搾乳世界

  綱太郎(もうたろう)と宇志乃(うしの)は大学のテニスサークルで出会い、恋人になった。

  綱太郎は男らしい性格で、そこまで筋肉隆々ではないが、身長は180cmと高い。一方、宇志乃は大人しい性格で、身長は160 cmで普通の体格だが、胸が大きい。

  綱太郎は特に今までテニスをしてきたわけではない。ハッキリ言うと、彼女を作るために大学でテニスサークルに入ったクチだ。テニスサークルに入って一際目を引いたのが宇志乃だった。いや、具体的に言うと宇志乃の胸だった。宇志乃が動くたびに胸がぷるんぷるん震える。その性的な魅惑に綱太郎はすぐに虜になってしまった。宇志乃とは同じ大学一年生とあって、同級生同士で接する機会が多かった。宇志乃を狙っているライバルはかなり多かったが、綱太郎は積極的に宇志乃に絡みに行った。その熱烈なアプローチに負けて、宇志乃は綱太郎と付き合うことにしたのだった。

  「夏休みだねぇ~、毎日暑いねぇ~。もーちゃん、今日はバイトあるんだっけ?」

  「嗚呼、毎日毎日暑過ぎて嫌になるぜ。今日はバイト無い。というか、辞めた」

  二人は海沿いをブラブラ一緒に歩いていた。

  「え、えぇ~! バイトまた辞めちゃったの? もーちゃん、早いよ! 入ってまだ1週間くらいでしょ?」

  「うん、それくらいだけど……あのバイト先、店長が文句ばっかり言ってくるからさ、髪を染めるなとか、ピアス禁止だとか。面倒臭くなっちゃって。それに店の子、あんまり可愛くなかったし」

  「そんなんじゃダメだよぉー! もう付き合ってから3回もバイト辞めてるじゃない」

  宇志乃が綱太郎と付き合ってから、綱太郎はバイトを転々としていた。

  「そう言われてもなぁー、バイトだし、我慢して働くことないと思うんだよね。募集はいくらでもあるし、向こうはそういうのをわかっているでしょ」

  「それはそうだけど……それじゃあ、貯金溜まらないんじゃない?」

  「うっ、そこを突かれると痛いな……」

  「ほらぁ、やっぱり……」

  「で、でも大丈夫。しばらくバイトしなくてもいいくらいの貯金は溜めてるから」

  「本当? 親に仕送り増やしてもらっていたりしない?」

  「し、してない、してない」

  これ以上、根掘り葉掘り聞かれても困る。綱太郎は何か話題を逸らさなければと思った。

  その時、海浜公園の立て看板に貼っているポスターが目に付いた。

  「う、宇志乃! それより、今度ここ行かないか? 山の中で牧場あって、避暑地に最適って書いてるし……」

  「もー、話を逸らさないで! あ、でもいいねぇ~、牧場なら乳製品いろいろ売っているかなぁ」

  「だろ? 売ってる、売ってる! それじゃあ、ここ行こうぜ!」

  「うん! あ、待って。もーちゃん、旅行行くお金あるの?」

  「あるある! そこは問題ない!」

  「本当?」

  「本当だって!」

  「ふぅーん……それならいいけど……」

  「よ、よし、それじゃあ、決まりだな。早速予約しようぜ……あはは……」

  ノリと勢いで誤魔化したが、綱太郎はそんな貯金を持っていなかった。この後、綱太郎は土下座動画を親に送ってお金を貸してもらうのだった。

  「おー! 涼しい! 草原もキレイ! 風も爽やか~!」

  「本当だ、ヒンヤリしてる。さすが避暑地だぜ」

  二人は海浜公園の立て看板にあった避暑地に来ていた。一面の草原、涼しい気温、吹き抜ける風、緑緑した景色。目にも健康にも良さそうな風景だった。

  「あ、見て! 風車が回ってる!」

  「おお、本当だ。風車なんて初めて見た」

  二人は初めて来た場所に好奇心が疼いていた。あちこち歩き回って観光する。

  「はぁ~歩き回ると流石に熱くなってくるね。ウシの乳搾り体験とかしてみたいけど……そろそろお昼にする?」

  「嗚呼、そうだな。昼飯を食える場所を探そうか」

  高原には観光施設が固まっている場所がある。そこで昼飯を取る事にした。

  「わぁー! 外国に来たみたい!」

  普段大人しい宇志乃がはしゃいでいる。

  「アルプスとかってこんな感じなのかな?」

  観光地とあって、特徴的な建物が並んでいる。それなりに人も多く、活気が溢れていた。

  「あ、あの店なんかどう? 搾りたての牛乳を使った料理が食べられますって書いているぜ」

  「うんうん、いいね、いいね! それじゃあ、そこにしよう!」

  宇志乃はお肌に良いということで、乳製品を好んで使う節があった。

  店前の看板に書いていたように、本当に牛乳レシピがたくさんある店だった。パンケーキ、クリームシチュー、パスタ、アイスクリーム、グラタン、スープ……季節関係なく牛乳をたっぷりと使った様々なメニューが揃っていた。

