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屋敷に盗みに入った盗賊が捕まって執事見習いにされる話
「主様、賊を捕らえました」
「クソッ、放しやがれ!」
あるお屋敷に盗賊が盗みに入った、名をタンタと言い、ここら辺の町を荒らしまわっていた20代中頃の人間である
ターゲットとしていた屋敷に夜に忍び込んだ彼は、屋敷の異変を察知して暗がりに隠れていた黒豹獣人の執事長に捕まってしまい
屋敷の主である獅子獣人の部屋へと連れてこられたのである
月明かりが漏れ照らす暗い部屋の中で机に腰かけてパイプを吹かす獅子獣人は黒豹の執事長を見るとニコリと微笑み
「ご苦労、手間をかけたね」
「ありがとうございます、こちらの賊の処遇は如何いたしましょうか」
「白々しく聞いてんじゃねぇ!憲兵に引き渡して刑罰だろうが!さっさとしやがれ!」
縄で縛りあげたタンタを地面に抑えつけながら主へと処遇を聞く執事長
タンタは捕まった盗賊は憲兵に引き渡されて刑罰を受ける事を既に知っていたのでヤケクソで暴れながら喚き散らす
暴れる度に黒豹の爪が抑えつけている身体に食い込むのを感じてはいるが、それでも止める気配は無かった
「ふむ…君、名は何というのかね?」
「俺様はタンタだ!それがどうした!」
獅子獣人を睨みつけながらそう答えるタンタ、その名を聞いた獅子獣人はしばらく考え込むと腰かけていた机の引き出しから一枚の紙を取り出すと
羽ペンを手に取って紙にサラサラと何かを書き記す
「名はこれで合っているかな?後は君がこれに同意するだけだ」
「なんのつもりだ!」
ひらひらと紙をタンタの目の前に見せびらかす獅子獣人
主の意を悟ったのか執事長は抑えつける力を緩める
「なに、ちょうど屋敷の執事を増やそうかと思ってね、君さえよければ雇おうかと」
「ふざけんな!」
「このまま刑罰という名で憲兵達に非人間な扱いをされたいのなら止めないが…それよりも衣食住に真っ当な仕事も付いてくるこちらの方が得だと思うがね?」
苦虫を嚙み潰したような顔をしてしばらく考えたタンタは、唸るような声で
「いいだろう、雇ってくれ…!」
その言葉を待っていたかのようにニヤリと獅子獣人は笑うと、手で横を払うような仕草をする
執事長は抑えつけていたタンタを離すと脇に控える
「これで契約成立だ」
そう獅子獣人が告げると紙から魔力で出来た鎖が出てきてタンタに巻き付くと消えていった
「ではこれから執事見習いとしてよろしく頼むよタンタ君、面倒を見てやってくれ執事長」
「はい、かしこまりました。」
執事長は獅子獣人からの言葉に答えるとタンタを抱きかかえて連れて行く
これからが楽しみだと一人呟いて獅子獣人は満足そうにパイプをまた吹かし始めた…
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「クソッ、こんなんだったら憲兵に捕まってた方がマシだったってモンだぜ…」
しばらく屋敷で働いていたタンタであったが正直な話後悔をし始めていた
部屋の掃除中にちょっとサボって現状に
仕事を始める前に渡された服は若い獣人用の執事服であり、元から小柄であったタンタにはなんとか袖を通せるクラスの物でピッチピチであった
どう考えても執事長や他の獣人執事達が来ている服の方が合うはずなのだが執事長は
(今はこれしか予備が無いのです、我慢なさい)
と言って全く取り合ってくれないし変えてくれもしなかった
とはいえ他に着れる服も無く窮屈な執事服で仕事せざるを得なく、まるで拘束具のようであった
「いくらか仕事は覚えてきたからドヤされたりする事は無くなって来たが…ンだよレーギサホーって、ンなもん知らねぇよ…」
丈があっておらずギッチギチの執事服でも、生来の器用さ故か仕事は早く覚えており、慣れないながらも執事としてある程度はこなせるようにはなってきていた
一応同僚の執事見習いの虎獣人からは器用さを羨ましがられたりもして、ちょっぴり嬉しく思ってはいたがそれはそれとして現状には不満を持っていた
「にしてもこんなのずっと着てて服が伸びたのか?最初の頃よりは窮屈じゃなくなったような…?」
