レッドが悪い狼を説得するお話

  廃墟ビルの一番上まで逃げ込んだ狼獣人だったが袋小路になってしまい、壁に背をつけて向かってくるヒーローを忌々しそうに睨み付ける。

  「鬼ごっこは終わりかい?そろそろ捕まってくれると嬉しいな」

  「くっ…!」

  赤いスーツを着た獅子獣人がスッと狼獣人の前に現れながら言うと、息があがっている狼獣人が全く息があがっていない赤いスーツを着た獅子獣人を苛ついた様子で見つめる。

  「安心して良いよ。さっきも言ったけど、悪いようにはしないからさ」

  「俺は絶対に捕まる訳にはいかねぇんだ!」

  赤いスーツを着た獅子獣人が両手を広げて安心させるように言うと、狼獣人がそれを拒否するように叫んでリング状の物を構えた。

  「あくまでも抵抗するつもりなんだね。分かったよ…相手をしよう」

  「…っ!」

  赤いスーツを着た獅子獣人がスッと足を開いて構えると、先程ののほほんとした態度とは真逆のヒーローのリーダーとしての殺気を感じて狼獣人の背中に嫌な汗が垂れる。

  「ハァッ!」

  「危ねぇっ!?」

  赤いスーツを着た獅子獣人が一瞬で狼獣人の目の前に来て腹に一撃を喰らわせようとすると、狼獣人がリング状の物を腹の前に構えた。

  「…防御の能力かな…?ん…?」

  攻撃すると見せかけて一瞬で後ろに移動した赤いスーツを着た獅子獣人が顎を撫でながら考え始めた。狼獣人の能力を思案しつつキョロキョロと辺りを見回すと壁に掛かっているリング状の物を見つける。

  「成程…空間転移かな?」

  「な…っ!?」

  赤いスーツを着た獅子獣人が今迄得た情報を合わせてこたえを出すと、まさか言い当てられるとは思わずに狼獣人が驚きの声をあげてしまった。慌てて口を手で覆うが、既に遅かった。