  「わぁー! こんなにあるとどれを食べようかすごく悩んじゃうなぁ~」

  「本当に牛乳を使った料理だらけで逆にすごいな……」

  二人とも何がいいのか決められず、結局店員におススメを聞いて、シチューを食べる事にした。

  「夏にシチュー食べるのも何だか新鮮」

  「ここは夜は冷えそうだし、温かいものは一年中必要なのかもね」

  「なるほどなるほど」

  宇志乃は美味しそうにモリモリ食べる。もしかしたら綱太郎より食べるんじゃないかというくらい食べる。食べる事に遠慮はしない。その栄養が大体胸にいっているんだろうなと綱太郎は思っていた。

  二人で食事を済ませて、そろそろロッジにチェックインしようという話になった。

  二人で観光地を歩く。すると、さっきまでは晴れていたのに薄っすらと霧のようなものが出ていた。

  「ちょっとヒンヤリするね」

  「山の上は霧が出やすいっていうからな……羽織る物は持って来てる?」

  「うん。それは大丈夫」

  二人はロッジに向かって歩いていった。

  二人がロッジに着くと、衝撃的なことを知らされた。

  「お客様が宿泊されるのは……来月の予約になっております……大変申し上げにくいのですが、今日は満室で……他の場所で宿泊されるしかないですね……」

  なんと、綱太郎は喜々して予約したのだが、その際、予約月を一ヶ月間違えていたようなのだ。ロッジに何とか泊まれないかとお願いしてみたが、空き部屋が全くないとのことだった。同じ近隣の宿泊施設は空いていると思うので、そちらを探して欲しいとのことだった。

  「ごめん、宇志乃……まさか予約月を間違えていたなんて……」

  「ううん。もーちゃんに任せるんじゃなくて、私も一緒に予約すれば良かったね」

  二人で荷物を持ったままトボトボと宿泊施設街を歩いた。

  もうこうなればどこでもいいやと思って、二人は片っ端から今夜泊まれるところを聞いて回ったが、何故か今日に限ってどこも満室だった。そして、歩き回っているうちに、どんどん霧が濃くなっていく。

  「まさかの全敗……もう他に残っている宿泊場所ないんじゃないか……」

  綱太郎は絶望的な気持ちになっていた。

  「ごめんな、宇志乃」

  「ううん、それはいいけど……本当に困ったねぇ……霧も濃くなってきたし」

  二人はスーツケースを曳いて歩いているが、だんだん周りの景色が見えなくなってきていた。

  「何かこの霧、異常じゃないか? 晴れるまでどこか適当な飲食店にでも入ろう」

  「うん。そうだね」

  しかし、そうこう言っているうちに、霧はどんどん濃くなっていく。自分の周囲を除いて、周りの景色は真っ白になってしまった。これではどこに何があるのかがわからない。ちょっとマズい状況だ。

  「宇志乃、俺の傍から離れるなよ」

  「うん……」

  二人はとりあえずまっすぐ歩く。観光地の建物が密集しているところだったので、真っすぐ歩いて行けばどこか建物に当たるはずだ。しかし、十数分歩いても建物らしい場所に突き当たらない。どこかおかしい。

  「もーちゃん、何か変だよ……」

  「……」

  おかしいのはわかっている。しかし、綱太郎にはどうしたらいいのかわからなかった。

  二人はもう一時間ほど歩き続けていた。しかし、ずっと平坦な道が続いているだけ。高原なのに、上り坂もに下り坂にも突き当らない。一体どうしてしまったのか……まるで世界から見捨てられたような場所を歩いていた。

  「ちょっと歩くの疲れてきたかも……」

  「そうだな……」

  どこにも辿り着かないという不安。音も色も自分達以外消えてしまった真っ白な世界。自分達は一体どこに向かっているのか。どうなってしまったのか……。

  何かが出て来そうで何も出てこない。妙な緊張感に包まれて、心身ともに疲れてきた、その時……。

  ――モ~。

  「もーちゃん、何か言った?」

  「いや、何も言っていない」

  「でも今、モーって」

  「俺がそんなウシみたいな鳴き声言うはずないだろ!」

  「そう……だよね……そんな声が聞こえた気がしたんだけど……気のせいかな、あはは……」

  気が立っていたのか、綱太郎は宇志乃に強く返してしまった。

  「……」

  「……」

  少し気まずい空気になってしまった。

  ――モ~。

  「!? やっぱり聞こえる! さっきより鳴き声が大きいよ」

  「俺も……何か聞こえた」

  「もーちゃん、ウシの鳴き声が聞こえる方に行ってみない?」

  「……」

  この怪しい霧の中でウシの声が聞こえる……何か異形のクリーチャーとかがいたりしたらどうしようかと綱太郎は妄想してしまったが、この奇妙な状況を打破することができる可能性もある。何でもいい。何か情報が欲しい。

