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【131】第3部 ステータス最弱のサキュバススライムに転生してしまったあなた 魔界統一編 12【続いて魔界の工房へ】

  【131】第3部 ステータス最弱のサキュバススライムに転生してしまったあなた 魔界統一編 12【続いて魔界の工房へ】

  [[jumpuri:ステータス最弱のサキュバススライムに転生してしまったあなた 目次 > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27242714]]

  6月4日〜

  目次ページにてこの作品の魅力は? アンケート実施中!!

  単語変換機能を利用できるようにしました。

  [b:主人公の名前を仮に「高志」「テオ」にしています。自由に変換ください。

  ]

  好きな名前に変更できます。

  ⚠世界観の描写を含みます。エロシーンは【ページ2】へ⚠

  [jump:2]

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  [b:

  ⚠ページ下部にアンケートがあります。テオの武器についてです。是非ご協力ください⚠

  ]

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  ▶ 続いて魔界の工房へ

  "れゔぃあ・かんぱにー"本拠地 港町アーク

  「……じゃあソフィア、テオ、達者でな」

  「ええ。本当にお世話になったわ。これからもだけどね♪」

  「レヴィアたん、本当にありがとうございました」

  一行はレヴィアをアークの港に下ろし、ドワーフ領を訪れることになった。手を振り船に再び乗り込もうとするテオ。

  「……テオ」

  「はい?」

  振り返ると、レヴィアの綺麗な赤と青の瞳がテオを見つめていた。

  「……大変な仕事だけど、頑張って。怪我だけはないように……ね♡」

  テオの頬にちゅっと口付けるレヴィア。ソフィアはふふふ、と扇子を広げながら微笑んだ。

  「……それと……」

  指同士を合わせ、上目遣いでテオを見つめるレヴィア。

  「……今すぐは無理だけど……帰ってきたら、あなたの子を……孕ませて欲しい…………おまんこと、子宮が、いっぱいに、なるまで……♡」

  「レヴィア…………っ……それって……!?♡」

  キスされ赤かったテオの顔が、いよいよ真っ赤になる。

  「……なかだしして欲しいの……♡ 約束……だよ?♡」

  「うん、約束……♡」

  美しい儚げな少女が淫語を話すというギャップに、テオは目尻を下げ口元を緩めた。

  レヴィアが小指を差し出してくる。なんて幸せな約束だろう。小指をそっと絡める。

  指切りげんまん♡ 嘘ついたら昼夜問わずぐちょぐちょのトロトロにしてぶち犯す♡ 指切った♡

  (な……なんて物騒な指切りだろ……)

