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虎々てんたくる

  「アルバイト募集ねぇ」

  

  黄色と黒の縞模様、全身をはちきれんばかりの筋肉が覆っている。

  格好はシャツにボロボロのズボン、腰には無骨な長剣を挿している。そんな格好。

  顔や露出している肌には所々傷がついて。

  そんな精悍な虎の男は薄暗い路地の裏で今にも飛んでいきそうな薄っぺらい張り紙を見て呟いた。

  中身はこんな感じである。

  

  『体力に自信のある男性募集。1週間野宿するだけで超高額なお給料!』

  

  …怪しさ爆発である。彼が今までしてきた傭兵という危険な仕事よりずっと給料がいいのだ。

  どう考えても怪しい。怪しすぎる。

  しかし虎は腕を組んで眉間にしわを寄せて真剣に考え込んでいる。

  実は彼、今しがた仕事を失ったばかりなのだ。

  傭兵業というのは戦争があってなんぼのもの。しかし彼の居る国ではつい最近戦争が終わってしまったのだ。

  それだけならよかったのだが、どうやら彼の国は相手国と和平を結んだそうで。

  おまけに軍事も縮小。彼らのような傭兵はもう用済み、というわけだ。

  これならまだ負けてくれたほうがよかった、と彼は思う。

  そしたら相手国に行って傭兵すればいいのだから。

  そんなもう考えても仕方ないたらればを考えながらも、何も仕事をしないというわけにはいかず。

  しかし幼い頃から戦場という場に身をおいていた彼に出来る仕事と言うのは多くも無いのだ。

  両親も彼女も子供も居ない、気楽な独り身だが。

  ポケットから袋を取り出す。中に入っているのは彼ら傭兵の事を不憫に思った王様から渡された金貨が数枚。

  不憫に思うなら雇ってくれと思ったが…横に居た護衛が鎧でがっちり身を固め、しかも剣まで抜いていたのだから何も言えず。

  この金貨で過ごせるのはせいぜい数週間といったところか。せめて家でも持っていればよかったのだが。

  

  「…明後日か。」

  

  希望者は明後日早朝に城下町のとある場所に来てくれ、という事らしい。

  虎はため息をつき袋をポケットにしまいこんでその場を後にした。

  

  

  

  二日がたって。

  虎は集合場所に来ていた。

  当然のことながらそこには自分以外誰も居らず。

  というか本当に人っ子一人居らずこれは騙されたんじゃないかという不安すら感じ始めていた。

  でそこらへんの家からこう、ドッキリ大成功!みたいな立て札持った人達やらが来たり。

  一応落とし穴が無いかしゃがみ地面をぽんぽんとたたいてみたりする。

  そんな挙動不審の虎の前に一人の若い男が現れた。

  

  「あなたは、あの張り紙を見て?」

  

  今にも消えてしまいそうなか細い声でフードを被り顔が良く見えない男が虎に話しかけてきた。

  虎は立ち上がりおう、とうなずく。男はフードを外し安心したような微笑を浮かべた。

  獅子の鬣を持つ男は、その種族ににつかわず随分と細身で、あまり顔色も良くないように見える。

  羽織ったローブの下は白衣という良く分からない格好だ。研究者か何かだろうか。

  

  「今回はあなた一人…ですね。ありがとうございます。」

  

  「いや、まぁ、それはいいんだけど…」

  

  「それでは向かいましょう。あ、詳しい内容は馬車の中でしますから。」

  

  獅子の男は疑問を投げかけようとする虎の言葉をさえぎりそそくさと歩き始めた。

  虎は口を塞ぎ、その獅子の男の後を追いかける。

  

  [newpage]

  

  「今回、貴方にはとある場所で野宿をしてもらいます。」

  

  渡された紙と獅子の男を顔を見比べながら虎は頷いた。

  別に野宿は嫌じゃない。というか急に殺されたり襲撃されなければむしろ歓迎だ。

  

  「紙にも書いてある通り、恐らく命に危険は無いと思いますが…万が一、ということもありますので。」

  

  そして獅子の男はもう一枚の紙を渡す。まぁ同意書だ。

  何があっても文句言いませんよ、っていう、傭兵の時にも書かされるやつ。

  適当に中身を呼読んでさらさらと文句言いません、って書いて。

  

  「あのよぉ、野宿は別にいいんだけど…なんであんなに金出すんだ?なんかあんのか?」

  

