クリスマスの月

  11時40分頃、家のインターホンが鳴つた。

  

  家の前の道路をかさかさ、チャカチャカいはせながら、そのチャイムを鳴らした者は去つた。

  こちらが疑つてゐたら、こそこそして怪しく感じる。

  さう、置き配を狙ふ泥棒だ。

  外出の要件を傳へ切らずに出てゐる母。

  私ばつかりが、荷物の受け取りをさせられてゐる樣に感じる事。

  「ありがとう」と感謝された事もない樣に感じてゐる事。

  マイナンバーカードで出た1萬5000圓の損害。

  前々日の昼夜逆転と、前日の夜更かし。

  諸々が重なつて、11時40分迄ずつと布團に居た。

  大通りに面した我が家だ、置き配を放置するのはリスクが高過ぎる。

  でも、眠過ぎる、怠過ぎる。

  1萬5000圓分の「ポイント」が貰へるクソマイナンバーカードがうざ過ぎる。

  私は死んだ。

  終はり。