牛獣人の体は人間をも魅了する 二

  あの一件から牛獣人はずっと悩んでいた。人間と獣人があんな淫らな関係になって良かったのか、一夜の過ちで済ませて良いのか―――というのは建前であの時の快感が忘れられずに自慰行為をしても満足出来ず、そういった店に行くか大人の玩具を購入しようか本気で迷うくらいだった。

  「はぁ…どうするべきか…」

  会社が休みの昼頃、自室のベッドに腰掛けた牛獣人がスマホを持ちながら悩んでいた。スマホの画面に表示された連絡帳にはあの時の青年の連絡先と、電話待っているねというコメントが書いてあった。

  「む…」

  青年の事を思い出すだけで牛獣人の股間は盛り上がり、早く溜まりに溜まった性欲を発散したいと急かしているかのように勃起していた。下着やズボンに擦れる度にあの時の青年の手付きや舌使いを思い出して我慢汁をダラダラと垂らして下着やズボンに滲ませている。

  「…もう…我慢出来ないな」

  今直ぐ手コキで抜きたい衝動に駆られる牛獣人だが、どうせ不完全燃焼で終わってしまうのは分かりきっているので右手の親指を動かして通話ボタンを押した。

  ―――プルル…プル…

  「もしもし、牛さん?」

  「ひ、久し振りだな」

  ワンコール後直ぐに青年が元気に電話に出たので、心の準備が整っていない牛獣人が辿々しく言った。

  「久し振りだねー。俺ずっと牛さんから電話来るの待っていたんだ」

  「そうなのか…?」

  ウキウキしているのを隠しきれない様子の青年が楽しそうに言うと、牛獣人がこんなさえない自分にそんなに会いたかったのかと驚いていた。

  「そうだよ。牛さんも俺の愛撫忘れられなかったんでしょ?」

  「うっ…そ、そう…なんだ」

  元気な声だった青年が急に耳元で囁くように言うと、牛獣人がビクッと体を震わせながら素直に言った。

  「良かった。牛さんが格好良いから半ば無理矢理やっちゃったけど、忘れられない程気持ち良かったなら嬉しいよ」

  「良くは無いぞ。あれから…自慰行為で満足出来なくなったんだからな」

  牛獣人の反応に青年が嬉しそうに言うと、牛獣人が若干ムッとしながら言った。

  「そうなんだ。お店とか玩具とか使ったりしなかったの?」

  「使いたかったが…こんな厳つい奴が乳首責めしたり、それをお店の人に頼むなんて恥ずかしくて出来ない」

  そこまで溜まっていたなら…と思った青年が聞くと、体の大きくて厳つい牛獣人が乳首責めの玩具を購入したり、お店で嬢に弄って貰うように頼む事なんて恥ずかしくて出来るわけが無かった。

  「牛さん恥ずかしがり屋だね。乳首感じる人意外と多いから、そんなに気にしなくてもいいのに」

  「そう…なのか?だが…そういう事を話すのもやるのも初めてだから分からん」

  男でも乳首が感じる人が多いのを知っている青年がフフッと笑いながら言うと、普段下ネタを言ったりする事の無い牛獣人が素直な気持ちを言った。

  「牛さんって本当に硬派だねー。だから、俺の愛撫の虜になったのかもしれないけど」

  「…それに関しては何も言えん」

  今時そんな人居るんだなと驚いてから青年がニヤァと笑うと、牛獣人がむぅと唸りながら言った。

  「素直だねー。俺今日空いているけど、抜いてあげようか?」

  「それは嬉しいが…何処でするんだ?」

  あははと笑いながら青年が言うと、今直ぐ抜きたい牛獣人にとっては嬉しいが何処でするのかと思いながら言った。

  「うーん…ホテルが一番良いだろうけど、牛さんそういう所行くの恥ずかしいよね?」

  「…すまない」

  初めて会った公衆トイレはまずいだろうし、行くのならホテルかなーと思いながら青年が聞くと、人間と一緒に行くのもそうだが同性と行くのは流石に恥ずかしいと牛獣人が思いながら謝った。

