AdAd
  
烏賊怪人再び

  朝になった。昨日達也君とスキンシップしたために俺達は全裸になっていた。未だに俺のものは勃っていて…あれだけ精液を出したのにまだ出てきていた。達也君はと言うと昨日狸獣人のままだったのだが朝になるとすっかり人族に戻っていた。

  「みんな、烏賊怪人の情報を入手したぞ。」

  翠川さんに呼ばれ俺達は集まっていた。烏賊怪人は水のある所によく出現するらしくそこで触手を使って補給をしているとか。更に奴は歩く時水の跡があるらしく…それを辿っていくと怪人の位置がわかるらしい。後は触手攻撃の回避方法さえ分かればいいのだけど翠川さんでも知らないらしい。このことは奴と戦っている時に見つけるしかないけど俺はみんなの中で一番動きが遅いからあまり迂闊に動けないな…。

  「行く前にこれを渡しておこう。対触手怪人用に開発した武器だ。水属性を付加させておいたから役に立つだろう。これからも触手を使ってくる怪人が増えるかもしれないからな。」

  俺達が寝ている間に開発していたのか…翠川さんの顔には隈ができていたから夜更かしして俺達のために…これは絶対に勝たないとな!!早速俺達はヒーローになり研究所を出る。その時魔の手が迫っていることを俺達はまだ知る由もなかった…。

  「とりあえず出動したのはいいけどどこを探せばいいんだろうな?水の跡を探せとは言われたけど…。」

  「水のある場所を探せばいいんじゃないか?海とか…川とか…。」

  「砂地には多分こないだろうな。奴は水を消耗したくないと思っているだろうからな。」

  「最初に出現したのは人気のない更地だったな。あの近くには川があったから砂地でもすぐに水を補給できる筈だ。また透明化を使って俺達を待っているんだろうな…。早速行ってみるか。」

  俺達は今人気のない住宅街を歩いていた。両端に排水口があるのだが見落としていたのだった。

  「烏賊怪人は昨日と同じ場所にいるようです。もう既に攻撃を仕掛けているかもしれません。両端に排水口があるので…。」

  達也君がそう言った瞬間俺の股間に何か冷たいものが当たる。俺のものが吸われているような感触はあるのだけど…もう既に先走りが出てきていて股間に染みを作っていた。俺は少し声を漏らしてしまう。

  「熊森君?どうしたんですか?」

  「達也君…済まないがスキャン機能使ってくれないか?何か嫌な予感がするんだ…。」

  首を傾げながら達也君はスキャン機能を使う。既に何本もの触手が俺達を囲っていた。股間にはしっかりと触手が纏わりついていて俺のものから精液を吸い取っていた。溜息をつきながら俺は触手を雷属性の技で攻撃した。触手は水になって消滅はしたのだが…そこにまた新しい触手が俺に近寄って来ていた。

  「これではきりがないです。危険ですが烏賊怪人のところまで走りましょうか。それより熊森君は動きが遅いんでしたね…少し待っていて下さい。」

  達也君はヒーローウォッチを弄り俺に何か通信してきた。そこには俊敏モードという機能があって…それを押して見ると勝手に体が動き走り始める。虎一達と同じぐらいの速さになったので触手も軽々と避けることが出来るようになった。

  「熊森君のために開発した機能です。他の三人にも送っておきましたので烏賊怪人の所に着いたら使ってみてください。」

  走りながらだけど達也君にも触手が寄ってこないようだ。烏賊怪人の狙いは多分俺だけだから虎一達には興味がないんだろうな…。因みに俺には水のバリアが張ってある。これも達也君が開発したもので…防御のためのものである。それのお陰で触手が来ても弾かれて寄ってくることもなくなった。本当に達也君には感謝である。それにしても既に攻撃されているとは思わなかった…そう思っていると触手は諦めて排水口の中に戻っていった。

  まるで俺達を待っているかのように…俺達は烏賊怪人の罠にはまってしまっているのだろう。

  「何だったんだ…触手がなくなったのはいいけどこれって烏賊怪人の罠にはまったんじゃ…。」

  「それはない。さっさと烏賊怪人の所に行くぞ。」[newpage]

  烏賊怪人のいる人気のない更地にやって来たが奴はいない。達也君がスキャン機能を使って奴の居所を探し出す。俺達を中心に広範囲にソナーが出てきて…烏賊怪人の場所を捉えた。