  「君は分かりやすいねーそれにしても稀有な能力だ…うちに欲しい所だよ」

  「俺はヒーローになんかならねぇよ!」

  赤いスーツを着た獅子獣人がニッコリと微笑みながら言うと、固まっていた狼獣人が大きな声を出して必死に体を動かそうとする。

  「やっぱりかー…皆ヒーローになってくれないんだよね」

  「当たり前だろ。好き好んで人を助けることなんてしねぇだろ」

  赤いスーツを着た獅子獣人が頭を掻きながら残念そうに言うと、狼獣人が当然だろと溜め息をつきながら言った。

  「それならヒーローの演習相手になって欲しいな。お互いに能力向上になるし、君の能力は珍しいから良い相手になると思うんだよね」

  「演習…ってことは練習相手ってことか?ブルーをボコボコに出来るなら良いぜ」

  赤いスーツを着た獅子獣人が気を取り直して提案してみると、狼獣人がムカつくブルーをボコせるなら良いぜとニヤァと笑いながら言った。

  「ボコボコは…勘弁して欲しいかな。というより、ブルーってそんなに嫌われているんだね…」

  「あいつムカつくんだよ。デケェ態度で見下しやがってよぉ…攻撃も容赦ねぇし」

  ブルーの悪い評判をよく耳にしている赤いスーツを着た獅子獣人が苦笑しながら言うと、狼獣人がムカつくブルーの事を思い出して額に筋を立てながら言った。

  「彼の能力はかなりのものだけど、如何せん若さがね…私はどう思われているのかな?」

  「お前は…問題児達を必死に纏める中間管理職だろ」

  赤いスーツを着た獅子獣人が目元を手で覆って溜め息をついた後に自分を指差してワクワクしながら聞くと、狼獣人がそうだな…と考えてから言った。

  「うっ…そんな風に見られているんだ…」

  「後は昔からモテまくるいけ好かない野郎とか、八方美人な正義馬鹿っつうのも聞いたことあるな」

  図星だったのか赤いスーツを着た獅子獣人が肩を落としながら言うと、狼獣人が他の仲間から聞いた印象を言って追い打ちをかける。

  「酷いなー…でも、そんなにモテる訳じゃないけどね」

  「嘘つけよ。男女関係なくキャーキャー言われて種付け放題だろ」

  赤いスーツを着た獅子獣人が口をへの字に曲げて拗ねたように言うと、狼獣人が見え透いた嘘つくなと指差しながら言った。

  「種付けって…下品だなー。でもね、本当にモテないんだよ」

  「はぁー?リーダーのレッドで、逞しい獅子獣人ならモテない訳ねぇだろ」

  サラリと下ネタを言う狼獣人に驚きながら赤いスーツを着た獅子獣人が言うと、狼獣人がそんな訳ねぇだろと首を傾げながら言った。

  「モテるのは最初だけだよ。私の体を見たら皆逃げていくんだ」

  「…体?」

  赤いスーツを着た獅子獣人が肩を落として悲しそうに言うと、狼獣人が何で体を見て逃げるんだと首を傾げた。上から下まで見て、視線が止まる。

  「ひょっとして…そこか?」

  「此処も原因ではあるね」

  狼獣人がもっこりとした股間を指差しながら言うと、赤いスーツを着た獅子獣人がアハハと頭を掻きながら言った。

  「へぇ…?どんな凶器があるのか見てみてぇな」

  「他の人は嫌がるのに珍しいね…もし見せたら私の同僚になってくれるかな?」

  どんな巨根が隠れているのかと狼獣人がニヤァと笑いながら言うと、赤いスーツを着た獅子獣人がニコッと微笑みながら言った。

  「…考えてやらんでもない」

  「おぉ、少し心が動いたね。嬉しいな」

  狼獣人が腕を組んでそっぽを向きながら言うと、赤いスーツを着た獅子獣人が声を弾ませて嬉しそうに言った。

  「でも…カメラ撮影はやめて欲しいな」

  「やっぱり気が付いたか。レッドの裸なんて滅多に見られないからオカズに使えるし、レッド好きな富豪が集まるオークションに出せば大金で売れるんだよ」

  赤いスーツを着た獅子獣人が小型カメラを転移させながら言うと、狼獣人が頭の後ろに両手を置いて正直に言った。

  「君は素直過ぎるね…オカズってことは、男好きなのかな?」

  「あぁ。お前みたいなヒーローは大好物だぜ」

  赤いスーツを着た獅子獣人が額に手を置いてヤレヤレと思った後に若干照れながら言うと、狼獣人が赤いスーツを着た獅子獣人を指差しながらニシシと笑った。

  「貞操の危機を感じるけど…君をこのまま逃すと後悔しそうだな」

  「なんでそこまで必死になってんだ?」

  赤いスーツを着た獅子獣人が腕組みをしてうーんうーんと悩みながら言うと、狼獣人が首を傾げながら言った。

  「君を野放しにすると後々まずそうだし、ヒーローの人材不足が深刻でね…」

  「六人いればいいんじゃねぇの?」

  色々考え込んでいる赤いスーツを着た獅子獣人がハァと溜め息をつきながら言うと、赤青黄緑白黒いればいいんじゃねぇのと更に首を傾げながら狼獣人が言った。

  「人数はそれでいいんだけど、私はそろそろ引退したくてね」

  「はぁ?お前が居なくなったらあいつらぐちゃぐちゃになるし、戦力ガタ落ちだろ」

  赤いスーツを着た獅子獣人が悲しげにフッと笑うと、引退という思ってもみない言葉を聞いた狼獣人が若干慌てながら言った。

  「そうなんだよね…だから、後継者を早めに育てないといけないんだ」

  「辞めないって考えはねぇのか?」

  赤いスーツを着た獅子獣人が肩を落としながら言うと、狼獣人がそもそも辞めないという選択肢はねぇのかと聞いてみる。

  「私も頑張りたいんだけど…もう年だからね。今は能力でなんとか誤魔化しているけどさ」

  「俺の能力見破ったり、罠を見破ったりした癖にか?」

  若いヒーローと自分を比べて体力が落ちているのを感じている赤いスーツを着た獅子獣人がアハハと乾いた笑いを浮かべながら言うと、狼獣人が若さはどうしようもないが数々の罠を事前に察知した能力があるだろうと言う。

  「それは年の功ってやつかな。伊達に場数踏んでいないからね」

  「流石は歴戦のヒーローって訳か。尚更体見てみてぇ」

  赤いスーツを着た獅子獣人が誇らしげに言うと、狼獣人が赤いスーツを着た獅子獣人に近付いて体を撫でながら言った。

  「…っ!君は大胆だね…分かったよ。でも、ちゃんとさっきの事考えておいてね?」

  赤いスーツを着た獅子獣人が危険を察知して回避しようとするが、狼獣人の手に武器を持っていないのでそのまま身を任せるとスーツ越しに体を撫でられる。

  「わーったよ。やっぱ良い体してんなぁ」

  「あんまり撫で回さないでくれないかな…私だって恥ずかしいよ」

  狼獣人が上機嫌で赤いスーツを着た獅子獣人の体を撫で回すと、赤いスーツを着た獅子獣人がくすぐったそうに言った。

  「良いじゃねぇか。俺に見せてくれんだろ?」

  「…驚かないでくれると嬉しいな」

  狼獣人がニヤァと笑いながら言うと、赤いスーツを着た獅子獣人が静かに言ってからスーツを解除した。全身タイツと兜が消え、アンダーシャツだけを着た逞しい獅子獣人が現れる。

  「…っ!お前、これ…!」

  アンダーシャツで隠しきれない傷を無数に見つけた狼獣人が思わず息を呑んだ。そこには爪の傷や刃物の傷、銃弾の跡等様々な痛々しい跡があったからだ。

  「もう見えちゃったか。昔のヒーロースーツはあまり性能が良くなくてね…体が傷だらけになったものだよ。あっ!今はそんなことないから安心してね」

  「…こんなに傷つきながらもヒーローやっていたんだな」

  獅子獣人が傷跡を撫でながら悲しそうに言った後に慌てて言うと、狼獣人が獅子獣人の傷跡にソッと手を添えて悲しそうに言った。

  「誰もやろうとしないからね…私は能力が優秀だったから、生き残れたんだ」

  「馬鹿じゃねぇの?幾ら能力が強いからって死ぬかもしれねぇ事しなくてもいいだろ…!」

  獅子獣人が狼獣人の手を包み込むようにしながら言うと、狼獣人が行き場のない怒りに震えながら言った。

  「…君は優しいね。私の代わりに怒ってくれるなんて」

  「うるせぇよ、なんかムカつくんだよ」

  獅子獣人が微笑みながら言うと、狼獣人がプイッとそっぽを向きながら言った。

  「アンダーシャツの下はどうなってんだ?」

  「わっ…!なんだか恥ずかしいね」

  狼獣人が獅子獣人のアンダーシャツを無理矢理脱がせると、獅子獣人が顔を赤らめながら言った。

  「これは女だけじゃなくて男も引くだろうな…後ろもあるのか」

  「うん。でもね、これでもイエローに跡を消して貰ったんだよ」

  アンダーシャツの下にも背中にも傷があるので狼獣人が顔を顰めると、獅子獣人が苦笑しながら言った。

  「あのデブ狸に?」

  「イエローって呼んであげてね。彼の回復能力がかなり向上しているから、古傷も治してくれるんだ」

  狼獣人が黄色いスーツを着たぽっちゃりした狸獣人を思い浮かべながら言うと、獅子獣人が苦笑してから傷跡の無い場所を撫でながら言った。昔は傷跡があったようだが、今は跡が残っていなかった。

