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ある夜の日のことである。柴谷先輩宛に一通の手紙が届いたのだ。ただ場所はなんと学校で…依頼主は龍谷先生からだった。その手紙には3つの依頼と書いてあるだけで内容は学校に来てから話すと書いてある。とうとう柴谷先輩にも仕事が決まったのは嬉しいけどなんだか不安でもあった。
「龍谷先生からね…なんだか不安なんだけど…。」
「俺もだよ…しかもなんで学校?」
確かにそうである。しかも柴谷先輩だけでなく私達も一緒に参加してくれと書いてあるのだ。龍谷先生は柴谷先輩達を私達と棲まわせるために魔法を使ってシェアハウスをドッキングさせた張本人。そんな先生が依頼してくるのだから不安を感じるのは分かる。
「とりあえず今日は休もう。」
「今日は俺と一緒だよね?」
因みにだけど私は一日交代で誰かと一緒に添い寝することになっている。今日は柴谷先輩と…か。まあ彼が一番ましである。虎谷先輩と熊谷先輩は寝ている時に股間のものを触らせたがるし獅子谷先輩と大神先輩は寝相が悪く寝返りを打つ度に体の位置が変わり終いには彼らの胸に顔が埋まる状態になってしまう。ガチムチでモフモフな獣人なのはいいけれどちゃんとしてほしい…と以前言ったけどみんなそのことは忘れているらしい。順番はというと大神先輩→獅子谷先輩→柴谷先輩→熊谷先輩→虎谷先輩である。最初はみんな文句を言いながら決めていたけど私が一言言ったら素直になったのでこれは私が決めたようなものかも。それはさておき柴谷先輩と一緒に部屋に入る。彼の部屋はグルメの雑誌が大量にある。誰も行ったところのない場所もあるので彼に聞いたら教えてくれそうだけど…。
「明日何をするのかな…。」
「そうですね。私達も一緒なので大丈夫ですよ。」
「龍谷先生が何をさせるか分からない…。」
すっかり落ち込んでいる柴谷先輩。私も不安なので仕方が無い。柴谷先輩も私達と同じクラスだったけどほとんど話をしたことがない。最初に話したのは大神先輩と獅子谷先輩が彼を野球部に無理矢理連れてきた時。彼からは話しかけることはなかったけど…。
「柴谷先輩、頑張ったら何かご褒美でもあげたいな…なんて思ったり…「ほんと!?じゃあ俺をモフモフしてほしいな〜!それからデート…とか…。」」
「そういえばまだでしたね…分かりました。柴谷先輩とのデート…楽しみです。」
柴谷先輩はすっかりご機嫌になった。その証拠に尻尾が大きく振れている。やっぱり彼はこうでないとね。そして運命の日がやって来た。柴谷先輩は学校に来た途端また不安な顔になっていた。さて…龍谷先生は一体何をさせたいのかな…。
「お前らよく来てくれた。早速だが依頼内容を話すとしよう。お前らには柴谷のやることをサポートしてほしい。そして柴谷、お前がやることは3つだ。まあ全て舞台に上がってすることなのだが…。」
龍谷先生は柴谷先輩を見て言葉に詰まる。そして再び口を開くが…。
「柴谷には酷い目に遭ってもらうかもしれない。それでもやるか?」
「な…なんでですか?」
「今まで怠けてたからな…少しでも痩せさせようと思っていたんだ。こいつ野球部の時から食べてばかりでな…これ以上見てたら危ないと思っていたんだ。」
確かに…柴谷先輩は今まで以上にまるまると肥っている気がする。多分私のせいなのかも…彼に大量の甘物を与えすぎて…それなら私がやるしかない…!
