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目覚めたら、見知らぬ場所でした。
草太は自分がどこにいるのか全く分からなかった。
口がふさがれ身動きできない。
「……!?(裸!?)」
素っ裸であることに気がついてパニックに陥る草太。
しかし、口にはガムテープが巻かれているため叫び出すこともできず、ロープで椅子のようなものに縛り付けられ身動きがとれない。
「(確か……俺は……)」
必死に昨日のことを思い出す。
「(……そうだ。昨日は……)」
昨夜は、取材のためある村落に滞在し、その村落の民宿で一泊したのだった。しかし晩飯の後……
その後の記憶がない。
「(薬盛られた?)」
おそらく、その可能性が一番高かった。
「ううぅ!……ううううぅ!」
声を出そうと試みるが、テープのせいで声はあまり出ない。大声で唸り、身をよじってみるが、しっかりと縛り付けられているため、動くことができない。
「(くそぅ!一体誰が何の目的でこんなことを!)」
しばらく大声を上げてみたり、体を動かしたりしたが、どうにもならない。
すると突然、鋭い痛みが足に走った。
「ぐうんんんんんっ!!」
あまりの痛みに声を上げる草太。
「んんんんんんっ!んんんんんっ!」
まるで足全体の骨が溶けるかのような激痛である。
ふと足元を見ると、両足の足首がくっつき、一体化してしまっていた。
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「んんんんん!んんんんんーー!!」
あまりの激痛に叫ぶ草太。しかし痛みは治まることはなく、むしろ増していくばかりだった。そして痛みの範囲が広がるにつれ、足が変形していった。
「ううんっ!!ぐうん…うんんんっ!!(くそ!!足が…足が!!)
膝の下から足の甲まで二本の足が一つに、骨と筋肉が変形し一体化していく
「うんんっ!んんんんっ!!んんんっ!!!(くそっ!止まれっ!足があぁ!)」
草太は必死に叫んだが、足の変形は止まらなかった。一体になった足は徐々に緑色に変化していき、足の指は伸び始め、間は薄い膜のような皮で繋がっていく。
やがて、魚類のヒレのような形になった。
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「んっ!?んんんんんっ!?(なっ!?何だこれはっ!?)」
ヒレと化した両足を呆然と見る草太は体が熱くなっているような感覚に襲われた。
「(……体が……変な感……じ……)」
体全体が熱を帯びてくる。痛みも相まって草太は今までにない感覚に苦しみ、身悶えた。
「ううぐぅぅーーっ!?うぐぅぅぅっ!?」
体の中で何かが蠢いているような、妙な感覚。気がづいたらなぜか勃起していた。
「ううっ!うっ!!」
陰茎からは透明な液体がダラダラと垂れ流され
てくる。
「んんんっ!ううっ!(体がぁ!!熱い!)」
悶えている草太の足はどんどん緑色が広がっていき、鱗が生え始めた。
「ぐっ…ううぅ!!(くっ!くそっ!)
次第に両足の膝も太ももも一体になって行く。
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「ううんっ!…んんんんっ!!うぅん!!(くっそっ!止まれっ!!痛い!)
痛みがどんどん上がっていく中、足と足の境目がなくなり、一体化してしまう。さっきまで元気だった陰茎はいつのまにか萎んでいて、体の中に収まってしまった。
「ううんっ!ううんーー!!(痛いっ!痛いーー!!)
あちこちに激痛が走る。
草太の下半身はほぼ完璧に魚の尻尾となったが、それでも痛みは治まることがなかった。
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「ぐぐうっ…うんんんっ!!ううぅうーーん!!!」
あまりの痛みに絶叫する草太。
しかしその悲鳴はテープで塞がれた口から少し出るのみである。
そんな時……
「もうここまできたら、あと少しだな……」
草太が声のした方に目をやると、そこには熟年の男性数人が立っていた。知らない人たちだったが、この状況を知っているということは、自分がこうなった元凶に違いない。
「うんんんんっ!んんんんんっ!!!(くそったれっ!!ざっけんな!)
