AdAd
  
ふたなり少女冒険者四人が男体化された上、黄金化強制禁欲される話

  ◇◇◇

  この世に数多あるダンジョンは、まさに無尽蔵と言えるほどに点在している。

  それゆえ、冒険者達も実入りの良いダンジョンを選んで攻略を進めていく。そうしていく中で、極端に危険度が高かったり、逆に難易度が低いがリターンが殆ど無いようなダンジョンは、発見直後から瞬く間に寂れて人々の記憶から消え去っていく。

  そうして、発見初期以降誰も寄り付かなくなる——俗にトラッシュと呼ばれる不遇ダンジョンが数多く存在する。

  だが、そんなダンジョンにも、目的があれば冒険者はやってくるものだ。

  「ここ……だよね?」

  可愛らしい獣人だけで構成されている冒険者パーティの一人。狐獣人のコハルは不安げに、残りのメンバーに視線を向けた。竜人のティルニア、狼獣人のフェンリル、レントラー獣人のリーナは、そんなコハルの視線にただ静かに頷くだけだった。

  パーティの誰もが、このダンジョンについて詳しくはないのだ。

  美人揃いのパーティだ。ここに他の男冒険者がいれば、迷わず彼女たちの助けになってやろうと、そして、あわよくば彼女たちと親しくなろうと声を掛けてくるに違いない。

  なぜなら、彼女達は流れるような長髪に細い腕や首、腰はきゅっとくびれているのに、胸やおしりは豊満に膨らんでいる。男が見れば誰もが涎を垂らしてしまうような魅惑的なボディラインを誇っているのだから。

  だが、このダンジョンは誰も寄り付かなくなったトラッシュだ。

  ダンジョンの入口どころか、この周辺に来てから冒険者とは全く出会っていない。

  「こんなダンジョンに行けなんて、何考えてるんだろ……」

  リーナは、もじもじと膝を擦り合わせるようにしながら、入口をじっと見つめている。

  彼女達がここにいる理由は、とある石像売りの店主からの助言だった。実は魔物である店主の討伐を試みては敗北を繰り返している彼女達は、店主からオモチャのように扱われている。そんな店主から「もし私を討伐したいなら、伝えるダンジョンで修行でもすればいい」と伝えられたのだ。

  「絶対、罠……だよね……」

  「でも負け続けなんて、いやだもん。罠だったら跳ね除けちゃおうよ」

  ティルニアが怖気づいているフェンリルを励ます。だが、ティルニアも敗北の感覚が体に染みついてしまっている自覚はあった。いや、それはパーティ全員がそうに違いない。なぜなら、ハイヒールを履いて内股の彼女達の腰には、くっきりと細い両足の中心に聳える欲肉がスカートを持ち上げているのだから。

  敗北し、絶頂する瞬間に石化を受けて、度重なる寸止め地獄を味合わされているふたなり美少女達。もはや彼女達は何もしていなくとも情けなく発情し、スカートの中でパンツを先走りで汚してしまうような変態集団と化していた。

  当然、彼女達自身はそれを否定している。だが、石像屋から救出される度に高ぶった股間を壁や椅子に擦り付けてしまう様を目撃したことのある冒険者から受ける視線は、正直なものだ。

  しかも、彼女達はそれを受けて、益々下着を濡らしてしまうのだから救いようがない。

  「それじゃ、みんな……イ、行くよ……!」

  コハルが尻尾を巻きながらそういうと、それを合図に4人は足並みを揃えてダンジョンに踏み込んでいった。

  ◇◇◇

  「……ね、ねえ……やっぱり……!」

  中のダンジョンは、想像していたよりも普通だった。

  確かに実入りが少ないから人気がなくなる事は分かるが、それなら初心者冒険者向けのダンジョンとして少しは人がいてもおかしくない。と思っていた彼女達に変化が訪れ始めたのは、階層を二つ程下りた頃。

  「体が……どんどん、男の人みたいになっていっちゃってるよ……!」

  フェンリルは太くなっている自分の首に手を当てながら、小さく叫び声を上げる。

  彼女だけじゃない、リーナも、コハルも、ティルニアも。可愛らしかった美少女の面影は、徐々に崩れ、手足は太く逞しく、腰つきはガッシリとくびれが失われていき、胸は鍛えられた胸筋へと変わり萎んでいく。

