クールでサバサバしている狼獣人ちゃんが人間ちゃんと恋バナした翌日の登校中、何もかもが筒抜けになってしまうお話【辛口姉御肌Ver.】
「おはよ〜! 今日もかわいいねぇ狼獣人ちゃん♪」
「...チッ.....朝っぱらからうるせぇな。人間の女はこれだから困る。 あんまり馴れ馴れしくすんな」
「またまた〜嬉しいくせに〜笑」
「お前なぁ...もう少し距離感をだな」
「はいはい〜、それで? 昨日言ってたオタクくんとはどうなったの?」
「.....はぁ?別に...どうもしてねぇよ。 そもそも教える必要もねぇだろ」
「いやいや笑 昨日わんこみたいに震えながら相談してきたじゃん笑 “オタクくん好き〜♡ 付き合いた〜い♡”って笑」
「は、はあ!? そんな言い方してないだろ! 少し仲良くなりたいって言っただけだ!」
「狼獣人ちゃんのそれってもう好きってことでしょ笑 丸わかりだって笑 中学から一緒だけど一回もそんな風に言ったことないじゃん笑」
「・・・・・・・・・・」
「もー笑 怒んないでよ〜。 友達の恋路は応援したいじゃん? それにこういうのって一人じゃ心細いでしょ? いつも孤高な狼獣人ちゃんもカッコいいけど、やっぱり女の子なんだしさ。 よく勘違いされるけど、私の親友が本当はめちゃくちゃ優しくて、可愛くて、良い子だってのは私が一番よく知ってるんだから! .....ね?」
「..........わかったわかった、まったく...///」
「.....それで? もう付き合ったの?笑 えっちした?笑」
「はぁ.....お前の言葉に少しでも心が揺らいだアタシが馬鹿だったよ」
「ねぇいいじゃーん笑 昨日あれだけ一緒に考えたでしょ〜。 ね、えっちしたのかだけ教えてよ」
「教えねーよ!」
「えー.....まあ奥手な狼獣人ちゃんにはまだ早いか〜笑 じゃあそもそも話しかけるのはでき.....ん? なんか...」
「あっ...お前さ、そういえば今日は小テストが——」
「“教えない”ってなんかさ.....“してねぇよ〜”とか“まだに決まってるだろ〜”とかでよくない?...いや、売り言葉に買い言葉だっけ?笑 目には目を〜みたいな?笑 反射的にね?あーそうオウム返し! それで返しちゃったんだよね?笑 もー狼獣人ちゃんったら〜笑 焦るじゃん笑」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「..........え? マジ?」
「いやーごめんごめん、昨日はゲームできなくてさ。 メッセージもちょっと、あのー...寝ちゃってて! そう.....あっ...///」
「.....い、いや、何でもない、行こう」
「へ? 今のオタクくんだよね? なんか狼獣人ちゃんに気づいた後おかしくなかった? いやてか一瞬二人で見つめ合ってた...よね!? ま、まさか.....そんな...」
「..........きゃうぅ...」
この後、徹底的な事情聴取によって全て洗いざらい吐かされる狼獣人ちゃんと、奥手だと思っていた友人に先を越され、興味津々で感想とか訊いちゃう人間ちゃんと、一日ですっかり犬派になってしまったオタクくんのお話。