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転生したらドーブルだった件

  38度の体がとろけそうな炎天下でも、俺たち高校球児は試合せなアカン。

  5回裏で0-18。うちの負けは確実。でも、ヒットどころか、ランナーも出さずに敗北はもっと嫌や。

  「打ってくれぇ!」

  「何でもええから出ろぉ!」

  スタンドから必死の応援。俺も打てるモンなら打ちたいわ。けど、相手が悪いよ、相手が。160キロのボール投げる超高校級ピッチャーなんて、どうやって打てっちゅうねん。

  俺はバットを短く持って、ベース寄りに立った。これでインコースは投げにくいはず……。いや、相手は余裕の笑みかましとる。

  大きく振りかぶって第1球。あっ、ボールが高い。これは打てんと思ったら、俺のヘルメットに――。

  ボゴッ!

  あまりの痛さに、俺の目の前が真っ暗になった――。

  [newpage]

  目が覚めると、周りは一面の緑の木々。医務室やなくて、森の中にいるんはおかしい。ほっぺをつねってみたら痛い。これは現実?

  「もしかして転生?」

  [[rb:死球 > デッドボール]]の当たりどころが悪くて死んでしまい、異世界に転生したんやろうか? ユニフォームは着たままやし、バットも持っとるから、正しく言うと異世界召喚ってヤツか。

  「ステータスとか見れ、おお?」

  自分の手を見ると、クリーム色の毛がびっしり生えていた。その毛はだんだん手首から下へ生えていく。人間ではない何かへ変わっとる?

  「ハァハァ」

  犬みたいに舌が出て、荒い息づかいになる。体が妙に熱い。こんなユニフォーム脱いだ方がええ。まずヘルメットをと、あれ、取れへん。

  ヘルメットが頭と同化したんか、全く取れる気配がない。両側の耳当てが柔らかくなり、動物の耳みたいにピコピコ動く。元あった耳の部分は、産毛でおおわれとった。

  「うわっ!」

  体がちぢんで、ユニフォームがブカブカになる。必死に出ようとするも、両手も短かなって、どうにもならん。

  尻がムズがゆくなって、長いモンが飛び出す。おそらく尻尾やろう。尻尾を動かしてもがいとったら、何とか外へ出られた。

  「ハァ。死ぬかおもた」

  すでにクリーム色の毛は全身に広がり、手足の指は3本になっている。2本足で立てるが、かかとが地面に着かない。クソ長い尻尾が股下から伸びて、俺の胸辺りに先っちょがくる。先っちょは絵の具みたいにぬれている。

  「んんん! ウワン!」

  鼻と口が前に引っぱられて変わっていく。首まわりが茶色のマフラーみたいな毛でおおわれる。

  「バ、バット……」

  知らない世界で、よくわからない体に変えられて、めっちゃ心細い。バットを武器にしよう。だが、バットの黒いグリップが、鉛筆の先っぽのように細くなって、てかり出す。バットから鉛筆に変化し、輪郭がぼやけて消えてしまった。

  「何がどうなってん?」

  今の自分の姿を確かめるべく、水のある所を探す。十分ぐらい歩いたら、きれいな川を見つけた。

  水鏡を見れば、犬っぽい顔が映る。舌を出しっぱなしで、ベレー帽をかぶっている。目の周りは茶色い毛が生えていて、少しマヌケな顔に見える。

  「何かポケモンっぽいなぁ。ステータスわかる?」

  そうつぶやくと、目の前に異世界転生ならではのステータス画面が表示された。

  名前:ドーブル

  タイプ:ノーマル

  親:やきゅうじょう

  「何やこれ……」

  聞いたことあるような、ないようなポケモンの名前だ。何の技があるんかな。

  スケッチ(相手の出した技を1つだけ覚えられる)

  「おお! これ使えば、はかいこうせん覚えられるんか」

  何て便利な技だろう。早速、覚えたろ。って、どうやって“スケッチ”するんや? 腕を組んで考え出すと――。

  「モーン」

  対岸に俺そっくりのドーブルがいて、何か鳴いている。一瞬、自分の仲間か思ったが、目が黒い点なので、すぐメタモンとわかった。

  「何やメタモンかぁ」

  「うわーん! バレたモーン!」

  偽ドーブルはメタモンに戻って、くさむらへ隠れる。“へんしん”が上手いメタモンなら、騙されるんやけどなぁ。ん、へんしん? 変身!