  「そうだね、鳴き声がする方に行ってみようか」

  綱太郎達は意を決して、唯一変調がありそうなウシの鳴き声が聞こえる方に進んでいった。

  ――モ~。

  ――モ~。

  ――モ~。

  鳴き声の聞こえる方に向かっていくと、確実に鳴き声が大きくなっていく。何かがいるのは間違いない。真っ白な世界を歩き続けて5時間。二人はかなり疲れていた。

  「もーちゃん!! あ、あれ! ウシだ! ウシがいるよ!!」

  「嗚呼、そうだな。ウシだな」

  この奇妙な状況に巻き込まれて、初めて自分達以外の生き物を見た。二人でウシの方に歩いて行く。

  「うわぁっ!」

  「きゃぁっ!」

  ウシがもう目の前という距離まで辿り着いた瞬間、一瞬、世界が光に包ましかし、

  「あっ、霧が……!」

  ――青空が開けた。

  綱太郎と宇志乃は牧草の上にいた。正面にはウシがいて、その先に一軒家がある。後ろを振り返ると、まだ白い世界が広がっていた。

  「ここは一体……あの高原とは……違う場所……?」

  「私もそんな気がする。一件だけ家があるなんて場所、無かった気がする……」

  ようやく白い世界からは抜け出せたものの、辿り着いた先もまた奇妙な場所だった。言うなればまるで孤島だ。この場所だけ色があり、周りは白い世界に囲まれている。

  「おや、珍しいね、〝迷い人〟かい?」

  二人が一軒家を目指して歩いていると、ガタイの良い女性が話し掛けてきた。

  「えっ、あー……すみません、ここはどこなんですか?」

  宇志乃がその女性に聞いた。

  「ここを知らないってことは〝迷い人〟だね。分かった。二人とも、付いて来な」

  ガタイの良い女性はニカっと笑って家の方に向かっていく。

  「ど、どうする、もーちゃん?」

  「あの人は何か状況を知っているみたいだ。話を聞くしかない。行こう」

  綱太郎が先導して、二人はガタイの良い女性の後を追った。

  「お邪魔しまーす……」

  二人は女性が入って行った一軒家に入った。一見すると普通の木造の家だ。

  「ちょっとそこで座って待ってな」

  ガタイの良い女性は体格に見合った豪快な言葉遣いをしている。しかし、年齢は近そうだ。

  二人で部屋の中をキョロキョロしたが、特に変なところはない。

  「疲れただろう、さぁ、ミルクでも飲みな」

  ガタイの良い女性はそう言って、二人にホットミルクを差し出した。

  「わー! ミルクだ! ありがとうございます!」

  宇志乃は何も警戒せずにすぐにホットミルクを飲みだした。

  「あっ、おい……」

  綱太郎は何者か分からない人が出したものなので、飲むべきか少し躊躇っている。

  「アハハ! 男の方は良い判断だね! 警戒することは大事だよ。でも安心しな! それはただの牛乳だ。何も怪しいものは入っていないよ。まぁ、無理に飲めとは言わないが」

  ガタイの良い女性は綱太郎の警戒心をお見通しだった。

  「うっ……」

  綱太郎は迷ったがホットミルクを飲んだ。正直言うと喉が渇いていた。

  「はぁ~美味しかった。これは砂糖入れたんですか?」

  「いいや、入れていないよ。牛乳そのものの甘さだ」

  「すごーい。こんな甘い牛乳もあるんですね!」

  宇志乃は感動して言った。宇志乃が言ったように、本当に砂糖を入れたみたいな甘い牛乳だった。

  「何たってそれはアタシから絞られたものだからね! アッハッハッ!」

  ガタイの良い女性は豪快に笑うが、綱太郎達は言っている意味がよく分からなかった。

  「あの、ここは一体どこなのですか? あのすごい霧も……」

  宇志乃は何か知っていると思われるガタイの良い女性に聞いた。

  「〝迷い人〟なら何も分からないのは仕方ないね。説明してあげよう。その前にアタシのことを言っておくよ。アタシの名前はカゥ。よろしくな」

  「Cow? ウシ?」

  宇志乃は首を傾げた。

  「嗚呼、そっちの世界ではウシを意味する言葉らしいね。なかなか興味深い」

  「そっちの世界?」

  「今から説明するよ。一言で言うと、ここは君らが生きている世界とは別の世界になる」

  「え? 異世界ってこと?」

  「そんなまさか……」

  二人は信じられないという風に顔を見合わせた。

  「まぁ、どこの世界の〝迷い人〟も同じ反応をするよ。〝迷い人〟ってのは、この世界のことを知らずにここに迷い込んで来る人達のことだ。この世界は限られた空間にしか存在しない。言わば実験世界ってとこかな」

  「実験世界?」

  「そう。この世界はね、ある条件で人間がウシに変身することができる世界さ」

  「そ、そうなんだ……」

  あまりにも突拍子の無いことを言われて、二人は軽く笑ってしまった。

  「あまり信じていないと思うが、まぁ、そのうち分かるよ。ここにはアタシと一頭のウシしか住んでいない。静かなものさ。まぁ、時々君達みたいな〝迷い人〟がやって来るし、週に一度は絞った牛乳を受け取りに運び屋が来るから別に寂しくはないよ」

  「あの、ここが異世界だとしたら、私達は元の世界に戻れるのですか?」

  「あの霧が晴れて君達がやって来た道筋が見えたら帰れるよ。でも、それまではあの白い霧の中を歩いてはいけない。どこの世界に繋がっているのかは分からないからね。世の中には人間が虐げられている世界とかもあるから。君達がここに辿り着いたのは本当に運が良かった」

  まるでファンタジーの設定を聞いているような気分だ。

  「どのくらいであの霧は晴れるんですか……?」

  「悪いけど、それはアタシにも分からない。でもまぁそれまではここでゆっくりしていきなよ。この家の扉はみんな異空間に繋がっているから結構広いんだ」

  カゥはこの家を自由に使って良いと提案してくれた。ちょうど宿探ししていた身としてはとてもありがたい。にわかには信じ難い話だが……あの何もない霧の中を歩くのはもうごめんだ。部屋を借りれるなら貸してもらおうと綱太郎は思った。

