简介
【あらすじ】
ヌル列島の山の奥地の山小屋で暮らす永良(ながら)あきらは、悠々自適な一人老後生活を夢見る75歳の頑固な老人だ。
だが夢が実現できず、気を揉んでいた。人ながらも狼の血が流れる10歳の少年、ウルハラ・ヒロと狼達があきらの家に勝手に転がり込み居着いた為だ。
逃亡するも先手を取られて捕まり、家に戻される日々──
そんなある日、少女と白いうさぎ一匹が山小屋に迷い込む。
行き倒れていた少女を助けて介抱する最中、少女は大人の女性の姿に変貌。女性はヒメカと名乗り、ある動物を探していると語る。
怪しいがヒメカは美人だ。ヒロが懐くと判断したあきらは、ヒロをヒメカに押し付け逃亡を目論む。
だが翌日、白銀の狼一匹を残し消失。
室内の暖炉の火は消され、外には複数の足跡。
事件性を疑うが、ヒロも、ヒメカも赤の他人──
──ワシには関係ない!
そう巡らすも、軍服を着込み、小屋で眠らせていた戦利品、ビンテージ物のサイドカーのバイクに乗り狼の先導で助けに向かう──
その道中、狼が実は人語を喋る狼と判明。
ヒロ達が消失した状況を改めて狼に訊けば、ヒロが王子で、ヒメカがヒロの実の母親だと知る。
複数の足跡は王国からの使者と推測するが、誘拐の線を考え再び追うことに。
ヒロ達を探す旅路を共にした狼が、
旅路で出会った麗美、百音、健也の家族が、
船旅でシージャックに巻き込まれた際に出会った桐生悠(きりゅうゆう)が、
クローネ島の給油所で出会った、花谷紗央莉とタコの狂四郎が、
エアスト王国で出会ったヒロの双子の兄、ポルコ、そしてヒロとヒメカとの再会が、頑固なあきらの考えを払拭させ、共に暮らす選択へと導いた。
紆余曲折を経て出会った者達と関わり、充実した日々を送った数年後、喋る狼に続き、あきらも眠る。
空の上で再会したあきらと喋る狼は最果ても共に、旅をしていく──