  「おーい、ちょっと待ってくれぇー」

  メタモンから“へんしん”を教えてもらおうと、くさむらの中に顔を突っ込む。見つからん。メタモンの臭いをたどるか。

  その臭いは地面に近いところから漂っているんで、四つんばいになりながら嗅ぐ。ホンマの犬みたいで恥ずかしいな。臭いをたどれば、メタモンが2匹見つかった。

  「おった!」

  「うわっ! さっきのドーブルだモン!」

  「食べても美味くないぞ!」

  さっきのメタモンと渋い声のメタモンが細長く伸びて叫ぶ。俺は首を横にふって、出来るだけ優しい声でしゃべりかける。

  「あんな、違うねん。あの、“へんしん”をスケッチ、教えてもらいたくて」

  「何だと!?」

  渋いメタモンは目を小さくして、俺を見つめる。俺は両手を挙げて、腹を突き出して、攻撃の意思が無いことを示す。

  「いいとも、いいとも。今から“へんしん”の特訓するから、思う存分覚えていってくれ」

  「えぇ、とっくーん!?」

  弟子メタモンは嫌そうに体をくねくねさせていた。

  師匠メタモンがドーブルに変身し、弟子メタモンがそれを真似て“へんしん”をする。俺はそれを“スケッチ”で覚える。どこからともなく、元バットの鉛筆が出てきて、“へんしん”をスケッチしてくれた。

  「ありがとうございます」

  「いやいや、何の何の。そうだ、早速あんたの“へんしん”を見せてくれるか?」

  「あっ、はい」

  メタモンは紫一色だから、変身するのは簡単そうや。しっかり目に焼き付けて、メタモンに化ける。クリーム色の体がスライム状になっていく。

  「モンモーン」

  見事にメタモンに化けられた。体が自由に伸び縮みできるし、これは成功やろ。

  「ほう、見事なものだ。あっ!」

  師匠メタモンが指差してきた。俺の後ろ、あっ、尻尾がついたままや!

  「どうやら、あんたも特訓する必要がありそうだな」

  「ヒエー!」

  こうして、メタモンと一緒に、師匠メタモンから“へんしん”の特訓を受ける羽目になった……。

  [newpage]

  猛特訓の末に、俺は目の前のどのポケモンでも、ほぼ完璧に変身できるようになった。“へんしん”のおかげで、強いポケモンにボコられることはないし、何よりアレを楽しむことが出来る。

  今日は、寝てるウインディを見つけたので、早速“へんしん”を使わせてもらお。

  「へんしーん!」

  俺はもふもふの巨大ウインディに化けた。ふさふさの尻尾の先が、少し絵の具でしめってるが、まぁ問題はない。

  「さーて、ウインディのアレはどないや」

  自らの股間をのぞけば、赤黒いウインナーが垂れている。根元に丸いコブもあって、俺のチンポと形が似とる。もちろん、俺のイチモツより一回り大きい。

  「これは、たくさん出るやろなぁ」

  ミミロップやダイケンキなどのエロかわポケモンを想像すれば、アレはパンパンにふくれる。前足だけをドーブルの手に変えていじれば、ハイドロポンプ級に精液が飛び出した。この量は、さすがでんせつポケモンだ。