  レヴィアらしいと笑って指切りするテオ。

  タラップの上、二人はどちらともなくちゅっと唇を合わせると、手を振り離れる。

  「……それで、かんぱにーとしての私の代わり、だけど……」

  言い終わる途中で、レヴィアは陸に降り後ろを向いて両耳を塞いだ。

  「ぬおおおおおおおっ!! テオおおおおおおおおおおっ!!!!」

  一筋の影がマーケットから突進してくる。

  ダンッ

  それはレヴィアの背後の地面を踏み抜き、鋭く跳躍する。タラップを飛び越え、楕円軌道で弧を描く影。

  砂埃の軌跡を残し、甲板にダンッと着地する。

  揺らめく影。ジリッとつい後ずさりすると、その影の光る双眸がテオを捉えた。

  「テオぉおぉぉぉぉおぉおぉっ!!」

  「ひゃああっ!?」

  「元気にしておったかぁ!? 子種ばかりばら蒔いていたのではなかろうなっ!?♡」

  「み、ミウ様っ」

  「9日と5時間48分23秒ぶりじゃあっ♡ 待っておったのじゃよ〜♡」

  ぺろんぺろんテオの顔をくまなく舐めるミウ。

  「……じゃあ、ミウ……あとはよろしくね」

  「あああっ♡ いい匂いじゃあっ♡ さすがわしの見込んだ雄っ♡ セックス三昧じゃったんじゃろうっ♡」

  べろんべろんべろん

  「……ミウ…………引き継ぎ……」

  「あああっ、このスベスベの肌っ♡ 可愛い顔して確かに雄を内包しとる、この獣のような匂いっ♡ 特にここじゃなっ♡」

  「ミウ様っ、ちょっ、ちょっと落ち着いてくださいっ……ひぃっ!?」

  カチャカチャズボンを脱がしにかかるミウに抵抗するテオ。下半身を守ろうとする手の甲すら唾液でべちゃべちゃにされてしまう。

  「…………聞け」

  ズゥゥンッ

  「うげっ!?」

  突然虚空から落ちてきた岩に潰されるミウ。

  「…………ミウ?」

  「ミウ様? テオに接触なさるならそれなりの契約を……」

  「うう、久しぶりなんじゃあ……いじめてくれるな……しくしく」

  拘束されたミウはレヴィアに説明を受け、その間もチラチラとテオを見ては怒られ、ドワーフ領への案内人として指名される。

  「……じゃあ、ミウ、本当に頼むね? テオも……またね♡」

  ポッと頬を赤らめるレヴィアの見送りを受け、船はゆっくり南を目指し進み出した。

  カラッとした白南風が、船と頭上の鳥たちを運ぶ。

  「……ソフィア、ぬし。何やら……更に魔力が増しておるようじゃのぉ」

  「ふふふ、細事ですわ、ミウ様♡」

  「……まぁよいわ。しかし、ドワーフとは……」

  「……正直、賭けではあります」

  「よな」

  ドワーフ。

  職人気質の頑固者が多くて有名な種族だ。確かな技術と知識を持つが、他種族との交流は多くはない。

  「私が昔世界を巡っていた頃、ドワーフ達の大変素晴らしい技術に感嘆しました。龍牙の地這いも、元々は龍牙のお父様がドワーフに頼み造らせたものだと聞いています」

  「ほお。あの名剣が」

  ミウは龍牙の持っていた大剣を思い出す。

  「しかし、ドワーフ達は売る相手に煩い。良い武器は良い持ち手へ、とな。まぁわからんでは無いが、我が強くてのぉ……。苦労しておるのじゃ。それに、ぬしらの、性産業についてはどう思うかのぉ? 皆目見当もつかぬが……」

  「そこは私と、テオの出番ですね♪」

  「……くぅぅ、テオ……今晩は同じ枕で寝れぬのか……」

  こちらを向いて泣いているミウに苦笑いする。

  石頭のドワーフ相手にも物怖じしないご主人様を頼もしく思いつつも、テオはドワーフの国を夢想した。

  (髭もじゃの女の子とかもいるのかな……もしそうなら……ぼくはどうすれば……)