  「そうだよね。実は俺もラブホテル初めてだから助かったよ」

  「行くほうが珍しいだろうからな」

  提案しといてなんだけど俺も恥ずかしかったんだよねと苦笑しながら青年が言うと、同じ気持ちだった牛獣人がホッとしながら言った。

  「だよねーじゃあ、牛さんの家とか…どう?」

  「私の家か?」

  楽しそうに言った青年がおずおずと言うと、牛獣人が驚きながら言った。

  「うん。俺の家来るの怖いだろうし、牛さんの家なら安心出来ると思うんだよね。変な物持って行くのも心配だろうから、スマホと…ローションくらいしか持っていかないからさ」

  「そこまで心配してくれるのは有り難いが…獣人の社員寮だから難しいと思うぞ」

  一回愛撫しあった関係とはいえお互い知らない他人なので怖いだろうと青年が様々な提案をすると、そこまで考えていなかった牛獣人が驚きながらも獣人ばかりの社員寮に人間が来るのは難しいだろうと言った。

  「それは大丈夫。俺獣人のコスプレ…って言って分かるかな?獣人のフリするの得意なんだよね」

  「コスプレ…?着ぐるみでもきるのか?」

  牛獣人の家に行くのは嫌じゃないんだとホッとしながら青年が言うと、聞き慣れない言葉を必死に理解しながら牛獣人が聞いた。

  「着ぐるみみたいなものかなー多分牛さんが見ても獣人に見えると思うよ」

  「最近の着ぐるみは凄いんだな。それなら安心だ」

  マスク被ったり尻尾つけたりするから着ぐるみみたいなものかなと思いながら青年が言うと、そういう方面に詳しくない牛獣人が感心しながら言った。

  「じゃあ、準備してから行くよ。場所教えてくれる?」

  「分かった。住所は―――」

  早めに行こうとコスプレの準備をガサゴソとしながら青年が言うと、牛獣人が頷きながら住所を教えた。青年がメモを取ってからマップに登録する。

  「――獣人寮って所であってる?」

  「あぁ。そこの五〇二号室だから、エントランスのインターホンを押してくれ」

  住所をネットで調べた青年が出てきた寮の名前を聞くと、牛獣人が頷いてから入り方を教えてくれた。

  「分かった。近いけど準備に時間が掛かるから、一時間後くらいに行くね」

  「あぁ。掃除しながら待っている」

  場所と訪ね方が分かった青年が立ち上がりながら言うと、誰も家に招いた事が無いのでゴチャゴチャしている部屋を見渡しながら牛獣人が言った。

  それから一時間後、綺麗になった部屋の中で牛獣人がソワソワしながら青年を待っていた。掃除が終わっても汚くないかと何度もチェックしたり、部屋を行ったり来たりしていた。

  ―――ピンポーン

  ソワソワしていた牛獣人が耳をピンと立たせながらインターホンの音に驚き、ドタドタと慌てた様子でドアホンの前に走る。

  「は、はい」

  「牛さん?俺俺ー」

  牛獣人がドアホンをピッと押してカメラに映っている人を確認すると真っ白な犬獣人だった。誰だろうと首を傾げていると、肉球つきの手で手を振りながら青年の声が聞こえた。

  「待っていてくれ。直ぐに開ける」

  「分かったー」

  カメラに映っている人物が本当に青年なのかと疑問を持ちつつもエントランスの扉を開けると、青年が扉に入ってエレベーターに乗って五階へと向かった。

  ―――五階です

  エレベーターのアナウンスが五階を告げてから扉が開くと、そこには牛獣人が待っていた。

  「あれ?牛さん迎えに来てくれたの?」

  「あぁ…本当に君なのか気になってな」

  降りる人の邪魔にならない所に待っていた牛獣人を見つけた青年が嬉しそうに言うと、見た目は獣人だが仕草や口調は青年だなと思いながら牛獣人が言った。

  「牛さんは心配性だなー獣人目線でも騙せるくらい精巧でしょ?」

  「そう…だな。尻尾まであるとは思わなかった」

  エレベーターを降りた青年がくるりとその場を回転しながら言うと、洋服を着ている部分以外は獣毛に包まれていて尻尾まで生えているんだなとマジマジと見ながら牛獣人が言った。