部屋にあった鏡で自分の姿を見て見るタンタ、相変わらず丈があっておらずピッチピチではあったが少し服が伸びてきたのか少しだけ窮屈さが軽減されてきているような気がしていた
背丈が縮んだような何とも言えない違和感を感じて鏡を眺めていると、部屋のドアが開けられ
「どうですか掃除の方は?」
「ゲッ、鬼執事長!」
姿を確認すると露骨に嫌そうな態度を顔に出すタンタに、執事長はフゥと少しため息を吐き
「タンタ、いつも言っておりますが態度という物は執事たるもの前に出してはいけません、それに言葉遣いもなっていませんよ」
「うるせぇなぁ…部屋の掃除ならやってんだろ」
不貞腐れたように呟くタンタに執事長はまたため息を付くと部屋のドアを閉めて鍵をかけると、タンタの背に素早く回り込んで手足の自由を封じてしまう
「なっ、何しやがる!」
「何度も言って分からないのであれば身体に教え込むほかありません、主様からは了承を取ってありますのでお覚悟を」
そう言った執事長はタンタに組み付きながら、自らの黒い手をタンタの股間に持っていくと撫でまわし始めた
「やめろっ、俺にそんな趣味は…ムグッ…!」
「お静かに、他の執事達にバレたくはないでしょう?」
何とか拘束を解こうと暴れるタンタであったが、獣人故か大柄な執事長に完全に抑え込まれてしまい脱出することが出来そうになかった
口も片手で易々と塞がれ、これを出そうにもくぐもったムグーッ!という小さな音しか出せない
撫でまわされている股間は執事長の経験の豊富さ故か、服の中で布に擦れては手のぬくもりと圧迫感を感じてしまい
自らの意思に反して徐々に窮屈な服の中でチンポがその存在を主張し始める
「どうしました?お静かにとは言いましたが、少しは抵抗してもよろしいのですよ?」
耳元で囁くようにそう言う執事長、タンタは抵抗したくても執事長の手淫の上手さに布越しとはいえ抗えなくなり腰が砕けてしまう
チンポから感じてしまう大きな手に包まれて布に擦り付けられる感覚に、タンタはもう力を入れる事が出来なくなってしまっていたのであった
男に扱かれてるという屈辱と羞恥を感じながらただただ与えられる快楽に身を任せる事しか出来なかったのである
「ほら、私の手の中でこんなにもビクビクと…本当はそっちの趣味があったのではありませんか?」
そんな事無いと自分に言い聞かせようとするタンタであったが、股間から伝わる快楽はその言い聞かせを否定する
自分は元々そういう趣味でそれを認めたくなかっただけなのでは…そんな考えが快楽に溶かされ始めた脳に侵入してくる
それを見抜いたのか執事長は撫でまわす速度を急に速めてさらに快楽を強くする
「ンーッ!ンーーッ!!!」
「さぁタンタ、私の手の中でイってしまいなさい」
執事長がそう言うのと同時にギュッとタンタのチンポを握りこむとそれが引き金になり、タンタは絶頂してしまう
ビュグッ…ビュグッ…
「ンーッ!!!!ン…グッ…」
身体をビクつかせて射精をしてしまうタンタ、執事服にジワリ…とシミが広がり射精の事実を残していく…
「さて、もういいでしょう」
執事長がタンタを解放すると、ドサッとカーペットの床に倒れこんでしまう
ビクビクと身体を痙攣させているタンタを尻目に執事長はドアの前に立つとタンタの方に向かって
「服は着替えて仕事を続行する事、それから汚してしまった服は個人で洗濯なさい
そして今夜からは集中教育として礼儀作法を教えるのでこれからは夜に私の部屋に来る事…良いですね?」
そう言い残して鍵を開けて去っていった
残されたタンタは頭がぼやける感覚に取りつかれてしばらくボーッとしていた、身体が少しづつ縮み始めているのにも気付かずに…
[newpage]
「最近は執事としての立ち振る舞いも覚えてこれたのかな…?」
自室で一人そう呟くタンタ、短い尻尾をゆらりと揺らして今までの事を思い返す
あの後から執事長と集中教育として毎夜に部屋で教育が行われていた
執事としての立ち振る舞い、心構え、気を配る事…大事な事をいくつも教え込まれた
「みんなにも褒めてもらって…始めてです、誰かに褒めてもらえるのは」