  「ホエルオーはクッソでかいんやろなぁ。早く会いてぇ」

  ウインディの姿で野原を駆けて、新たなポケモンを探す。今まで化けたことのないポケモンがええな。

  「おっ、あれは初めてや」

  野原の真ん中で、郵便マークのバッグを背負ったカイリューが、木の実を食べて休憩している。いつもカイリューは高いとこ飛んどるから、“へんしん”が使えなかったんよ。

  「よっしゃ、へんしん!」

  俺のお腹がふくれて蛇腹模様になり、両手・両足が太く短くなった。オレンジ色の柔らかい肌になり、もみ心地がめっちゃええ。

  「さてさて、カイリューの棒は?」

  縦の割れ目の中に指を突っ込み、突起をつまんで刺激する。数分も経てば、きっと大きいナニが出る、出る、出ない、おかしい。

  さっきから妙に体が熱い。よく見れば、胸がふくらんでいる。ひょっとして、俺はメスのカイリューになってもうたか? 早く元に戻らんと……。

  しかし、このクリ?の感覚はたまらんなぁ。つっついたり、つまんだりすると、喘ぎ声が出て、エッチな気分になる。何か棒状の物を突っ込みたいな。自分の尻尾を入れるか。

  尻尾だけカイリューからドーブルに戻し、割れ目の中に入れる。中の絵筆の先っぽがこしょばい。これはたまらんわぁ。

  「アッ、アアン!」

  あまりにもデカい声を上げてしまい、森の中からリザードンが出てきた。俺の体を嗅いで、鼻の穴を広げている。

  「そこのお嬢ちゃん、俺様の肉棒はいかがかな?」

  リザードンが金属バット級の赤いデカマラを持ちかかえている。いや、そんなん入らんって!

  「俺はオスやから、いらん!」

  「嘘をつかなくてもいい。君からは、熟れたオレンの実のごとく甘い香りがするよ。チュッ!」

  リザードンが俺の唇にキスしてきた。うおっ、オス同士でキスするなんて、恥ずかしいにもほどがある。

  さらに、下を唇の中に入れてきて、熱い唾液を注ぎ込んでくる。何て情熱的な奴なんや。

  リザードンを振り払おうとしたが、奴の両手が背中まで待って強く抱きしめられて、どうにもならない。

  「フフフ―ン。今度は下に出すよ」

  リザードンは右手を離して、俺の割れ目に指を突っ込む。さっきまで自分で色々やってたから、ちょっと湿ってるはずだ。

  「うん。イイ感じだ。入れても良さそうだね」

  「絶対アカン! そんなん入ったら、壊れるって!」

  「大丈夫だよ。君は俺様より大きいもの」

  奴はためらうことなく、肉棒を入れてきた。嘘みたいにスルスルと入って、中にギッシリつまる。彼と俺の真ん丸なお腹が1つになるぐらい、重なり合う。

  「実にいい! どのポケモンよりも心地いいよ」

  「そうなん?」

  自分の腹の中に、リザードンの男根があると思うと、不思議な気持ちになる。これからやってくるアレにとまどいつつも、メスの自分が受け入れそうになっている。

  「アア、もうガマンできないい!」

  「ちょ、待って! 心の準備が、アアアアアン!」

  自分の体の中に、リザードンの種が注ぎこまれる。あまりにも気持ちが良くて、自分がオスということを忘れてしまいそう。ホンマに頭が、どうにかなりそう。

  「結構出しちゃったかも。大丈夫かい?」

  彼が私の頭をなでてくれる。いきなり交尾するヘンタイ野郎だけど、優しく扱ってくれるから好きになりそう。

  「うん。ねぇ、もっともっと出してぇ!」

  「えっ……。まだヤるのかい?」

  きっと、私の目はハート目になっている。このポケモン交尾を知ってしまえば、もう後戻りできない。彼の精が尽きるまで、何度も何度も繰り返した。

  [newpage]

