拘束されたまま竜TFして快楽漬けになるやつ(サンプル)
視界を塞いでいた布が取り払われ、かすむ瞳にぼやけた光が入ってくる。四肢の関節は鈍痛を発し、身体に気怠さがのしかかる。両手両足は鎖で繋がった枷で正座の姿勢で縛られており、少しのことで金属質な音を鳴らす拘束が身動きを許さない。
目が慣れてそこそこに鮮明さを取り戻した周囲の様子は、端的に表すならば"牢"と呼ぶのが適切だった。見える範囲に窓もなく、灯りの弱った照明石だけが石造の地下牢に淡く光をもたらしている。一室を閉ざしている鉄格子は所々歪みが見えて、人を捕えておく場所としては幾分かの粗悪さを感じた。枷さえどうにか外せたならば、脱出は不可能ではなさそうだ。
「周辺確認は気が済んだ?」
そして、目の前には男が一人。じっとこちらへ向きながら、私の様子を観察していた。顔を覆うほど深くかぶったフードに隠れてその様相は伺えず、暗い影の中でやけに明瞭に認識できたのは、妖しく浮かぶ黄色の双眸だけ。
一方で俺の衣服はほとんどが剥ぎ取られていた。肌寒さ等は特に感じないか、じりじりと焼けそうなほど見つめてくる視線が痛く、肌に穴が開きそうだ。
「ここから出せ、というのは無理な願いなんだろうな」
私は目を細め、ため息交じりに呟いた。質問と呼ぶには一方的な投げかけに、男が小さく鼻で笑う。それ以上の返事はなかったが、そこに否定のニュアンスが含まれていないことは容易に察しがつけられる。
魔法薬の調合素材として必要だったとはいえ、人気のない山中へ一人で赴いたのは失策だった。こうして生かされている以上早々に命を取られることもないだろうが、私を捕らえた目的は見えないまま、そう簡単に解放されるとも思えない。
彼がポケットから何かを取り出すそぶりを見せた。目を凝らしてみれば、握られているのは紫色をした小さな欠片。
「抵抗しない方が楽に終わるよ」
それが何なのかは、魔術に疎い者でも知っていることだろう。欠片から漏れる特徴的な淡い粒子は、空気中に散る魔力の光。多くの魔力を有するそれを、我々は魔石と呼んでいる。
男はその魔石――それも非常に高純度なものを私の腹部にそっと触れさせ、呪文を控えめに唱え始めた。男の魔力に反応し、魔石が薄く光っている。発せられる魔力の粒子が何かの力で吸い寄せられるみたいに少しづつ魔法陣を形成していくにつれ、体内の魔力に干渉される感覚が強くなってくる。人体に直接作用する魔術は本来、高度な技術を要するもののはずだ。国内でも治癒術師の数は限られているし、気軽に扱えるものではないのが常識。それをこの男は魔石ひとつで、事も無げに。
「おとなしくて助かるよ。これならそうかからずに定着する」
術の詠唱が終了したのか、彼は私から数歩離れてそう告げた。触れられていた腹部には魔法陣が浮き上がり、紫の紋様が消える様子は見られない。体内の違和感も今なお続いていて落ち着かない。魔力で多少抵抗するものの、身体に何をされているかは検討もつかない。
「これは構成する魔素を変質させて、君の肉体を書き換える術」
私の疑問を読み取りでもしたかのように、彼は淡々と告げた。表情の見えないフードの奥、どこか愉快そうな声色で。
「生物から分泌される体液には元々、微量の魔力が含まれているのは君も知っているよね。そしてそれを加工することで、魔力を補うことができることも」
一般に流通している魔力ポーションがそうして作られていることは広く知られている。その材料が、膨大な魔力を体内に有する竜の血液を主としているというのも知る人は多いだろう。私が話を理解していることを察した男は、片手をポケットに突っ込み話を続ける。
「竜種が魔力量に優れているのは、彼らの持つ臓器が行う魔素の変換効率が非常に高いからなんだ。人類の数十倍にも及ぶと言われるあの魔力含有量は、摂取した魔素を高効率で変換できるからこそ」
話がだんだん見えてきた。彼が私に掛けた術が、何を目的としていたのかが。それを実現する技術力がにわかに信じられないが、身体を侵食され体温が上がっていくこの感覚が、その推察が真実だと言外に裏付ける。
「もし、その変換プロセスと同等の機能を再現できるとすれば。それで人間を、竜にできる」
陣の浮かぶ腹の奥が突然、脈打つみたいに強く疼き始めた。全身の熱がだんだんとそこに集束し、呼吸が浅くなってくる。脇腹が朱色の鱗に覆われていき、痒みに近い感覚が変化部を襲う。現実味の薄いと感じていた彼の説明を、身をもって味わわせるみたいに。
「精製のための液体はなにも血液に限定されているわけじゃない。血液よりも容易に継続して採取可能な体液があるなら、それを使うに越したことはない」
術の効果を打ち消そうと試みるも、構造のわからない魔術に対してできることなど限られていた。せいぜいが魔力で相殺し、侵食を遅らせるくらい。根本的な解決にならない以上、それも気休めの域を出ない。
疼きを誤魔化そうと身悶えする度、背後で鎖が音を立てる。鈍っていく思考と反対に、五感が鋭敏になっていく。火照る身体が欲求の解放を訴えて、意思に反して性器が屹立してしまう。
「高純度の魔力を生み出すための精液タンク、簡単に言えば君はそうなる」
男の声はもはや耳に入らない。ひたすらに襲い来る衝動で流されてしまわないよう、意識を保つだけでもギリギリだ。意思に反して腰が勝手に揺れてしまいそうになる。肉体が竜へ変化していくことに、身体が悦びを覚えている。
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