  まだ見ぬドワーフという種族。

  テオはドキドキとハラハラが同居した心地のまま、波に揺られて考え込んだ。

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  「ここがドワーフ領、山岳都市ギムリじゃ」

  ミウが、まるで自分ごとのように腕を組み鼻を鳴らした。

  船から降りたテオは改めてその街並みを見渡す。

  港から見える高い山々には、山麓から山の中ほどまで、建物や人工の洞穴が見て取れた。

  至る所にある煙突からは無数の煙が吐き出されており、どこからともなく響く鉄を打つ音が、折り重なって独特の雰囲気を醸し出している。

  髭も少ない若いドワーフが活気ある街並みに多く見られる反面、昔からいる職人のようなイメージのドワーフはあまり見かけられない。

  「思ったより人がおるのぉ。前来た時はもっと暗いというか、よそ者を寄せ付けぬイメージじゃったが……」

  「なんだか面白い街ですね!」

  テオはなんだかんだいって、こうやって魔界の様子を見るのが好きだった。

  と、蹄が石畳を叩く音が近づいてくる。立派な作りの黒い馬車が一台、目の前に止まった。

  「"れゔぃあ・かんぱにー"のミウ様の、そのお連れ様でいらっしゃいますね?」

  「そうじゃ。迎えか!」

  ミウは喜び馬車に飛び乗る。一同はミウに続き、馬車に揺られ街の中心部に移動することになった。

  案内された屋敷は立派な意匠を凝らした豪勢なものだった。そして通された客室。一人のドワーフがソファに座り待っていた。

  「どうも、私がドワーフの代表を務めます、ダルムリンです。ミウ様、ソフィア様、それと玲瓏様やお連れ様ですね。ようこそいらっしゃいました」

  目の前にいる男が背は低く立派な顎髭を蓄えていることからも、ドワーフであることは分かる。

  しかしシルクハットを被り蝶ネクタイをした紳士風の風貌や太った腹がスラックスを押し広げている様は、どこか伝聞のドワーフとは違った印象を受ける。

  「うぬかダルムリンじゃな。"れゔぃあ・かんぱにー"のミウじゃ。確か一年前に来た時は代表が、ボードリンじゃったように思うが……」

  相変わらず尊大な態度のミウ。ドワーフの代表、ダルムリンはシルクハットをずらして薄くなった頭をボリボリ掻くと、縮こまった。

  「いやぁ、実はボードリンは私の兄弟子でして。元々腕のいい鍛冶師です。しかし政治経済には疎く、厳しすぎる指導で若者たちの反発も凄かったのですよ。今では私がその責を譲り受け、ここの代表を務めています」

  ははは、と笑うダルムリン。どこかバツの悪そうな様子で、視線を彷徨わせている。

  「魔界はいま、変革の時期を迎えています。いつまでも古いままのドワーフの価値観では、三大氏族に代表される列強に飲み込まれてしまう」

  

  よっこらせと立ち上がったダルムリンは、奥から一本の片手剣を持ってくる。装飾のあしらわれた綺麗なものだ。

  「これは、先月からうちで量産の始まった品でしてね」

  「ほう、量産とな」

  「はい。決まりを作り、型を作り、共有しました。鋳造過程を同じにすることで、一定の品質を保った剣を安価に作り上げることが出来るのです」

  勧められたテオは興味本位で握ってみる。重厚感のある鋼の剣。キラッと自分の顔が刃に映り込むほど磨き上げられている。

  「ふんふん……」

  「…………」

  商談は蚊帳の外だ。ソフィアと護衛の玲瓏は黙って剣に視線を落としていた。

  「ところで、今回は流通ルートだけでなく、性産業についてもご相談にこられたと伺ったのですが……」

  ダルムリンは途端に鼻の下を伸ばして、ソフィアや玲瓏に目線を向ける。

  「なんというか、その……いやぁ……美人に囲まれると華やかで良いですなぁ」

  頭の先から足の先まで舐め回すように不躾な視線を送るダルムリン。

  玲瓏はその目を不快に思いながらも、瞼を閉じ、心を落ち着かせた。

  一方、身を乗り出したのはソフィアだ。

  「ふふ、流石はドワーフ領で一番の職人様ですわ。お目が高いです♡」

  「ははは、私などまだまだ。しかし、人を見る目はありますぞ、ソフィアさん?」

  (サキュバスは初めて見たが、なんというエロい身体だ。これを一晩、いや二晩は最低自由に出来るのか……ふふふふ……)

  おったてたイチモツの膨らみも気にせず、ソフィアの胸元を凝視するドワーフ。その柔らかく深い谷間に吸い込まれていきそうな勢いである。

  「ところで、ダルムリン様。ここにおりますのはテオという男娼でございます。ドワーフの女性達の性の発散に、男娼のご利用はいかがでしょうか?」

  ダルムリンは付き添いの子供程度にしか見ていなかったのか、ちらりとテオを一瞥すると豪快に笑う。

  「可愛らしいお子様ですな。前向きに考えましょう。そちらがドワーフの女性に向けた、商売をしたいというのなら。ね」

  売りたいなら買ってやる。ただし、代わりに女を安くしろよ。そんな言葉が直接聞こえてきそうな態度だった。

  パチン

  「では、本日は長旅ゆえ疲れてしまいまして。宿を取りたいのですが……」

  扇子を閉じて微笑むソフィアに、ダルムリンは膝を打って立ち上がった。

  「ささ、こちらに宿を用意しております。護衛の方も、あとミウ様もどうぞ」

  こうして一行は、街の宿に案内されたのであった。

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  「……なーんか胡散臭い奴じゃったのぉ。後半など、わしは無視ではないかっ」

