薄いので今も乳首は全部見えてるし、お願い~と子猫のように瞳を大きくして目を潤ませ、ゴロゴロ喉を鳴らして駄々をこねるのはとても同じ人物とは思えない。

  ため息を吐きながら出掛けるが、なんで帰ると幼児退行したかのように甘えるのかが分からない。

  確かに銀行員であるジョセリンの父親……ジョーおじさんは家から帰るとだらけてて、遊びに来たときは床のカーペットと同化するほどにへばりついて寝てるコトが多い。

  同じライオンのカミラおばさんに尻を叩かれて自室に行かされていたことはよくあるが、ジョセリンは父親の遺伝子が強いのかと思う。

  とりあえず二人分のハンバーガーセットや、薬局で栄養剤を買ってくると、舌を出して床にへばり付いていたジョセリンは素早く起きて、

  「お兄ちゃん大好き!」

  と、べろべろと舐められながら裸の美獣に抱きつかれる。

  これ自体は子供の頃からの行いで、悪いことではないけど、ジョーおじさんに、今でもジョセリンがこれをやると言ったら気絶しそうだ。

  一応、自分なりに考えてみたけど、外での振る舞いのストレスやらでジョセリンは家に来ると幼児退行してしまう、というのが俺の出した結論だ。

  食べるときは二口で終えるから溢さないし、歯磨きもするけど、ジョセリンの家に帰る時間になるまでキチンと服を着ないし、なんならおやつを食ったら夜までヨダレを垂らして寝ることがほとんどだ。

  だが今日はきちんと起きていて、ちらちらとこちらを見てはたまに股を開いたり、テレビのチャンネルをアダルトチャンネルにしたりするので、近付いて尻辺りを触ると、ひゃんっと声を出しつつも抵抗はせず、両手で揉んでも息を荒く吐くだけでなにもしないが、しびれを切らしたのか俺の前に立つ。

  「お兄ちゃん、二日オナニー我慢したら明日の朝までやってくれるって言ったよね……?」

  「ちゃんと守るよ、ほら、どうするんだ?」

  そして自分はまずジョセリンに問いかけると、分かったと言うような顔でしゃがみ、隠れていた女性器を見せつけて舌を出して言う。

  「だ、だ、大好きなお兄ちゃんに、ぼ、ボクの、発情期おまんこ、使ってほしいです……お兄ちゃんのおちんちんで、ぐ、ぐ、ぐちゃぐちゃに犯してほしいな……」

  「よく言えたね、じゃあ次」

  きっかけは13歳の頃。

  発情期が苦しいと訴える彼女をうっかり家に上げてしまい、抱きつけば治るという嘘からキスや手マンを強要され、ヒートアップした最後には交尾までしてしまった。

  とても互いに童貞と処女とは思えないほど激しかったと思う、俺は思い付く体位は全部試したし、ジョセリンは兎に角僕を犯すことに必死で……。

  それから土日前は毎週、ゴムを付けてはいるけど朝まで交尾をするようになった。

  未だにあの時のことを思い出すといつもムラムラするし、彼女との昼食で口を開ける度にあの口に今すぐチンコを突っ込んでやりたいと思うし。

  『ボクがあんまりお肉食べないから心配? ノープロブレム、それにライオンだから肉食主義なんて考えが古いよ』

  「ザーメン飲み過ぎて舌がバカになってるって正直に言えばいいのに」

  「だってぇ……ザーメンとチンポ、お肉より美味しいだもん……じゅぶるるっ! じゅろぉおおおっ! ごぶっ!?」

  「相変わらず口マンコ気持ちよすぎて出ちゃったわ……」

  他の女がベタベタ触って迷惑そうにして唸るあの身体は、自分が触ればまるで懐いた子猫のような声を出すことに優越感を覚えている。

  『やめてよ、ボクは女の子と言えど気安く触られるのは困る』

  「気安く触られるのは困るんじゃないの?」

  「私のっ、こんな張ってる主胸もなくて、筋肉質なっ、男みたいな身体でもっ、好きって言ってくれるから……」

  そんなの、男はみんなこんな積極的に奉仕してくれる最高の身体と考えを持つ女がいたら、好きになるに決まってるだろうに。

  『ボクが王子様らしくいる秘訣? 適度な息抜きかな、家ではまさしくオスの子みたいにダラダラしてるよ』

  「ダラダラするどころかメス声上げて、オスの人間に媚びて王子様も何もないだろうが!」

  「その通りィイッ!? おっごっ! 子宮っ、えぐるのやめ゛っ……!!」

  ジョセリンの真の価値を理解せずに雄扱いする奴らも、それで嬉しそうにするジョセリンも許せない、徹底的に俺はジョセリンが「メス」だということを理解させていく。

  筋肉質ながら柔らかい猫科の身体で、雄を気持ちよくさせる体位を覚えさせていき、動画などで残して後で見返すように命令すればきちんと見て、次回以降にその性知識を活かしてくれるのが最高だ。