  「待っていたぞ…よくここまでこれたものだ。排水口に触手を忍ばせておいたのに…まあいい。あの時の続きをするとしよう。お前らの精液…戴くぞ!」

  烏賊怪人が先制で触手で攻撃してきた。俺達は触手を避けつつ奴の間合いに入ろうと隙を狙う。しかし…これではあの時と一緒だ。達也君はというといつの間にかいない。もしかして…透明化機能を使っているのだろうか。あの時も彼は複合技を使おうと思っていたに違いない。

  「あの時と同じか…学習しないな。さっさと捕まって精液を提供してくれよな…特にそこの熊野郎。」

  烏賊怪人は俺しか見ていないようだ。俺が囮になって…虎一達に烏賊怪人を倒してもらうか?そう思っているとどこからか声が聞こえてきた。

  「熊森君…また囮になろうとしてますね?駄目ですよ…そんなこと私が許しません。二人で烏賊怪人を倒しましょう…熊森君、私の手を採って下さい。」

  達也君の声がするけど姿が見えない。でも彼の手の感触は感じる。達也君の水属性と俺の雷属性が合わさり…それが烏賊怪人に向かって放たれる。烏賊怪人はそれに気づいたが範囲が大きいので避けきれず直接攻撃を受ける。強敵である烏賊怪人をやっと倒せた…これで達也君も狙われることもないだろう。

  「やったな!雷太も漸く能力を発揮できたんだな!」

  虎一達が俺の所に寄ってくる。達也君も透明化機能を解除して笑顔で頷いていた。その時触手が現れ達也君が捕らわれてしまう。まさか…。

  「フフフ…残念だったな。お前らが倒したのは水で作った分身だ。透明化したこいつが出てくるのを俺も透明化を使って待っていたんだ。こいつは俺達のアジトに連れて行く。次にあった時は熊野郎を捕まえに来るからな。ではまた逢おう。」

  達也君は気絶しているようだ。烏賊怪人は彼を触手で吸収しそのまま水に溶け込んで消えていってしまった。

  「なんでだ…達也君が…。」

  一番頼りになる仲間を失ってしまい俺達は其の場で立ち尽くし涙を流していた。達也君…俺は君がいないとだめなんだ…必ず助けてやるからな!![newpage]

  〜水海達也視点〜

  烏賊怪人に捕まり私は奴らのアジトに連れてこられた。目を覚ますと手足は縄で縛られ猿轡を噛まされている。周りには様々な怪人達がいて…私は息を飲む。

  「お目覚めか?お前はこれから俺達の役に立ってもらうぞ…なかなか上物を捉えてきたな。」

  「こいつが一番賢い奴か。こいつがいれば奴らの弱点もわかるな。それで…どうするんだ?」

  「こいつを怪人にするのは惜しい。それなら洗脳させて…奴らと闘わせてみるか?」

  「それでもいいが今ここに捉えているヒーローがいるだろ?あいつもなかなかの精力があるからこいつを奴の世話係にしたらどうだ?勿論洗脳させて…だがな。」

  「こいつも相当精力がありそうだな。そいつと一緒にして精液を採取してもいいんじゃないか?」

  怪人達が私のことをどうしようか相談しているようだ。それにしてもここにヒーローがいる?それなら私が助けてあげないと…と思い水属性を使って縄を切った。

  「まだそんな力があるのか!?しかしこんなにいるのにお前一人で倒せるのか?」

  精力の持つ限り私は水属性の技を連発する。触手を使う怪人には有効だけど植物と蜥蜴には効かなかった。大半は倒せたけど…私はそこで力尽き倒れてしまう。

  「こいつさっき闘った烏賊怪人も倒してしまったぞ…やはりこいつは洗脳させた方がいいな。今捉えているヒーローから採取した精液をこいつに取り込ませるんだ。」

  「ではこいつを精液採取室に連れて行け。縄ではすぐに逃げられてしまうからより強いもので縛っておけ。それから捉えているヒーローの精液と洗脳薬を投与しておけ。こいつがどれだけ強くなるか楽しみだ。」

  私は蜥蜴怪人に担がれ精液採取室に連行される。意識が朦朧としていたが視界に熊の獣人が全裸の状態で拘束されていた。私はその隣に拘束されて股間と胸に触手のついた装置が取り付けられる。それは熊の獣人と繋がっていて…彼の精液が私に流れ込む仕組みになっているようだ。蜥蜴怪人は装置を作動させると電気を帯びたように体が痙攣する。そしてそのまま私は意識を失った…。

AdAd