  その変化は、階を降りるごとに顕著になっていく。そして、最終階層の雰囲気を醸し出す大広間にたどり着いた頃には、彼女達はその可愛らしさも残しながらも、すっかり男の身体に変わってしまっていた。

  「……ん、ぁ……ここがボス部屋、なの?」

  ティルニアは、壁も天井も黄金になっている広間に呟いた。

  男の身体になっても身についた所作は変わらない。少女用の装備を身に着けた内股ハイヒールの女装男子になった彼女達は、互いの倒錯的な身体を見て、情欲が滾ってしまう。見慣れた仲間であるお互いが淫猥な変態のように思え、そして、その内の一人が自分なのだという自覚で頭がどうにかなってしまいそうな青臭い衝動が腰の内側を熱くさせる。

  どうにか抑え込もうとしてはいるが、もはや常に最大の勃起状態にあるスカートのテントは、パンツの吸収容量を超えたカウパー腺液でヌラヌラと濡れ光っているのが目視出来る程だ。

  そんな状態でも諦めず、ボス部屋まで辿り着いた彼女達を出迎えたのは——。

  「あらあら、とんだ無様な挑戦者ね」

  腰に低く響くような艶めかしく大人びた女性の声だった。

  広間の前方にある一段高くなった舞台の上からの声に、四人は視線を向ける。そこには、先程まで無人だったはずの豪奢な椅子に、黄金の女竜人が座っていたのだ。

  彼女はゆっくりとした所作で立ち上がる。

  そして、その姿を見た瞬間に。

  「ァ……ッ、え、出ちゃ……っ」

  「んっ……ぁ、っ、ああッ……!?」

  「いや、なん……でぇっ……」

  「ぁああ……っ!」

  白い飛沫が弾けた。

  四人はほぼ同時に、そのスカートの膨らみから盛大に白濁液を噴出させていたのだ。

  片方だけでも大の大人が両手で掬い上げてもこぼれ落ちてしまいそうな程の乳房を揺らし、細いくびれから太い腰、そしてゆらりと艶めかしく揺れる尻尾。

  そして、その淫らな肢体を包むのは黄金のビキニアーマーだけ。黄金で編んだ布の面積は狭く、乳房の九割以上は肌を見せていて、下腹部はもはや割れ目に食い込む皺を強調しているようにしか見えない、煽情的な姿。

  男の身体になってしまい、ここまで淫欲を抑えていた四人にとって、その姿は見ただけで絶頂してしまう程の色気を放っていた。そんなパンツもスカートも種汁で汚してしまった四人に、竜人は呵々と嘲笑する。

  「私を一目見てしまっただけでイッてしまったの? 情けないオスどもね」

  「ちが、ぁあ……っ、んんッ……」

  フェンリルは不意打ちとも言える絶頂感覚に、ガクガクと膝が震わせていた。このダンジョンの主なのだろう黄金竜の女人に蔑むような目を向けられ、それだけでさっき吐き出したばかりの勃起テントの先からドロドロと精液を垂れ流してしまう。

  オスじゃないと言おうとしても、ゾクゾクとした快感で何も言えなくなってしまう。それは、他の三人も同じだった。彼女たちは次々とへたりと腰を抜かして女の子座りしてしまう。

  「それじゃあ、情けないオス達に修行を課してあげましょうか」

  戦う事も出来ず、事実上の全滅を喫した面々に竜人は艶めかしく笑みを浮かべるのだった。

  ◇◇◇

  元々このダンジョンは禁欲のための修行場だったという。

  だが、今そのダンジョンの中で行われている修行は、ダンジョンとなる前の貞節なものとはまるで違った様相を呈していた。

  「あらあら、また勃起してしまったの?」

  黄金竜は卑しいものを見るように蔑みながら、ティルニアそっくりの黄金像をしっとりと撫でていく。

  一人で像に向かって語りかけているように見えるかも知れないが、この黄金像がティルニア本人が呪いによって黄金に変えられてしまったものだと知れば、その印象はまるで変わってしまう。

  女装男子の姿のティルニア像は、その股間を張り詰めさせている。その突起を黄金竜は手で包みこんでは上下に扱き上げていく。

  (んぁあ……ッ! ひ、う……ぁあッ!! シコシコ、しないで……ッ!)