  「へへっ。ほらほら、早く行こうよ」

  「あ、あぁ…」

  目を閉じてニッコリと微笑んでいるような表情をした青年が牛獣人の手を握りながら言うと、表情や掌に肉球や獣毛を感じた牛獣人がまだ驚きながらも頷いた。

  ―――ガチャ

  「こんにちは、牛さん。お友達ですか?」

  「こんにちは。そう…です」

  二人が歩き始めた時に扉が開いてそこから出てきた妙齢な女性のポニー獣人がニッコリと微笑みながら言うと、牛獣人がピシッと背筋を伸ばしながら言った。

  「こんちはー」

  「こんにちは。楽しんでいって下さいね」

  ガッチガチになっている牛獣人の腕に両手を絡ませて楽しそうに青年が言うと、仲が良いんですねと口元に手を当てて微笑んだポニー獣人が一礼してからエレベーターの方へと歩いていった。

  「ふぅ…びっくりした」

  「随分ガチガチだったけど、先輩?」

  青年と一緒に部屋に入った牛獣人が大きくため息をつくと、心配そうに顔を覗き込んだ青年が聞いた。

  「あぁ…ポニー先輩にはいつも迷惑をかけてしまってな…」

  「何か事情がありそうだね。良かったら聞かせてくれる?」

  目元を大きな手で覆いながら牛獣人が苦々しく言うと、あまりプライベートに踏み込むのはまずいかなと青年が思うが辛そうな牛獣人の顔を見て居ても立っても居られなくなって聞いてみた。

  「分かった。取り敢えず座ろうか、飲み物を準備してくる」

  「ありがとう」

  心配そうな青年の顔を見た牛獣人が頷いてから居間の椅子に座るように促すと、青年がお礼を言ってから座った。

  「緑茶と紅茶と麦茶があるが…どれが良い?」

  「一杯あるんだね。うーん…紅茶が良いかな」

  冷蔵庫を開けてペットボトルを見ながら言うと、青年が椅子から立ち上がって牛獣人の元に言ってから紅茶に決めた。

  「牛さんは何飲むの?」

  「私は緑茶にしようかな」

  紅茶のペットボトルを出した牛獣人に青年が聞くと、牛獣人が顎を撫でて考えてから緑茶のペットボトルを出した。それをガラスのコップに入った氷の中に入れ、居間へと戻ってくる。

  「少し長くなるかもしれないが良いか?」

  「うん、牛さんの事知りたい」

  緑茶をゴクリと飲んだ牛獣人が言うと、着ぐるみの頭の部分だけ脱いだ青年が紅茶を飲んでから頷いた。

  それから、牛獣人が今の仕事について話し始めた。

  大学時代ラグビー部で優秀な成績をおさめた牛獣人が、企業スポーツ部として今勤めている会社に就職することが出来た。試合がある時はラグビーを頑張り、試合が無い時は業務をやっていたのだが…パソコンが全然出来ない牛獣人は他の社員から邪魔扱いされてトロイ牛でギュートロという侮蔑的なあだ名で呼ばれる中、ポニー先輩だけは親身にしてくれたり入力をしない仕事を回してくれたりする理想の上司だった。

  「他の社員は糞だけど、良い上司に出会えて良かったね」

  「糞…か。君ははっきり言うんだな…先輩に出会えていなかったら会社を辞めていたかもしれないな」

  牛獣人の話を聞いた青年が素直な感想を言うと、牛獣人が苦笑いした後に遠くを見ながら言った。

  「そっか…よし!俺事務のバイトしたことあるから、牛さんに教えてあげるよ」

  「ほ、本当か!?独学で頑張っていたが正直限界を感じていたんだ」

  ポニー先輩が居れば牛獣人の心の平穏は保たれるが、このままではまずいと思った青年が提案してみると牛獣人が目を輝かせながら言った。その必死過ぎる姿を見て誰にも相談出来ずに悩んでいたんだなと青年が思った。

  「まずはタイピングを練習してみよっか。多分指打ちでしょ?」

  「あぁ!ちょっと待っていてくれ、ノートパソコンを持ってくる」

  本当は直ぐに抱いて欲しかった青年だが牛獣人の役に立てればいいやと思いながら言うと、欲求不満のことなど吹っ飛んでしまった牛獣人が嬉しそうにノートパソコンを取りに行った。

