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手術台の冷たい金属が、男の全裸の肌に張り付いていた。手足は鉄の拘束具で完全に固定され、身動き一つ取れない。男の名は拓也。三十歳の平均的なサラリーマンだった。
「ほら、見て。これが君を猫に変える薬だよ」
白衣の研究者――若い女性の研究者は、透明な注射器を拓也の目の前にかざした。中には淡い緑色の液体が揺れている。
「今から君を雄猫に変身させる。楽しみだね」
拓也の目が大きく見開かれた。
「はあ!? ふざけんなよ! お前何言ってんだ! すぐに元の体に戻せ! このクソ女!」
彼は全身をよじり、怒声を上げた。研究者はくすくすと笑うだけだった。
「えー、猫の方が人間より可愛いのにー。君の声なんか聞いてないよ」
注射針が首筋に刺さった。冷たい液体が血管に流れ込む。
「うわっ……あ、ああっ……!?」
最初に感じたのは、全身の痒みだった。拓也は必死に首を上げ、自分の体を見下ろした。
「な、なんだこれ……!」
薄い産毛が全身に生え始めていた。腕、胸、腹、太もも――人間の体毛とは明らかに違う、柔らかく密な毛が急速に伸び、灰色の美しい毛皮を形成していく。四肢が短くなり、骨格が変化する音が体内で響く。手足の指は丸くなり、肉球が生え始めた。
そして尻尾。尾骨のあたりが熱くなり、肉が盛り上がり、長い尾がゆっくりと伸びていく。拓也は恐怖と羞恥で震えた。
『俺が……俺の体が、畜生に……! こんなの、認められるかよ……!』
研究者の視線が下半身に注がれた。
「あらあら、注目。君の自慢の大きな男性器が、どんどん小さくなってるよ。猫らしい立派な棘が生えてきたね。ほら、こんなに可愛い小さなペニスに。人間のプライド、ずいぶん縮んだみたいだ」
拓也の太く長かった陰茎は、みるみるうちに小さく縮み、先端に鋭い棘が生え、猫のペニスへと変貌していった。彼は絶望的な叫びを上げたが、声はすでに人間のものではなくなりつつあった。
やがて変化が完了した。手術台の上には、一匹の雄猫が拘束されていた。灰色の美しい毛並みをした、若い雄猫だ。
「きゃー! かわいいー! すごく可愛くなったね、猫ちゃん!」
研究者の嬉しそうな声が、拓也のプライドを逆撫でする。彼は喉を鳴らして威嚇したがつまらなかった。
「うるさいなぁ。雄猫になったんだから、ちゃんと猫らしいことも体験してもらわないと」
研究者はにこにこしながら、特殊な搾精器を拓也の股間に取り付けた。吸引と振動が同時に始まる。
「ひゃうっ……!? あ、ああっ……!」
猫の体で初めての精通だった。研究者は楽しげに囁く。
「猫ちゃんとしての精通おめでとー♡ ほら、たくさん出して。500ccくらいは搾り取るからね。今の君の精子は、猫も人もどちらも孕ませることができる貴重なものなんだよ。まあすぐに人は無理になるけど」
拓也の小さな猫ペニスは激しく脈動し、大量の精液を搾り取られ続けた。研究者は満足げに容器を見つめた。
搾精が終わっても、拓也はまだ反抗的だった。猫の声で必死に訴える。
「にゃあ……! にゃーっ! (元の姿に戻せ!)」
「そんなに雄猫が嫌なら……仕方ないね」
研究者は別の注射器を取り出し、液体を注入した。今度は雌猫への変化が始まった。
しかし拓也は変化にほとんど気づかなかった。体が少し熱くなった程度だ。
研究者は笑いながら彼の股間に手を伸ばし、柔らかい肉球でまさぐった。
「ちっちゃいちんちんだったからわからなかったよね笑。ほら、もうここ、女の子になってるよ?」
指が滑り込む場所があった。拓也の目が見開かれた。そこにあったはずの猫ペニスは完全に消え、湿った雌の器官が触れていた。
『う、嘘だ……俺が、雌に……!?』
再び「元に戻せ」と訴える拓也を、研究者は無視した。
「うるさい猫ちゃんは実験に使うよ」
拓也はうつ伏せにされ、四肢を改めて強固に拘束された。尻尾は無理やり持ち上げられ、露わになった雌の秘部が研究者の前に晒される。
研究者は先程搾り取った「拓也自身の精液」が入った容器を手に取ると、シリンジを差し込んで透明な筒に白濁液を吸い上げた。粘度のある液体がシリンジ内でゆっくりと揺れる。
「じゃあ、注入するね」
冷たいシリンジの先端が、拓也の新しくできた膣口に押し当てられた。
「処女喪失しちゃったね♡」
ずぶっ……と、異物が一気に膣内に沈み込む感覚。
『うわっ……!? あ、ああ……入ってくる……! 俺の……俺の体の中に、なんか太いものが……! 処女……? 俺が、雌猫の処女を……奪われた……!? くそ、こんなの認めるか……!』
拓也の猫の体がびくんと震えた。羞恥と屈辱で頭が真っ白になる。
研究者はシリンジをさらに奥まで進め、先端を子宮口にぴったりと当てた。
「わかる? ここが子宮。君が女の子になった証だよ」
『……!? そこ……奥が、熱い……。子宮……? 俺に、子宮なんて……! 女の子の証……? ふざけるな……俺は男だ……俺は……!』
恐怖と違和感が爆発した。自分の体内に「女性器としての器官」が確かに存在していることを、初めて強く自覚させられる。拒絶の念が全身を駆け巡るが、体は拘束され動けない。
「さあ、注入するよ。君が君に射精してるの、わかる? 大家族めざそうね♡」
研究者がピストンをゆっくりと押し込む。白濁した拓也自身の精液が、勢いよく子宮内に注ぎ込まれた。
どくっ、どくっ、と熱い液体が直接子宮を満たしていく感覚が、拓也の脳を焼き尽くした。
『あ、あああっ……! 入ってくる……俺の精液が、俺の子宮に……! 俺が俺に……射精してる……!? こんな狂ったこと……! 孕む……俺が、俺の子供を孕む……! いやだ、いやだ……! でも……熱い……奥が、溶けるみたいに……!』
排卵を促すために尾の付け根をトントンと叩かれながらの自家受精。快楽と恐怖が混じり合い、拓也の意識は激しく揺さぶられた。自分の精子が自分の卵子を襲い、受精していくのが、なぜか鮮明に想像できてしまい、絶望が深まる。
注入が完了し、シリンジがゆっくりと引き抜かれた後も、子宮内にはまだ熱が残っていた。
妊娠は急速に進行した。日ごとに腹が大きくなっていく。拓也は鏡に映る自分の姿を見て怯えた。
『俺の体が……俺の子供を孕んでいる……この腹、どんどん膨らんで……もう耐えられない……!』
出産の日が来た。研究者は特殊な薬を注入した。
「産むほど気持ちよくなれる薬だよ」
最初は必死に抗った。産みたくない、と体をよじった。しかし、最初の仔猫が出てきた瞬間、脳が真っ白になった。快楽が全身を支配する。
「にゃあ……! あ、ああっ……!」
二匹目、三匹目……次々と産み落とすたびに、拓也の理性は溶けていった。本能が勝った。母性と快楽に屈服した。
最後の仔猫を産み終えた時、研究者が優しく言った。
「おめでとう、『ママ』笑」
拓也はもう、反抗しなかった。ただ小さく喉を鳴らし、仔猫たちを抱くように体を丸めた。元人間だった男は、雌猫としての新しい現実を受け入れていた。
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