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「あれ、これ何だろう? 何々、あなたも魔法猫少女になりませんか? え、マジで?」
「猫少女に興味あるのかな? かな!?」
「わわ! 誰ですか!? って、みやちゃん!?」
「みやの事知ってるんだね!? 猫少女に興味あるの!?」
「えっと……いつも見てて可愛いな、とは思ったかな?」
突然現れたみやちゃんに絡まれてる者。
猫少女の求人を出すだなんて、みやちゃんは一体どういうつもりなのかな?
「じゃあ決まりだね! 定員1名採用! 早速ステッキを支給だよ!」
「え、何ですか!?」
みやちゃんから魔法のステッキを受け取りました。
「これを持って魔法猫少女! 始動! って叫ぶといいよ☆ 後はどーにかなると思うから!」
「え、一体何がどうなって……まさか、これで魔法が?」
「じゃあみやはまぐろ丼を食べに行くから帰るね☆ またね!」
そう言ってみやちゃんは行ってしまいました。
「みやちゃん、初めて本物を見たけど想像以上のテンション……えっと、魔法猫少女、始動?」
呪文を口にした途端、ステッキから魔法が溢れ出てメタモルフォーゼが始まります。
そしてあっと言う間に魔法猫少女へと早変わり!
「え? この手……この姿って……私、もしかして猫少女になってるの!?」
急に魔法猫少女の姿に変わってしまい、もはや大慌て……。
「めっちゃ最高じゃん! 猫少女ってステキ」
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大慌て……でもなかったようで、すんなりと状況を受け入れてしまいました。
「みおー、酒よこせにゃんー、早くおうちへ帰りたいんだにゃあ」
「お兄ちゃんったら。ご町内の平和を守るのがみお達の役目でしょ? しっかりしてよ、もう」
「でもパトロールもどきにゃんかしてても、特に異常にゃんてにゃいにゃ」
そこへパトロールもどきをしていたみおちゃん達が登場。
「あれ、見た事のない猫少女が居るね?」
「誰だにゃん? みやちゃん、本当に求人募集でもしたのかにゃん?」
「こんにちは。みおはみおって言うの。こっちはたまちゃん」
「初めましてにゃ、あたしはたまちゃんだにゃん」
「え、みおちゃんとたまちゃん? 本物、だよね?」
「うん、本物だよ? あなた、名前は何て言う猫少女なの?」
(えっと、何て言えばいいだろう……以前使っていたハンドルネームでも言っておけばいいかな?)
新たな猫少女は名前を口にしました。
「私、ルミカです。宜しくお願いしますね、みおちゃんとたまちゃん」
「うん、宜しくね、ルミカちゃん」
『ズッキューン!』
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「今、にゃんか凄い音が聞こえたにゃ?」
(やべえ……本物のみおちゃん、めっちゃ可愛い……萌え)
ご町内の平和を守っている猫少女の存在は、当然一般市民の目にも映っています。
そんな猫少女達の活躍は今やネットのSNSでシェアもされて、それで知っていると言う層も居るのです。
そして中にはファンアートを描く程の熱狂的なファンも居るとか居ないとか……。
「どうしたの? 何だか顔が赤いけど」
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「な、何でもないよ? 決してみおちゃんってステキだね♪ だなんて事は思ってなんか」
「みおがステキなの? ありがとう」
(やべえー! 口に出ちゃってるー!)