  「待たせたな。今電源をつける」

  「わお、獣人用は大きめに作られているんだね」

  ドタドタと興奮した様子で戻ってきた牛獣人がノートパソコンを開いてアダプタを付けてから電源をつけると、人間用よりも一回り大きいノートパソコンを見た青年が驚きながら言った。

  「ポニー先輩と比べると大きいな。これは大柄な獣人向けに作られているパソコンだ」

  「へぇ…確かに牛さん手も指も大きいもんね」

  人間のパソコンを見たことは無いがポニー先輩のような小さな獣人用のパソコンを見たことのある牛獣人が説明すると、電源をつけて待っている牛獣人の手を取りながら青年が言った。

  「おっきいねー」

  「私は大柄だからな…君の手は小さいな」

  獣毛と肉球付きの手袋を外した青年が牛獣人の手に自分の手を合わせるながら微笑むと、手に感じる青年の手の温もりや大きさを感じた牛獣人がフッと微笑みながら言った。

  「俺も人間の中では大きい方なんだけど、牛さんには敵わないね」

  「そう…だな」

  青年が指を絡ませてギュッと牛獣人の手を握ると、辿々しく牛獣人も手を握りながら言った。

  「あ、起動したみたいだね。じゃあ、早速練習してみようか」

  「あ、あぁ」

  パソコンのホーム画面を見た青年が牛獣人を座らせてから後ろから抱き着くと、相変わらず距離が近いなと思いつつ牛獣人がタイピングの練習をしなくてはと気持ちを切り替える。

  「キーボードのFとJの所に突起があるのが見える?そこに人差し指を置いてみて」

  「こう…か?」

  青年が牛獣人の後ろからキーボードの突起を指差しながら言うと、牛獣人が人差し指をFとJの上に置いてみた。

  「それから横に親指以外の指を置いてみて」

  「わ、分かった」

  青年が牛獣人の大きな手に触れてキーボードに配置させると、密着した事に驚きつつも牛獣人がぎこちない動きで指を置いてみる。

  「これがタイピングする際の基本だね。最初は指がプルプルすると思うけど、頑張って慣れてね」

  「あ、あぁ…」

  牛獣人の大きな手に青年の小さな手を添えながら言うと、牛獣人が背中と手に感じる温もりを感じてしまっていかんいかんと気持ちを切り替える。

  「メモを開いてっと…左手の小指を押してみて?」

  「分かった」

  牛獣人の右手に添えていた青年の右手を離してメモ帳を起動してから牛獣人に言うと、牛獣人が左手の小指の下にあるキーを押してみた。すると、メモ帳にあと表示される。

  「次は右手の中指の上のキーのIを押してみて。最初は難しいと思うから、見ながらやってみてね」

  「Iだな…これか」

  メモ帳であと表示された事を見た青年がニッコリと微笑みながら次のキーの押し方を教えると、牛獣人がキーボードを覗き込みながらIを押した。メモ帳にいと表示される。

  「飲み込みが早いねー牛さん。次は右手の人差指の上にあるUを押してみて」

  「あ、ありがとう。U…これだな」

  牛獣人の顔を覗き込んでニッコリと微笑みながら次のキーの押し方を教えると、褒められ慣れていない牛獣人が恥ずかしそうにお礼を言ってからUを押した。メモ帳にうと表示される。

