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【125】うちのお狐さまはスーパーぱーふぇくつ!な癒し枠☆

  アニメキャラのクリアファイルを[[rb:美人さん > お姉さま]]にプレゼント☆

  したその後は楽しい談笑タイム!

  推しになったキャラとか推しカプを語り合い。

  アニメ未登場のキャラの解説をしたり世界観について語ったり幾つもある派生(公式)・・も少しだけ話したりしている内にいつの間にか時間となり、結果的に凄く充実した商談になりましたとさ。

  ・・あれ?商談ってこんなアニメ観たり語ったりするモノ?・・

  多分違うよね?知らんけど。

  因みに美人さんの一番のお気に入りキャラは「ロナ○ド」で、推しカプは「ド○ロ○」だった。

  私の推しとは逆カプだが、私は基本互いの推しを認め合えればそれで良しというスタンス。

  話した感じ美人さんも似たようなタイプらしいので、余程のことが無い限り戦争が勃発することはなさそう。

  まぁ、世の中好きなモノだからこそ意地張ったり押し付けたり感情的になって突っ走ったりするものだが、「みんな違ってみんな良い」「推してないキャラも誰かの推し」を心に留めて行動したい、よね~・・

  私自身、完璧に出来るとは言わんし、言えんけども~・・へっ(やさぐれ)

  美人さんは新しく増えた大事な腐女子仲間なので、出来れば仲良くお付き合いしたいところです。

  その美人さんはというと、お別れの挨拶と共に「早速最高の額装を手配いたしますわ!」と大事そうにクリアファイルを胸に抱えて鏡の前から去っていった。

  いやぁ~。あそこまで喜んでもらえるとは!プレゼントした甲斐がありますなっ!

  う~ん。でも正直クリアファイルはそんな高価な物でもないし・・

  次はマグカップか、ぬい辺りでもプレゼントしちゃおっかな~!

  なんて事を考えながら背景隠しに鏡ごと覆っていた天蓋を大きく開いて立ち上がる。

  そんでベール付きの狐面を外し、帯を解いて被っていた衣装をスポンっと脱いで下着姿になった。

  「ぷはぁ!想定より暑かったぜちくしょうめっ!あ゛~涼しぃ~クーラー最高!」

  あれだな。天蓋で冷気が遮断されちまったのが原因ですなこりゃ。

  う~ん。レースのやつに買い直すかなぁ・・

  それか視界に入らない上部を張り替えるか切り取るか・・今度アキに相談しようっと。

  衣装を椅子の背に掛け、胸元を手で扇ぎながらペタペタと浴室へと向かう。

  体に熱が籠ってる感じだったので水浴びです。

  髪が長くて洗うの面倒だから本当は首から下だけで済ませたかったけど、頭皮も確実に汗掻いてるのでもう頭からシャワーを浴びました。

  「あ゛~・・ちべたくてきもちぃ~・・流石に髪切りに行くかなぁ・・梳くか、後頭部刈り上げツーブロックにでもせんと暑くてたまらん」

  なんて事を口走るけど、何だかんだで後回しにして結局切らないに一万ペソ。

  さて。ささっとシャワーを終えたらタオルをターバンみたく巻いたまま夕食に取り掛かる。

  いいじゃないか。面倒臭いしお腹減ったんだよっ!

  ふふふ。夏と言えば冷やし中華!

  半生タイプの袋麺を買って来てあるので、鍋でお湯を沸かす間にキュウリとトマトをカットして薄焼き卵を作りまっす!

  あ。きざみハム買い忘れてた・・まぁ、いっか。肉担当はウインナーで。

  はいっ!という訳で夕飯完成!

  袋に入ってる胡麻タレが優秀なので、ちょっとくらい麺が伸びてもウマウマでございます。

  作業机で1人、動画を観ながらちゅるちゅると麺を啜っていたけど、ふとした瞬間にアド君の事が頭を過る。

  ・・帰ってきたら、冷やし中華も食べさせてあげたいなぁ・・

  ちら、と鏡越しに契約紋が変わらず胸に在るのを確認して、「元気にしてるなら良いんだけどさ・・」とぽつり呟く。

  姿が見えず、心配するしか出来ない状況というのは、思っていたより堪える。

  あちらが普段通りに生活しているならここまで不安になる事はないのだろうけど、実際は危険を伴う旅に出ているのだからして、心配するのは当然というものだ。

  美人さんと楽しく会話した反動か、じわじわと妙な寂しさが心を占領していく・・

  目の前で流れる外国人のアニメ反応動画も、なんだか今は楽しめそうにない。

  ・・よし、今晩は[[rb:緋翠 > ひすい]]たんを呼んじゃいますかなっ!