  「へぇ…あいつただの回復役だと思っていたけど、意外とスゲェんだな」

  「そうだよ。元々救護班だったけど、訓練で能力向上してヒーローに昇格した凄い人なんだから」

  戦闘に参加せずに傷ついたヒーローを回復するだけの狸だと思っていた狼獣人が感心すると、そんな狼獣人を見た獅子獣人が自分の事のように嬉しそうに言った。

  「何でお前が嬉しそうなんだよ。じゃあ…メインディッシュを見せてもらおうかな」

  「んっ…君って本当に大胆だね」

  可笑しそうに笑った狼獣人が獅子獣人の股間をガシッと掴んでニヤァと笑うと、獅子獣人がビクッと体を震わせてから言った。

  「一番見たかった場所だからな。見せてくれるんだろぉ?」

  「そんなに見たかったんだ…見せるのは良いけど、引かないでね」

  狼獣人がグニグニと獅子獣人のモノを握りながら言うと、股間を触られた獅子獣人が若干震えながら言った。

  「股間見て引くわけねぇだろ。どんな凶器隠しているんだよ」

  「凶器って酷いなー…ちょっと大きいだけだよ」

  狼獣人がモノの形をなぞるように指で撫でながら言うと、獅子獣人が凶器という言葉に傷ついたように苦笑してからボソッと言った。

  「大きいっつっても馬並じゃねぇだろ。よっと…っ!?」

  「固まらないでくれないかな…?その反応が一番辛いんだ」

  狼獣人がニヤニヤと笑ってから下着を脱がせて中にあるモノを凝視すると、固まった狼獣人を見た獅子獣人が目を伏せながら言った。

  「つい見惚れちまったぜ…デケェし、このブツブツが凶器じみてんなぁ?」

  狼獣人が獅子獣人のふてぶてしい程大きくて太いモノを握り、猫科特有の亀頭付近の突起を撫でながらニヤァと笑った。

  「その凶器って言うのやめて欲しいな…以前それが原因で別れたんだよね」

  「ハッ!その女は馬鹿だなぁ?チンコなんざデケェ方がいいのによぉ」

  獅子獣人が昔付き合っていた女性との事を思い出して辛そうな顔をしながら言うと、狼獣人が鼻で笑いながら獅子獣人のモノの形を撫でながら言った。

  「んっ…そう…なのかな…」

  「そうだぜ。口でも尻でも味わい放題だし、もし入れられなくても…他で楽しめっからな」

  獅子獣人が狼獣人のねっとりとした手付きに野太い喘ぎ声を漏らしながら言うと、獅子獣人の反応を聞いた狼獣人が満足そうに微笑みながら言った。

  「他って…?」

  「デカ過ぎて入らないなら…逆に入れんだよ」

  獅子獣人が首を傾げながら言うと、狼獣人が獅子獣人の尻をガシッと掴みながら言った。

  「わっ!?入れるって…性器をかい?流石にそれは怖いな」

  「お?同性の交尾経験は無いんだな」

  突然尻を鷲掴みされた獅子獣人が驚きながら言うと、狼獣人がニヤァと笑いながら尻を撫でる。

  「同性…というより異性も無いかな。皆怖がるからさ…」

  「マジかよ…良い男なのに勿体ねぇ…」

  獅子獣人が悲しげに微笑みながら言うと、狼獣人がかなり驚きながら言った。ヒーローのリーダーで顔はかなり整っている雄獅子が傷だらけの体と大きすぎる性器のせいで童貞処女なんてと狼獣人が驚愕の表情をする。

  「あはは、ありがとう。同性の君に言われても嬉しいな」

  「そういう所もずるいな…天然タラシ」

  獅子獣人がニッコリと微笑みながら言うと、狼獣人がニコニコしている獅子獣人の頬を引っ張りながら言った。

  「いはいなー」

  「痛くしてんだよ」

  頬を引っ張られた獅子獣人が痛いと言うと、狼獣人がその余裕そうな態度にムッとしながら言った。

  「もう、これでいいかな?そろそろ…」

  「なーに言ってんだよ。折角見せてくれたんだから、たっぷり気持ち良くしてやるよ」

  獅子獣人が徐々に力強く抓って来る狼獣人の手を振り払ってから下着を履こうとすると、狼獣人が獅子獣人のモノをギュッと握りながら言った。

  「ま、待ってよ。話が違うじゃないか」

  「見せて終わりーなんて悲しいじゃねぇか。お前に交尾の快感を教えてやるよ」

  見せるだけの予定だった獅子獣人が慌てて言うと、狼獣人がヴィランを舐めるからだぜとペロリと口元を舐めながら言った。

  「それに、お前とできるなら…同僚になってもいいぜ?」

  「…嘘じゃないよね?」

  狼獣人が獅子獣人の耳元で囁くように言うと、獅子獣人が訝しげに狼獣人を見ながら言った。

  「あぁ。同僚になればお前といつでも出来るし、入念に解せば童貞も奪えそうだしな」

  「正気かい?お尻が壊れちゃうよ?」

  狼獣人が獅子獣人のモノを愛おしそうに撫でながら言うと、獅子獣人が驚きながら言った。まだ萎えている状態では普通の人が勃起したくらいの大きさだが、勃起したら狼獣人の腹を突き破らん長さと太さになるので本当に心配しながら聞く。

  「ノンケのケツを使うんだ。それくらいしねぇと失礼だろ」

  「…意外と義理堅いんだね」

  獅子獣人の尻を撫でてから狼獣人がウインクしながら言うと、悪人ばかりのヴィランを見てきた獅子獣人が驚きながら言った。

  「意外は余計だろ。表の住人よりも、裏の方が義理人情に厚いんだぜ」

  「裏の流儀ってやつかな?でも…やっぱり怖さの方が勝るかな」

  ずっと仁義を通してきた狼獣人が心外だなと思いながら言うと、狼獣人は良い所に所属していたんだなと思った獅子獣人だが処女を失うのはやはり怖いなと目を伏せながら言った。

  「お前って真面目だよな。ヴィランの提案なんて普通拒否すんだろ?騙される事の方が多いのによ」

  「そうなんだけどさ…君は私の体を見て怒ってくれたし、仁義を通してくれるし…何より無防備な私に能力を使って何かしようってしてこないから信用できるかなって思ってさ」

  真剣に悩んでいる獅子獣人を見た狼獣人が尻から手を離して腕組しながら言うと、今迄の狼獣人を見て他のヴィランとは違うと思った獅子獣人が微笑みながら言った。

  「あのよぉ…そういうこと言っているから体がボロボロになるんだろ?もう少し自分の体を大切にしろよ!」

  「い、痛い所突いてくるね…でもさ、人を信用出来なくなったらヒーローとして…いや、人として駄目になると思うんだよね」

  そうやって悪い奴に騙されて痛い目にあってきたんじゃないのかと狼獣人が怒りを顕にして獅子獣人を小突くと、狼狽えた獅子獣人だったが人を信用する心だけはなくしたくないと思いながら言った。