「柴谷先輩!もし…頑張ってくれたらご褒美上げると言いましたよね?私も一緒に手伝いますと言いましたよね?約束は守りますので頑張りましょう!」
柴谷先輩は覚悟を決めたようでゆっくりと頷いていた。
「分かった。では…早速始めるとしよう。柴谷にやってもらうのは3つだ。順番はもう決めてあるからその通りにやってもらうことになる。全て体を動かすことになるから覚悟してくれよ。」
要するに柴谷先輩にダイエットをさせるということだ。
勿論私達も参加してほしいということで…それより何をやらせるのだろうか?[newpage]
〜ケモレスラー編〜
まずはケモレスラーになってレスリングをさせるようだ。体育館にはリング場が設置されている。これは龍谷先生が魔法陣で出したものだ。相手はというと運動神経抜群の虎谷先輩である。最近彼は性欲が強くなっているけど大丈夫だろうか…。二人はレスラーパンツを履きサポーターをつけ準備万端だ。
「では…柴谷豪と虎谷卓の試合を始める。相手を降参させる手段は自由だ。始め!!」
二人は同時に動いた。力は互角だが体重は柴谷先輩の方が重い。虎谷先輩はやはり柴谷先輩の体重に負け押し倒されてしまう。
「虎谷!手加減はなしだからな!そんなんで降参なんてするんじゃないぞ!!」
「わかってますよ!しかし…これでは分が悪いな…!いいこと思いつきました!!」
虎谷先輩は何を思ったのか柴谷先輩の股間に手を伸ばしサワサワと触り始めたのだ!勿論彼は体が反応し震わせる。やはりやるとは思っていたけれど…。
「ひ…卑怯だよ!でも降参させるなら何をやっても自由だから俺もやってやる…!」
柴谷先輩も負けじと虎谷先輩の股間に手を伸ばしサワサワと触り始めた。もうこれは試合というよりただの戯れ合いである。熊谷先輩達は楽しそうにしているけど…私には耐えられずその場を立ち去った。それに気づいた虎谷先輩と柴谷先輩は試合を辞めてついてくるのだった。
「こら!まだ試合中だぞ!!」
「すみません、この試合は無効にして下さい。」
「これは失敗か…。仕方無い…次に行くぞ。」
試合がなくなり私は体育館の外の階段で座っていた。そこに虎谷先輩と柴谷先輩が来て隣りに座る。
「…ごめんな。変な所見せて…自由と言った龍谷先生が悪いんだからね。」
「分かってます…では戻りましょうか。まだやることがあるんですから。」
「そうだな。俺も頑張って痩せるからね。」
柴谷先輩は素直な性格なので私は一番好きである。次に虎谷先輩で…今は性欲が強いけど彼も好きである。[newpage]
〜ケモヒーロー編〜
「次は劇をしてもらうぞ。柴谷にはケモヒーローになってもらい虎谷達には悪者役をしてもらうぞ。如月は人質役を担当してくれ。」
柴谷先輩は一度ヒーローの姿になったことがある。(詳しくは番外編のハロウィン編で。)ガチムチ体型の彼だけどあの姿はもう一度見たいとは思っていた。早速龍谷先生はみんなに魔法をかけて衣装を着せる。虎谷先輩達は今回悪者役で…衣装はというと全身黒のスーツだった。いかにも悪そうな感じが出ていて…何より格好いい。一方私はというとヒロイン役で女装していて…それを見たみんなはメロメロになっていた…。
「じゃあ始めるぞ。如月が悪役に捕まっているところから始まる。セリフは虎谷からだ。」
ライトがステージに集まり劇が始まった。ライトは僕達を明るく照らす。龍谷先生はライトを魔法で器用に操っている…相変わらず謎な先生だ…。
「フフフ…ドッグヒーロー·フレイア。これ以上近づいたらこいつの命はないぞ。」
「た…助けて…。」
「その子を離すんだ!悪の軍団共!」
みんな成りきってるな…龍谷先生もみんなのことを分かっているから合った役を決めていたんだな…と私は一人納得していた。
「如月!その泣き顔いいぞ!もっと泣いてくれ!そうすればもっと盛り上がるからな!そこで柴谷!悪の軍団に攻撃だ!」
龍谷先生…ものすごくノリがいい。というか一人で盛り上がっている…そして納得したように頷いてるし…。その間みんなは龍谷先生を見ていて動きが止まっていた。
「ドッグヒーロー·フレイア。隙だらけだぞ。」
いつの間にか獅子谷先輩と大神先輩が柴谷先輩を捕まえていた。この展開はなんかヤバそうだ…。
「お前の精液を手に入れてクローン開発の材料にしてやるぜ…ありがたく思いな。」
獅子谷先輩は柴谷先輩の股間に手を伸ばすと愛撫しだした。柴谷先輩の反応がよかったのか大神先輩も胸に手を伸ばしサワサワと触り始めた。
「いい気味だな。さっさと射精しちまえよ。お前ら!早く殺ってしまえ!」
二人の動きが早くなる。それに柴谷先輩は耐えきれず結局射精してしまった。
「ザマアねえな。大量に出してくれてありがとな…お前ら!ずらかるぞ!!」
柴谷先輩は射精してしまったせいで気絶してしまっていた。私は彼に近寄り涙を流す。
「フレイア…私のためにありがとう…。」