  「良いね良いね。次は左手の中指の上にあるEを押してみて」

  「Eだな、こうか」

  すんなり進んでいくので自分のことのように喜びながら青年が次のキーの押し方を教えると、少しずつ自信が出てきた牛獣人がEを押してみた。メモ帳にえと表示される。

  「最後は右手の薬指の上にあるOを押してみて」

  「O…これか」

  最後に次のキーの押し方を青年が教えると、牛獣人がOを押してみた。メモ等におと表示される。

  「最初からここまで出来るの凄いよ。暫く練習してみて」

  「ありがとう。やってみる」

  ポンポンと牛獣人の肩を優しく叩きながら青年が言うと、ピコピコと耳を動かして嬉しそうな牛獣人があいうえおと何個もメモ帳に書き続けた。

  「ミス無く打てるようになってきたが、あいうえおだけで良いのか?」

  「うん。これが出来たら後は応用で出来るからね」

  メモ帳があいうえおまみれになってミスが無くなった牛獣人が首を傾げながら言うと、青年がニコッと微笑みながら言った。

  「か行を打つ時は右手の中指のKを押してからあいうえおを押せば打てるし、後は小さい文字とかかなー」

  「ふむ…やってみる」

  それから牛獣人は青年に教わりつつ指打ちではなく、キーを見ながらではあるがブラインドタッチが出来るようになっていった。

  「牛さん本当に飲み込み早いねー指打ちの時にキーの位置も覚えていたの?」

  自己流のやり方を教えたので心配だった青年だが、牛獣人がかなり早くブラインドタッチが出来るようになったので驚きながら聞いてみた。

  「まぁな…少しでもパソコンを使えるように練習していたんだ」

  他の社員に引け目を感じていた牛獣人が、少しでもパソコンの入力が出来るように努力していたようだ。

  「真面目だね。じゃあ…最終問題で愛してるって入力してみて?」

  「っ!?わ、分かった…」

  フッと微笑んだ青年が牛獣人の耳元で囁くように言うと、牛獣人がビクンと体を震わせながらタイピングを行う。

  「あ…んぐぅ!?」

  牛獣人があを入力すると、青年が後ろから手を回して牛獣人の左乳首をギュッと摘んだ。思わぬ刺激が来た牛獣人が野太い喘ぎ声をあげる。

  「な、何を…」

  「いいからいいから」

  突然の快感に牛獣人が振り返りながら言うと、青年が牛獣人の乳首を指で遊ばせながら言った。

  「いぃっ!?」

  牛獣人がいを入力すると、次は青年に右乳首を摘まれてビクビク震えながら声をあげた。「し…んっ…」

  ハァハァと息を荒げながら牛獣人がしを入力すると、青年が後ろから牛獣人の耳をハムッと甘噛みした。乳首とは違う甘い刺激に小さな吐息を漏らす。

  「てぇ…フーッ…ふー…」

  股間を盛り上げさせながらも入力する牛獣人がてを入力すると、青年が逆側の耳をハムハムと甘噛みした。その間も乳首の刺激が続いているので鼻息を荒くする。

  「る…ぅうう゛っ゛!?」

  最後のるを入力し終えた牛獣人の乳首がギュウッと摘まれると、上半身を倒しながら大きな喘ぎ声をあげた。ズボンがジワリと濡れる。

  「出ちゃった?」

  「これは…我慢汁だ…」

  ズボンの染みに触りながら青年が耳元で囁くと、牛獣人が危うく出そうだったが我慢汁で済んだようだ。

  「出なくて良かった。じゃあ…頑張ったご褒美あげないとね」

  「…ゴクリ」

  不敵に微笑んだ青年が我慢汁で濡れた牛獣人のモノの形をなぞるように指で弄りながら言うと、牛獣人が思わず唾を飲み込んで期待していた。

  「牛さん素直だね。今日は後ろの準備してきたから、交尾…しよ?」

  「!!?」

  手の中にある牛獣人のモノがビクンと震えたのと唾を飲み込む音を聞いた青年が妖艶に微笑みながら囁くと、牛獣人の全身がビクッと震えた。

  「男同士で…出来るのか?」

  「出来るよ。お尻の穴使うんだけど、女性でも使う人居るから安心してね」

  出来るのは嬉しいが本当に出来るのかと心配そうに牛獣人が聞くと、青年が分かりやすく説明した。

  「そう…なのか。そういう知識に疎いから分からなかった」

  「うーん…そういう時は調べてみると良いよ。俺はそういうつもりないけど、牛さんを貶めるような人が居たら心配だしね」

  尻を使うのか…と牛獣人が驚きながら言うと、安易に信じてしまう牛獣人に危機感を覚えた青年がパソコンのブラウザを開いてアナルセックスを検索してみた。

  「ふむふむ…女性とのアナルセックスはそこまで無いが、男同士なら一般的なんだな」

  分からない単語があったら検索する事も初めてな牛獣人が調べ方と検索結果の見方を覚えつつ、聞き慣れない単語の意味を理解しながら言った。

  「そうそう。これで信じてくれた?」

  「あぁ、教えてくれてありがとう」

  新しい事を必死に覚えようとする牛獣人を微笑ましく見ながら青年が言うと、牛獣人が笑顔で言った。

  「じゃあ…しよっか」

  「…私はこういった行為が初めてなんだが、準備した方がいいものはあるか?爪は…切っておいたが」

  納得した所で青年が牛獣人の体にソっと触りながら言うと、牛獣人が頭をポリポリ掻きながら恥ずかしそうに言った。

  「俺も人とは初めてだから、検索してみよっか。爪切っておいてくれてありがとう」

  「あ、あぁ…」

  玩具で後ろを弄った事はあるが人とするのは初めてな青年が爪が短くなった牛獣人の手に触れながらニッコリと微笑むと、人とはということは玩具等でしたことあるのかと牛獣人が驚きながら言った。