  最初こそされるがまま且つ自分より頭三つ分も大きい彼女に指示するのも大変だったが、今は彼女も協力してくれて、野外プレイとかそういう危険なことはしてないが、夜までジョセリンと行為に及んでいる。

  「人間と付き合うなんてダメって言われた意味が分かったかも、えへへ、こんな変態獣人に対しても穴があるならいつでも勃起できる年中発情期の生き物といたら、私もつられて発情期になっちゃうもん……」

  言い訳するなと言いながら尻を大きく両手で叩くと、悲鳴のような歓喜の声を出し、ぶしっと勢いよく潮を噴いたので少し感じすぎじゃないかとも思う。

  ここまでの雌にしたのは自分な訳だが、ジョセリンは規格外の体力を持っていて、翌日の朝にはしっかりだらしない雌から王子様へと戻っている。

  どうせなら、さらけ出せば楽かと思う人もいるかもだけど、ジョセリンは期待に応えたいと思う高貴な面も持っている。

  それを兄貴分兼恋人として支えたいとは思うし、そのためにストレス発散の部分は全力で取り組みたい。

  「おにーちゃ、ぼくっしぬっ、やめ」

  「孕めっ!!」

  「ぉおおおおおっ!?」

  やめてと言おうとしたらしい、錯乱した様子のジョセリンが長い脚を腰へ絡ませ、射精が止まっても離さず、一時間ほど繋がりっぱなしだった。

  休日前の夜はいつだってこうだ……「ご褒美」のために頑張ってるジョセリンを、様子がおかしくなるまで犯して、最終的にものすごい臭いの中で互いに抱き合っている。

  「しょーらいは、おかーさんみたいに、おにーちゃんと、こども、つくりゅの……」

  鼻水と涙でぐしゃぐしゃの笑顔で、コンドームまみれのベッドの上で甘えてくる。

  コンドームが切れたし萎えたのだけど、もう出ないの?と言うように太ももでペニスを挟みこんできたのだけど、降参と言うように抜くと、寂しそうに喉を鳴らした。

  なんとか起き上がり、おばさんが起きる前に窓を開け、ジョセリンと一緒にシャワーを浴びながら、シーツも夜明け近いのに干して、二人で寝転ぶ。

  「今度の週末まで我慢できそうか?」

  「うん!」

  いつの間にか元のジョセリンになって、なんでか行為前より元気そうだ。

  でもゴミ箱には何個も精液の大量に入ったゴムと、一箱分のティッシュが詰め込まれていて、今はミントの匂いがする口も先程まで何回精液を飲んだかも分からない、艶のある毛皮に陰毛が付いてるのを見ると、彼女は俺のものなんだと実感できる。

  「今度の週末前なんだけど、ステーキ屋行くんだよね。お兄ちゃん、たくさん食べて朝までまたしたいなぁ」

  「そんなに食えないよ……」

  「それに期末テスト前だからいつもより、たくさんして~。前みたいにフェラとオナニーだけだとボク、理性失ってお兄ちゃんレイプしちゃうよー!」

  ……そんなことを言ってたら、その翌週、風邪を引いてしまい、ジョセリンはおばさんに拘束されて期末テストの時もエッチできず、ジョセリンはかなりイライラ……というか、学校では俺の側に来ても襲えないからか、睨み付けるようにしていて怖かった。

  そして風邪がようやく治ったとおばさんに報告した翌日の金曜日、ジョセリンは放課後になると、唸りながらこちらを引きずり、スクールバスに座ると尻尾を絡めてきた。

  小さい頃は友達がいなくて俺以外とは遊ばなかったから、悲しく喉を鳴らし行かないでの意味でやっていた可愛い行動は、いまやしっかり俺の腕に絡まっていて、締め付けはまるできつく縛った縄みたいにきつい。

  牙を見せて回りを威嚇しているのはもうかなり参ってるんだろう。

  家に着くと、我慢させていたせいか見えていない太ももはまるで漏らしたかのように濡れていて、全身からとてつもない獣臭と発情臭を漂わせている。

  そしてスマートフォンを出して、こちらをその細い眼で見ながら連絡を始めた。

  「うん、お兄ちゃんとこ泊まるから。無理はさせない、ヤクソク、スル、ムリ、サセナイ」

  片言になった彼女は、電話を切るだけじゃなく、念入りにスマートフォンの電源まで落としている。

  そして俺の部屋に引きずると、なにをするかと思えば、まるで狩りのように自分を勢いよくベッドへ押し倒し、よだれをボタボタとこちらの顔へと垂らして、少しざらつく涎まみれの舌で顔を舐め上げてきた。

  「病気とは言え、二週間も我慢させて許さない……元気になったんだよね? そっか、なら今から気絶するまで、ぶち犯してあげるからね……!!」

  ……病み上がりの筈なのに、自分の逸物は今までよりも滾っている。

  この後すぐに発情臭を放ち、ただ意中の雄を犯すことしか考えてない雌ライオンにこちらの意思を無視して襲われるだろう──そこに王子様なんていないと、改めて思うのだった。

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