  ベッドに座り足をパタパタさせるミウ。

  それはテオも同じように感じたことだった。

  「ボードリンは本当に堅物での。まぁわしは昔から知っておるから、あんな小僧っ子が威張り散らしてなどと、面白くもあるのじゃが……」

  テオは改めて目を見張る。ミウとレヴィアが相当長命種であることは知っていたが、その時の長さはドワーフすら優に凌ぐらしい。

  (そんな長い時を生きた彼女たちが、ぼくの精子を欲しがっているのか……)

  なんだか恥ずかしくなり一人で照れていると、貰ってきた一振の剣を玲瓏がしげしげと眺めていた。

  「これ、結構良いものですね」

  ソフィアとミウはほう、と眉をあげる。魔法使いである二人はあまりピンとこないが、武人の玲瓏はやはり気になるらしい。愛刀を置くと、剣を構える。

  「……はぁっ!!」

  ビュオンッ

  振り上げた剣が振り下ろされ、切っ先はピタリと止まる。剣の重厚感もあって、なかなかの迫力だ。

  「これっ、宿の中でやるな外でやれっ」

  怒られた玲瓏が尻尾を垂らし謝る。テオは興味を引かれ、とぼとぼ出ていく玲瓏の手を握った。

  「ぼくも行きます」

  「テオ様……!!♡」

  こうして二人は宿の外で剣の試し斬りをする事になった。

  とはいえ、実際振るうのはテオである。実はテオには一つ悩みがあった。

  誘拐犯にさらわれた時、何も出来なかった自分。武器を持って戦うこともできず、魔法も大したものは使えない。

  無力感を感じていた最中だったのだ。

  そんな時にちょうど剣が一本手に入った。

  テオも男の子だ。興味を持つのは自明の理だった。

  「やぁっ!!」

  「いいですよっ! 素晴らしいっ! 次はもう少し重心を低くして振ってみましょう」

  夕日を反射する刃。

  ドラゴニアの国を代表する、一流の剣士による剣の手ほどき。

  とはいえ玲瓏がテオに甘々メロメロなため、まだままごとのようなものだったが……。

  「やぁっ!!」

  額に汗が浮かび、肩で息をしているテオ。

  「でりゃっ!!」

  ぶぉんっ

  「あっはっはっは、なんだそのへっぴり腰は!」

  「なにっ!?」

  突然響く笑い声に、鋭く反応してしまうテオ。玲瓏もキョトンと目を瞬かせる。

  「あなたは……?」

  剣を振るうテオ達の前に現れたのは、ドワーフの少年だった。

  褐色の肌と紫の瞳、茶色の髪。ヘルメットにハンマーを背負った、いかにも闊達そうな少年である。

  「お前全然ダメだな!」

  「なにおうっ」

  剣をしっかり構え直すテオ。

  「お、やるかっ?」

  少年は背中のベルトを外しハンマーを肩に担いだ。その質量で、工具だが重厚な武器にもなる。

  「こ、こらっ……二人とも、怪我でもしたら……」

  「大丈夫、玲瓏さん」

  微笑むテオ。たった一時間余りの訓練だが、コツは掴めてきた気がする。

  少年は首を鳴らすと、構えを取る。

  「俺は中途半端な奴が嫌いなんだ。やっつけてやる!」

  「こいっ!!」

  突然行われる喧嘩。子供同士とはいえ真剣と鈍器である。最悪の自体は常に想定される。

  玲瓏は戦いの最中にいつでも止めに入れるように集中しながらも、二人の戦いの趨勢を見守った。

  数分後、先に地面に膝を着いたのはテオだった。

  「くそーっ……こんな……くぅっ……」

  近接戦闘の難しさを肌感覚で理解する。膂力と共に体力、素早さ、バランス感覚。様々なものが必要になる。

