町を襲うドラゴンの秘密

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  町にドラゴンが現れました!

  たすけてください!

  報酬

  20000ノア

  鋼の剣

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  今日もまたこんなチラシだよ。またドラゴンが漁ってきたからいっちょやるか。

  僕は南道 優雅。立派な一人前の騎士と言っても過言ではないだろう。

  ノアというのはこの世界で言うお金のことだよ。とても剛腕なドラゴンにしては報酬はちっぽけだ。

  でも町の安全を守るためにはドラゴンを討伐しないといけない。

  誰が依頼しているかは知らないが、とりあえず現地までワープ。

  ドラゴンは足踏みをしてあたりをきょろきょろさせながら、住人を見ると攻撃してしまうという厄介なドラゴンだ。

  住人がたくさんいるとそっちのほうに向かって建物なんか気にせずにドタバタ走っていくドラゴンだ。

  翼は僕みたいな騎士を振りほどくためにあるかのような感じだ。いつもそんなドラゴンだ。

  ちょっと不思議なドラゴンとは思っていたが、そういうタイプのドラゴンなら戦いやすくて、大丈夫だろう。

  いつも弱点は見えている。

  目はもちろん。翼とか尻尾とかいろいろ弱点だ。

  背中に乗って尻尾とか翼とか触ったら笑うかのように火を吹いたりしてしている。

  それはそれで危険なのでそういう弱点は先に対処しないとね。

  まあ、弱いように見えるが、結構強い。

  皮膚は当然のように固く、鋭い刃でさえ切り裂けないほどだ。

  すぐ刃がボロボロになってしまう。研いでも同じだろう。

  そして、弱点の尻尾を振ったり回したりすると、そのあたりから炎が出てくるんだ。

  そして、最大の武器は翼で飛べること。

  最終段階ぐらいになると渾身の力で何とか村のほうに逃げてしまうが翼でかろうじて飛んで逃げるんだ。

  一人前で倒すのがやっとなドラゴンだよ。そして倒れた後は村が大惨事に...。

  報酬は村の補填とかには使われないらしいがそれがメッチャ胸糞わるいしなるべく被害を最小限に抑えたいところである。

  村を必要最低限まで被害を抑えることができるからこそ一人前なんだけどな。

  とそこには倒れたドラゴンと家が二軒ほどしか壊れていない絵が広がっていた。

  村人たちは拍手を送っていた。

  そして拠点に変えると、王様から、ラスボスに挑戦できる券を発行してくれた。

  負けてしまうととんでもないことになるから注意するんだぞっと。

  その券にはラスボスがいる位置を示していたが、今いるこの王様の部屋じゃないか!いったいこれはどういう...!?

  ふふふ、良くたどり着いたな勇者よ!われこそが....

  すると王様の王冠が光り輝いてワープされた。

  すると決戦の地まで送り出されていた。

  我こそわぁあああ!!

  すると王様の姿が変貌する。

  手は肥大していき、爪もとがった爪になっていく

  そして、歯もギザギザになり、頭からツノが生えてきた。

  そして、背中に翼をはやしてきた。

  「ま、まさか!」

  その通りだ。奇妙なドラゴンを生み出しているのは私だ!

  ははは、気付かないのも当然だろうな!

  そう、今さっき倒したドラゴンそのままの姿だった。

  しかし、雰囲気が全然違った。

  狂暴で、しかも翼を使ってくる、立ち往生できなくなるんじゃ!

  まずい!こんなの聞いていない!でも、でも、ここはやるしかない。

  村から帰るときは必ず装備も体力も全回復して戻ってくるから。

  挑戦しなきゃ、この悪夢は繰り返される!

  ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!!

  口から火を出して暴れていて、近づこうとすると尻尾の炎が厄介で近づけない。

  なんという力だ。王様だからこんなに器用に使えるのか...。だからだから...。

  今までのことを整理すると、もしかしての空想がたくさん出そうになったが、そんなことにはさせない!

  今は勝負に集中するのみ!

  炎の遠距離攻撃と、尻尾の至近距離の攻撃があるの強すぎだろ...。

  今まで戦った来たドラゴンはいったい何だったんだ...。

  強すぎて歯が立たない...。

  どうしよう、装備ももうボロボロで壊れそうだ。

  しかも、自分の体力もまずい気がする...。

  そして、なんといってもボスの体力は一つも削れていないんだけど...。うそでしょ...。

  絶対に勝ってやるんだか―ら...。

  ばたっ

  ~~勇者は力尽きた~~

  君の負けだ。

  村の外に追い出された。

  すると、体が熱くなっていく気がする。

  王様の変身のような感じが蘇ってくる。

  あの変身と同じだ...。

  しかし、自分が体感すると息が苦しい。

  手からはうろこみたいな模様が生えてきた。

  自分がなる感覚は違った。

  目線がぐんぐんと高くなっていく。

  分厚い皮膚になって、口からは火が出てきた。

  今どんな姿なのかはわからないが、確実に王様と同じドラゴンになっているだろう。

  そんな...。ちがう、僕は元人間なんだ!

