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TF11~牛

  Vaccatiasis……牛化病と呼ばれるそれは、極めて稀な症例故に世間で知っている人は少ない。

  若い女性に特異的に発症し、発症から数十分から数時間で"牛化"してしまう。

  牛化とは、手足が蹄のようになり、吻部が伸び、耳の形が変化する。そして複乳が6-8個現われ、元々の乳房と共に大きく成長することである。

  肉体はそれから衰える事はなく、他に問題がなければ、それから百年以上は生きるとされている。

  尤も、十年程度で精神に異常を来し、自殺または衰弱死を迎えるのが一般的だ。

  病気自体は昔からあったが、自殺や縁者による名誉殺人でひっそりと葬られる事が多く、或いは人目の付かないように監禁生活を送る事が世の常であった。

  昨今では患者の人権が重視されるようになったが、それでも世間にその姿をさらしたがる者は少ない。

  国内の症例は半世紀に一人ぐらいである。

  私が牛化病研究を目指したのは、姉がその希有な症例の一人だからである。

  姉は私に支配的で、女装をさせて遊ぶのが常であった。私もそれを受け入れていたし、正直な告白として精通は姉の中であり、また、姉以外の女性を知らない。

  医師一家で、父と母も同じような遊びをしていたので、それが自然だと思っていた。

  女性ホルモンに手を出したのは十代前半で、そのお陰で体毛は薄く喉仏は降りてこなかった。肉質も柔らかく、乳房も多少出ている。

  私の戸籍が未だに男であると知ると皆驚く程度には、私の容姿は自然な女性に仕上がっていったと思う。

  それは私が高校生で姉が医大生だったときである。

  姉は突拍子もなくハメ撮りをしようと提案した。

  何かを感づいていたのかは不明だ。

  お互いに裸になったところで、「人に見られるかも知れないと思うと興奮するね。ちょっと暑いね」と笑った。

  私が触れると確かに体温が上がっているようだった。

  ある瞬間、姉は苦しみだした。

  喘ぎ、悶えている。

  「カメラ!」

  それはどういう意図で言ったのか、未だに私を苦しめるが、私はカメラを手に取り、姉を撮り続ける事にした。

  それが姉の人間としての最後の言葉である。

  顔が変形していき、乳房がどんどん大きくなり、そして増えて行くのに驚いた。

  耳が変形し、尻尾が生えていく。

  手を驚愕の眼差しで見つめながら、それが蹄へと変化していくのがはっきり映っている。

  唸りと悲しみの声が響きながら、姉は牛へと変化していく。

  スタイルは昔も今も抜群である。

  変化が終了しただろうか、疲労困憊で倒れながら、身体を痙攣させるようにしている。

  私は両親に連絡しようとしたが、その蹄で電話ははじき飛ばされた。

  懇願するような目つきは、このことを親に知らせたくなかったからだろうか? それとも、海外で活躍している二人が、我々の為に帰国すれば、処置を待っている患者が何人か命の危機に曝されるからかも知れない。

  いずれにせよ、姉は身振り手振りで、自分を失踪したものとして扱うようにお願いした。

  落ち着いたところで姉を見る。

  そこには哀れな牛女がいる。

  自分のペニスがいつになく怒張しているのを感じる。

  「セックスの続きをしよう」

  私の提案で、彼女との前戯を始めた。

  身体の各部を確かめる。

  蹄は本当に牛のようで、耳や尻尾も人間離れしている。

  皮膚に変化はないが、乳房は合計八個並んでいる。

  その一つ一つの感度を確かめると、乳がほとばしるのである。

  彼女は感じているようであった。

  おっぱいを舐めて、吸って、絞り出して……そうやって遊ぶと姉は喘ぎ、甘い声を出す。

  声は言葉になっていない。だが、何を言っているか何となく分かりそうな気がしていた。

  存分に濡れた女性器に、ペニスを挿入して本番行為を開始する。

  様々な体位を試すが、メインになるのはおっぱいだった。

  人間でなくなってしまった彼女は、かつての姉とは違って従順でそして強く腰を振ると悦びの声を上げた。

  射精し、そして精液に汚れたペニスを舐めて貰う。

  長く太い舌が絡みついてくる。

  それから口に含み、舌を蠕動運動させるのだ。

  すっかり元気になって、口の中にも出してしまった。

  それからは姉と私の性生活が充実した。

  一応人間として扱うべきだと思って、マタニティドレスなどを買い与えたが、乳が出てしまうので、すぐにベトベトになってしまう。

  そういう姿を見ると愛おしくなってセックスをしてしまう。

  食事は文献通り、野菜中心に食べさせた。

  反芻するのが分かっている。

  姉は童顔だったが、牛になってからその顔はマスコットのように可愛い姿である。口をもごもごしているが、私が話しかける時はきちんと飲み込んでからにしている。

  言葉は通じているのは確かで、学校が終わってからの会話は常に聞いて貰ってばかりいる。

  セックスは様々な事を試した。

  蹄を使った手コキや、乳まみれのパイズリも趣深い。

  だが、一番興奮するのは彼女を本当に牛扱いして犯す時である。

  彼女は哀れな声と眼差しでそれを受け入れ、感じてくれた。

  今や誰も姉が戻るものと思っていない。だが、表向きは人間として接してくれる。本音を隠した交流が彼女を苦しめているのを知っている。

  そんな時は、いつも私を求めて来る。

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