ヤンデレ獣人彼女との夜の約束をすっぽかしたら、ブチギレられてそのままガッツリ喰われた
ある日の真夜中……
目が覚めると……
こんばんは……
彼氏君……
こんなところでよく呑気に寝てられるね……
……ねぇ……なんで来てくれなかったの……?
あたし、ずっと……ずぅーーっと待ってたのに。
彼氏君が約束を守って、会いに来てくれるって信じて……
ずっとベッドの上であたしの名前呼んでくれるの想像して……
どれだけ期待してたと思ってるの……?
……あれぇ?
どうしてそんな顔してるの?
怖いって?
なんで?
あたし、ただ聞いてるだけだよ……
なんで来なかったのかって。
彼氏君、昨日言ったよね?
「夜になったらまた来る」って。
あたし、言葉にしてないけどすごく嬉しかったんだよ?
胸がぎゅぅってして……
ずっとドキドキして……
早くあなたに触りたくて……
あなたの匂いを嗅ぎたくて……
喉が渇いちゃうくらい……ずっと待ってたの。
でも……来なかった。
彼氏君、来なかったの。
あたしのこと……捨てた?
ふぅん……へぇ……
そうなんだ……
捨てたんだ……あたしを。
あは、あははは……
すごいねぇ彼氏君。
あたしってさ、獣人の本能で恋人をまっすぐ愛するタイプって言ったよね?
一度好きになると、ずっとその1人だけを追い続けるって。
言ったよねぇ……?
まさか忘れた?
ねぇ……本当に、忘れたの?
……黙るんだ……へぇ……
ねぇ、その反応……本気であたしのことバカにしてる?
「黙ってれば許してもらえる」って思ってる?
そんなの……通じるわけ、ないよねぇ……?
なんで?
なんで逃げるのかなぁ……
彼氏君が逃げるとね、あたしの胸の奥が……ぎゅうってね……痛くなるんだよ?
どうしてそんなことするの?
こんなに好きなのに……
こんなに全部愛してるのに……
どうして……逃げるの?
いやだよ。
逃がさないよ?
彼氏君はあたしのものなんだから。
ほら……腕、掴んだ。
逃げられないね?
人間の腕なんて簡単に折れちゃうんだから、無理に引っ張らないほうがいいよ?
彼氏君を傷つけたいわけじゃないから……
大人しくしてて?
……でさ。
ひとつ聞いてもいい?
なんで来なかったの?
疲れてた?
仕事?
眠かった?
あぁ……そう……
へぇ……それだけの理由で、あたしとの約束破ったんだ?
いいよ……正直で。
でもね……彼氏君のその理由、あたしには通じないの。
だってあたし、彼氏君が来ることしか考えてなかったんだもん。
それを裏切ったってことだよねぇ……?
あぁもう泣きそうになってる……かわいい……
そんな顔しないでよ。
怒れなくなっちゃうじゃん……
いや、怒ってるんだけどね。
あぁ……
ダメ。
逃げようとすると余計に噛みたくなるの……
あたし、決してあなたを傷つけたいんじゃないよ?
ただ……
彼氏君が逃げたり、嘘ついたり、約束破ったりすると……
頭の中が真っ白になって……
理性が消えるの。
ねぇ……その匂い……
怖がってる匂い……
すっごく、いい匂い。
たまんない……
あたしを避けた罰だよ?
今日はね……
逃がす気、ないから。
離してくれ?って……
そんなの、無理だよ。
ほら……簡単に押さえつけられちゃうんだよ?
ニンゲンって弱いね……
こんなに華奢でかわいい彼氏君が、あたしより強いはずない。
わかってるでしょ?
ねぇ……あたしの体重かけられて苦しい?
クスクス……かわいい。
そんなに震えて……本気で怖いんだ?
でもね……
あたしは本気なんだよ。
彼氏君のこと、ずっと愛してるし、ずっと欲しい。
彼氏君無しだと息が苦しいの。
胸が痛いの。
だからね……
彼氏君が約束破った瞬間に、あたしの中で何かが壊れちゃったんだ。
ねぇ……聞こえる?
あたしの心臓……ドクドクして……
あなたの匂いで理性が飛んで……
噛みつきたくて……
血の味を知りたくて……
あなたの中身をぜんぶ、あたしのものにしたくて……
ねぇ……
最後に聞かせて?
彼氏君……あたしのこと、嫌いになったの?
…………沈黙。
そっか。
答えたくないんだ。
でもいいや。
もうわかってるから。
彼氏君があたしを拒んだ時点で……
ねぇ……
あのね……
こんなに好きなのに……
ねぇ……
なんで拒むの……?
もう……
我慢、できないよ……?
あなたの喉……柔らかそう……
血管の鼓動……ぜんぶ聞こえる……
噛んだらきっと……すっごく美味しい……
あなたの最後の声……聞かせてよ……?
泣かないで。
やだなぁ……そんな顔しないでよ。
もっと可愛い顔でいてよ。
あたし、彼氏君のそういうところが好きなのに。
でも……
泣いても叫んでも……
許さないよ。
だって彼氏君、あたしを裏切ったもん。
……責任取ってもらうから。
じゃあ……
いただくね……?
はぁん……
(女が男に噛みつく)
……あぁ……
すっごい……
あったかい……
美味しい……
あなたの血……甘い……
震えてる……かわいい……
もっと、もっとちょうだい……
逃げないで……
噛んでも、離さないから……
あなたが動かなくなるまで……
ぜんぶ、あたしの中に……刻み込んであげる……
あぁ……
だいすき。
こんなに美味しいの、あなたしかいない。
彼氏君以外ありえない。
彼氏君の全部、あたしのもの。
ほら……
声、出なくなってきたね……
血の気も引いてきて……
かすれて……
最期の瞬間……ちゃんとあたしに見せてよ……?
大丈夫。
怖くないよ。
あたしがそばにいるから。
あなたの命……全部飲み干すまで、離さないからね。
……
おやすみ。
愛してるよ……
彼氏君の全部……おいしかった……
これで本当に……
ずっと、ずっと一緒だね?