  「そういう信念は良いけどさ…詐欺とかには気をつけろよ?」

  「忠告ありがとう。でも、有り難い事にそういうのは避けられているんだよね」

  心にしっかりとした芯があるのは良いがそれで体がボロボロになっていたら世話ねぇよと頭をガリガリ掻きながら狼獣人が言うと、獅子獣人が狼獣人の親切心を感じて微笑んでからそういう警戒心は強いようで詐欺には引っかかっていないようだ。

  「危険察知能力は高ぇんだな…なら体を大事にしやがれ!」

  「痛いなぁ…もう」

  そういうのは避けられるんだなと狼獣人が思ってからベシンと獅子獣人の体をはたくと、獅子獣人が頬を膨らませながら言った。ただ、狼獣人の気持ちは嬉しいようで直ぐにニコニコ顔に戻る。

  「そういえば交尾するにしても準備が大変だな…初めてなら掃除が大変だろうし」

  「それなら大丈夫だよ、スーツに腸内洗浄の機能があるからね」

  話を元に戻した狼獣人がマズルを撫でながら悩むと、獅子獣人が何回か使った事のあるスーツの機能を思い出しながら言った。

  「へぇ…便利じゃねぇか。それなら屋内でも野外でも交尾し放題だぜ」

  「そんな下品な機能じゃないよ?毒とか危険物を入れられた時に胃と一緒に洗浄する機能で、私も何度かお世話になったかな」

  中でも外でもヤる時に便利な機能だなと思いながら狼獣人が言うと、また君はそういう事を…と獅子獣人が苦笑してからしっかりと機能を説明した。

  「へぇ…?じゃあ洗浄も楽そうだな。早くヤるか決めろよ」

  「ちょ…ちょっと…!扱かないでよ」

  一回でも洗浄した事があるなら腸内洗浄は楽だなと思った狼獣人が獅子獣人のモノをゴシゴシと扱きながら言うと、反応しそうになっている獅子獣人が狼獣人の腕を掴みながら言った。

  「早くヤりてぇんだよ。ほら、分かるだろ?」

  「…っ!凄い勃っているね」

  ハァハァと興奮した様子の狼獣人が左手で引っ張って獅子獣人の手で自分の股間を握らせると、ガチガチに勃起したモノを手で感じた獅子獣人が驚きながら言った。

  「こんな極上の雄が目の前に居るからな。よっ…!」

  「わ…!君は思い切りが良いね」

  目の前に居る逞しくて格好良くて性器もデカイ雄を見た狼獣人が我慢できずにパッとズボンと下着を脱いで勃起したモノをくっつけると、恥じらいもなく狼獣人が脱いで性器同士をくっつけてきたので自分の欲に正直だなと獅子獣人が思いながら言った。

  「お前が全裸になっているのに恥じらいなんてねぇよ。それに、一緒に扱くのもいいだろ?」

  獅子獣人等の一般的な哺乳類のモノとは違って根本が太いが先にいく程細くなる犬科特有のモノを獅子獣人の萎えたモノに擦り付けながら狼獣人が言った。

  「うっ…!兜合わせ…だっけ?初めての経験だな」

  自分のモノと狼獣人のモノを一片に握られてゴシゴシと扱かれた獅子獣人が少しずつムクムクと大きくなりながら言った。

  「そうだ、反応してくれて嬉しいぜ」

  「こんなに激しく扱かれたら…反応しちゃうよ」

  ドクンドクンと脈打ちながら勃起してきた獅子獣人のモノを自分のモノ越しに感じながら狼獣人がニヤァと笑うと、若干息を荒げながら獅子獣人が言った。

  「男が扱いても反応してくれて嬉しいぜ。それにしても…デケェな」

  「性処理マシーン以外は出せなくてね…結構溜まっているんだ」

  これで完全勃起かと思いきやまだまだ大きくなる獅子獣人のモノを見て改めてデカイなと思いながら狼獣人が言うと、健康の為に射精を制限されているので性処理機以外では出していないんだと苦笑しながら言った。

  「射精制限なんて男にとっちゃ拷問だぜ…これが完全か?」

  「もう少し…かな」

  毎日でもぶっ放したい狼獣人にとって射精制限なんて拷問と変わらねぇぜと思いつつまだ大きくなる獅子獣人のモノを見ながら言うと、狼獣人の若干驚いている反応を見た獅子獣人が悲しそうに笑いながら言った。

  「スゲェ!胸にくっつくんじゃねぇの、これ?」

  「それは言い過ぎだと思うけど」

  ぐんぐん伸びてきた獅子獣人のモノを見て大はしゃぎしながら狼獣人が言うと、楽しそうなら良かったと獅子獣人が微笑みながら言った。

  「俺の倍くらい有るんじゃねぇか?ケツに入るのか…これ」

  「かなり無理しないときついと思うよ」

  自分が勃起した長さと獅子獣人のモノを見比べて改めて尻に受け入れられるのかと難しい顔をしながら狼獣人が言うと、女性でもきついのに男性だと更にきついだろと獅子獣人が苦笑する。

  「…でも男に二言は…だが…ケツが壊れそうだぜ」

  「無理はしないで良いよ」

  仁義を通すこととケツが壊れるのを天秤にかけて何度も頭を捻って考え込んだ狼獣人の背中を獅子獣人が優しく撫でながら言った。

  「でもよぉ…それじゃあお前と交尾出来ねぇじゃねぇか」

  「そんなに私と交尾したいのかい?体と股間を見せてそこまで求められたの初めてだな」

  どうしても交尾がしたいとせがむように狼獣人が言うと、傷ついた体と大きすぎるモノを見ても求められた事が初めてな獅子獣人が少しだけ嬉しさを感じながら言った。

  「こんな機会がなければお前と触れ合うことすら出来ねぇだろ?だから、俺にとっては千載一遇のチャンスなんだぜ」

  「そこまで言ってくれるのは嬉しいけど…やっぱり…怖いかな」

  狼獣人が獅子獣人の事をギュッと抱き締めて獅子獣人の顔に迫りながら言うと、間近にある狼獣人の獲物を前にした獣のような鋭い目と圧を感じた獅子獣人が悩みつつもはやり怖いと素直な気持ちを言う。