  「見せてみろよそのヘボい剣」

  「な、なんだよっ」

  「いいから」

  「……くぅっ」

  少年に剣をほり投げると、玲瓏が駆け寄ってくる。

  「よしよし、よく頑張りましたね。かっこよかったですよ♪」

  「うう、玲瓏さぁんっ」

  その柔らかな胸元に抱きつくテオ。少年が鼻で笑う。

  「剣も剣なら使い手も使い手だな。いつもそうやって、慰めてもらってるのかよ」

  「……ううっ……このぉっ!!」

  「なんだっ、やるかっ!?」

  殴り掛かり、殴られる。気がつけば武器も持たずに殴り合いになった。玲瓏は素手ならばと、静観している。

  「お前の剣なぁっ、そもそも出来が悪いんだよっ!!」

  「どこが悪いんだよっ!!」

  「不純物も除けてないし剛性も足りないし、強いていえば全部だよっ」

  玲瓏は手を打つ。

  どうやら少年はテオそのものよりも剣を見て近づいてきたらしい。

  武人の玲瓏からみてもそれなりの品だが、職人の多い土地柄、物足りないと思う者もいるのだろう。

  二人は体力が尽きるまで散々殴りあったあと、互いに動け無くなっていた。

  「はぁ……はぁ……意外と根性あるな。お前何もんだ?」

  「はぁっはぁっ……ぼくはテオッ。君は……?」

  「俺はタルパ。よろしくな、テオ!」

  いつの間にか仲良く握手している。玲瓏はそんな二人を眩しそうに見つめる。

  結局タルパに宿に来てもらい、剣の鑑定を依頼することになった。

  実際ソフィアもミウも玲瓏さえも、名剣と普通の剣、どの程度の差があるものなのかは分からない。

  殴り合いの喧嘩をしたというのに、いやだからなのか、タルパは信頼できると、テオの勧めで呼んだのだった。

  「お前のとこ……すげぇな…………」

  「……そう?」

  コソッと耳打ちされ、首を傾げる。

  ソフィアは言わずもがな絶世の美女。玲瓏も超絶美人。ミウは可愛らしい少女である。

  少年のテオだけが浮いている、外から見ると不思議なパーティであった。

  「俺の名前はタルパ・レ・ブロンズソード。あんた達が持ってるこの剣、俺たちから見るとまだまだだね」

  件の剣を手で持ち、タルパははっきりと言った。どうやら硬さも切れ味も並以下という事だった。

  それでも恐らく世界中に輸出すれば相当利益は出るだろう。一般的な町鍛治に比べると、クオリティは決して低くない。

  だがここはドワーフ領。ドワーフたちの街ギムリだった。

  「凄いねタルパ」

  「ぬしは大したもんじゃ」

  「まぁ俺なんかより、俺の姉ちゃんが凄いんだけどね。あと爺ちゃんは頑固」

  タルパは謙遜し鼻の頭を掻いた。

  「じゃあぼくに合う剣を作ってよ! お金は払うし……」

  「えーと、その…………俺は……」

  「タルパ〜?」

  「あっ、姉ちゃんっ」

  宿の外に聞こえる声。タルパは逃げるように窓を開ける。

  どうやら件の姉が探しに来たようだった。

  「おーい、こっち!」

  「ちょっと、なんでそんなとこにいるの!?」

  宿の窓から顔を出すタルパに慌てふためく人物。タルパと同じヘルメットを被った美少女だった。

  褐色の肌に可愛らしい茶色い三つ編み。丸い頬、紫の丸い瞳。

  [uploadedimage:24868378]

  「あたしルルパって言います。ルルパ・レ・モーニングスター!」

  元気に挨拶する少女。

  [uploadedimage:24868373]

