AdAd
  
フリー台本「強気な上司とのサシ呑みで、獣人であることがバレたので、デレデレにしてみた」

  ねぇ、ここ、間違ってるわよ。

  そう、ここ。

  あのさ、小言を言うようで嫌なんだけど、この前も同じミスをしてたわよ。

  引きずりすぎじゃない?

  この間のこと。

  あのね、仕事っていうのはうまく行かないことだってあるの。

  しょうがないわね…。

  これくらいのこと、明日でも直せるから、今日はのもう!

  ぱーっとのんでさ、嫌なこと忘れちゃおうよ。

  ね。もう決定事項だから。

  早くパソコン切って、町に繰り出すわよ。

  (少し間を開けて)

  (酔っ払って)

  はぁ~。

  のみすぎた~。

  まっさか、終電のがしちゃうなんてね~。

  あはは。

  あなたの家、まさかこんな会社から近いなんて思わなかった~!

  よっこいしょっと。

  え、どうしたの?

  そんなにびっくりした顔して。

  え、尻尾?

  …。

  あの、もうバレちゃったからしょうがないや。

  誰にも言わないでよ。

  私…これが生まれつきついているの…。

  引いたよね…。

  触りたい…。

  やだな…。

  なんでも言うこと聞かないとばらす?

  もぉ…こんなことになるなら、しょうがないわね…。

  ちょっとだけだからね。

  ん…。

  さわり方、なんか変だよ…。

  はい!もう終わり…。

  終わり…。

  シャワーあびてくる…。

  しっぽも洗いたいし…。

  (少し間を開けて)

  ねぇ、やっぱり私がソファでねようか。

  一人用のベッドだと、やっぱり狭いわよ。

  それに、私のしっぽ、じゃまでしょ?

  そう…。優しいのね、あなたって。

  くよくよしてて、なんか弱々しく見えちゃってたけど。

  あなたはとっても優しい人だってわかった。

  私が尻尾のことを隠してたのはね、前にそのことを打ち明けた人に大切にしてもらえなかったの…。

  だから、だからね…。

  あなたにさっき優しく尻尾をなでてもらって、とっても嬉しかった。

  今夜だけでもいいんだけど、優しく抱きしめて寝てくれない…?

  なんだか、あなたと一緒にいるととっても優しい気持ちになれるの…。

  ごめんね、わがままで…。

  ぎゅってして…。

  すき…。

  このまま、ずっといたい…。

  ねぇ、ほっぺかして…。

  (リップ音)

  好き…。

AdAd