  「じゃあ…約束するぜ。最初は違和感あるかもしれねぇが、一人で処理する以上に気持ち良い経験をさせてやるってな」

  「…っ!?そ、そんなに凄いんだね」

  胸をドンッと拳で叩いた狼獣人が真剣な顔で誓うように言うと、一人で処理するか機械で処理する事しかしてこなかった獅子獣人が大きなモノをビクンと震わせながら言った。

  「こっちは期待しまくっているようだが…お前自身はどうなんだよ?」

  「私…は…」

  ビクビクと反応している獅子獣人のモノをゆるゆる扱きながら狼獣人がニヤァと微笑むと、勃起したモノを扱かれた快感ともし提案を受け入れたら体験できるであろう強い快感に期待してしまっている獅子獣人が言葉に詰まってしまった。

  「悩む必要あんのか?雄なら快感を求めるもんだろ」

  「そうだけどさ…ヒーローがヴィランに犯されるっていうのは…どうなのかなって思って」

  何をそんなに悩んでいるんだと首を傾げながら狼獣人が言うと、もしヒーローのリーダーがヴィランに犯されたとなるとマスコミやファンが騒いでしまうのではないかと獅子獣人が懸念しているようだ。

  「じゃあヴィランじゃなくて一匹の狼と、ヒーローじゃなくて一匹の獅子が交尾するって考えれば良いんじゃね?プライベートまでヒーローを求められたらたまったもんじゃねぇだろ」

  「君は公私をきっちりと割り切れる人なんだね。そういう人が多ければ良いんだけど…」

  只の狼獣人と只の獅子獣人が交尾するって考えれば良いんじゃね?と狼獣人が言うと、獅子獣人が目を見開いて驚いてからフッと微笑みながら言った。

  「そういう奴らには交尾してぇからしてんだ!って言えば良いじゃん。なぁ…ヤろうぜ?」

  「あはは、男らしいね。じゃあ…お願いしちゃおうかな」

  人の色恋沙汰に一々口出ししてんじゃねぇと豪語しながら狼獣人が誘うと、思い切りが良いなと笑った獅子獣人が照れ笑いしながらソッと狼獣人の体を抱き締めた。狼獣人の尻尾と耳がピンと立ち上がる。

  「マジで?やったぜ」

  「喜ぶのは良いけど、同僚になるのは忘れないでね?」

  心の底から嬉しそうな笑顔で狼獣人が喜んでいると、最初に言ったことを忘れないように釘をさした。

  「う…俺受け出来そうにねぇから筋を通すならそうするしかねぇか…家族も一緒に住めるんなら良いぜ」

  「家族って…襲撃の時に一緒に居たゴリラ君と熊君とハイエナ君かな?」

  バツが悪そうに頭をガリガリ掻いてから狼獣人が言うと、襲撃してきた時に同行していた獣人達を思い浮かべながら獅子獣人が言った。

  「そうだ。ハイエナは能力がはっきりしてねぇが、他の奴らは結構戦えるぜ」

  「硬化と回復だったかな?能力が分からないのは興味深いね…意外と凄い能力持ちだったりするかもしれないから、検査してみた方がいいかもね」

  背中を任せられる家族達の事を思い浮かべながら狼獣人がニッコリと笑うと、未だ能力が分からない人は珍しいなと新しい人材を発掘出来そうな獅子獣人が嬉しそうに言った。

  「アイツそんなにスゲェ能力持っていないと思うぜ?でも…あれは…」

  「あれ?何のこと?能力が分かるきっかけになるかもしれないよ」

  ハイエナの事を思い浮かべながら狼獣人が否定しようとした時に交尾した時の事を思い出して言い淀むと、獅子獣人が首を傾げてから能力が分かる糸口になるかもしれないよと聞きたそうにする。

  「あー…ハイエナと交尾した時の話なんだが、アイツ何回出しても腰振るの止めないような絶倫だからサキュバスとかの能力じゃねぇかと思っている」

  「そ、それは凄いね…イエローがエナジードレインっていう体力を奪う能力を複合で持っているから、もしかしたらそれに近いのかもしれないね」

  役に立たないだろうなと頭をガリガリ掻きながら狼獣人が言うと、最初は驚いた獅子獣人だったがマズルを撫でながら近い能力のイエローを思い浮かべながら思案する。

  「やっぱそうだよな!?交尾の後に俺指一本動かせなかったからな」

  「搾り取られたんだね…」

  動けなくなって恥ずかしかった狼獣人だったがそれは能力のせいだったんだなと確信しながら言うと、獅子獣人が狼獣人の圧に苦笑しながらも辛かったんだねと背中を撫でながら言った。

  「正直あれだけ出したのは人生初だったぜ…若かったから血は出なかったが、今はやばそうだな」

  「そんなに…ハイエナ君は大丈夫だったのかい?」

  性欲旺盛な時期にハイエナと交尾したので良かったが今やったら精も根も尽きるだろうなと若干震えながら狼獣人が言うと、心配そうに狼獣人の頭を撫でながら獅子獣人が聞いてみる。

  「あいつは早漏で絶倫だからずっと出していたな…精液の泉って初めて見たぜ」

  「それは…凄いけど怖さもあるね」

  自分の腹がハイエナの精液まみれになって水溜りというより泉になっていたぜと狼獣人が言うと、その姿を想像した獅子獣人が苦笑しながら言った。

  「そうだな。さて、そろそろお預けも良いだろ?あんまりお預けすると襲っちまうぜ?」

  「お預けするつもりはなかったんだけど…じゃあ、洗浄しないとね」

  話が終わった所で狼獣人がまだ半勃起している二人のモノをガシッと掴んで扱きながらニヤァと微笑むと、そんなつもりはなかったんだけどなと獅子獣人が苦笑しながら兜を被って変身をした。