  「え? い、いいんですか? ちょうど泊まるところがなくて困っていなんです」

  「あら? 家の無い人達だったのか?」

  「あ、いや、旅行中で俺のミスで宿が予約できていなくて、別の宿を探して歩き回っていたら霧に囲まれてここに辿り着いたんだ」

  「なるほど。それならちょうど良かったじゃないか。ここはそういう場所だから特に気を遣う必要はないよ。アタシにもね」

  「あ、でもタダで泊めてもらうのは悪いから……何か手伝えることはありませんか?」

  「手伝えること……それじゃあ、牛乳でも搾ってもらおうかな」

  「あ! 本当ですか? ちょうど乳絞り体験やりたかったんですよー! やりますやります!」

  「ちょうど良かったな、宇志乃」

  「うん!」

  これで心置きなく泊めてもらうことができる。

  二人はカゥに導かれて、家の中を案内してもらった。カゥの言ったように、部屋の扉の先は異様なまでに広い空間が広がっていた。扉の先にまた別の扉があり、それがまた別の広い空間に繋がっている。自分の部屋に欲しい機能だ。

  カゥの話によると、二人の道標となったあのウシも、二人の世界のウシではなく、カゥの世界にいたウシだという。カゥの見た目は二人と変わらないが、二人とは別世界の人間だということだった。カゥの世界では、女性が男性よりも強く、筋肉が発達するとのことだった。それはカゥを見て何となく理解した。筋肉もさることながら、カゥの胸も宇志乃に負けず劣らずの巨乳だと思った。

  この世界は他の世界から隔絶された場所で、チカラのある何者かによって実験的に作られたお遊びの世界だという。カゥも偶然この世界に迷い込んだらしいが、その時たまたまいた世界の運び屋に詳しい話を教えてもらったらしい。静かな場所を求めていたカゥはこの場所を気に入り、運び屋にウシを連れてきてもらって暮らしているという。運び屋はいつでも呼ぶことができ、食料から娯楽品まで牛乳と等価交換できるので、特に不自由はないとのことだった。

  「ふあ~、いろいろ面白い話だったけど、常識外れ過ぎてファンタジーだったな……」

  「そうだね。でも、私達の世界以外にもいろんな世界が存在することを知れて、私は何だか嬉しかったなぁ。カゥさんの世界にも行ってみたいよ」

  「カゥさんの世界に行ったら、宇志乃は筋肉ムキムキになってしまうかもしれないぞ」

  「それならテニスも強くなるね! もーちゃんにも負けないよ!」

  綱太郎が冗談気味に言うと、宇志乃は腕に力こぶを作って笑いながら言った。

  二人はカップルということで、同じ部屋にしてもらった。

  カゥは二人のためにお手製の夕飯を作ってくれるとのことだった。今はまったりとソファで話をしている。

  「何だかいろいろあって今日は疲れたな」

  綱太郎はそう言って宇志乃の方にもたれかかった。

  「あ、私より先にもーちゃんが甘えてきた。ズルい!」

  宇志乃はそう言って、綱太郎に首を預けた。綱太郎は何だか気持ちが高まってきてしまい、宇志乃にそっとキスをした。宇志乃は最初ビックリしたみたいだったが、すぐに受け入れて少しの間二人で濃厚なキスを交わし合った。

  「ん……これ以上はダメだよ。まだ夕食も食べていないし」

  「ちぇっ、お預けか……」

  綱太郎は宇志乃と何度かエッチなことをしているが、今日はまだ胸を触ることは許可してもらえなかった。早く揉みたい。

  「そんな急がなくても私は逃げないよ」

  「うおぉぉ、早く夜になれー」

  「うふふ」

  二人でイチャコラ話をしていると、扉をノックする音がした。

  「夕飯ができたぞ。キッチンに来てくれ!」

  エプロン姿のカゥが二人を呼びに来た。少し意外だったが、カゥもそれなりに女子だった。

  カゥの手料理はふんだんに牛乳を使っていて、宇志乃は目をキラキラさせながら食べた。一言で言って、どれも美味い! 昼間食べたシチューも美味しかったが、カゥの作るシチューもまた味が違って美味い! 中には見たことも聞いたこともない料理や味があって、やはり異世界なのかと舌鼓を打った。カゥも久々の客人だといろいろ話をして楽しそうだった。お腹いっぱい食べた二人は、歩き回った疲れもあって、風呂に入った後、すぐに眠りについてしまった。しかし、ふと喉が渇いて夜中に目を覚ました。