  同意書に記述を終わらせた虎は獅子の男に紙を渡し疑問をぶちまけた。

  虎の疑問ももっともである。獅子の男は予測済み、と言わんばかりの表情だ。

  虎の書き終わった同意書を受け取ると獅子の男はそれと同時にやたらと重い袋を渡した。

  

  「こちらは前金です。残りは終わって帰る際に。…そうですね、とある生物との共存が出来るか、という実験です。あぁ、生物と言ってもこちらに危害を加えることはありません。むしろ友好的です。」

  

  友好的なら共存できるか、ということを証明しなくてもいいんじゃないか、と思う虎だが。

  

  「まだ件数が全然足りていないんですよ。あと十数件モニターを採って、その上で学会に発表しようかと。」

  

  「そうなのか。」

  

  研究やらなんやら、虎には良く分からないが、彼がそういうのならきっとそうなのだろう。

  怪しいことは怪しいが…実際金貨を受け取ってしまったのだから、交渉成立ということで。

  しかしこれだけの金貨があれば十数年、下手したらそれ以上仕事をしないでも過ごせるだろう。

  1週間たてばこれと同じだけの報酬が更に貰える、となればもう一生仕事しないでも過ごせそうだ。

  がたんがたんとゆれを大きくしながら進む馬車の中で虎は頬を緩ませた。

  …獅子の男がそれ以上に汚らしい笑みを浮かべた事にも気がつかずに。

  

  [newpage]

  

  

  「着きましたよ。」

  

  時間にして1,2時間ほどだろうか。うとうとと迫り来る眠気と戦っていた虎に声が掛けられた。

  はっ、と顔を上げて虎は馬車から降りる。鬱蒼とした森の中。陽の光もそこまであたらずどこか不気味だ。

  

  「あ、危険なので剣は預かっておきます。」

  

  危険だからこそ剣を持っておきたいのだが。…しかし断った事で話を破棄されても面倒だし、もったいない。

  虎はしぶしぶといった感じで獅子の男に剣を預けた。

  代わりに、という訳では無いだろうが獅子の男は水筒とわずかばかりの食料を虎に渡した。

  

  「水と食料です。…安心してください。近くには川も果実の成る木もありますから。」

  

  「分かった。」

  

  「それに、3日経ちましたらまた来ますので。その時にまた食料をお渡ししますね。」

  

  「…ここで1週間か。」

  

  「はい。それでは、私はこれで。」

  

  頭を下げて獅子はまた馬車に乗り込みその場を後にした。

  その馬車を見えなくなるまで見送り…虎はせせらぎの聞こえるほうへ歩き出した。

  

  

  

  

  「だんな。あいつ…何日で堕ちると思います?」

  馬をいなしながら馬車の主はにやにやとした笑みを浮かべて獅子に尋ねた。

  「さぁ。…私が行くころにはもう狂っていると思いますよ。」

  獅子もまた、薄暗い、いやらしい笑みを浮かべていた。

  

  

  

  

  

  さて、そんななんとも薄気味悪い会話なぞ知る術も無い虎は川に来ていた。

  ここは先ほどと違い陽の光が良く当たっている。

  せせらぎが聞こえていたから迷う事も無かったが…思っていたより遠く。

  というか道が険しかったせいで全身が汗まみれだ。

  

  「…ちょっくら水浴びするか。」

  