仕事をこなす度に他の執事達からよくやったなと褒められ、主様に美味しくお茶を注げた日にもよく頑張ったねと褒められる
今まで一人で盗みで生きてきたタンタにとっては初めての経験でちょっぴりこそばゆくもあった
誰かに認められるようになる、その嬉しさは一度味わってしまうともう止まらない
「執事長にも褒めてもらいたいな」
執事長にはまだ褒められてもらっていない事を少し残念そうに思ってしまうタンタ
教わった内容は出来て当たり前、まだまだ認められる日は遠そうだ
「またお仕置きしてくれないでしょうか…この前のはちょっと激しくて良かったですし…」
執事長の事を思い出すと自然と集中教育の事も思い出してしまう
教わった内容の復習に失敗すれば文字通り身体に教え込まれる事になるのだが今のタンタには苦では無かったし、お仕置き目当てにワザとミスをする事もあった
「と、いけませんねそろそろ支度をしなくては」
そう言うとタンタは鏡の前に立つ
丈があっていなかった服はいつの間にか合う様になっていた、服が伸びたのではなくタンタが縮んだのだが何故か本人はそれに気付く事はなかった
手足には少しだけ鋭くなった爪に少し盛り上がった肉球、ブルーグレイの毛並みをした短めの尻尾が少しだけ服からフリフリと揺れている
耳も先が尖ってが少し毛並みに包まれており、髪の毛は既に尻尾と同じブルーグレイの色に染まっていた
20代中頃だったタンタは今や10代中頃のロシアンブルーの猫獣人になりかけといった状態であった
だが何故かそんな姿には何の違和感も抱かずに身だしなみを整えてキチッとすると
「それでは執事長の元へ伺いますか」
そう言って自室を後にした
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「来ましたね、タンタ」
「失礼いたします。」
目上の人の部屋に入るようにノックをして恭しく礼をするタンタとその様子を観察する椅子に座っている執事長
既に集中教育は始まっており、今は学んだ所の復習といった所であった
「最近は良く仕事をこなしている様子ですね、主様や執事達も褒めていましたよ」
「ありがとうございます。」
そう言って礼をするタンタにニコリと微笑む執事長、最初の頃は相当酷い有様であった事を何となく思い出していた
「そういえば本日の給仕の際、主様への言葉遣いに綻びが見られましたよ、気を付けるように」
「はい、以後気を付けます。」
よろしい、と頷いた執事長は椅子から立ち上がると
「さて、では本日も集中教育をしましょうか…の前にですタンタ」
「はい」
何だろうと内心思うタンタであったが執事長はタンタへと向き直ると
「集中教育の際にわざとミスをしていませんか?」
「えっ!?」
執事長から図星を突かれたタンタは思わず声を上げて慌ててしまう
その様子をみて執事長はため息をすると
「やはりそうでしたか、主様や日常の作業では殆ど学んだ事は出来ているというのに何故か集中教育になるとミスを連発する…
何か怪しいとは思っていましたが今ので核心に変わりましたよ」
「いやっ、あのっ、それはっ」
執事長はタンタに近づくと尻尾を触る、タンタは驚いて飛び上がりそうになる足をグッと踏みこらえて
「し、執事長!?突然尻尾なんてなんで触るんですか!?」
「…気付いてる訳では無いのですね」
そう呟いた執事長にタンタは疑問を頭に浮かべたが執事長はまた小さくため息を付くと
「こちらの話ですよ、そんな事よりワザとミスをするなんてどんな魂胆なのですか?」
「えっ、えーっと…その…あの…お、お仕置きが気持ちよくて…」
そう答えたタンタに執事長はやれやれと首を振ると
「お仕置き目当てにミスなんてしたらいけません、戒める意味が無くなってしまうでしょう…この事に対するお仕置きが必要みたいですね」
執事長はそう言うとタンタを押し倒す、突然の事に困惑するタンタであったが口の中にねじ込まれた執事長の舌に困惑すらも吹き飛んでしまう
自身の舌をタンタの舌に絡ませて口内を蹂躙する、最初は息苦しさから抵抗しようとしたタンタであったがすぐに抵抗をやめて執事長のなすがままになる
口内を蹂躙しながら執事長はタンタの身体を撫でまわしては服を脱がし始める