  像となってもティルニアの意識は明瞭に存在している。

  誰かの目がある所で勃起してしまうと身につけている物も含めて全身が黄金となってしまう呪い。

  それはただ黄金像に変わるだけではない。

  ピカピカに磨き上げられた金属の肌は、無機質な見た目とは裏腹に通常の数倍にも敏感になってしまっているのだ。軽く頬を撫でられただけでも全身が雷に打たれたような快感が響き渡る。

  そんな状態でスカートを盛り上げる欲棒を擦り上げられてしまえば、もはや発狂してしまいそうな快感が全身を駆け巡っていく。

  (んほ、ッ……ぉお、んぁ! 壊れちゃう、ちんちん、壊れちゃうぅ……ッ、あぅッ!!)

  もし黄金像になっていなければティルニアは髪を振りかざして狂ったように泣き叫んでしまっていたかもしれない。本当なら、もう何十回と射精してしまっていてもおかしくない快感の嵐。

  イキたくてもイケない。そんな絶叫は彼女の——いや、彼の口からは微塵も漏れ出してはいない。

  だが、その苦痛と快楽を残りの三人も知っている。

  「……ぁ、っ、だめ……、ぁ、あ……っ」

  「ゃだ、……やだぁ……!」

  

  ティルニアが弄ばれている姿を見て、コハルやリーナもむくむくと股座を盛り上がらせる、と同時にそこから徐々に黄金化が進んでいく。

  フェンリルも、三人を見ていれば勃起してしまう、とその場から離れようとしても、もう遅い。絶望と期待を滲ませる悲鳴を聞いてしまい、激烈な感覚が脳裏に蘇ってしまえば、彼女も黄金化から逃れることなどは出来ない。

  「ぁ……っ、ぁあ」

  「まったく、懲りないオスども。いいわ。たくさん、たぁくさん……可愛がってあげるわ」

  ティルニアの勃起を一頻り苛め抜いた竜人は、その蠱惑的に歪む瞳を三人の黄金像へと向けた。

  彼らはこのダンジョンから逃れる事は出来ない。

  主人である黄金竜から許しを得られるまで、ただ膨らんでいく欲求に強制的に射精を禁じられながら、修行に励むしかないのだった。

  ◇◇◇

  そして、四人がダンジョンから開放されたのは、それから数ヶ月も経ってからだった。

  「やっと、外……出てこれたのね……っ」

  「見て、体も元通りに……!」

  ダンジョンを抜け出てからは、その体は徐々に元のふたなり少女へと戻っていき、入口にたどり着く頃には元通りになっていた。

  だが、彼女たちの悪夢は、そこからが本番だと、この瞬間彼女達は理解していなかった。

  「おはよう。リー、ナ……」

  四人が疲労を引きずるように街に戻り、二人部屋ずつで宿屋に泊まり十分な睡眠を取った、翌朝。

  同じ部屋に泊まっていたリーナに、コハルが朝の挨拶をしようと隣のベッドに寝転ぶ彼女を見た瞬間。コハルはまるで胸を熱した鉄で貫かれたような衝撃に見舞われていた。

  「……っ」

  ごくり、と未だ寝入っているリーナを見つめる。

  豊満な胸、くびれた腰、細い手足、たおやかな首筋。可愛らしい女の子が無防備に寝ている。

  数ヶ月男として過ごしていた弊害だ。

  今まで意識していなかった、パーティメンバーのどれだけ魅惑的な事か。それに気付いたコハルはまたたく間に勃起してしまっていた。

  瞬間、コハルの体がゆっくりと煌めいていく。

  「ぇ……体、が……っ」

  ダンジョンから脱出出来た、というのに、呪いは解かれていなかったのだ。勃起したコハルを容赦なく黄金に変えていく呪い。だが、まだ誰かに見られているわけではないから、体の自由はあった。