  「ゴムとローションは持ってきたし、風呂は入ったし…後は汗かくからシーツの上にバスタオル敷いとこうか」

  「分かった。ゴムは私も買っておいたが、人間用と獣人用は違うのか?」

  青年が持ってきた小さなバッグに入っているローションとゴムを取り出しながら言うと、牛獣人もゴムを用意していたようで箱を持ってきながら言った。

  「どうなんだろ…獣人は腰使い激しそうだから、丈夫に作られてるのかも?」

  「ふむ…では、私が買ってきた方を使おうか」

  人間用のゴムと獣人用のゴムを見比べた青年が言うと、牛獣人が購入しておいて良かったと思いながら言った。

  「腰使いが激しいのは否定しないんだね」

  「うっ…ね、念の為…だ」

  ニヤァと笑いながら青年が言うと、性行為をしたことの無いので腰使いが激しいのか普通なのか分からない牛獣人が狼狽えながら言った。

  「素直だねー楽しみにしているよ」

  「…っ!あ、あぁ…」

  ニコッと微笑んだ青年がソっと牛獣人の太腿に触れながら言うと、ドキッとしながら牛獣人が頷いた。

  「バスタオルを敷いてっと…」

  「早く早くー」

  立ち上がった牛獣人がバスタオルを何枚か抱えて寝室に行ってシーツの上に敷くと、青年が近くで脱ぎながら急かした。

  「君は気が早いな…」

  「だってずっと抱いて欲しかったんだもん」

  バスタオルを敷き終えた牛獣人がもう全裸になっている青年を見てフッと微笑むと、青年が牛獣人に抱き着きながら言った。

  「…私も…だ」

  「嬉しいなー牛さんも脱いで脱いで」

  抱き着かれた牛獣人が少し照れつつも抱き締め返しながら言うと、青年がニッコリ微笑んでから牛獣人の洋服に手を掛けた。

  「ズボンに我慢汁がついちゃっているね…干しとく?」

  「いや、下着と一緒に洗う」

  ズボンにべったりと我慢汁がついている所を見ながら青年が聞くと、同じく我慢汁がべったりとついている下着を脱ぎながら牛獣人が言った。

  「…相変わらずデカイねー」

  「半勃ちだからな…」

  下着を脱いでボロンと出てきた牛獣人の大きい包茎のモノに見惚れながら青年が言うと、牛獣人が照れ臭そうに言った。

  「未だあの時の快感が残ってる?」

  「…っ!あ、あぁ…」

  牛獣人に近づいた青年がソっと半勃ちのモノと乳首に触れながら言うと、牛獣人の体がビクッと震えた。半勃ちだったモノが直ぐに反り勃ち、我慢汁が鈴口から溢れ出す。

  「最初会った時は頑張って否定していたけど、今日は素直だね?」

  「うっ…それだけ今は君を信頼しているということだ」

  我慢汁が溜まっている鈴口をくりくりと指で弄りながら青年がニヤァと笑うと、初対面であんなことされたらああいう反応になるだろうと言いたくなる牛獣人だが今は信頼している事を素直に言った。

  「ありがとう。じゃあ、始めようか」

  未だ会ったばかりだというのに信頼してくれている事を嬉しく思いながら青年が牛獣人をベッドに優しく押し倒しながら言った。牛獣人の鼻息が荒くなり、これから始まる事に期待して勃起したモノを更に固くしていた。