  「トイレに案内した方が良いか?」

  「大丈夫だよ。洗浄した後は便を分解して無害な水にして放出するだけだから、あの水道に流そうかな」

  トイレの場所は確か…と建物の構造を思い出しながら狼獣人が言うと、キョロキョロと辺りを見渡して水場を見つけた獅子獣人がそこを指差しながら言った。

  「スーツが勝手に洗浄してくれるのか?」

  「腸内洗浄よろしくね。うん、そうだよ。便利だよね」

  二人で水場に行きながら狼獣人が聞くと、獅子獣人がスーツに腸内洗浄をお願いしてから狼獣人を見て微笑みながら言った。

  「はぁー…こんな全身タイツにそんな機能があるなんてな」

  「凄いよね、技術部には感謝しているよ」

  全身タイツにしか見えない獅子獣人のスーツを手で撫でた狼獣人が感心しながら言うと、獅子獣人が昔は全身タイツだったけど技術部が頑張ってくれたお陰でこんなに凄い性能になったんだと誇らしげに微笑みながら言った。

  「性能もそうだけどなんかエッチだよな…触り心地もそうだが、体のラインくっきりだし」

  「ちょ、ちょっと!触り方がいやらしいよ」

  性能よりもスーツのサラサラした触り心地や獅子獣人の体がくっきりとしている所やもっこりの方が気になる狼獣人がいやらしく撫でながら言うと、体を撫で回されてから股間を掴まれた獅子獣人が腰を引きながら赤い顔で声を荒げる。

  「そりゃそうだろ。やらしく撫でているんだからよ」

  「うぅ…君は本能に忠実過ぎるよ」

  スーツに巨根の形をくっきりさせるかのように獅子獣人のモノを撫でながら狼獣人がニヤァと笑うと、衝撃等をスーツが吸収しているので快感は無いが狼獣人の手付きを見て照れながら獅子獣人が言った。

  「その方が楽だからな。それに、お前は拒否しねぇし嫌悪感も無さそうだから触り放題だぜ」

  「羨ましい生き方だね。拒否はしないけど、私だって恥じらいくらいあるからね?」

  誰にでもやる訳ではなくその人の反応を見ていけるようならば遠慮無く触るぜと狼獣人がニシシと笑いながら言うと、スーツ越しなら触られ慣れている獅子獣人だが性的に触られるのはあまり無いのでムッとしながら言った。

  「恥じらいはあっても同性愛嫌悪はしねぇんだろ?それなら全然良い。嫌な奴は体にちょっと触れただけで気持ち悪いって拒絶してくるからな」

  「同性愛嫌悪は確かに無いかな…でも、面と向かって気持ち悪いって言うのは酷いね…」

  以前出会った同性愛嫌悪が凄い奴を思い出してフッと悲しそうに微笑みながら狼獣人が言うと、同性に触られても嫌悪は無いかなと改めて思った獅子獣人が少し触れただけで明らかな拒絶をしてくる人も居るんだと悲しそうに微笑みながら言った。

  「だよなーでもさ、そいつ過去に逆らえない状況で色々性的な事をされて男性恐怖症になっちまったって他の奴から聞いたからなぁ…」

  「そういう事情があったんだね…」

  共感してくれた事を嬉しそうに微笑んだ狼獣人がそいつは嫌な奴じゃなくて事情があったんだとフォローすると、獅子獣人が耳と尻尾を伏せながら悲しそうに言った。

  「おっと悪ぃ悪ぃ、しんみりさせちまったな。そろそろ洗浄終わったか?」

  「終わったみたいだね」

  肩を落としている獅子獣人を見た狼獣人が空気を変えるように背中をパンパンと叩いて言うと、狼獣人が気を使って明るく振る舞っているのを嬉しく思いながら獅子獣人が言った。

  「じゃあ早く脱いでくれよ。俺だけ裸なのはずりぃだろ?」

  「わ、分かったよ。パンツくらい履いても良いんだよ?」

  駄々っ子のように獅子獣人に抱き着きながら狼獣人がせがむと、獅子獣人が慌てて兜を脱いでスーツを解除しながら言った。

  「どうせ脱ぐんならいちいち履くの面倒くせぇだろ。それに、早くお前とヤりてぇんだよ」

  「君は見た目通りの肉食だね」

  裸になった獅子獣人に抱き着きながら狼獣人が微笑むと、獅子獣人が動物の狼みたいながっつきだねと苦笑しながら言った。

  「肉食系じゃなければヴィランがヒーローのリーダーと交尾したいなんて言わねぇだろ」

  「それもそうだね」

  今更何を言っているんだと狼獣人が今の状況を簡単に説明すると、端的に説明された獅子獣人がそれもそうだねと微笑みながら言った。

  「よし…ちょっと待ってろ。バッグを…」

  「これかな?」

  準備が終わったので道具を取りに行こうとした狼獣人だったが、獅子獣人が狼獣人が取りに行こうとしていたバッグを一瞬で転送させる。

  「それそれ。っていうか、お前の能力便利過ぎんだろ」

  「あまり多用すると堕落した生活になっちゃうけどね。君も訓練したら武器を使わなくても物や人を転移させられるかもしれないよ?」

  取りに行こうとしたバッグが一瞬で獅子獣人の手に移ったので便利だなと思いながら狼獣人が言うと、ついついリモコンとか転移させちゃうんだよねと獅子獣人が言ってから訓練次第で君もそうなれるかもよ?と微笑む。

  「リングを介さずに転移させられたら確かに便利だな…ヤりてぇ時にお前を部屋に誘ったりな?」

  「それは流石にやめて欲しいな…転移じゃなくて、そういうのはムードってのも大事だよ?」

  獅子獣人のように自由に転移させられたら一番にやりたい事を狼獣人が言うと、獅子獣人が苦笑してから狼獣人の鼻を指で押しながら言った。

  「ムードって良く分からねぇんだよ。ヤりたきゃヤりゃ良いだろ」

  「うーん…例えば手を絡めて徐に抱き締めて、初めてだから優しく抱いて欲しいな…とか?」

  以前言われた事があるのか狼獣人がガリガリと頭を掻きながら言うと、獅子獣人が狼獣人の手をとって指と指を絡ませるような恋人繋ぎをしてから腕に抱き着き、耳元に顔を近づけて吐息混じりに誘ってみた。すると、狼獣人の尻尾と耳がピンと立ち上がる。