  呟くや否や虎は水分のしみこんだシャツとズボンを脱いだ。

  陽の光で温まっている岩の上にそれを投げると虎はしゃがみ込み川の水を手ですくった。

  冷たく、気持ちが良さそうだ。見た目にはとても綺麗である。

  しかしすぐ入る事はせず、目を凝らして川を見渡してみる。

  清らかな流れに、優雅に泳ぐ魚の群れを見つけた。あれは、清流にしかすめない魚である。

  大丈夫そうだ。そう判断した虎はまだ身につけていた下着を脱いだ。

  シャツ越しでも分かるほどだったが、全身の筋肉は畏怖を覚えるほどの盛り上がり。

  そして白い陰毛に覆われている股間部には萎えていても尚存在感のある肉棒がぶら下がっていた。

  根元の睾丸は鶏の卵ほどの大きさで、同性からも羨ましがられるほどだ。

  現に傭兵になりたての頃は上司などに体を求められたものである。

  虎はすぅ、と息を吸い込みゆっくりと川の中に進んでいった。

  冷たく心地よい水が虎の全身をしっとりと濡らしていく。

  そういえばこんな川で水浴びをしたのはいつぶりだろうか。

  そんなことを思いながら両手で水を掬い飲む。

  気がついていなかったが喉が酷く渇いていたのか冷たい水がとても美味しく感じた。

  もう一口飲み、ぷはぁ、と幸せそうな息を吐いた。

  しばらく水浴びを楽しみ、川岸に上がる。

  全身をぶるぶる震わせて体についていた水を飛ばし、シャツなどを置いていた岩の上に腰掛けた。

  じんわりと暖かい岩が少しばかり冷えた虎の体を温める。

  まだ食料などの問題はあるが…ここで1週間。それだけであれだけの金貨がもらえるのだ。

  当初に感じていた怪しさなど当に忘れて。虎は渡されたわずかばかりの食料が入った袋を開けた。

  中にはシリアルバーのようなものが一口サイズで何個か入っていた。

  ぽいぽいと数個口に放り込み咀嚼する。

  甘ったるいような、それでいて辛いような。そんな奇妙な味に虎は顔をしかめる。

  まぁ研究者が作ったものなのだろう。水筒に入っていた水で流し込む。

  眉間にしわを寄せたまま、虎は岩の上でごろりと寝転んだ。

  …陽の光が眩しい。それに暖かい。

  

  「くわぁぁぁぁ…」

  

  虎は大口を開けて欠伸をした。なんだか酷く眠くなってきたのだ。

  それに、なんだか全身が温かいと言うより、熱くもなってきた。

  股間の肉棒に血が集まっていくのが分かる。

  性欲が高まった時のようだ。

  しかし、それ以上の眠気が虎の思考に靄をかける。

  虎は衣服も身に着けず、そのまま眠りについてしまった。

  鬱蒼とした森で蠢く、触手の存在にも気がつかずに。

  [newpage]

  

  野太い嬌声のような声が聞こえる。

  ずちゅずちゅと生々しい音が聞こえる。

  

  「ん…んぅぅぅぅ…」

  

  虎はその音で目を覚ました。

  そこは先ほどまで見えていた空とは全然違う光景だ。

  暗闇の中で、虎は顔を何度も動かす。しかし何も見えず、空を仰いで、ようやく星の瞬きが見える程度だ。

  もうすでに夜になってしまったのか。いや、それになんだこの違和感…

  寝起きで良く動いていない頭を無理やりフル稼働させる。

  

  「んぁぁぁぁっ!イグッ!またっ、いっぢまうぅぅぅぅ!」

  

  そしてそれを邪魔するのは男の声だ。その声にはおおよそ理性というものが感じられず。

  混乱する虎の頭をさらに混乱に陥れる。

  立ち上がろうとする虎だが…そこで違和感の正体に気がついた。

  岩の上に横になっていたはずなのに、今は立っているのだ。いや、立たされているといったほうが正しい。

  両手と両足がなにかじっとりとぬれた紐のようなもので縛られているのだ。

  

  「なんっ…だこれっ!?」

  

  思わず声を出し、両手に力を入れてその縄を千切ろうとする。

  しかし虎の筋肉が盛り上がるだけで、とてもその縄は千切れそうにも無い。

  その時、縄がぐねぐねと動いたように虎には感じた。

  暗闇の中で、何かが虎の体に巻きついた。

  

  「やめろっ…なん…んんむむぐぐぐ!!」

  

  全身に巻きついた縄は虎の体のあらゆる場所を弄り始めた。

  虎はその感覚に我慢できず叫ぶが…その口の中にも縄が何本も入り込んだ。

  そこでようやく虎は気がつく。それが縄なんかでもなく、触手であるという事に。

  口に入り込んだ触手を噛み千切ろうと鋭い牙を突き立てる。

  しかしぐにぐにと変形するだけで、とても千切れそうに無い。

  その間も触手は虎の腕を、胸を、乳首を、腹を、脇を、肉棒を、尻を、肛門を。

  ありとあらゆる部分を弄っていた。

  口に入り込んだ触手は噛み千切ろうとした事が気に食わない、とでも言わんばかりに喉でぜん動を始めたのだ。

  その刺激に虎はむせこもうとするが…何本も食道に入り込んでいるせいでそれすら許されない。

  触手が動くほど外から見ていても分かるほどに喉が変形した。

  全身を這い回る触手の感覚が、不快なものだったはずが。

  

