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第十三話 ぽっかりアナル状態の全裸メス牛戦姫の悲痛なる覚悟と、暴走の巨漢・ドルコス

  「何だと?」

  「この頬の件もあるし、博士の件も落とし前つけなくてはね……。ふふふふふふっ。」

  「(ミスティの様子が明らかにおかしい。ドルコスに対する並々ならぬ負の感情を感じますわ。)」

  ゴスロリ幼女風の敵幹部・ミスティが、同じく幹部であるドルコスに剣呑な口調で話す様に戸惑う紗姫。

  未だ、剣の柄よりも広く開いたままの肛門が剥き出しになり、恥ずかしさで頭が麻痺しそうになりながらも逡巡する。

  「(どういたしましょう。この状況に乗じて逃げるにしても、三つ巴の状況に持ち込むにしても、性悦の影響と疲労で足が殆ど動かない、わたくしでは困難。

  それに、これ以上澪を危険に巻き込むわけにはいきませんわ。

  かくなるうえは、澪だけを逃がした後、残りのエナジーを全て集中させて、2人を道連れにする!)」

  頭の中で、状況を整理した後、澪を避難させてから自爆する事を決意し、今後、彼女と学園生活を遅れなくなる事や悲しませる事に後ろめたさを感じつつ、話を切り出す。

  「澪、話がありますわ。」

  「話って、なんですか? (シャインミラージュさんのあの眼……、嫌な予感がする……。)」

  「あの2人が本格的に暴れたら、貴女を守りながら戦う事が出来なくなりますわ。

  でも、警察などが駆けつけて騒ぎになれば、あの2人も動きが取りづらくなる。だから、貴女には警察のもとまで行って、助けを呼んできて欲しいですの。

  全裸のわたくしでは出来ないけど、貴女ならまだ出来ますわ。お願い……。」

  「そうしたいのは、やまやまですけど、それ……私を逃がして、貴女は犯されるのを覚悟のうえで時間稼ぎに徹するとか、私を遠ざけたうえで、あの2人に特攻や自爆技を繰り出すための口実ですよね?」

  「なッ!? どうしてそれを……ハッ!」

  「やっぱり! 今のシャインミラージュさん、悩みを独りで抱え込んでる時や、凄く辛かったり疲れたりしてるのに、無理して生徒会に顔出してる時の紗姫と、同じ眼をしてたものッ!!」

  「うぅ……。(す、鋭いのか鈍いのか良く分からない娘……。)」

  自分の悲痛な覚悟と自己犠牲を隠したつもりで、澪に相談し避難させようとした紗姫だったが、思わぬ形で勘づかれてしまい、動揺してしまう。

  そんな2人の会話に、ミスティがドルコスの方を向きながらも、呆れ気味に声をかける。

  「シャインミラージュ……貴女、これまで私達に散々玩具にされた時も自爆や自滅技使用なんて行動、見せる素振り見せなかったじゃない。

  やりたくても出来なかった事、ぶっつけ本番でやろうとするのって、どうなの?」

  「う……。」

  「負けが嵩んでるうえに変身スーツすら失った今の貴女なんて、その忠犬じみた娘抜きじゃ激弱なんだから、下手な行動起こさないでおく事をオススメするわ。

  私も、今はドルコスの相手をしなきゃならないから、貴女にうろちょろされるの面倒だし。」

  相変わらずドルコスの方を向いたまま、喋り続けたミスティだが、最後にこう付け加えた。

  「逆に言えば、その澪って娘の影響を受けた状態の貴女は、戦意や潜在能力が未知数って事でもあるんだけど……。」

  「え……? 何て、おっしゃいましたの?」

  「何でも無いわ。さて、ドルコス……博士に無断で抜け出したうえに、まだ試作段階の肉鎧用ロープまで勝手に持ち出して台無しにした責任、きっちり取ってもらうわよ。」

  「ああ? ロープを借りることについては、ちゃんと手紙を書き残して伝えたぞ。それに、ボロボロにしたのは、俺じゃなくてソコのメス牛だろうが。」

  「そんな言い訳通用すると思ってるの? 子供じゃあるまいし。」

  ぶっきらぼうに言う相手の主張を、ミスティはぴしゃりと否定する。

  そして、口元だけで薄く笑い、眉間にピクピクと青筋立てながら話を続けた。

  「おまけに、止めに入った私の頬、アンタの馬鹿力で思いっきりぶたれたうえ、後ろの壁まで吹き飛ばされて頭に瘤が出来るし、アンタが復讐目的で突っ走ろうとするの止めに入った部下数人と警備システムなどなど、おしゃかにされた分の後始末を、半日がかりでやらされるし……。

  私、それはもう、踏んだり蹴ったりなのッ!」

  「うわぁ……。」

  「わ、わたくし、生まれて初めてミスティに同情しましたわ……。」

  「そういうワケだから、シャインミラージュより、アンタの始末の方を優先させてもらうわよ、ドルコス。

  言っとくけど、これはアンタの独断専行と暴走を危惧した組織全体の意向でもあるから、そのつもりでね……。」

  続く……?

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