徐々に高まっていく身体の火照りが熱くなり執事長の与えて来る感覚にタンタは陶酔感のようなものを覚え始める
上着のボタンを全て外されてはだけさせられた服にはブルーグレイの短い毛並みが生え揃った素肌が露わになっていった
素肌を愛撫され口内を舌で蹂躙されてタンタが充分に高まったのを確認すると、執事長は名残惜しそうに口内から舌を引き抜く
銀の糸で出来た橋が舌と舌を結んでおりそれが自然と切れるまで互いに息を整え合った
「これはお仕置きですよ、ですから、少し痛くする必要もあるかもしれません」
「執事長になら痛くされても…大丈夫です…」
そう答えたタンタに満足した執事長はズボンと下着も脱がし始めると、そこもまたブルーグレイの毛並みに染まり猫科の生殖器に変わったチンポがピクピクと赤いその身を脈動させていた
だが執事長がやるのはお仕置きであり、ご褒美ではない
執事長は地震の指をしゃぶると唾液を存分にまぶして赤い身のさらに下にある穴へと宛がう
「力を抜きなさい」
そう言うと執事長は自身の太い指をゆっくりとゆっくりと穴の中に沈み込ませていく
尻穴を広げられる感覚と圧迫感に思わず息を乱すが必死に耐えていた
その様子を観察しながら執事長はゆっくりと奥まで入れてそしてまたゆっくりと引き抜いていく
何度も何度も繰り返していくとタンタの乱れた息が苦しさではなく別の理由にすり替わっていく
「しつ、じ、ちょう、ヘン、なんかおしり、あつい…!」
「えぇ、それで良いんですよ…力を抜いてその感覚に身を委ねなさい」
そう言って執事長は指を奥まで沈み込ませるとグイグイと内側を探るように圧迫する
「あぁ!?」
「ここですか」
何度も何度もタンタが声を上げた箇所を圧迫したり擦り上げたりして反応を見る
タンタの股間に揺れた赤い身がピクン、ピクン、と何度も反応を示しては透明な液体をこぼし始める
「しつじちょう!そこ、だめ、おしりもチンポもへんにっ」
「なってしまいなさい、これはお仕置きなのですから」
そう言って何度も何度も同じ場所を弄り続ける執事長、タンタは耐えられなくなっていき足を引き攣らせて
「イクッ!執事長の指でイッちゃうぅぅ!!!」
ビュグルッ!ビュググッ!
「あああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
小ささに似合わない量の濃さと量の精液がタンタのチンポから射精される
尻穴に入ったままの執事長の指を締め付けて圧迫しては逃がさないようにしていた…
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「いっぱい出しましたね」
「ハァッ、ハアッ…」
お仕置きの後始末をする執事長と床に倒れたまま快楽の余韻に浸っているタンタ
身体がまた少しずつロシアンブルーの猫獣人に近づいていくのを見て執事長はニヤリとする
「今日はもう集中教育をする場合ではありませんね、これで終わりとしましょう…」
執事長はそう告げると、タンタの少しずつ三角耳になりブルーグレイの毛並みに包まれつつある耳に近づいて
「次からはこちらをご褒美にします、もっと上手く出来たのなら更にもっと良いご褒美にしますので頑張ってください」
そう言ってマズルになりつつある鼻にキスをした…
[newpage]
「主様が直々にお呼びとは何があるのでしょうか?」
ご褒美になった集中教育からしばらく経ったある日の事、タンタは獅子獣人から自室に呼び出しを受けていた
基本的には私室に呼び出しを受けるのは執事長だけであり自分のような一執事が呼ばれる事などほぼ無いのだった
「何か粗相をしていなければ良いのですが…」
獅子獣人の私室へと向かい軽くノックをする、礼儀作法に関してはもう執事と呼んで差し支えない程に成長していた
「入りなさい」
「失礼いたします。」
ゆっくりとドアを開けて教わった通りに部屋に入るとそこには主と傍に控える執事長がいた
「君を呼んだのは他でもない、そろそろ契約が終わりを迎えそうなのでね」
そう言うと獅子獣人は机の上に紙を出す、そこにはタンタが忍び込んだ日に同意した屋敷の執事として働く契約書があった