  「ふぐぅ…んぉぉぉ…」

  

  微弱ながらも感じる感覚は、快楽のそれであり。

  やがて喉でぜん動をしていた触手が大きく膨らみ。

  虎の喉に粘度の高い液体を叩きつけた。

  その感覚に虎は目を見開く。…胃に落ちてくる液体。

  それは遠い昔、上司に体を求められた際に無理やり飲まされた精液の感覚に良く似ていた。

  ごぽり、と音がして触手はようやく虎の喉から引き抜かれる。

  

  「げほっ、ごほっ!」

  

  開放された虎は何度も咳き込む。しかし胃の奥深くまで入り込んだ精液のような液体は吐き出すことが出来ない。

  

  「んんんっ!やめっ、そこは…!」

  

  やがて全身を這い回る触手は彼の肉棒に集中し始めたのだ。

  雁首を這いずり回り、彼の膨らんだ睾丸を撫で回し、血管の脈打つ竿をぬちゃぬちゃとしごき。

  

  「うぉぉぉぉ…っ!?あっ、んっ、はぁっ…!」

  

  やがて虎の咆哮は艶かしい色を持ち始める。虎は嬌声のような咆哮を上げ、目をとろんとさせていた。

  肉棒は限界まで膨れ上がり、先走りをまるで滝のように流していた。

  その間も肉棒に向かわなかった触手は彼の性感帯になりつつある乳首や腹筋などをひたすらに這いずり回っていた。

  

  「んぁぁぁぁぁっ!やめッ…いっ…」

  

  歯を食いしばり必死に射精をこらえる虎だったが…やがて一本の触手が彼の肉棒に近づいてきた。

  ようやく暗闇に目がなれた彼が捕らえたものは、他のものより太い触手だ。

  太さ以外の違いといえば…まるで筒のようにぽっかりと先端が空いている事だろうか。

  何に使われるか想像に難くない。虎が叫ぼうとした瞬間。

  筒のような触手が彼の肉棒を旨そうにくわえ込み。

  

  「ぐがぁぁぁぁっ!」

  

  虎は空を仰ぎながら吼える。筒の中身は今までに抱いたどんな女のものよりも極上の快楽を虎に叩き込む。

  適度な湿度を保ったそれは優しく、しかし時に激しく。緩急をつけて虎の肉棒をしごき上げた。

  直接的な刺激に、限界が迫っていた虎が耐えられるわけも無く。

  

  「出るッ!チンポがっ…弾けッ…!ぁぁぁぁぁぁぁぁ、あがぁぁぁぁぁっ!!!」

  

  虎は目を見開き更に大きな咆哮をあげた。

  肉棒からは一際濃厚な精液がすさまじい勢いで噴出していく。

  筒触手は何度も動き、その精液を一滴も零すことなく吸収していった。

  数分に及ぶ射精の後。筒触手はようやく肉棒を開放した。

  ずるり、と音がして萎えることの無い肉棒が外気に晒される。

  同時に全身に這いずり回っていた触手が虎を一度開放した。

  虎はあまりの快楽に立っている事も出来ず、その場にずしゃぁ、と音を立てて倒れこんだ。

  

  「うへへへぇ…もっと…もっとチンポぉ…」

  

  舌をだらしなくはみ出させ虎は自らの肉棒をしごいた。

  その目にもはや理性というものは見られず、淫らな光を宿しながら触手を見つめていた。

  一度離れた触手であったが…それはこの責めが終わったわけではない。

  それを示すように触手は虎の四肢に絡み付いて彼を中空に浮かせた。

  もはや抗う事もしない虎はされるがまま、両脚を開かせられる。

  肉棒が天高くそそり立ち、精液と先走りの混じった液体が肉棒を、玉を伝い、そしてひくひくと蠢く肛門に垂れた。

  先ほど触手に軽くほぐされていた肛門は昔に受け入れた上司の責めを思い出しそこを塞ぐものを求めているようだった。

  

  「もっと…チンポ気持ちよくしてくれよぉ…乳首も、腹も、ケツも一緒にぃぃ…」

  