  ルルパは同じく部屋に招かれ、剣の鑑定を協働していた。

  「うーん、硬度そもそも足りてるの? これ?」

  「確かに偏りもありそうだよな。不純物多いし」

  ブツブツ話し合う二人。ソフィアが邪魔にならない程度に話しかける。

  「実は私たち、ここにいるテオと、玲瓏様に新しい武器をと思っていたのです」

  玲瓏は小さく頷く。

  彼女の持つ刀も結構な価値の業物だが、水中で襲われた一件以降、さらに強力な武器を探していた。水中でも変わらず力を発揮できるような剣を。

  「タルパ様、ルルパ様、ドワーフの職人としてひとかどの方とお見受けします。どうか、私たちにお力添えを頂けないでしょう?」

  二人は自分からするとまだ小さな少年少女。

  それでも、ソフィアは礼儀正しく腰を折った。

  [newpage]

  【ページ2】

  〜ソフィアの回想〜

  魔王を倒し、祝賀パレードが三日目を迎えたあの日。

  用意された高台に登り、私たちは大観衆に迎えられていた。

  「凄い歓声だな……よーし! やったぞー!」

  「……みんな、苦しんでた。だから……本当に嬉しそう」

  「おい、見ろよ。アイツ柄にもなく手ぇ振ってるぞっ」

  「……私達も振る。勝者の役目……ほら、そふぃあを見習え」

  「………………ふふ」

  私は気恥ずかしくて口元を隠したまま、民衆に小さく手を振り応える。

  私たちは死闘を生き抜いた。

  三日目になり、ようやくその実感が沸いてきたところだ。

  「ソフィア様〜っ!!」

  「抱いてお姉様〜っ!!」

  物騒な野次を聞き流しながら、チラッと隣を見る。

  「やったんだな、おれたち……」

  感慨深そうに頷きながら両手をぶんぶん振る彼。大衆の歓喜にバカ真面目に応じるその姿を見て、ふっと頬が緩む。

  「ほんと……子供みたい」

  ゴブリンも、エンゼルも、ハーピィも、ワーウルフも、ドラゴニア、巨人も。

  魔王の圧政に苦しんでいた人々にとって、彼は救世主となったのだ。

  道中で勇者一行と呼ばれることもあり照れくさかったが、全て報われると、今までの選択の一つ一つが、間違っていなかったと思える。

  「ほら、ソフィアもっ」

  「きゃあっ!?」

  彼の大きな手に抱き抱えられ、慌てる私は首に抱きつく。お姫様抱っこのようになってしまった。衆目の前で、大胆な人だ。

  「なにするのよっ」

  「顔を上げろよ。凄い人だ。種族も住んでるところもバラバラなのに、みんな喜んでるだろう」

  「……そうね…………これが、あなたの……」

  それは間違いなく、私達の望んだ平和だった。

  それにしても、彼の顔が近い。

  周りの目もある。でも逆に、もしここでキス出来れば、魔界公然の恋人ということになる。

  (…………ダメ、抑えられない…………好き……♡)

  笑い遠くをみている彼の横顔。私は薄く唇を開いて、瞳を閉じる。そしてゆっくり顔を近づけていく。

  ストン

  「……ん?」

  気がつけば地面に立っている。少し離れた彼は、今度はレヴィアを抱えて、同じようなことを話している。

  「………………」

  仏頂面になる私。彼は全く気付きもせずに、今度は龍牙を抱きかかえていた。

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  タルパ、ルルパの姉弟と出会った、その日の夜。

  某ホテル。

  「いやぁ、こんな美人と色々致すことができるとは、幸せですなぁ」

  ダルムリンはシャワーのあと、嬉々とした表情で隣に座った。ソフィアの柔らかな肩を抱く。

  「ふふ、本日はよろしくお願いしますわ♪」

  ソフィアはそっとダルムリンのペニスを触る。短くも硬い肉棒。

  シコシコと指で扱く。

  ソフィアの服装は、いつもと違っていた。バニーガール姿だ。ドワーフによく見る三つ編みも含めて、ダルムリンの趣味だった。

  「んん……なんとも心地よい」

  シコシコシコシコシコシコ

  加速する指の動き。ソフィアの高速手コキだ。ダルムリンはソフィアの豊満なバストを手で揉みしだきながら、その快感に耐える。

  (ドワーフにこれ程の女はおらん! 思いっきり堪能させてもらおうっ)