  「んっ……何か飲み物が欲しい……」

  綱太郎がベッドの中でそう言うと、宇志乃も目を覚まして同じことを言った。喉が乾燥するのは部屋が少し暑いからかもしれない。さすがにエアコンは完備されていなかった。

  「台所に何か飲み物が無いか探しに行こう」

  「そうだね」

  二人は起きて台所に向かった。

  二人が台所に向かうと、カゥがテレビを見ていた。

  「あ、テレビ映るんですね」

  「おや、宇志乃と綱太郎じゃないか、どうしたんだい?」

  「喉が渇いちゃって」

  「嗚呼、それなら冷蔵庫にある好きな物を飲んだらいいよ」

  二人はカゥに言われて、冷蔵庫の方に向かった。

  「あ、牛乳ある! カゥさん、牛乳もらっていいですか?」

  「いいよー」

  「それじゃあ、俺も牛乳もらおうかな」

  二人はコップに牛乳を注ぎ込んで飲んだ。

  「本当、この牛乳美味しいね。あのウシさんが出しているのかな」

  「違う違う、あのウシはアタシのただのペットで、絞っていない。さっきも言ったが、それはアタシから絞ったんだ」

  「「?」」

  どういう意味か二人はよく分からなかった。

  「うーん、口で説明するより、直接見せた方が早いか。二人とも、こっちに来てくれ」

  カゥはそう言って、二人を家の外に連れ出した。

  「わぁ……すごい! 満天の星空だぁ」

  「確かに……すごい数の星だな……」

  この世界にもちゃんと夜は訪れるようだ。天の川がみえるというレベルではない。この世界にはこの家しか光を発するところがない。だから、環境汚染するものが少なく、空にガスがかかっていない。故に、本来宇宙にある星々がたくさん見えるのだ。

  「おーい、こっちこっち!」

  二人が夜空に感動していると、後ろからカゥの呼ぶ声がして、急いでそちらに向かった。

  「牛舎?」

  搾乳機もある。

  「嗚呼、そうだ。ここで乳絞りをしている。さっきも言ったが、この世界は人間がウシに変身できる世界だ。そして、その変身する条件はこの世界の牛乳を体内に取り込むこと。まぁ、見せた方が早いな」

  カゥはそう言うと、着ていた服を脱ぎ始めた。

  「ちょ、ちょっと! イキナリ何?」

  「何って、ウシに変身したら体が大きくなるから服着ていたら破れちゃうだろ? だから脱ぐんだよ」

  カゥは当然のことのように言って服を脱いでいく。

  「もーちゃんは見ちゃダメ!!」

  「おわっ、宇志乃!」

  宇志乃は慌てて綱太郎の両目を両手で塞いだ。

  「あっはっは! 別にアタシは見られても問題ないぜ!」

  「カゥさんが良くても私がダメですー!」

  「あはは。宇志乃はかわいいね」

  綱太郎はカゥが裸でいる間は目を手で塞がれることになった。

  「それじゃあ、始めるよ」

  全裸になったカゥはボディービルダーのように引き締まった女性だった。しかし、それはそれとしておっぱいも大きい。どうやったらこんな理想的なボディになれるのだろうかと宇志乃は思った。

  「はぅ……んっ!」

  カゥが眉根を顰めて、全身に力を入れるのが分かった。

  「えっ、うそっ……」

  宇志乃が驚いた声を出す。しかし、綱太郎は目を塞がれているので何も分からない。

  カゥの体がさらに大きくなり始めていた。尾てい骨の付け根から皮膚が伸び、耳が大きく横に伸びて垂れていく。

  「はぁ……はぁ……」

  普通の人間で起こり得ない変化。宇志乃は目を見張った。しかし、それは紛れもない現実だ。

  「はぁはぁ……んんっ……」

  カゥの乳首が二倍三倍と伸び始める。これは綱太郎には見せられないと思って、宇志乃は綱太郎の目を強く塞いだ。

  カゥの乳房もさらに発達し、胸の位置から、股間の方へと移動していく。その途中で、もう一つおっぱいが発達してきて、乳首が同じように長く伸びた。カゥの顔は大きくなり、前方に突出する。手足の指が癒合し始め、爪が皮膚を侵食していく。手足の指はみるみる間に蹄のような形状になった。髪が少しずつ短くなり、体の中に吸収されていく。首が太くなり、体全体がムチムチしていく。尾てい骨から伸びた皮膚は毛を纏ってシッポになった。体中にウシ柄模様の毛が生えていく。手足がやや逆間接化し、お尻がとても大きくなった。

  「もぉぉぉ~、んもぉぉぉぉ~!」

  カゥはすっかりホルスタイン種のウシの姿になってしまった。

  「嘘……」

  「もぉもぉぉ~」

  「えっ? 言葉が分かる……」

  「おい、何がどうなっている? まだ目隠ししないとダメなのか?」

  「あっ、えー……ウシだけど……カゥさんの裸……」

  宇志乃は複雑な思いを巡らせた。しかし、もう人間ではないのでいいかと思い手を離した。

  「うおおおぉ!? ウシがいる!」

  綱太郎はカゥが変身するところを見ていないので、さっきまでいなかったウシが目の前に現れて驚いた。

  「これはカゥさんよ。本当にウシに変身したの」

  「マジか……」

  「もーももーもー!」

  ウシの鳴き声が聞こえる。しかし、何を言っているのかは何故か理解できる!

