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第三回最初の三人分のお題で書く(エロ小説編)

  「はぁ、お仕事だ」

  私の仕事は有り体に言えばデリヘルだ。でも、着ぐるみを着ると言うのと、「宅配される」と言うのが他と違う。

  待機所に着くと先ず着ぐるみを着る。

  私の体型が些か貧相なので、お尻と胸にパットを盛り、そしてウェストを締め上げる。

  触ってみると不自然なのが分かるが、それを目当てに私を呼ぶ人もいるので、「変なの」ぐらいの印象でしかない。

  この上に厚手の全身タイツを着て、裸の姿は完成する。

  厚手のタイツを着ると、人間感が更に薄れる。極端になった体型と、もちっとした肌触りがいいらしい。

  この状態でも苦しいけれど、ここにピッチリしたネオプレーンの水着を着せられる。息苦しさは更に増すけど、こんなところでは終わらない。

  お客さんからお呼びが掛かると、お面を付ける事になる。

  プラスチック製のお面は前と後ろのパーツに分かれていて、それを鍵でピッチリ閉める。

  繋ぎ目にはゴムが付けられているし、首の周りもギチギチなので、呼吸孔は目の辺りの小さな穴だけになる。

  呼吸をすると、その穴からふーふーと音が鳴るのが聞こえる。

  お客さんが下手に開けないように鍵まで掛けられる。

  それからスーツケースに押し込まれてホテルまで運ぶ事になる。

  一応、提携ホテルが決まっているので、長時間運ばれる事はないが、ホテル到着まで15分は苦しい姿勢で耐えなければならない。

  身体が柔らかい方なのでまぁ何とかなっているが、それでも無駄に盛ったシリコンやウレタン、締め上げたウエストなどの影響で結構限界である。

  ホテルの部屋まで配達されて、そこでお客さんが開封する。

  このときの開放感が溜まらない。

  でも、人形として演技をすることを求められているので、感動してはいられない。

  偶に、スーツケースから出してくれないお客さんがいる。

  時間ギリギリになってスーツケースを開けて、私が苦しんでいるのを楽しんでいるのだ。

  もう詰められている事には慣れっこなので、苦しさはあるとは言え、出た時に呼吸困難になるなんて事はない。でも、お客さんはそれを求めているので、苦しそうにする演技をするのだ。

  ぐったりして、呼吸は荒く……

  スーツケースから出てきた私は、お客さんに奉仕する。

  パイズリだったり手コキだったりスマタだったり。

  タイツの感触がいいらしくて、ローションを付けてからやると割と簡単にイってくれる。

  あとはイチャイチャしたり、お客さんの要望で身じろぎもしない状態で身体の各部をいじられたりする。

  乳首もシリコンバストの下だし、股間もギチギチに補正された布の下なので、殆ど感じる事はない。

  感じないフリをしてくれと言われれば、もうそれは何もしてなくてもいいと言う事だ。

  厄介なのは、感じてイって欲しいと言う要望がある時だ。

  電マで各部をいじるお客さんがいるけど、全く私の良いところには届いていない。

  だから迫真の演技で身体を震えさせたり、息を荒くしてみたりして感じる演技をして、そして最後痙攣したみたいに動いてイクのを表現する。

  あとは、目の穴を塞いで私が苦しむのを見て楽しむ人もいる。

  そこを塞げば、他の余裕のない穴から呼吸できるのだけど、これも全力で苦しむ演技をする。

  頭から袋を被される事もあって、これは真面目にしんどいけれど、その分お金になるので、まぁ給料が何かやっていると思うようにしている。

  時間が来たら、スタッフが部屋にやってきて、またスーツケースに詰められて部屋に戻るだけである。

  待機室に戻って着ぐるみを脱ぎ、そしてシャワーを浴びる。

  はっきり言って仕事の効率は悪いけど、しかしお手当は普通のデリヘルの2倍ぐらいある。回す回数は少し減るが、それでも時間当たり1.5倍ぐらいになる。

  お面とかタイツとか色々あるから、デリヘルの代金としては凄く高いが、こういうサービスじゃないと満足しない人もいるのだ。

  案外Sって多いのね。

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