  いや、待てよ...。今までバトルしてきたドラゴンも元人間だったんだろう...。

  王様に勝てるように思いきり戦い方を練ったほうがいいんじゃ...。

  嫌そうすると、人間たちが...。

  くそ、自分がドラゴンなんて信じられない。

  こんな姿、だれが見ても、ドラゴンだ!

  住人が近くにいた。

  炎のよだれが出た。

  美味しそう...///

  肉食系のドラゴンだった。

  本能に逆らうことができず、住人を動けなくし、ごくりと丸のみした。

  ちがう...。僕は人間...。ちがうドラゴン...。考えもまとまらなくなってきた。

  ぐぁあああああ!!!

  いままでの元人間ではない強いドラゴンが生まれた。

  背中に生えた翼を使い、町を壊しても何も思わなくなっていた。

  いや、逆に爽快感だった。

  町が滅んでいくのを見ると楽しく思えてくる。

  こんなの誰もが倒す対象になるだろうとも考えないで。

  新しい景色を楽しんだ。そんな今の自分が楽しい...。

  数日後、誰も勇者がドラゴンを倒せず、町が完全に崩壊した。

  王様もこのことを喜んでいたのだろう。

  王様もドラゴンに変身し、二匹で仲良く空を飛び回っている姿は誰も見かけないだろう―

  -BAD END?-

  次のページにGOOD END?があります。

  [newpage]

  そこで現れたのは異世界から来た凄腕のドラゴンハンター「たち」。

  そう、数の暴力だった。

  炎なので弱点は水。

  遠距離では矢を使うのだが、先端に水風船を括り付けて当たった瞬間に水がばしゃという作戦だ。

  あまりにも炎が強いと、火に油にそそぐかのように水が負けてしまう。

  予想通り、水が効いていないようにすぐにジューという音が聞こえた。

  ダメだ。

  水を使うんじゃだめだ。

  炎のもう一つの弱点は土にかぶせる。

  土をかぶせると、酸素が供給されなくなり、つらい戦いになるだろう。

  しかし、相手は空を飛んでいるし、土を舞い上げると、逆に火に油を注ぐ。砂嵐になって逆に不利になるぞ...。

  いったいどうすれば。

  近くに行くと踏みつけたりされるし...。

  このドラゴン思ったより強いぞ...。

  そこで定番の銃を構え、乱射する奴とか威力が強い奴とかを使った。

  しかし、そんなものは固い皮膚に通用せず。絶体絶命のピンチ。

  そういえば、あらゆる生物ではないけど、目があるものは目を狙えば変な動きをして、勝手に倒れてくれるだろう。

  目を狙おうとするが、それに気づいたか、目を手でガードし始めた。

  しかし、手はそんなに大きくもないし、薄い皮でできている。

  そのまま攻撃すればいづれ手を離してくれるだろう。

  手を目に当てているときはおとなしくしている。

  攻撃ほかの人は近くに行って攻撃して!

  そうして、何とか弱点を見つけて二匹とも倒れた。

  やったぁああああ!!!

  でも、この村をもとに戻すまでが私たちの役目なんじゃ...。

  するとドラゴンが再び立ち上がった。

  みんなは急いで逃げるが、ドラゴンの姿から姿を変えて、王様の姿に変わった。

  せっかく、せっかく、二人だけのたのしみがぁぁぁぁぁ....!!!

  王様は泣き出した。

  ドラゴンはなんで悪者にされる...。

  ドラゴンとして純粋に生きたいのに..。

  人の姿なんてもう嫌だ。

  人なんて裏切ったり恥ずかしがったり、そんなことするのに...。

  ドラゴンは違う。いつも純粋で、やれることは何でもする....。

  恥ずかしがったりする必要もないのに...。どうして君たちはわかってくれないの!

  ドラゴンハンターはみんな固まって誰も王様を慰める雰囲気にはならなかった。

  というかどう慰めていいかわからなかった。

  異世界からやってきたドラゴンハンターのせいで、一匹、いや一人のやりたかったことを台無しにさせてしまった。

  ドラゴンは町を破壊する怖い生き物だ。しかし、共存するということもできるだろう。

  しかし、ドラゴンはドラゴンなりの生き方をしたかった。楽しみたかった。

  それを絶望的にさせてしまうかもしれない。これで平和が戻ったと思うかどうかはドラゴンハンター、いや読者に任せたい。