  「人間に戻るにはお乳を搾らないといけない。乳絞りを手伝って欲しいって!? わ、私やったことないし……というか、カゥさんのお乳搾るの!?」

  宇志乃は動揺しているようだった。

  「そのウシの乳を搾らないと人間に戻れないのか……宇志乃がやらないなら俺が代わりに……「ダメ!!!」

  宇志乃は綱太郎の言葉を速攻遮って言った。

  「そんな強く言わなくても……」

  「そ、それじゃあ、私がやりますね。どうしたらいいのかな……」

  「もー、もーももー!」

  「せっかくお乳出すのでそのまま売りに出すからバケツに入れて溜めて欲しい……ですか。分かりました。バケツバケツ……」

  台所にあるというので、行ってみたら確かにバケツがいくつかあった。

  宇志乃はそれを持って来て、ウシのお乳の下に置き、乳首を片手で握った。

  「親指と人差し指で輪を作って……お乳の根元を絞って、そのまま中指、薬指、小指へと順番に握っていくだけ……なんですね。わ、分かりました。やってみます」

  宇志乃はドキドキしながらカゥのお乳を搾り始めた。

  ビュッとバケツの中に一滴牛乳が飛び出した。

  「わ、わぁ! 出た! すごいすごい! 見た見た? もーちゃん!」

  宇志乃は搾乳成功してすごく嬉しそうだ。

  「見た見た~」

  綱太郎はこのウシがカゥということがイマイチ信じられない。喜々してウシの乳を搾っている宇志乃に適当な返事を返す。

  「もっ❤ もぉぉ❤」

  何故かウシの鳴き声は理解でき、甘い吐息が聞こえる。その声は何だかすごくエッチだった。

  「ん?」

  宇志乃が乳絞りを始めると、ウシの頭に髪が伸び始めた。宇志乃は乳絞りに夢中になってて気付いていないようだ。綱太郎は気になってウシの体の変化に注視する。

  「んん?」

  シッポがまるで体の中に吸収されているかのように短くなってきた。体も一回り二回りと小さくなっていく。

  「んんん?」

  蹄が手足の指の形に分かれ始めた。マズルも少しずつ突出が短くなっていく。体中の獣毛が短くなり、ところどころ人肌が見え始める。

  「え、マジ……というか……エロい……」

  ウシが少しずつ少しずつカゥの姿に戻っていく。

  「もー❤ もっ❤ もっ❤ やぁん❤ もぉぉぉん❤」

  カゥは人間の姿に近付くにつれ、ウシの鳴き声に人間の甘い吐息が混じる。おっぱいの形状も人間の丸みを帯びていくが、乳首の長さはウシのままだ。

  「あっ! ちょ、ちょっと! もーちゃん! 見たらダメぇぇぇ!」

  そう言って宇志乃が乳絞りをやめようとすると、人の手に戻ったカゥに腕を掴まれた。

  「はぁ……はぁ……そのまま……搾り切って……中途半端はダメ……」

  「は、はい……もーちゃんはあっち向いてて!」

  「えー……そんな減るもんじゃないし……」

  「ダメったらダメー!!」

  宇志乃が強く言うので、綱太郎はしぶしぶ後ろを向くことにした。

  「カ、カゥさん……ま、まだ続けるんですか? もうほとんど人ですけど……」

  「ダメ……乳首がまだウシのまま……搾り切れていない」

  二人の会話を聞くだけでもエッチだった。綱太郎は思わず勃起してしまった。そう言えば夕食前もお預けくらって、結構ムラムラが溜まっている。

  悶々とした時間が過ぎていく……。

  「え? あっ、な、なに、これ……か、体が!」

  妄想の世界に旅立っていた綱太郎は、宇志乃の動揺する声でハッとした。

  「宇志乃! !?」

  振り向くと裸のままのカゥと、服がムチムチに膨れ上がった宇志乃がいた。

  「え? 宇志乃?」

  「み、見ないで、もーちゃん……」

  「いや、そんなこと言われても……カゥさん、宇志乃は一体どうしたんだ?」

  「宇志乃はこれから私が今変身したようなウシになる。言っただろ。この世界は人間がウシに変身する世界だと。二人は乳製品を食べたので、変身する条件も満たしている。私の変身を目の当たりにしたことで共鳴したんだろう」

  「そ、そんな! 宇志乃がウシになるなんて! 元には戻れるのか?」

  「大丈夫だ、安心しろ。一度ウシになってから牛乳を搾り切れば人間に戻ることができる」

  「人間に戻れるのか……それなら良かった……」

  綱太郎は安心した。

  「服は脱がせた方がいいな」

  カゥがそんなことを言った。

  「うぅ……ダメ……自分では服が脱げない……」

  宇志乃は自分で服を脱ごうと試みてみたが、体が大きくなってぱつんぱつんになってきたので、自力で脱げなくなっていた。

  「もーちゃん、恥ずかしけど、手伝って……」

  「OK!」

  綱太郎はすぐに宇志乃の背中に回った。

  「それじゃあ、脱がすぞ、両手を上げてくれ!」

  「わ、分かった!」

  宇志乃は両手を上げ、綱太郎は宇志乃の服を持ち上げた――その直前、宇志乃の乳首が急激に二倍三倍の長さに発達した。綱太郎は後ろにいたのでそのことに気付かずに一気に服を上げる。すると、発達した宇志乃の乳首が服と擦れ、感度が高まっている時だったので、宇志乃は思わずイッてしまった。

