猫の怪異のヤンデレお姉さんはあなたを獲物認定して恐怖で支配する
ある日の夕方……
ふふふ……
お兄さん……
見つけたニャー。
そんなに逃げて、そんなに震えて……どうしたニャー?
ま、さっきからこの森から出ようとしても出れない……
そんな体験していたら怖くてしかたなくなるにニャー。
それにしても……
お兄さん……白々しいニャ。
あたしがずっと、追いかけてきた理由……
わかってるクセに。
お兄さん……
なんであたしから逃げるのニャ?
そんなに、あたしが怖いニャ?
……ふふふ
まぁ今さら怖がっても、もう遅いニャー……
逃げ道なんて、最初からなかったニャー
この町に入った時から……あたしの匂い、たくさん嗅いだでしょー?
屋根の上、裏路地の影、ゴミ箱の中、電柱の上……
ずっと、ずっと、あたしはお兄さんを見てたニャー……
どうしてって?
それは……
あたしが「見つけた」からニャー……
あたしの獲物……あたしのモノ……
世界で一番、大事な、たったひとつの存在ニャー……
……それが、お兄さんニャー……
ああ……こんなに近くでマジマジとお兄さんのこと見れるなんて……
お兄さんの目……黒目が震えてるニャー……
かわいいニャー……
その顔、いいニャー……もっと見せてニャー……
もっと、恐怖に染まった顔、あたしに見せてニャー……
……え?
助けて欲しい?逃がして欲しい?
……ニャハハハハハ!
バカニャー……誰も来ないニャー
ここは、あたしのテリトリーニャー……
お兄さんがこの町に足を踏み入れた時から、あたしのモノになったニャー
抵抗してもムダニャー……
足も手も、爪で裂いて動けなくしてもいいニャ?
あぁ……
でもそれじゃあすぐに壊れちゃうニャー……
お兄さんには、もっと……もっと時間をかけて……
色々あたしのこと叩き込んで、
あたしのこと愛してほしいニャー。
折角こうして捕まえた、
何も知らない純粋なニンゲン……
このまま逃がすとかあり得ないニャ。
もちろん……
このままいきなりお兄さんのこと捕まえても……
本当の意味でお兄さんのことをあたしのモノにできるなんて
思ってないニャ。
まずはこうしてお兄さんのこと抱きつぶして……
そのままお兄さんの精神をジワジワ崩して……
心をあたしだけのものにして……
最後には、あたしの名前しか呼べないようにしてやるニャー……
ふふ……
ねぇ、お兄さん……
自分が、どれだけ愚かな選択をしたかわかってるニャー?
この町に入らなければ……
あたしと目を合わせなければ……
ニャーって鳴くあたしに、微笑みかけなければ……
お兄さんはあたしのものにならずに済んだニャー……
でももう遅いニャー?
あたしの匂いが、もうお兄さんの肌についてるニャー
もう、誰にも消せないニャー
どこに逃げても、誰と一緒にいても……
あたしは、お兄さんを見つけるニャ。
だから諦めて……あたしのモノになるニャ。
もうこれから一生……
お兄さんはあたしのモノ。
お兄さんが眠るとき……
あたしが布団の中に入り込むかもしれないニャー……
誰かと手をつなごうとしたら、
あたしの手が先に握ってるかもしれないニャー……
怖い?
怖いニャー?
よかったニャー……
その感情こそが、あたしとお兄さんの絆ニャー……
あたしの外見はこんなにカワイくても……
中身は怪異。
お兄さんが思っているよりも、あたしは怖いし、
執念深いニャ。
さぁ……もう一度言ってニャー……
あたしの名前を呼ぶニャー……
優しくなんて呼ばなくていいニャー
恐怖と絶望で震えながら、吐き出すように……あたしを呼ぶニャー……
そうすれば……今夜は……
優しく喉を噛んであげるニャー……
一滴も残さず、ぜーんぶ……飲んであげるニャー……
お兄さんのあったかい血……
それで「一生一緒」の契約完了ニャ。
ふふふふふ……
お兄さん……本当にいい表情するニャー?
泣いて、叫んで、暴れてもいいニャー……
あたし、そういうの……だぁいすきニャー……
ソノカワイイ姿……
もっとあたしにみせるニャー