相居飛車の将棋は、先手なら角換はりに、後手なら相掛かり(か矢倉)にするのが有効らし。
以下では、振り飛車のなかでも最も有効であるといはれる、「中飛車」と「三間飛車」に就て考察します。
尚、四間飛車にはエルモ囲ひで良いでせう。
また、飛車先の歩を突き越さなければ、向かひ飛車の筋もありません。
角交換振り飛車も、あまり見ないし、有力ではないのでせう。
[chapter:對先手中飛車]
里見香奈女流五冠は、中飛車が多い印象です。([[jumpuri:参考サイト > http://kenyu1234.php.xdomain.jp/person3.php?name=407]])
初手▲5八飛戰法
▲5六歩△8四歩▲7六歩
先手番ゴキゲン中飛車の基本形
ゴキ中對策は、三間飛車と超速3七銀〜二枚銀が基本。
[chapter:對(後手番)中飛車]
ゴキゲン中飛車は、基本的には後手番の戰法らし([[jumpuri:参考 > https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%AD%E3%82%B2%E3%83%B3%E4%B8%AD%E9%A3%9B%E8%BB%8A]])。
▲2六歩△5二飛▲2五歩△3二金▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛△5四歩▲3八銀とする手が、ウィキペディアで紹介されてゐる。
途中△2三歩に▲3四歩と横歩を取つてしまふ變化が正着の樣ではあるが、そこで△5二飛か。
[chapter:對先手三間飛車]
初手▲7八飛戦法
今期の女流名人戰において、挑戦者の西山朋花女流が先手で採用。結果は二戰二勝。
▲7六歩△8四歩
三間飛車は、浮き飛車に構へる「石田流」が、飛車・角・銀・桂の四枚の攻めになつてをり、好形である。
本組と7七角型があるらし。
他に、早石田、新石田、升田式など。
然し、後手の居飛車側も、△8四歩と飛車先の歩を突いてしまへば、▲7八飛〜▲7五歩〜▲7六飛の三手が間に合ふ筈も無い。
先手が三間党ならば、▲7八飛△8五歩▲7七角の形を強制できるであらう。
△3四歩と角道を開ける手に、▲6六角と応じれば、ノーマル三間飛車となる。
これは、今期の叡王戰五番勝負第二局で、藤井聡太叡王が負けた将棋だ。
先手の菅井八段は腰掛け銀の形を作り、後手の藤井叡王が船囲ひ〜相穴熊〜袖飛車にした。先手は向かひ飛車の位置に振り直した。
え? ▲7五歩△8五歩▲7四歩△同歩▲5五角が升田式? 以下、△3四歩と飛車を見捨てて、▲8二角成△同銀▲8八飛!?
▲7八飛△3四飛▲4八玉△8五飛にも、▲7五歩?! 後手の居飛車側は、相變らず、△8八角成▲同銀の角交換から、△4五角と打つのが定跡と……。
[chapter:對(後手)三間飛車]
▲2六歩△3四歩がテーマ図。
▲2五歩△3三角▲7六歩△4四歩が一例か。
後手は、向かひ飛車、ノーマル三間飛車、ノーマル四間飛車、ノーマル中飛車、居飛車の中から選び放題です。
この樣に、飛車先の歩を突き越してしまふと、後手が向かひ飛車にする筋が生じてしまひます。
テーマ図から▲7六歩として、相居飛車の角換はりの将棋を想定しつつ動くのかな。
△4四歩と、角道を止めてきてくれれば、少し安心です。
それでも尚、居飛車にする樣であれば、矢倉對雁木に出来さうです。
△3三銀を決めさせたくないので、いつも▲2五歩△3三角の形を決めさせてしまひます。
向飛車使ひの思ふ壺だつたら、どうしませう。
△4四歩型の矢倉を指しこなす自信があるオールラウンダーは、是非参考にしてみてください。私は右四間が得意では無いので……。