  そうと決まれば!と麺をかっこんで手早く「ごちそうさま!」して、食器を流しに置いてからいそいそとその名を呼んだ。

  「おいでませ!緋翠たーん!」

  普通の声量で、なんとなく口元に両手を当てて呼んでみる。

  そのままの体勢で待つこと暫し。

  窓の方からカーテンをすり抜けて、ステキなお狐さまがやって来た!

  『よんだ?』という感じに小首を傾げるお狐さまに「いらっしゃーい!」と飛び掛かる。

  「はわー!!今日もカッコ素敵でイケメンきゅーとですよ緋翠たんっ!あーやわふわさらさらっ!可愛い可愛い!」

  どぱっ!と溢れた感情に任せてもふっと胸毛に顔を埋めて抱きしめ、体全体で幸せを堪能すべくわしゃわしゃと両手で撫でまくった。

  「ん~っ!何の匂いもしないのはちびっと寂しいっ!野生の香りがするよか良いけどっ!」

  すりすり頬ずりして、くんかくんかしたけど特に何の匂いもしないんだよね。

  ふっしぎ~!

  ―はっ?!

  良い事思いついた!

  緋翠たんをお風呂に入れて良い香りを纏ってもらえば・・最高なんでは?!

  「と言うワケでお風呂入りませんか緋翠たんっ!とっておきの石鹸出しちゃいますぜ?!」

  一旦、体を離して目を合わせ問うと、こてりと小首を傾げ困ったような、感情めいた物が伝わって来た。

  「ん?ありゃ~残念。濡れるのがダメ?それとも香り?」

  ぺしょっと耳を伏せ、上目遣いをするようにして申し訳なさそうに伝わって来たのは『香りがダメ』って事。

  『ん゛ん゛っ!イカ耳ぎゃんカワっ!』

  悶えつつ「そっかー。お狐さまだもんね?匂いに敏感なんかな?無理言ってごめんねー」と頬の辺りを両手でわしゃわしゃと撫でる。

  大人しく撫でられ伝わる『気にしてないよー』って感じに「ええ子じゃのー、ええ子じゃのー」と自分でもよく解らない口調で更に撫でまくった。

  そうしてある程度モフ欲が満たされた所で、今晩の予定を訊いてみる。

  「お仕事してるとこなのに急に呼び出してごめんね~?今日はお泊りどうですか?」

  するとすぐに了承する感覚が伝わったので、「本当?!やった!!」と大喜びで再び体全部を使ってさらふわ真っ白な毛に埋もれた。

  お陰で寂しいなんて感覚はどっかに行きました!

  モフモフお狐さま最高っ!!

  ふっふっふーっ!今夜は寝かせないんだZE☆

  〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇

  ・・・はいっ!朝です!

  今日も良い天気みたいですねチクショウっ!

  あの後は夜更かしどころかモフさら最高の毛並みに瞬殺だったわ・・

  くっ!あれは人を駄目にする毛皮・・人類にはまだ早いって事かっ?!

  なーんて何時もの一人芝居を脳内で繰り広げつつ、1人ベッドで起き上がる。

  お狐さまはお仕事に戻ったらしく、見回しても姿は見えない。

  ちぇっ。次はもっとまったり堪能出来るようにしよっと。

  「あ~すっごいよく寝た・・ふわわわぁ~・・」

  欠伸をしてボリボリお腹を掻き、眼鏡を掛けて時計を見る・・

  「おっふ。またしても昼近いやんけ・・って、原稿!!」

  ばっと作業机を見て、分かり切った現状を確認・・・うん。

  進捗は記憶に在るままっすね。

  こっちには作業を進めてくれる妖精さんとか(多分)居ないからね。仕方ないよね・・

  「まだ焦る段階じゃないけど、しまったな~・・・よしっ!緋翠たんのお陰で頭はスッキリしてるし、ご飯食べたら作業頑張ろう!」

  まずは腹ごしらえだと顔を洗って、着替えたらコンビニにGOだ!

  外出の準備を終え、肩掛け鞄に財布とスマホと・・回復薬は・・よし、入ってるね。

  「結界の腕輪を着けましてっと・・よっしゃ!いってきまーす!」

  ギラギラと強い太陽光を浴びながら徒歩り、コンビニでいつも通りに買い物を済ませた。

  ―・・までは良かったんですがねぇ・・・

  建物に挟まれた、ギリギリ人がすれ違えるくらいしかない幅の通路。

  微妙に薄暗いそこで、とんでもない状況が進行中!

  ヤバい!ヤバいっ!どうしよう?!

  目の前には仰向けで倒れる長身の男性・・

  どうやら怪我をしたらしく、顔の辺りから血を流している。

  え゛。

  もしかしなくても私・・

  とうとう犯罪者、デスカ?

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