  「あぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!」

  「え? え?」

  綱太郎は急に大声で喘いだ宇志乃にビックリした。

  宇志乃はビクビクと体を震わし、パンツは愛液でびしょ濡れになっていた。

  「くすん……」

  「ご、ごめん……」

  上着を脱がすことには成功したが、何だか気まずい。

  「綱太郎は悪くないぞ。初めての変身は特に体が敏感になっているから感じやすいんだ。イク人も多い」

  「そ、そうなのか……」

  「あっはっは。気にするな。それより早く全部脱がせないと服が破けてしまうぞ」

  「う、宇志乃、続けて脱がせて大丈夫か?」

  「……うん」

  宇志乃が良いと言ったので、綱太郎は急いで宇志乃の脱衣を再開した。

  ブラジャーのホックを外す。すると、長くなった乳首が現れて綱太郎はビックリしてしまった。

  「うぅ……」

  宇志乃は手で乳首を隠そうとするが、手で隠せないほど乳首は大きくなっていた。その手も蹄化が始まり、指同士が癒合し、宇志乃は乳首を隠すのを諦めた。元々あるおっぱいの下からさらにおっぱいが発達してきて、合計4つのおっぱいがお腹側にできた。綱太郎は触りたい衝動に駆られたが、グッと我慢した。しかし、自分のアソコはビンビンに立ってしまっていた。上は全部脱げたので、今度は下を脱がせていく。

  スカートとパンツを一緒に掴んで、足の方に降ろしていく。

  「ぶおっ!?」

  お尻から膝の方に下げた瞬間、パンツの中で発達中だったシッポが急に伸びて、綱太郎の顔をビンタする形になった。

  「やあぁぁぁぁぁぁん!!!!」

  宇志乃は敏感なシッポに綱太郎の顔が当たり、また感じてしまって潮を噴いてしまった。脱がせたスカートとパンツはびしょ濡れになっていたが、なんとか破れることなく、脱がせることができた。

  最後は靴下だ。既に足の指が蹄になりかかっている。ムチムチの太ももを見ると、綱太郎は理性が吹き飛んでしまいそうだった。

  「はぁはぁ……何とか全部脱がせられた……!?」

  宇志乃のお尻が二倍くらい大きくなった。アソコからはとろとろの粘性を帯びた愛液が糸を引きながら零れ落ちている。とても心に良くない。

  「はぁはぁ……んぎぃ」

  宇志乃の耳が横長になっていく。顔が鼻と口先が伸びてウシのような顔付きになっていく。

  「うわあぁぁぁぁ~」

  恋人がどんどんウシに変身していく。見ていて妙な気分だった。妙に色っぽい感じに、何かに目覚めそうな感じがした。

  「もぉぉぉぉー……」

  宇志乃はすっかりウシに変身してしまった。鳴き声しか聞こえないが、何を言っているのかは何故か理解できる。

  「もももーももーももー」

  「疲れたかから早く人間に戻りたい。お乳を搾って……か。俺でいいのかな?」

  「もー!!」

  ウシになった宇志乃は問題無いと言った。それなら早速、乳絞りをせねば。

  「あ、ちょっと待った! バケツは変えるぞ。人それぞれ牛乳の味が少し違うんだ」

  そう言って、服をようやく着たカゥは別のバケツを持って来た。

  「そ、それじゃあ、いくぞ……」

  「もぉ……」

  まさか彼女の乳を搾ることになろうとは。綱太郎は複雑な思いだったが、やるしかないと思った。

  宇志乃の乳を指でぎゅっと握って絞っていく。ビュッ、ビュッと出てくるお乳に妙なムラムラ感を覚えた。

  「もぉ……❤もっ、もっ❤」

  宇志乃は激しくは鳴かないが、搾乳して何だか気持ち良さそうだった。

  それにしても出るわ出るわ。これは牛乳と言っていいのか、母乳と言っていいのか……結構複雑なところだが、宇志乃からお乳はドンドン出てくる。どんな味なのだろうと気になったので、自分の口の方に目掛けて絞ってみた。

  「ぐぇ……げほげほっ……」

  勢いよく出てしまい、のどちんこにお乳が当たって呻いてしまった。カゥの乳とはまた味が少し違う。カゥの方は濃厚な感じがしたが、宇志乃の方はまろやかな感じだった。

  宇志乃の乳を搾っていくと、徐々に人間の姿に戻り始めた。髪が生え、シッポが短くなり、おっぱいは四つに分かれ、毛が薄くなって人肌が出てくる。蹄は指の数に分かれ、体が一回り小さくなる……。

  「もぉぉぉーおっ、やんっ、もぉぉっ」

  鳴き声と喘ぎ声が入り混じりとても妖艶に感じる。

  「カゥさん、もしかして、俺もウシに変身できたりするのか?」

  「嗚呼、綱太郎も変身できるが……まずはその立っているものを全部絞り出さなきゃいけないな」

  「ひゃっ」

  思わず股間を隠したが意味がなかった。

  「その精子を全部出し切れば、綱太郎もウシになれる」

  「そうなのか……」

  どうしようかと考えていると、だいぶ人間の姿に近付いた宇志乃が提案してきた。

  「もーちゃんもウシになりたいの? なりたいなら、手伝ってあげようか?」

  宇志乃はまだ顔にマズルがあり、耳もウシに近い、シッポは消えたものの、蹄の指化も中途半端。おっぱいは胸の位置に戻っていた。

  「そ、それじゃあ、お願いしようかな……」

  「ふふ。それなら服を全部脱いだ方がいい。大丈夫だ、恥ずかしがるな」

  カゥはそう言って、綱太郎の変身を促した。綱太郎は急いで服を脱いだ。

  「もーちゃん、そのまま立っててね」

  宇志乃はそう言うと、元々の巨乳がさらに大きくなったおっぱいで綱太郎のチンチンを挟み込んできた。柔らかいおっぱいに挟まれて、何とも言えない快感に包まれる。つるつるぷにぷにだ。