私は彼を抱きしめキスをしてしまった。劇としては最悪で…本当だったら柴谷先輩が悪の軍団に勝つというシナリオだったはず。
「お前らな…ヒーローを倒してどうするんだ。我が考えていたシナリオとは程遠い。お前らのせいで劇は台無しだ。如月、柴谷を保健室へ連れて行って看病してくれ。虎谷達はここで説教してやる。」
結局劇でも酷い目に遭った柴谷先輩。次も多分酷い目に合いそうで私は不安になっていた。そんな不安を抱きつつ私は彼を保健室に連れていきベッドに寝かせる。私はというと彼が起きた時のためにコップに水を入れて持ってこようと思っていた。とー
「蓮君…俺…気絶してたんだな。」
「大丈夫ですか?虎谷先輩達も酷いことしますね。見ててとても阻害でした。今水を持ってこようと思っていたんですけど…飲みますか?」
「大丈夫だ。劇は…台無しになったな。蓮…俺のために泣いてくれてありがとな。それから…キスも。」
「当たり前じゃないですか…柴谷先輩ももう私の恋人なんですからこれぐらいは…。」
言い切る前に柴谷先輩が抱きついてきた。尻尾はいつもより大きく振れていて獣耳はピコピコとしていた。目には涙が溜まっていて…いつもより力が弱かった。[newpage]
〜???編〜
「あの二つは結局失敗だったな。最後は…もう自分で痩せるという気持ちがないと駄目だな。お前らもじゃれ合うのはいいがやり過ぎだ。柴谷のことは如月に任せてお前達はシェアハウスに戻るがいい。」
虎谷先輩達は肩を落としトボトボとシェアハウスに戻っていった。龍谷先生は仕事を私に押し付け目の前から消え去っていった。体育館に柴谷先輩と残された私だけど…何をしたらいいかわからない。
「…柴谷先輩、私達も帰りましょうか…。」
「このまま一緒にいてほしい。俺は蓮と二人でいたいんだ。ここでできることなら何でもするぞ。」
できること…か。とりあえず体育館の倉庫を見てみる。そこにあるのはバスケットボール、卓球、バレーボール…私の嫌いな球技ばかりだ。
「バスケに卓球にバレーか。どれも球技だな。蓮、全部やろうぜ!!」
柴谷先輩はバスケットボールを持つと素早い動きをしてダンクを決めてみせた。
「かっこいい…柴谷先輩、野球よりバスケに入ればよかったのではないでしょうか。」
「野球部じゃなかったら蓮君に逢えなかったからね。今ではもうそれでいいと思ってるんだ。蓮君と一緒にいた方が俺は楽しいよ。」
柴谷先輩から笑顔が溢れている。野球部にいた時と同じ顔…彼は野球部に来た時私に既に興味を持っていて…帰りによく奢ってくれてたりしていた。
「熱くなってきた…蓮、ここで全裸になっていいか?」
言う前に彼は服を脱ぎ捨て既に全裸になっていた。逞しい体付きで惚れ惚れするけど股間のものまで見せなくても…しかも既に勃ってるし…。
「蓮君、俺のもの…触ってくれないか?できることならここで射精してすっきりしたいんだ。」
柴谷先輩は全裸で私に近付いてくる。そして私の手を採ると自分の股間に導く。そしてそのまま上下に動かして快感溺れる柴谷先輩。彼の匂いが私の鼻を通り抜ける。
「俺が柔道部に入っていたのを覚えてるか?その時絶対に全裸になるんだ。それで股間を触ってきて…酷いと射精するまで擦られるんだ…今は野球部に連れてきてくれた獅子谷と大神に感謝してるんだ。野球部に入って蓮君を見た時ふたりきりになった時に言おうと思っていたんだ。“俺の…恋人になってくれ“って。俺…ここに入学してからずっと恋人がいなかったんだけど蓮君がここに入学してきて同じクラスだと知った時話そうと思っていたんだけどね。ふたりきりになった時に“俺の恋人になってくれ“と言いたかったんだけど…でも虎谷君と熊谷君に妨害されて君に近づくことも出来なかったんだ。」
自慰しながら過去のことを長々と話す柴谷先輩。少しずつだけど彼のものからは先走りが出てきていた。
「股間の匂いは他に比べて特に強いけど上書きされると消えるから気にしなくていいよ。匂いを付けておくのは恋人になった人を盗られないようにするためなんだ。虎谷君もやっていたのを覚えてるかな?それはその理由で触らせていたんだ。」
「…虎谷先輩に聞きました。始めて知った時不安になりましたけど今はもう大丈夫です。私もここに入学するまで誰とも接することはありませんでしたし…柴谷先輩と同じで孤独だったんです。ですが皆さんに会えて…とても嬉しいです。これからも恋人としてお願いします。」
「ありがとな。もう限界がきたから離れてて。精液を蓮君にかける訳にはいかないから…これが終わったら少し散歩しようか。今日は俺と付き合って。」
柴谷先輩は自分のものを持った手を早くして…そして大量に精液を出していた。余程気持ちよかったのか顔が綻んでいた…。このあと学校内を散歩して…明日デートの約束をした。柴谷先輩のことだからグルメを巡ることになるんだろうな…と思う私だった。
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