「所で今の君は鏡を見て自分をどう思う?」
「私自身を…ですか?」
獅子獣人の言った事の意味を理解できなくはあったが、言われた通りに部屋にある大きな姿見に自身の姿を映し出す
身体にピッタリと馴染んだ執事服は着慣れた物であり、自分の普段着と言って差し支えない物
手足には普段隠れているが鋭くなった爪に盛り上がった肉球、ブルーグレイの毛並みをした長い尻尾が服からゆったりと揺れている
耳も頭に三角耳としてピコピコとせわしなく動いては音を拾っており、髪の毛と同じブルーグレイの色に染まっていた
目も白と青を足したような綺麗な猫目をしており小ぶりのマズルの口を開ければそこにはまだ未発達な牙がある
そこには普段の自分の姿、執事服をキッチリと着こなした10代中頃のロシアンブルーの猫獣人がいた
「普段通りの私だと思います。」
「そうだね、確かに普段の君だ、盗みの対価としての契約だがもう期間も終わり自由になったのでね」
そう言うと獅子獣人はビリっと契約書を破り捨ててしまう
その瞬間、タンタは急に思考が晴れたような感覚を感じて辺りを見渡して再び鏡に映る自分の姿を見てみると
「な、なんじゃこりゃああ!!??」
そこにはすっかり子供の猫獣人になったタンタ自身がいたのであった
「アッハッハ!やっぱりそういう反応をするもんだ!」
「テメェ主様!これはどういうつもりでございますか!?」
契約シレっと書かれていた身体と精神の変化に対する違和感の払拭が消えた事により
自分の変えた主犯の獅子獣人に、執事として染みついた言葉と戻った言葉が合わさった滅茶苦茶な言葉を吐いて掴みかかろうとするが
「アレッ!?」
素っ頓狂な声変わりしかかった境目の声を上げて掴みかかった手は予想の遥か前を通過して床に身体諸共叩きつけられた
「ダメだよ、今の君は前の君と違うんだから同じ感覚で動いては…身体自体はそのままにしていれば元に戻るとはいえね」
「主様野郎…私をどうするつもりなんだですか…!!」
「イヤイヤすまないね、実は君に折り入って相談があるんだ」
そう言うと獅子獣人は白紙の契約書を机の上に出す
「君の働きは良く見させてもらったよ、変化に対する違和感の払拭という契約があったとはいえ君があそこまで仕事出来たのは
元から持っていた資質が開花したと言うほか無い!というわけで今度は正式に契約をしないかい?今度は変な契約は盛り込んでいないよ?」
「ふざけないでください!主様みてぇな人の下で働けるわけありませんだろうが!!」
そう言って怒鳴る姿は怒ってる時の猫によく似ていたが言わない方が本人の為だろう
しばらくフンッと尻尾でバシバシ床を叩いていたタンタであったが、脇に控えていた執事長が跪いて片手でタンタの手を取った
「タンタ、単刀直入に言います、ここに残って私と歩んでいただけませんか?」
「なっ、執事長の頼みでもそれは聞けねぇです、騙すような主様に仕えるなんて…」
タンタがそう言うと執事長はもう片方の手も合わせて両手でタンタの手を包んだ
「主様の為ではありません、私がタンタを必要としているのです、大好きなアナタと共にずっといたい…ただそれだけではダメですか?」
「…その、執事長の事は好き…だが…」
ブルーグレイの毛並みに覆われた顔を真っ赤にしながらしばらくタンタは悩むと、覚悟を決めたように
「執事長、その、一緒にいさせてください」
「えぇ喜んで」
そう言ってほほ笑む執事長は握ったタンタの手にそっとキスをする
そしてタンタも握られている執事長の手にキスをした
「これで問題解決!明日からはよろしく頼むよアツアツの二人共!」
「うるさいですよ主野郎様!!」
「そのような言葉はいけませんよ、またお仕置き付きで集中教育ですかね…」
屋敷に一人執事が増え、ロシアンブルーの猫獣人は副執事長としてこれからも屋敷で忙しくする事になった
一時期言動が不安定だったが副執事長に大抜擢された事のストレスだろうと執事達は納得しており、現にしばらくしたらまたいつも通りに戻っていた…
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