  宇志乃も溜まっていたのだろうか? 今日は妙に積極的だ。

  「気持ちいいよ」

  「うふふ。それならよかったわ」

  宇志乃はさらに挑戦的なプレイを始めた。長く伸びた乳首の間に綱太郎のチンチンを挟み込んで、ぐにぐにチクズリしてくる。乳首を刺激しているので、母乳が綱太郎の体にびゅっびゅっ飛び散っていく。これは……とてもエロい……。すぐに宇志乃の胸は乳液まみれになった。

  「はむっ」

  「んっ」

  宇志乃はウシ化した大きな口で綱太郎のチンチンを咥えた。人間よりも口が大きく長いので、タマタマの部分まで全部食べられた。レロレロと性器全体を舌で舐められる。初めての体験で綱太郎はすごくドキドキした。大きな舌で綱太郎の性器全体を巻き付ける。そして、ぎゅぎゅっと締め付けられる。柔らかい唇も相まってとても気持ちがいい。流石に限界に達してしまった。

  「んっ!?」

  「はぁはぁ……ごめん……口の中に出しちゃった……」

  宇志乃の口の中で射精してしまったが、宇志乃は一飲みで全部飲み干した。

  「えへへ。どうだった? ウシ化オリジナルプレイだね」

  「そうだね……うっ……んん!?」

  綱太郎の胸が膨らみ始めた。それだけではない。チンチンが小さくなっていく。

  「カゥさん、これは……」

  「綱太郎は女体化し始めたんだよ」

  「え? 何で?」

  「この世界で変身できるウシはメスだけだから」

  「うおぉ、まじか……」

  綱太郎の男性器はすっかり消失し、女性器になっていた。おっぱいも発達し、結構大きくなっていた。

  「むっ、私と同じくらいの大きさ……大きくするの、結構苦労したのに……」

  宇志乃は綱太郎のおっぱいの大きさにジェラシーを感じているようだった。

  「あっ、こ、これは、なんかすごい……❤」

  声が高くなる。女性らしい姿になった綱太郎はそのままウシ化し始めた。

  乳首が著しく伸びていき、手の指がくっついていく。体が熱く、何とも言えない不思議な心地良さがある。

  人間に戻ろうとする宇志乃はもう自分で乳を搾っていた。

  綱太郎は熱にうなされながら、尻が大きくなり、シッポが生え、マズルが伸びた。髪が肌に吸収され、その代わりに獣毛が生えてくる。耳が横に伸び、体が二回りほど大きくなった。

  「もっ……もぉぉー!」

  何かを話しても、出てくるのはウシの鳴き声だ。

  「すごい。立派なメスウシになっちゃった」

  「それじゃあ、綱太郎のミルクも搾り取ろう」

  カゥはそう言って、新しいバケツを持って来た。

  「そうだ、今日は運び屋が来る日だ。せっかくだし、三人分の牛乳を売りたい。夜も遅いし、早く搾り取ろう」

  カゥがそう言い、宇志乃と二人で綱太郎の乳を搾ることになった。

  「も、もぉぉぉー!!」

  ベテランのカゥとぎこちない動きの宇志乃。どちらの手裁きもイイ……。まさか自分の乳首からミルクが出ることになろうとは……なかなか衝撃的である。ぎゅっと乳首を握られると、ゾクゾクと感性が全身に走る。無意識に愛液が零れ落ちていた。

  乳絞りが進んでいくと、ウシの姿から人間の姿に戻っていく。髪が生え、蹄が指化し、伸びたシッポが短くなる。全身の毛が薄くなり、おっぱいが発達してくると、伸びた乳首を絞られるのは何だか恥ずかしかった。体が小さくなり、マズルが人の顔に戻ると、綱太郎は人間に戻っていた。

  「あ、あれ? 体が女のままなんだけど……」

  「ん? もう男には戻らないぞ」

  「えぇー! まじかよ!」

  「あっはっは。でも大丈夫だ。運び屋に男になる薬をもらえばいい」

  「あ、戻れることは戻れるのね……」

  カゥは早速出荷の準備を始めた。何となく場の流れで綱太郎と宇志乃も手伝うことになった。そして、何とか運び屋がやって来る時間までに出荷の準備を終えることができた。運び屋は小さなネコの獣人だった。めちゃくちゃ可愛い。この場所は様々な異世界の人が流れてくる場所。何だか面白い。そう感じた二人はしばらくここで働くことにした。

  「宇志乃、綱太郎―! 新しい注文が入った。至急、ウシになって絞ってくれ!」

  カゥから注文を聞いて、二人は急いで牛舎に向かった。服を全部脱ぎ、体に力を入れてウシ化し始める。

  「もーちゃん、何だか好評みたいだね、私達のお乳」

  「そうみたいだな。急ぐなら搾乳機よりもカゥさんに絞ってもらった方がいいな」

  二人は乳首が長くなってきた。お互いにその変身していく様子を見合って、笑い合った。