必死に叫ぼうとするが、ほとんど声にならない。
「まあ、大人しくしててくれ」
そのうちの1人がそう言って草太の首元に注射器を刺してきた。
「ううんんんっ!!」
もがく草太を横目にしながら、男は注射器の中身を草太の体内に流し込んだ。
「よし……これでラストだな。」
「じゃあ、吊るし上げるよ。」
そう言うと男性たちは草太を椅子から下ろし、縄で縛り付けたまま天井に吊るした。
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「うんんっ!!うんんっ!!(離せ!!離せっ!!)
宙に吊るされた草太はもがき続けるが、縛られ身動きが取れない状態では、何もできなかった。
「暴れるな!大人しくしろ!」
「おい、叩くなよ!傷増やしたら価値下がるんだぞ!」
「ちっ!分かってるよ!」
「最後の薬、そろそろ効果出てくる頃だしな…」
「ああ……」
「じゃあ、そういうことだから。頑張ってな、『レンユー』さん。」
そう言い残し、男性たちはその場を後にした。
「ううんんんっーー!うんんんっ!!!(くそぉーーっ!!お前らぁーーー!!)」
天井に吊るされながら必死に暴れたが、当然何の効果もなかった。
しばらくして、体の痛みは一層ひどくなったように感じた。
「ううぅ……うんんんっ……!」
全身から脂汗が出て、体が熱い。それと同時に陰茎が再び勃起しだした。今度は体が疼くような感覚に襲われる。
「ううっ……!ううんっ……!!」
体が死ぬほど痛いのに、陰茎はパンパンに勃起し、先から透明な液体がダラダラと流されている。異変を感じながらも、興奮が収まらない。
生物は生命の危機に遭遇すると興奮し、子孫を残そうと体が本能的に働くらしい。
どうやら草太は、そういった状態になっているらしい。
「うぐうううううんんんんんっーー!!!」
体を捻り、体をよじり、悶える草太。陰茎から白濁液がドプッと噴き出した。
「うんんんっっはぁ!!」
射精の勢いか、口を塞いだガムテープが剥がされた。
「はあ……はあ……」
草太は荒く息を吐く。
「……く……そぉ……なんだよ!
これっ!!!くそがぁっ!!!」
息を整えながら草太は叫ぶ。
「痛ぇ…や、やめろっ…なんでこんなことっ……」
蓄積した感情と痛みに耐え切れず泣き出してしまう草太。そんな草太をよそに、体の変化はさらに激化していく。
「ううぅわあああーー…!い゛たいぃぃーー……!!」
背中を中心として緑色の鱗がさらに広がっていく。
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「痛っ!!痛いっ!!痛いいいーーー!!!」
腕はちぎれそうに痛い。ロープで縛られたままだから余計に痛むのだろう。
「やめっ…痛い!!助けっ!!!痛いいいぃーーーー!!!」
「ああ、うるせえっ!もう少し我慢しな!」
さっき部屋に入ってきた男性の一人が再び戻ってきて、ロープを少し緩めてくれた。
「はあ……あ……痛いっ……」
痛みが少し和らいだ。
「たっ…助けてくだ…さい……」
「勘違いすんなよ?お前がうるせぇから、ちょっと緩めただけだ。売り物を逃すわけねぇだろ?」
「……う……うり……もの?」
男はニヤリと笑って言った。
「そうだよ。隣国は『レンユー』が好きでな。まあ、すぐ分かるさ。ひひひひひ。」
男は草太を見下すように笑い、部屋から出て行った。
「……痛ぇ……痛い……助けてくれ……誰か……」
全身のいたるところが痛い。痛過ぎて頭はほぼ回らない。さっきの男が言った「レンユー」とは何か?自分は知らないところへ売られるのか?そんなことが頭にちらつく程度だった。
「ううぅぅ……あああっ!く、そううっ!!なんじゃこりゃあああああっ!!!!!」
叫びながら悶絶する草太はガラス戸の反射により、自分の姿をはっきりと見た。
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首以下は完全に緑色の鱗で覆われ、そして耳……いや、耳だったものは魚のヒレになっていた。
「うわあ……うああぁぁぁ……」
自分の姿に絶望する草太。
「うああぁぁぁ……誰か助けてっ!!!……俺は人間だ!!人なんだ!こんなの嫌ぁぁっ!!!」