  リザードンと交尾した後、ドーブルに戻れなかった。私はリザードンの子を宿してしまい、ほら穴の中で出産することになった。

  「ゆっくり息を吸って、吐いてぇ」

  彼に言われたとおり、深く息を吸ってから、吐き出す。股が裂けそうで痛いし、気を失いそう。彼が隣にいなければ、くじけていただろう。

  「もう少しだ、頑張れ!」

  自分の股の間から、卵が出ようとする。完全に出るまで痛みは最大限に続くが、歯を食いしばってガマンする。

  あぁ、徐々に痛みが和らいでいく。卵が押し出されて、スポッと地面に落ちた。

  「やっと出たね、俺達の愛の結晶」

  彼が産まれたての卵を抱きしめる。私は安心して、体の緊張を解く。

  「良かった……」

  体の力が抜けすぎて、カイリューからドーブルに戻ってしまった! リザードンの目が点になる。

  「きっ、君ぃ、ドーブル、オスだったのかぁ!?」

  「えっ? あれれ、元に戻っとる?」

  全く使っていないチンポはしなびているが、まぎれもなく自分の体だ。

  「ごめん。今までだましとって」

  「いや、俺様の子ども産んでくれてありがたいけど、これからどうすんだよ! ミルクないよ!」

  「カイリューに“へんしん”するから、大丈夫。んんん、あれ?」

  カイリューの姿を思い出すが、全く姿が変わらない。目の前にポケモンがいないと、そのポケモンに変身できないようだ。これは困ったことになったぞ。

  「なっ、何かのメスポケに化けてくるわ!」

  「頼むよ、カイ、ドーブル君」

  ミルタンクやニドクインでもいいから、ミルクが出るポケモンがいないものか。俺は草むらをかきわけて進むが、すぐに力尽きてしまう。出産直後だから、体力ゲージがめっちゃ減ってる。

  「メスポケおらんか、メスポケぇ~」

  どうしようもなくて、空を見上げると、赤いポケモンと青いポケモンが飛んでいる。

  「お兄ちゃん、待ってよぉ~」

  「しようのない奴だなぁ」

  この声はラティ兄妹か? ラティアスになったら、ミルク出るかも。俺は石を拾って、ラティアスに向かって投げる。

  野球部一の強肩は生きていた。石はラティアスの羽に命中し、バランスを崩した本体が地面に落ちてきた。

  「痛いよー!」

  「ヨシ、へんしん」

  ラティアスの姿をよく見ると、全身が羽毛に包まれる。体が軽くなって浮いて、お腹が赤くなって丸くなる。首が長く伸びて、白い毛に包まれる。あっという間にラティアスになれた。

  「リザードン、待っててね」

  私は高速飛行で、彼の元へ戻った。

  [newpage]

  「リュウ、んっんっんっ」

  ミニリュウが私の下腹部のおっぱいを飲んでいる。彼が育つまで、ラティオスの姿でいよう。

  「よく飲んでいるね」

  「うん。早く、立派なカイリューになれ、ん?」

  全身の毛が逆立つ嫌な予感がする。入り口を見れば、さっきのラティオスが鬼の形相で、こちらを見ていた。

  「よくも妹を傷つけてくれたなぁ!」

  「あっ、いや、“へんしん”のためで、その……」

  「俺様の妻に手を、うわぁ!」

  リザードンはラティオスのサイコキネシスで体が浮き、天井に叩きつけられる。グルグル目になって、地面に落ちた。

  「可愛い妹に化けやがって。じっと見てたら、その、たっちまうだろうがぁ!」

  怒り狂うラティオスの股間から、リザードン棒より長く細い桃色のペニスが飛び出した。嫌だ、また犯されちゃうの?

  「やっ、やめて! 私の穴は、この子を産んだばかりで……」

  「そっちじゃなくて、こっちにぶちこんでやらぁ!」

  ラティオスは強引に私の口の中に、特大肉棒をぶっこんできた。口どころか食道一杯に、ラティオス棒がつまっている。

  「妹を傷つけてくれたお礼だ!」

  ラティオスの特濃ジュースが、私の体に一杯入ってくる。嫌なのに、すごく嫌なのに、とても気持ちいい……。私の視界がぼやけて、もう、ダメだ……。

  [newpage]

  8月10日 はれ

  今日は変なラティアスを見つけた。緑の絵ふでみたいなしっぽが生えてて、木のぼうを持っている。木のぼうふって、スピアー達をおいはらってた。

  ぼくがつかまえようとニンフィア出したら、急にラティオスが出てきてサイコキネシスでふっとばされた。ニンフィアがひんしにになったら、あきらめた。あいつ強すぎる。

  しゃあないと、遠くから見てたら、ラティオスと変なラティアスはとてもなかよくしてた。ラティオスがラティアスの顔をなめたり、おなかをなでたりしている。ラティアスのおなか、ぷっくりしてるような。

  リザードンとハクリューもあらわれて、ハクリューはラティアスのおっぱいすってた。家ぞくなのかな。どうなんだろ。

  夏休みは、この変なラティアスをしらべようと思います。ニンフィアをきたえにきたえて、つかまえてみます。

  <とあるポケモンスクールの生徒の日記より抜粋>

  (おわり)

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