  うわ言のように呟く虎。隣から聞こえてくるほかの雄も恐らくこのような責めを受けていたのだろう。

  今なら理解が出来る。

  そして、虎の声に答えるように、触手は虎の乳首と腹を弄り始めた。

  ぷっくらと膨らんだ乳首に触手が触れるたび、ぞくぞくとした快感が全身に走る。

  盛り上がった腹筋の筋を触手が通るたびに、脳がはじけそうになる。

  けれど、それだけではもう足りなくて。

  筒状の触手が虎の肉棒に覆いかぶさり、ずちゅずちゅと虎の肉棒を締め付けしごき始めた。

  

  「ぁぁぁぁぁっ!!すげっ、すげぇよぉぉぉぉ、チンポまたいっちまうぅぅぅ!」

  

  唾液をだらしなくまきちらし、舌をはみ出させながら虎はろれつの回っていない言葉を吐き続ける。

  しかし今度はそれだけでは終わらない。

  虎は肛門に何かが押し付けられているのに気がついた。それはもう見ないでも分かる。

  

  「チンポっ…ケツに!いれてくれぇぇぇぇ!!」

  

  虎の願いをかなえるように、まさに肉棒の形をしていた触手が虎の肛門に挿入された。

  虎はもう声も出す事もできず与えられる極上の快楽に酔いしれていた。

  触手は虎の前立腺を突き上げながらも奥に奥にと突き進んでいく。

  その証拠に、虎の腹が腹筋越しにも分かるほどに大きく変形しているのだ。

  「あがぁぁぁぁぁ!きも、きもぢぃぃぃぃ!もっとぉぉ、んがぁぁぁぁっ!!」

  前と後ろから同時に与えられる快楽に虎はもう限界だ。

  白目を剥き、条件反射のように吼える。

  しかし意識が飛びそうになると更なる快楽で虎を無理やり起こす。

  虎の肉棒が大きく膨らんだ。

  

  「チンポっ、チンポぉぉぉぉぉ!!」

  

  どぶっ!どぶびびゅるぅぅ!

  虎は絶叫しながら筒状の触手の中に精液をぶちまけた。

  2度目だというのにその濃さは先ほどと変わっておらず。

  いや、それどころかむしろずっと濃いものだ。勢いも快楽も、1度目の射精がまるでお遊びだったかのような。

  白目を剥き、それでもなお腸内にに入り込んだ触手はその動きを止める事はない。

  

  「あがっ!ぁぁっ!んぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

  

  触手が膨らむのを感じる。そして更に奥まで触手がねじ込まれると、触手はそこで動きを止め、そして。

  ぐびゅるうううっっ、ぶびゅうどぶぶびゅうぅぅ!

  虎は自分の腹に大量の液体が注ぎ込まれたのを感じた。

  いつまで続くのか分からない。しかし腹には許容量を超えて精液のような液体が注がれているのだ。

  虎の腹は醜く膨らんでいく。虎はそれを壊れた目で見つめていた。

  ようやく液体を注ぎ込むのが終わったのか、触手が虎の肛門から抜かれる。

  触手は虎の腸液や自身の出した液体に塗れ酷い臭いを放っていた。

  しかし虎はそれに嫌悪感を覚えることは無かった。

  むしろ、それが快楽を与えられた上での臭いだという事を覚えこまされる。

  液体に塗れた触手が虎に近づけられる。舐めろ、ということだろうか。

  

  「んふ…んんぅ…ちゅばっ…」

  

  虎は迷うことなくその触手を口に含んだ。

  酷い臭いは口腔内に入る事で更に虎を堕としていく。

  綺麗になった触手は良く出来たご褒美だ、と言わんばかりに液体を虎の顔にぶちまけた。

  それはやはり精液に良く似ている。青臭い臭いに、べとべとと粘度の高い白い液体。

  

  「んへへへぇ…んぐ…ごくっ…」

  

  虎はその液体を舌を動かしかき集めると飲み込んだ。

  この臭いだけで、虎は絶頂を迎えそうになる。

  どろどろと肉棒から精液を垂れ流し、そして虎は気絶した。

  [newpage]

  

  目が覚める。いや、覚まされたといった方が正しい。

  起きた瞬間、全身にあの触手が這い回っているのだ。

  虎はもうそれに嫌悪感も何も感じては居ない。むしろ。

  

  「またしてくれよぉ…チンポもっとぉぉ…」

  

  求めるように虎は開放されていた両手で肛門に指を当てた。

  しかし虎の肛門に指が入る事はない。入り口が何か接着剤の膜のようなもので覆われているのだ。

  