  ダルムリンは、王族でもなければ貴族でもない。あくまでもドワーフの代表である。

  魔界に住む一般の市民にとって、最上級娼婦サキュバスとのセックスは夢のようなものである。

  そして名実共にその頂点に君臨するソフィアとのセックスは、魔界の男たちにとっては死ぬまでに味わってみたい夢そのものであった。

  魔界でも他種族との交流を積極的に行わない古いドワーフ達に嫌悪感を抱いていたダルムリンにとって、ソフィアという最高の女を抱くことは、ある種その目的を達成させたと言える。

  「美しい乳首ですな」

  「あんっ♡ 職人さんだけあって、手先の動きが正確で、いやらしいですわ♡」

  「んふふふふ」

  くにくにと乳首を太い指で挟む。そして口に含むと、舌でべろべろと舐め回した。

  「ああんっ♡ あんっ♡ ああんっ♡」

  ぴゅっぴゅっと分泌される甘い母乳。頭が痺れ蕩けるような感覚。ダルムリンは夢中で乳を舐めとった。

  「赤ちゃんみたい……♡ もっと甘えてくれていいのよ……♡」

  しこしこ しこしこ しこしこ

  極上の授乳手コキ。柔らかな手や胸に包まれ、ダルムリンのペニスは限界だった。

  「ああっ、出るっ……!!」

  「ふふ、射精しながらも飲み続けて♡ お口を離してはダメよ?」

  シコシコシコシコ びゅるるるるっ どぴゅっ ぶびゅるっ ぶびゅっ

  「んんっ……!! ちゅーちゅーっ♡」

  「ふふふ、白いお漏らししながら夢中で吸って……えっちな赤ちゃん……♡」

  ソフィアは優しくダルムリンを寝かせる。そして自らでペニスに跨った。

  「見えるかしら? 挿れるわよ……♡」

  「ああっ、ソフィアっ……!!」

  ビリッとタイツを破るソフィア。そしてテカテカ光る割れ目が蜜を伴って現れる。

  その扇情的な光景に目を奪われてしまうダルムリン。

  「ほら、焦っちゃだーめ♡ こっちよ、そう、ここよ……♡」

  ずぶぶっ

  [uploadedimage:24868360]

  「うわぁぁぁっ!?」

  びゅるるるるっ どぷっ どぷっ ビュルルルルルルッ

  挿入と同時に果ててしまったダルムリン。ソフィアの乳を揉もうと手で掴んだまま動けなくなる。

  「ほら、射精しながら動かなくちゃダメよ♡ ぱんぱん♡ ぱんぱん♡」

  ぐちゅっ ぐじゅっ パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ びゅるるるるっ どぷっ どぷっ

  「ああっ気持ちがいいわ♡ ダルムリン様ぁっ♡」

  しなだれ掛かり、乳首にいやらしく舌を這わせながらも、腰の動きは全く止めない。

  [uploadedimage:24868356]

  パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ どぴゅっ びゅるっ ぶびゅるっ

  「うあああっ!? そ、ソフィアッ……ああっ!!」

  射精しながらまんこにペニスを突き立て、自らの意思関係なく湯水のように精液を提供する。

  これが淫魔。これがサキュバスのソフィア。改めて戦慄せざるを得なかった。

  「今度は後ろから♡ ほら、ぱんっぱんっ♡ ぱんっぱんっ♡」

  美しい瞳を後方に向けながら、ソフィアはダルムリンの精液を搾り取り続けた。

  「あがっ……がっ……♡」

  この俗物は、ある程度本気吸いしても構わない。そう考えた時の、ソフィアの本気搾精は非情である。

  もちろん死なない程度に調整しながら、ソフィアはダルムリンの魂に淫魔の快感を刻みつけ続けるのだった。

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  [選択肢を表示します]

  ▶ 二人のドワーフ【132】へ

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