  「す…スゲェ興奮したぜ。これがムードってもんか…俺はヤりてぇ時は押し倒してヤろうぜって言うだけだったぜ」

  「そういう強引なお誘いも良いけど、たまにはこういう誘い方も良いと思うよ」

  まだ耳に残る吐息や言葉を感じながら狼獣人が言うと、ワイルドなお誘いも良いけどたまにはこういうしっとりとしたお誘いも乙なものだよと獅子獣人が言った。

  「たまには良いかもな。でも、俺は―――」

  恥ずかしそうにマズルを掻いた狼獣人が獅子獣人に向き直り、傷だらけの巨体をこれ以上傷つかないように床に押し倒した。

  「直球な方が好みみてぇだ。お前とシてぇ」

  「…っ!直球だね…でも、君はこういうやり方の方が似合っているかもしれないね」

  押し倒した狼獣人が獅子獣人の顔に自分の顔を近づけて真剣な顔で言うと、ワイルドなお誘いが初めてな獅子獣人が目を見開いて驚いてからフッと微笑みながら言った。

  「だろぉ?じゃあ、ケツ解すぜ」

  「う、うん…優しくしてね」

  期待通りの反応と言葉に満足そうに微笑みながら狼獣人が言うと、未だ恐怖心がどうしてもある獅子獣人が少し引き攣った顔で微笑みながら言った。

  「安心しろ。初めてならゆっくりやるし、優しく広げて気持ち良くさせるからよ」

  「ありがとう」

  獅子獣人の体を撫でながら安心させるように狼獣人が微笑むと、少し気持ちが軽くなった獅子獣人が引き攣っていた顔を和らげながらお礼を言った。

  「礼なんていらねぇよ。ゴムとローションっと…」

  「ゴムも使うんだね」

  バッグをゴソゴソと漁った狼獣人がゴムの袋とローションのボトルを取り出すと、ローションは解しで使うのは分かるがゴムは何に使うんだろうと思いながら獅子獣人が言った。

  「ケツの穴に突っ込むと獣毛と爪が危ねぇからな」

  「成程ね…あ、あのさ」

  爪をしまった指にゴムを被せながら狼獣人が言うと、納得がいった獅子獣人だったがおずおずと言った。

  「ん?なんだ?」

  「手を…握っていて欲しいな。やっぱりまだ怖くてさ」

  獅子獣人にしては珍しく弱々しい申し出に狼獣人が首を傾げると、獅子獣人が肉球のある手を狼獣人に差し伸ばしながら言った。その手は微かに震えているように見える。

  「そんなことか。構わねぇぜ、隣で解そうか」

  「隣にも居てくれるのかい?無理はしないでね」

  獅子獣人の手をギュッと握った狼獣人が獅子獣人の隣に移動しながら言うと、獅子獣人がそこまでしてくれるとは思わずに解しにくいのではないかと心配する。

  「無理してんのはお前だろ?安心しろ、隣に居ても解せるからよ」

  「…ありがとう」

  わざと握力を強めてギュッと握って悪戯っぽく笑いながら狼獣人が言うと、獅子獣人が柔らかく微笑みながらお礼を言った。

  「やっと普通に笑えたな?じゃあ、解していくぜ」

  「う、うん…なんだか違和感凄いね」

  ニッコリと微笑んだ狼獣人がゆっくりと指を穴に入れていくと、普段排泄にしか使ったことの無い獅子獣人が異物感が凄くて思わず顔を顰める。

  「最初の違和感はどうしようもねぇな…少しずつ慣れていくしかないな」

  「慣れるのかな…」

  処女の獣人を何度も犯してきた狼獣人がそればっかりは仕方ねぇと思いながら言うと、排泄しているような感覚がずっと続いている獅子獣人が困惑しながら言った。

  「前立腺を突けば変わるぜ。違和感が吹っ飛ぶくらい気持ち良いからな」

  「それも怖いな…どんな感じなんだろう」

  ゆっくりと指を動かして広げつつ奥に突っ込みながら狼獣人が言うと、違和感が無くなるのは良いけどそんなに大きな快感が来るのは怖いなと獅子獣人が身構える。

  「最初は温かかったり、じんわり快感が広がったりと人それぞれ反応が違ったな…お前はどんな反応するんだろうな」

  「面白がっているね?もう…ん?」

  処女の奴の前立腺を弄った時の事を思い出しながらニヤァと笑うと、真面目な流れだったのに面白がらないでよと獅子獣人が膨れながら言おうとするが体がピクッと反応する。

  「おっ?此処か。どんな感じだ?」

  「うーん…くすぐったい…かな?」

  前立腺を見つけた狼獣人が指でゆっくりと撫でながら聞くと、内側から体を弄られるという未知の刺激をどう言葉にしようか何度も考えた獅子獣人がくすぐったいと言った。

  「くすぐってぇか…初めての反応だな」

  「そうなんだ。なんだか顎を撫でて貰っているような気持ちだよ」

  今迄聞いたことの無い反応に狼獣人が興味深そうに獅子獣人に言うと、うまい例えを考えた獅子獣人がくすぐったさの中に気持ち良さもある顎撫でが一番それっぽいなと思いながら言った。

  「顎撫でか…へぇ、そんな感じなのか」

  「わっ…!?うぅ…ゴロゴロ…」

  狼獣人が握っていた手を離して獅子獣人の雄々しい鬣の下にある顎を撫でると、突然顎を撫でられた獅子獣人が最初は驚くが優しい撫で方に喉を鳴らしてしまう。

  「ライオンの喉鳴らしってスゲェ低音だな…どうだ?上と下を撫でられた感想は」

  「意地悪…グルル…だね…気持ち良いよ」

  車のエンジン音のような重低音を聞いた狼獣人が驚きつつニヤァと笑いながら言うと、わかっている癖にと獅子獣人が思うが狼獣人の期待の眼差しを感じて言葉にする。

  「そうか。じゃあ…此処が反応するくらい気持ち良くしてやるよ」

  「んっ…!ちょっ…いきなり…!」

  予想以上の反応を聞いた狼獣人が獅子獣人の萎えているモノを指でなぞりながら言うと、左手は優しい手付きだが右手は優しさはあるが貪欲に前立腺を刺激してくるので獅子獣人がビクビク震えながら言った。