  「あれ、なんだよこれぇ…ケツにチンポはいんねぇよぉ…」

  

  呟く虎。しかし虎はその膜をはがすことはしなかった。

  この膜ははがしてはいけない。そう本能が警告を出しているのだ。

  未だに膨らんでいる腹を撫でながら、虎は自分の肉棒をしごき始めた。

  

  「じゃあチンポだけでもぉ…チンポだけでも気持ちよくしてくれよぉ…」

  

  萎えていた虎の肉棒はしごかれる直接的な快楽だけでなく、これから触手にまたされるであろう行為への期待にすぐさま硬度を増していく。

  天を突く虎の肉棒は昨日より大きさを増しているようにもみえる。睾丸もパンパンに張り、一回り大きいものになっていた。

  それに虎が気がつくことはない。ただ醜く膨れた腹を見るだけで興奮し、さらに快楽を求めてしまう。

  虎が動き出したのを何処の器官が察知したのか。十数本の触手が虎に近寄ってきた。

  夜中に犯されていたせいで分からなかったが、触手は肉のような色をしており、一本一本が肉棒のようだった。

  虎はそれを期待の目で見つめ、唾をごくりと飲み込んだ。これからまた、あの快感が得られるのだ。

  飲みきることの出来なかった唾液が口の端から垂れた。

  近づいてくる一本の触手。それは昨日虎の中に液体をぶちまけた触手だろう。

  本能的にそれを感じ取った虎はその触手に手で触れた。

  生暖かいそれは触手だというのに脈打っており、本物の肉棒のようだ。

  

  「はぁっ…はぁっ…」

  

  虎は荒く息を吐きその触手を口に含んだ。昨日と同じように、青臭い臭いが虎の口一杯に広がる。

  苦味のある液体が少しずつ触手から溢れ始めていた。

  

  「ふぅっ…んん…むぐぅ…」

  

  もっと欲しい。そう思いながら虎は触手に舌を這わせる。

  しゃぶり、吸い込み、様々な方法で触手に奉仕した。

  触手はそれだけでは足りないのか。虎の喉をまるで性器であるかのように扱い始めた。

  ずちゅずちゅと喉で触手をしごきあげていく虎。昨日までなら吐き出していただろうそれに、虎は快感を覚え始めた。

  他の触手たちも混ぜて欲しいのか、虎の四肢を拘束しやはり中空へ持ち上げるのだ。

  両手に握らされ、足にも絡みつき、肉棒をしごかれ、乳首を弾かれ。

  昨日までとは比べ物にならないほどの快楽を大量に与えられて。

  虎は壊れていく。それを自覚していても、虎はその快楽が欲しくてたまらない。

  両手に握らされた触手をしごき、喉を絞めて、目を蕩けさせる。

  喉を性器のように扱っていた触手が喉から引き抜かれると虎の口腔内で液体をぶちまけた。

  どぶゅるるる、と音が聞こえんばかりの勢い。虎の口の中はすぐにその精液のような液体で一杯になる。

  それでも注がれる液体を虎は必死に飲み込んで。

  半固形物のような液体は虎の喉を通過し胃へと落ちていく。

  

  「うめぇ…チンポうめぇよぉ…」

  

  夢見心地のような表情で呟く虎に、両手に握られた触手が液体を噴出し虎の全身を汚した。

  虎の全身は昨日ぶっかけられた液体と今日かけられた液体、そして触手から染み出している液体と自らが解き放った精液でもう濡れていないところを探すほうが難しい状態になっていた。

  虎はただ壊れたように笑うだけだ。

  [newpage]

  

  1日たっぷりと犯されて、また次の日。

  たった3日しか経っていないというのに、虎の腹は妊婦、いやもしくはそれ以上に膨らんでおり見事な腹筋を確認する事も出来ない状態になっていた。

  触手に縛られていない虎はその腹を眺めながら液体に塗れた両手でそれを撫でる。

  ぬちゃ、と音がして、腹の中で何かが蠢く。

  

  「俺の腹ぁ、すげぇことになってるなぁ…ぐへへ…」

  

  萎える事を忘れた肉棒は腹の中で何かが蠢くたびに嬉しそうに先走りを溢れさせる。

  何かが動くたびに腸が、前立腺が刺激され、常に肉棒を挿入されているのかのような感覚になるのだ。

  その時、ざっ、と誰かの足音が響いた。虎はそれに興味を示す事はない。

  口元に近づいてきた触手を咥え雌の顔で奉仕をしていると。

  