涙を流し悲痛な叫びを上げる草太。
だがそんな草太の願いも虚しく、体の変化はさらに進んだ。
「痛いっ!!!痛いーー!!!」
後ろに縛られて固定された両手は見えないが、どんどん変形していくのは感じていた。この時点ですでに指、手首、肘の感覚は失われていた。
「痛っ…うぐうぅぅっ!!腕がっ!!手がぁぁっ!!!」
体の中から何かが腕を引っ込めようとしているかのように、腕の感覚がどんどん遠くなっていく。
「ああぁぁぁっ!!止まれーー!!!手がぁっ!!!!!」
やがて、両腕は完全に胴体部分に取り込まれ、肩の辺りから先がなくなっていった。
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「…腕が……俺の手が……」
体の変形はだんだん収まっていき、どうやらこれ以上変化することはないようだ。
「あ………ああ……俺…俺は……」
ガラス戸の反射で自分の姿を改めて見た草太は目から涙を零しながら、呆然と呟いた。
痛みはほぼなくなっていたが、疼くような感覚が消えない。むしろ増幅していった。
「……はぁ…あぅ…あぁ……くそう……なんで……こんなこと…」
涙と涎で顔をグチャグチャにした草太は呟くしかなかった。しばらく項垂れていたが、
「…っ!!!!!」
急に激しい疼きが襲ってきた。股間から快感が沸き上がってくる。今まで味わったことのない感覚だった。陰茎は限界まで硬くなり、先から透明な液体が大量に垂れ流された。
「…はぁ…はぁ…はぁ…なんなんだこれぇは…はぁ…はぁ…」
こんな状況なのに、陰茎は萎えないどころか、勃起したままだった。快感がどんどん上ってきて、もうどうにかなってしまいそうだ。
「…ん……はぁ…はあ……」
息遣いが段々荒くなる草太。
「う………ん…あっ…んんんっ…!いっ…いぐぅ…!イっちゃうよぉ……」
腰を震わせながら、快感に抗おうと必死な草太。だがそれも無理な話で、快感が爆発した瞬間に白濁液が噴水のように噴き出した。
「いっくぅぅぅーー!!!あぐぅぅぅっーー!!はぁぁーーーっ……あはぁぁぁーー……あぁぁぁぁーーーっ………」
今までで一番の快感が押し寄せ、草太は絶頂した……
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(1週間後)
「先週捕まった『レンユー』は『逸品』だって、めっちゃいい値段で売れそうだってさ!」
「まじか!すげえな。やっぱり筋肉質の若い奴の方が高く売れるのか?」
「ああ…そうだよな…」
「しかしそんな奴は滅多に捕まらなねぇだろ。こんな田舎にこなけりゃよ。」
「あっ、その話だけど、今度N大のラグビー部のOB会が来るらしいぞ!」
「おお!そりゃいいな!大物じゃねぇか!」
「ラグビー部?さすがに手に負えねえんじゃね?」
「何ビビってんだ?薬盛れば一撃だぜ。」
「それもそうだな。あの記者みたいにな。」
「記者?」
「あれ?言ってなかったっけ?先週捕まった奴だよ。」
「へーあの筋肉だるまみたいな奴が記者か?」
「『むらかみそうた』だっけ?名刺くれたな。もう処分しちまったけど。」
「おい、『逸品』様の悪口はなしだぞ。」
「分かってるって。『逸品』様は最高だもんな。
はははははっ!」
「ところでさ、向こうの連中『レンユー』を買ってどんなふうに扱っていると思う?」
「さあな…食卓に乗せてたりするんじゃねえのか?なんでも食うらしいし」
「聞いた話だとさ…鑑賞用で飼ってる奴もいるんだって。」
「鑑賞用?あんな化け物みてぇな生き物なんて、観賞してて楽しいのかよ。」
「どうだろうな…性的な目で見てるのかもな」
「ホモか」
「ホモだろうな。オスばっかり指定されてるからな。」
「しかし以前の『レンユー』もそうだけどさ…
『逸品』様のあの発情っぷりはすごいな。ずっと勃ってるし、数えきれないほど出すよな」
「まあ、とりあえずさ、『逸品』様のおかげで俺たちは大儲けできるわけだし、感謝しないとな。」
「はははははっ!だな。」
男たちはゲラゲラと笑った…
(バッドエンド かんしょうぎょ)
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