  「い、いきなり始めるのか?」

  「それでも良いけど、牛さんは何がしたい?」

  押し倒されたので直ぐいれるのかと思った牛獣人が聞くと、興奮しているから即入れてもいいけど牛獣人は何かしたいのかなと思った青年が聞いてみる。

  「前戯というのをしてみたい」

  「ぜ…っ!?牛さん硬すぎ硬すぎ。緊張しないでいいよ」

  入れるだけは味気ないと思った牛獣人が最初にしてみたいことを言うと、キスとか乳首弄りかなと思っていた青年が前戯という堅苦しい言い回しに笑いながら顔を近づけてキスをした。

  「マズルがあると難しいね」

  「そうだな…顔を傾けたらどうだ?」

  人間と違って獣人はマズルがあるのでキスが難しいなと青年が言うと、牛獣人が顔を傾けてキスをしてみた。すると、お互いの唇がくっつく。

  「チュッ…良いじゃん良いじゃん。俺牛タン食べたーい」

  「牛タン…っ!?えぁ!?」

  唇をくっつけられたので嬉しそうに青年が牛獣人の舌をアムアム甘噛みすると、最初何を言いたいのか分からなかった牛獣人がまさかと思うが分厚い舌を甘噛みされて驚きの声をあげる。

  「んむんむ」

  「…ふー…フーッ…!」

  分厚い舌の味を確かめるかのように青年が甘噛みすると、その甘い刺激に牛獣人の鼻息がどんどん荒くなっていった。

  「鼻息温かいね。気持ち良かった?」

  「初めての刺激だったが、気持ち良かった」

  荒くて温かい鼻息を顔に感じた青年がニヤァと微笑みながら言うと、牛獣人が若干顔を赤らめながら素直な気持ちを言った。

  「俺もやってやってー」

  「む…痛かったら言ってくれ」

  牛獣人の反応を見て羨ましそうに舌を出しながら青年が言うと、牛獣人が恐る恐る甘噛みしてみた。

  「んっ…気持ち良いね。これディープキスって言うんだってさ」

  「聞いたことはあるが…こんな刺激なんだな」

  牛獣人に舌を甘噛みして貰った青年がニッコリと微笑みながら言うと、牛獣人がこれがディープキスというものかと噛み締めながら言った。

  「男同士でもドキドキするよね。じゃあ…次はここかな?」

  「そうだな。そこはあんまり弄り過ぎないでくれ…また耐えられるか分からん」

  ペロリと口元を舐めた青年が牛獣人の乳首に触れながら言うと、牛獣人がうんうんと頷いた後に乳首に触れられただけでビクッと体を震わせながら言った。

  「さっきの乳首責めって結構ヤバかったんだ?」

  「…あぁ。ギリギリの所で耐えた」

  乳首を摘まずに指で遊ばせるだけにしている青年がニヤァと笑いながら言うと、顔を赤らめた牛獣人が恥ずかしそうに言った。

  「恥ずかしがらないで良いよ。俺の乳首責めで感じてくれるの嬉しいからさ」

  「そ、そうか」

  チュッと牛獣人の頬に軽いキスをした青年がニッコリ微笑みながら言うと、照れていた牛獣人が青年が嬉しいなら良いかと微笑みながら言った。

  「じゃあ…あんまり焦らし過ぎるのも可愛そうだし、本番してみよっか」

  「本当に…入るんだろうか」

  牛獣人の乳首から手を離した青年が獣人用のゴムの箱を開けて袋を取り出しながら言うと、自分のモノの長さが青年の体の中に本当に入るのかと心配しながら牛獣人が言った。

  「大丈夫大丈夫。俺が使っている玩具も牛さんと同じくらいだからさ」

  「それなら良いが…辛かったら直ぐに言ってくれ」

  ゴムの袋を開けてゴムを出しながら青年が微笑むと、牛獣人が未だ心配そうに青年の手にソッと触れながら言った。

  「…優しいね。牛さんなら初めてでも任せられそう」

  「善処…する」

  フッと微笑みながら青年が言うと、牛獣人が緊張しながら言った。そのカチカチに緊張した牛獣人に青年が思わず吹き出す。

  「もー牛さん硬いって」

  「すまない…つい力が入ってしまってな」

  体と同じくガチガチになっている牛獣人のモノにゴムを被せながら言うと、一度深呼吸をして自分を落ち着かせながら牛獣人が言った。

  「お互い初めてだけどさ、楽しまなきゃ損だよ?」

  「変な意味では無いが、君は本当に羨ましい性格をしているな…私も見習いたい所だ」

  ゴムを被せた牛獣人のモノにローションを垂らしながら青年がニコッと笑うと、初めて経験する事を楽しみたい青年と緊張し過ぎてしまう自分をどうしても比較してしまった牛獣人が自嘲気味に微笑みながら言った。