  「おや、やはり堕ちていましたか」

  

  その声は虎もきっと知っている者の声だろう。しかし。

  虎はやはり興味も何も示さない。触手が吐き出す液体を飲み、顔にかけられた液体を両手でかき集めて。

  声の主が、何か粉のようなものををおもむろにふりまいた。

  すると、虎にたかっていた触手がびくり、と震えて虎からそそくさと離れていく。

  全身が液体に塗れている虎は、与えられていた快楽を取り上げられてしまい、呆けたような表情で声の主を見る。

  そこに居たのは獅子の男だ。あの、白衣を着て細身の。

  

  「お疲れ様です。…どうです?調子は。」

  

  「はぇ…チンポは…?」

  

  「もうすっかりチンポ狂いですか。早いですね。もともとそんな素質でも?」

  

  「…なんでもいい、早く、精液くれよぉ…」

  

  開脚をし、膜の張り付いた肛門を獅子の男に晒し虎は自らの肉棒をしごいた。

  獅子はそんな虎に近づき、尻の辺りにたらいを置いた。

  そして虎の両脚を持ち上げる。

  濁った目に疑問の色を混ぜた虎。しかし獅子はそれを気にすることなく、虎の肛門に張り付いている膜に指を当てた。

  

  「あっ、それはっ…」

  

  「大丈夫です、すぐ気持ちよくなりますから。」

  

  言うや否や獅子は膜を引っぺがした。ベリベリ、と音がして蠢く虎の肛門が外気に晒される。

  それがトリガーになって。

  

  「なんっ、腹がっ!腹がぁぁぁぁッ!!!」

  

  目を見開き唾液を口の両端から垂れ流しながら虎は絶叫した。

  一拍置いて、虎の腹がボコボコと異常な蠢き方をし始める。

  今まで触手にされたかのような、いやもしかしたらそれ以上の快楽。

  

  「あぁぁぁっ!イグっ!だめだぁっ!いっぢまうぅぅぅ!!」

  

  そして虎は絶頂を迎えた。もはや爆発に近いような射精。

  凄まじい濃さの精液が噴出し、虎を、地面を汚す。それを獅子は面白いものを見ている子供のようににやにやとした表情で見ていた。

  

  「あっあぁぁぁっ!んんんん!??!!」

  

  虎の嬌声はやむことはない。そして肛門から一つの物体がその姿を見せていた。

  腸液や触手が注ぎこんだ液体に塗れて妖しくてかるそれは、青っぽい色をした…卵である。

  ごとん、と重そうな音を立ててたらいに落ちて行く。

  一つ排泄が終わる。しかし虎の腹は未だに膨らんだままだ。

  

  「まだっ、まだでるぅぅぅぅ!!おがし、おがしぐなっぢまうよぉぉぉ!!」

  

  「もうおかしいから大丈夫ですよ。」

  

  獅子の皮肉は行き過ぎた快楽に襲われている虎には届かず、虎は絶叫と同時にさらに精液を噴出させていた。

  みちみちと音がして、またもう一つの卵がひねり出された。

  ごとん、ごとん、ごとん。

  数個の卵が排泄され、すっかり虎の腹はへこみ、元の腹筋が見えるようになっていた。

  当の虎はというと白目を剥き、舌をはみ出させ時折びくんびくんと痙攣しながら開ききった肛門をくぱくぱと収縮させていた。

  精液の水溜りに浸かる虎を一瞥し、獅子はこれまた精液で汚れてしまっているたらいを持ち上げた。

  

  「これだけ最初に孕めばもう後は大丈夫ですね。また3日後に来ますよ。」

  

  「ふへへへぇ…おへぇ…」

  

  虎は壊れたように笑うだけだ。その間にも肉棒には血が集まり天を指している。

  思い出したように獅子はポケットから先ほど撒いたものとは別の粉を取り出し虎に振りまいた。

  すると、まるでその粉に導かれるように触手の群れが虎に群がり始めた。

  開ききった肛門に自分達が孕ませた卵が無い事が分かったのか、触手はまた虎の肛門に肉棒の形をした極太の触手をねじ込む。

  

  「また孕ませてくれぇぇぇぇ!もっとチンポ気持ちよくしてくれよぉぉぉぉ!」

  

  「それでは、お楽しみくださいね。」

  

