元飼い猫の猫メイドさんに癒される話。

  あ、マスター!

  おかえりなさいなのにゃ!

  今日は早く帰ってくるって言ってたのに、やっと帰ってきたのにゃ。

  酷いのにゃ。もしかして、また残業をさせられてたのかにゃ?

  人間の仕事も大変なのにゃあ~。

  でも、マスターが頑張ってくれてるお陰で、リリもこうやってあったか~いお家で暮らせてるから、感謝してるのにゃ!

  マスター、いつもありがとうなのにゃ!

  ふふふ、というわけで……たまにはこうやって、リリがマスターのことを癒してあげるのにゃ!

  リリがマスターとおしゃべりできるようになる前までは、撫でてもらうばっかりで、マスターのことを撫でてあげられなかったのにゃ。

  だから、これからマスターには、リリにたくさん癒されて、気持ちよくなって欲しいのにゃ!

  (※膝枕の距離感でゆっくりと↓)

  なでなで……なでなで……。

  よしよし、マスターはいい子なのにゃ~。

  毎日頑張ってえらいえらい……。

  マスターの頑張りは、いつもリリが陰で見守っているのにゃ。

  マスターは一人じゃにゃい。

  今は安心してリラックスするのにゃー。

  (なでなでする。少しの静寂)

  ……え、にゃに?

  今度はマスターがリリを撫でたい?

  な、何を言ってるのにゃ。

  ご主人様を癒すのがメイドの役割にゃんだから、それはできないのにゃ!

  あっ、ちょっと待つにゃ……。

  そうやって、頭触られると……!

  あ~~っ……!

  ご主人の手、気持ちいのにゃ~~!

  あったかくて優しくて……なんだかぽわぽわしてくる感じ……。

  不思議にゃ……まるで魔法みたいな力なのにゃ。

  へへ……へへへへ、擦られてるだけにゃのに、気持ちよすぎて蕩けちゃう……。

  はっ……いや、ダメなのにゃ。

  リリはメイド……ご主人様を癒さなくちゃ……!

  ほら、ご主人、そろそろ交代の時間なのにゃ!

  今度はリリがご主人を癒す番なのにゃー!

  え? リリの頭を撫でるのが癒しだから、そのままゆっくりしててほしい?

  もっと、リリを撫でていたい?

  う……そういうことなら……しょうがないのにゃあ。

  ご主人が満足いくまで撫でていいのにゃ。

  ……でも、なんか……、猫の姿じゃなくて、人間の姿で頭を撫でられるのって、なんだか恥ずかしいのにゃ……。

  これが羞恥心……ってやつなのかにゃ?

  うう……人間って、大変なのにゃー。

  (少しの静寂)

  ……なんだか、マスターに撫でられてたら、眠くなってきちゃたのにゃ。

  うう、そうじゃなくって……リリが……マスターのことを癒してあげるはずだったのに……これじゃあ予定と違うのにゃ……。

  でも……眠気には……逆らえない……。

  うう、にゃああぁぁぁぁ……。

  ……次こそは、、、

  次こそは、、マスターを癒すのにゃ……。

  ……マスター、、、、

  大好き……にゃ。

  あしたも、、、あさっても、、、、、

  ずっと一緒、なのにゃ~~。

  くぅ。

  (※寝息数回。→フェードアウト。)