  「良いじゃねぇか。反応してきているぜ?」

  「直接…んっ…触るから…だよ」

  巨大なモノを指で弄っていると少しずつ固くなってくるのでニヤニヤと笑いながら狼獣人が言うと、後ろも徐々に感じ始めている獅子獣人が悶ながら言った。

  「そっちだけじゃねぇだろ?中がビクビク震えてるし、俺の指を締め付けて離さねぇぜ」

  「締め付けるつもりは…ないんだけど…」

  指を抜いて欲しくないと体が言っているかのような締め付けを感じた狼獣人が不敵に微笑みながら言うと、締め付けているつもりが無い獅子獣人が困惑しながら言った。

  「無意識か…それも良いな」

  「もう…優しくしてくれるんじゃなかったの?」

  酷く興奮した様子の狼獣人が口元をベロリと舐めてから両手を動かすと、中の指は優しいが勃起してきているモノを触っている手は激しく扱いてくるので獅子獣人がムッとしながら言った。

  「中は優しくしてんだろ?こっちは…これくらい普通だろ」

  「そうだけど…やり過ぎないでね」

  早く完全勃起を見たい狼獣人がゴシゴシと扱きながら言うと、ハァハァと息を荒げながら獅子獣人が言った。

  「手コキで出したら勿体無えからそこら辺は分かっているぜ。おっ、これが完全勃起か」

  膨張が終わって子供の腕くらいあるどっしりとしていて棘のある亀頭が傘を開いている巨大なキノコのような獅子獣人のモノを物珍しそうに撫でながら狼獣人が言った。

  「普通の人は驚くのに、君は目を輝かせて見るね」

  勃起した瞬間に恐怖の顔をされてばかりだったが、目の前の狼獣人は新しい玩具を見せられた子供のように目を輝かせて見つめながら撫でてくるので獅子獣人が驚きながら言った。

  「当たり前だろ。こんなデケェのなんてそうそう見られないからな」

  「あ、あんまり撫でないで…慣れていないから」

  最初見た時よりも近くで見られた狼獣人が様々な角度で見たり撫でながら言うと、鈴口からダラリと我慢汁を垂らしながら獅子獣人が言った。

  「そういえば色が綺麗だな…まぁ、突っ込めねぇから仕方ねぇか」

  「う…君のは黒いね」

  大きさはデカいがピンク色な亀頭を我慢汁と一緒に撫でながら狼獣人が言うと、痛い所を突かれた獅子獣人が腹の横にある赤黒い狼獣人のモノを手に取りながら言った。

  「俺は突っ込みまくっているからな。もっと弄ってくれよ」

  「わっ!?き、君は積極的過ぎるよ。こう…?」

  フフンと得意げに鼻を鳴らした狼獣人が獅子獣人の手に自分の勃起したモノを擦り付けると、急に腰を動かして擦り付けられた獅子獣人が驚きつつも勃起したモノを手で包み込んで扱いてみる。

  「あぁ…良いぜ。お前のも気持ち良くしてやるよ」

  「ちょ、ちょっと待って!何をする気?」

  興奮した狼獣人が勃起した獅子獣人のモノに顔を近づけると、獅子獣人が慌てて左手で狼獣人の体を抑えながら止めた。

  「何ってナニだよ。フェラって言えば分かるか?」

  「分かるけどさ…汚いと思うよ」

  フェラくらいさせてくれよと獅子獣人の手を押すように体を動かしながら狼獣人が言うと、スーツと下着をずっとつけていたから臭いだろうし汚いよと獅子獣人が諭すように言った。

  「汚くなんかねぇよ。お前が俺の扱いて処女を捧げてくれてんだから、これくらいさせてくれ」

  「…分かったよ。臭かったらごめんね」

  舌を伸ばしてなんとかフェラしようとしていた狼獣人が真面目な顔で言うと、先程までエロエロだったのに急に真面目な事を言ってくるので折れた獅子獣人が左手を離した。

  「やったぜ。いっただきまーす」

  お許しを貰えた狼獣人が楽しそうに言って大きな口を開けて獅子獣人のモノを飲み込んで長い舌で味わうかのようにベロベロと舌を動かす。

  「…っ!」

  「ジュルッ…スゲェ反応するじゃねぇか。初めてか?」

  「(コクコク)」

  温かい口に包まれて舌でベロベロと舐められた獅子獣人が固く目を瞑ってビクビク震えると、一度口から離した狼獣人がベロベロと我慢汁を舐めてニヤァと笑いながら言った。獅子獣人が恥ずかしそうにコクコクと頷く。

  「デケェのに勿体無ぇな…俺が全部気持ち良くしてやるよ。ジュルルッ」

  「ひぁっ!?す、吸っちゃ…駄目だよ…!」

  可愛い獅子獣人の反応に気分を良くした狼獣人が勃起したモノに吸い付いて我慢汁を啜ると、上半身を倒した獅子獣人が狼獣人の頭を震えながら抱き締めつつ言った。

  「何が駄目なんだよ。体も、此処も、ケツも気持ち良いって言っているぜ?」

  「気持ち良い…けど…暴発しちゃうよ」

  ドプドプ出てくる我慢汁をベロベロ舐めて獅子獣人の体と前立腺を弄りながら狼獣人が言うと、あまりにも気持ち良すぎる獅子獣人が息を荒げながら言った。

  「おっと、ヤリ過ぎちまったな。ケツも広がってきたし、本番すっか」

  「えっ…?広がっていたんだ」

  切羽詰まってきた獅子獣人の言葉に狼獣人が慌てて舌を離しながら言うと、いつの間にかに指が何本も入っていたことに気が付いた獅子獣人が驚きながら言った。

  「気を紛らわせながら広げるのが一番手っ取り早いからな。じゃあ…入れるぜ」

  「う、うん…」

  指のゴムを抜いて新しいゴムを勃起したモノに被せ、獅子獣人の股の間に移動した狼獣人が自分のモノを穴にあてがいながら言うと、獅子獣人が若干緊張しながら頷いた

  サンプル版はここまでです。続きはBoothからどうぞ