  獅子の言葉は、虎の嬌声と、触手の蠢く淫靡な水音にかき消された。

  [newpage]

  

  また3日が経ち、獅子の男は虎の卵を回収した。

  虎はやはり全身をびくびくと痙攣させ呻き声のような声をあげるだけなのだ。

  獅子はたらいを置き、精液の水溜りに沈む虎の耳元に近づいた。

  

  「1週間、明日で経ちますよ。いままでお疲れ様でした。」

  

  それはいままでの獅子からは考えられないような、恐ろしいほどの優しい声。

  虎は何も答えない。

  

  「これでめでたく貴方に報酬を渡せます。もう、この触手たちに弄ばれる事はないんですよ。」

  

  それに虎は激しく反応した。

  もう触手たちに弄ばれる事はない。つまりそれは。

  

  「チンポ…もう…イケない…?」

  

  「そうですね。」

  

  「ケツにも、チンポぶちこまれない…?」

  

  「えぇ。」

  

  「卵…産めなくなるのか?」

  

  「そうなりますね。」

  

  無表情で答える獅子に、虎は狼狽したような様子だ。

  おもむろに自らの肉棒をいじり、肛門の中に手首をねじ込む。

  もうそこまで広がりきった虎の肛門。そして虎は乱暴にその腕を動かした。

  

  「いやだっ!もっど、もっとイギだい!全然たりねぇよぉぉぉ!もっとチンポ俺にくれよぉぉぉ!」

  

  「…それは構いませんが…報酬は渡せなくなってしまいますよ?前金だけならいいですけれど…」

  

  内心ほくそ笑みながら、獅子は無表情のまま虎に詰め寄る。

  ぐちゅぐちゅと自らの肛門を、肉棒を刺激しながら虎は顔を涙と鼻水と精液で汚しながら獅子に懇願する。

  

  「いいっ、そんなの、何もいらない!チンポだけ!触手チンポがあればっ!なんにもいらない!前金も返す!だからぁ!」

  

  「分かりました。」

  

  獅子は汚らしい笑みを浮かべて、虎にあの触手が好むフェロモンを放出する粉をばらまいた。

  それが何か分かっている虎は頬を吊り上げた。

  これでまた、望んだ刺激を得られるのだ。

  獅子が離れる。それと同時に虎は触手に覆われその姿を見えなくした。

  

  「それでは、好きなだけ孕んでください。」

  

  「ひぎぃっ!すげっ、すげぇよぉぉぉぉ!イグッ、イグのっ、とまらねぇぇぇぇ!」

  

  

  

  何日がたったのか、虎にはもう分からない。

  自分が何者だったのかも、もう分からない。

  一定間隔を置いて、自分は触手の卵を孕み、精液を搾り取られ、卵を排泄し回収される。

  その全ての過程が、極上の快楽。至上の喜び。

  触手から与えられる快楽に依存した虎は、もう、何者でもなく。

  

  「ぎもぢぃぃよぉぉぉ!ケツにチンポつっこまれてぇぇぇ!もっとチンポしごいてくれぇぇぇぇ!んほぉぁぁぁぁぁ!」

  

  虎の嬌声がやむことは。

  

  「イグぅッ!」

  

  

  [newpage]

  あとがき。

  閲覧ありがとうございました。銀燐@うるふぃーです。

  触手に托卵排泄させられるって相当エロいよね、と当時思いながら書きました。今でもエロいと思ってます。

  

  卵が腹越しに蠢いているシーンが書きたい、触手の中でアヘアヘしちゃう虎さんが書きたい。

  そんな思いを込めつつによによしながら書いて、自分でも何度か見直したお話。堕ちていくシーンをもうちょい長めに書きたかったのですが、気が付いたら虎さん即堕ち状態になってました。

  まぁこれはこれでいいか、と思いつつ。。。排卵シーンが書きたかったんでしょう(他人事)

  

  書いていない裏設定、みたいなものですが、この触手は触手単体で子供を産ませることは出来ません。他種族の雄から精液を回収し、そこに種を植え付け、回収した精液を腹に戻す事で卵を作っています。

  自分の精液で孕まされてるようなもんですね。

  

  やっぱり触手と筋肉オスケモの組み合わせは最高にドチャシコだなぁ、と思いました。

  また似たようなお話を書きたいと思いつつ、リクエストも書きたいと思いつつ。

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