  金ピカの敏感になった指でコハルは自分のそれを掴もうとするがうまく握れない。黄金化のせいで動きが鈍いのだ。

  コハルの脳内は、今や射精の事でいっぱいだった。

  この数ヶ月、ずっと禁じられてきた射精。今リーナもコハルを見ていないならまだ、完全に黄金像化しない。

  溜まりに溜まった欲望を発散するには、今この時しかチャンスがないかも知れない。

  「……っ、ん……ぁぅ、起きない、でね。リーナ……っ」

  目を蕩けさせたキラキラのコハルは。ヘコヘコとベッドのサイドボードに膨らみを擦り付けていた。木材の感触がスカート越しに黄金の屹立を擦る度、コハルの背に電撃が走る。

  狐の尻尾を左右にゆすりながら、コハルは舌を垂らしながらだらしのない表情で、快感に酔いしれる。ゾクゾクと全身に緊張が走る。もう少し。もう少しで絶頂の感覚が訪れる。

  ずっと待ち侘びていた感覚に、もう少しで指が届く。そんな実感をコハルが得た。その時だった。

  「ん、コハ……ル……?」

  「ぇ……?」

  寝ていたはずのリーナが目を覚ましたのは。

  そして、彼女は、ベッド横でみっともなくスカートを擦り付けるコハルの姿を、視界に入れた。入れてしまった。

  「ゃ、ぁ……っ、見ないで、見ちゃ……ぁ……っ」

  あと少し。

  あとほんの数秒だけ、時間があれば、射精出来たというのに。

  「コハル、ず、ずるい……っ、私だって……ぁ……ああ、やだ……っ」

  一気に黄金像へと変わっていくコハル。

  射精もできなくなったコハルに、リーナもまた、そんな彼女の媚態に勃起して全身を黄金色に固めていく。

  そして、同じ頃、フェンリルとティルニアが泊まっている部屋でも同じようなことが起きていた。二人は呪いが残っている事を知らず、互いの屹立を慰め合おうとして握りあったまま黄金像へと変化してしまっていた。

  勃起が収まれば、黄金化も解除される。

  つまりは、ひと目に触れていると、彼女たちは絶対に射精が出来ない体になってしまっていたのだ。

  ◇◇◇

  「……っ、ぁ……ぁあ……ッ」

  街中、暗い路地裏の奥隅。

  そこで人から隠れるようにして、体を誰かの家の壁に擦り付ける人影があった。

  見れば可愛らしい獣人の少女だ。

  ゴリゴリと何かを擦り付ける音を鳴らし、艷やかな嬌声を漏らす少女は、スカートを押し上げる股座の固まりを家の壁にこすり付けている所だった。

  毛肌をキラキラと黄金色に光らせる彼女は、暗がりの中でよく目立つ。

  物音を聞いて、家の外を確かめに来た女性は、彼女が一体そこで何をしているのか。瞬時に理解した。

  獣人のふたなり少女が、こんな所でこっそりと自分を慰めているのだ。

  情けなく。

  自分でその肉棒を握る事もせず、家の壁をもう何度か射精したのだろう名残でべたべたと汚しながら。

  「や……誰か、見てるの……っ?」

  女性が少女に声をかけるよりも早く、少女は小さく怯えた声を上げた。女性には分からない——少女が勃起している己を見られてしまえば完全に黄金化してしまう呪いにかかっていることなど。

  「ぁ……っ、ぁ、や、……まだ……っ、まだ……ぁ……!」

  だが、目の前で徐々に物言わぬ黄金へと変化している少女は、慌てたように再び腰を家の壁に擦り付け始める。懇願するような喘ぎ声も虚しく、彼女の体は射精を果たす前に完全に黄金像へと変わり果ててしまった。

  「……もしかして」

  と、女性は黄金像へと近づきながら独りごちる。最近噂になっている『黄金の淫乱少女』というのは彼女のことなのだろうか。

  裏通りの面とはいえ、人の家を汚した少女への怒りは、次第に興味へと移り変わっていった。

  「可愛そうに、こんな事になってしまって……」

  女性は少女を心配するような声色を作りながら、少女の体を撫でる。それだけで、まだ固まり切っていない黄金像はブルブルと前進を震わせていた。

  呪いについての知識があった女性は、彼女の状態を理解しながらもゆっくり、ゆっくりと、少女の体を撫でていく。家の壁を汚した代金程度は、楽しませてもらわないと損だろうと言わんばかりに、丹念にじっくりと。

  声も出せない少女は、そうして、射精出来ないままに悦楽の波に飲み込まれていくのだった。

AdAd