  「うーん…俺はどちらの性格も良いと思うけどなー俺は緊張感無いとか言われるから、慎重派の牛さん羨ましいしね」

  「そう…なのか?」

  自嘲気味な微笑みを浮かべている牛獣人を見た青年がそんな顔しないでと言うと、牛獣人が驚きながら言った。

  「そーなの。てかさ、慎重派の牛さんと楽観的な俺って凄いバランス取れていて相性バッチリじゃない?」

  「…そうかもしれないな」

  ハッと良いことを思いついた青年がニカッと微笑みながら言うと、牛獣人が柔らかく微笑みながら言った。

  「でしょ?じゃあ…体の相性もみてみよっか」

  「(ゴクリ)…あ、あぁ…」

  ローションまみれになったゴム付きの牛獣人のモノに跨りながら青年が妖艶に微笑むと、亀頭が温かな青年の穴に当たった牛獣人が緊張しながら頷いた。

  「よっ…うぅ…やっぱり牛さんおっきい…」

  「無理はしないでくれ」

  洗浄して解してきたとはいえ牛獣人のモノは玩具よりも大きいようで青年が苦しそうな顔をすると、牛獣人が青年の脇に手を入れて青年の体を支えながら言った。

  「ありがと…ねぇ、もっかいキスしない?」

  「良いぞ」

  ハァハァと息を荒げた青年が慣れるのを待っているだけだと寂しいと求めると、牛獣人が青年の体を抱き締めて顔を傾けてキスをした。青年が嬉しそうに牛獣人の背中に手をまわして抱き締め返す。

  「チュッ…んっ…」

  「ハフッ…ジュルッ…」

  青年が牛獣人の分厚い舌を甘噛みしてから吸い付いつくと、気持ち良かった牛獣人が青年にも感じて欲しいと同じように優しく甘噛みしてから吸い付いてみる。

  「牛さんキスうまくなったね…後ろが欲しくなっちゃうよ」

  「ん゛ん゛っ゛!?」

  興奮した青年が牛獣人の亀頭をゆっくりと飲み込むと、温かい青年の体内に敏感な亀頭が入った牛獣人が体をガクガク震わせながら野太い声をあげた。

  「まだ亀頭だけど…出そう?」

  「(コクコク)」

  先っぽが入っただけで震える牛獣人の顔を覗き込みながら青年が言うと、必死に全身に力を入れて射精を耐えている牛獣人が何度も頷いた。

  「我慢しなくて良いんだよ。ほら」

  「まっ…!ん゛ぐう゛ぅ゛ぅ゛っ゛っ゛!!」

  このままだとしんどいだろうと青年が牛獣人の乳首を両手で摘むと、牛獣人が止めようとするが間に合わずにゴムの中に勢いよく射精してしまった。

  「凄いねー。ゴム越しでも分かるくらいの勢いだ」

  「…んっ!…ふっ…!はぁ…はぁ…!」

  ドクンドクンと脈動するモノとゴムの先に勢いよく射精しているのを体の中で感じた青年が乳首を優しく撫でると、青年の体の締め付けと乳首を撫でられる刺激で牛獣人が気持ち良く出し切った。

  「…出来ればもう少し耐えたかったが…」

  「耐えなくて良いんだよ。一杯溜めていたんだからさ」

  射精の余韻が落ち着いてきた牛獣人が項垂れながら言うと、牛獣人のモノを抜いて大量の精液の詰まったゴムを縛りながらニッコリと微笑んだ。

  「雄としては入れて直ぐに出してしまうのは避けたくてな…」

  「初めてなんだから仕方ないよ。それに、牛さんなら幾らでも出せるでしょ?溜めた分全部出して良いからね」

  耳と尻尾をペタンと伏せながら牛獣人が言うと、青年が牛獣人の頬にソッと触れてニッコリと微笑みながら言った

  サンプル版はここまでです。続きはBoothからどうぞ