ルミカちゃんは何だか、少し緊張気味のようですね。
「たまちゃーん、ちょこここね買いに行こー」
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「あ、ここねちゃんだにゃ。じゃああたしはチョコドーナツを買うにゃ!」
「って、その子誰ー? まさかの新キャラさんー?」
「あ、私ルミカです。宜しくお願いしますね、ここねちゃん」
「宜しくねー、いきなりだけどごめんねー、私たまちゃんと約束があるから借りて行くねー」
「人を物みたいに言うにゃん……」
「ついでにみおのシュールストレミングも頼むね。あれ、大好きなの」
シュールストレミング……確かにお魚ではありますが。
分からない人はググってみてくださいね。
「たまちゃん、行っちゃった。ごめんね、会ってそうそうドタバタしてて」
「ここねちゃんも萌えー」
「萌え?」
「あ、何でもないです……」
「萌えなんだ、みおの事も萌えかな? なんちゃって」
『ズッキューン!』
「みおにも分かるくらい凄い音、したね」
ルミカちゃんは本物のみおちゃんを目の前にして、色々と抑えるのが限界のようです。
「私、ちょっとおトイレ行ってくる!」
「あ、うん。みお、待っていればいいのかな?」
ルミカちゃんは慌てて近くの公園のトイレへ駆け込みます。
[newpage]
「マジでやべえ……本物のみおちゃん、めっちゃ可愛い……萌え」
実はルミカちゃん、超が付く程猫少女の熱狂的大ファンなのです。
そしてみおちゃんを極めし者、との肩書きを持っている程にみおちゃんの事が……。
「あ、そうだ。トイレついでに一応、調べておこうかな?」
ルミカちゃんは個室に駆け込んで、一応調べると……。
「うぉー! マジで女の子だー!? 猫少女だー!? なって良かったー!」
一人でめっちゃテンション爆上げでした。
外で待っているみおちゃんにまで聞こえていた、だなんて本人は知る由もなく……。
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ルミカちゃんはみおちゃんの元へ戻ります。
「お待たせです……何だか待たせちゃってごめんなさい」
「いいよいいよ。そういえばみお、これからアイス屋さんへ行く予定だったんだけど、良かったら一緒に来る?」
「マジで!? みおちゃんと言えばアイスだよね!?」
「そ、そうだけど……何だかやけに凄く詳しいね?」
「あ、それは……SNSでそんな話を見掛けて、ね?」
ルミカちゃんとみおちゃんはアイス屋さんへ行く事になりました。
(うぉー! みおちゃんと二人きり……やべえ、猫少女になった上にこんな思いまで出来るなんて……マジ最高じゃん!?)
「ルミカちゃん? 大丈夫? 顔、赤いよ」
「え!? だ、大丈夫ですよ!?」
「うん、それならばいいんだけどね。着いたよ、アイス屋さん」
「猫少女の姿のまま入っちゃうんだね……」
二人はアイス屋さんへと入って行き、みおちゃんオススメのピーチアイスを買います。
「パトロールの後のアイスは美味しいね」
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「みおちゃん、いつもご町内を守ってくれているんだよね。今日もお疲れ様」
「そんな大した事はしてないよ、ここ最近平和続きだもの。でもありがとう」
(みおちゃんにありがとうって言われた……やべえ、ドキドキする)
「ルミカちゃんはさ、もしかして今日魔法猫少女になったの?」
「え、そうだけど何で分かるの?」
「さっきトイレから声が……じゃなくて、何となくそうなのかなと思ってね」
ルミカちゃんはみおちゃんに聞かれてた、と知ってしまい赤面してしまいました。
「あはは、恥ずかしがらなくていいよ……ごめんね? みお、勝手に聞いちゃって」
「騒ぎ過ぎた私が悪いんです……みおちゃんは悪くないです」
「えっと、じゃあ今日がルミカちゃんの誕生日、って事でいいのかな?」
「え? そういう事になる……のかな?」
「そっか。お誕生日おめでとう、ルミカちゃん。猫少女側へようこそ、これから宜しくね」
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『ズッキューン!』
(この子も……もしかして、そっちの気なのかな。何だかみおの周り、多いな……そういう子)
勘のいいみおちゃんには色々と筒抜けだったようですね……。
「みおちゃん、ありがとう。最高に嬉しいです……! 今日は帰ったら、最高にいい絵が描けそうかな」
「え、ルミカちゃんってイラストを描いてるの?」
「趣味の一環なんだけどね、好きな子達の絵を描いているんだよ……恥ずかしいから詳細は伏せるけど」
顔を赤くしながら話すルミカちゃんの様子を見て……。
(そっか、いつもみお達の事を沢山描いてくれている人って……もしかして)
「みおちゃん?」
「ありがとう、ルミカちゃん」
「え、何がですか?」
「ううん、分からなければいいよ」
その後も色々お話をしながら、二人は仲良くアイスを頬張りました。
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「じーっ」
一方電柱から不審者の如く、そんな二人の事を見つめる猫少女の姿が。
「ライバル!? ライバルなの!?」
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みおちゃんの事が超大好きなにこちゃん。
彼女に取って、ルミカちゃんの存在はライバルになりそう……なのでしょうか?
「うー」
「あー」
「あ、ねここちゃんにみけちゃん」
「私達より先に日常編へ出るってどういう事なのよー」
「そうだそうだー、責任者出て来いー!」
「それは……ばけらったの人に言うしかないと思うよ」
「ここなんて今回、出番すら無いよ」
「あ、居たんだここちゃん……」
ルミカちゃんが仲間に加わり、魔法猫少女達の日常はますます賑やかになりそうです。
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