009-005
ダインは二人のリリルカ由来の遊花に異なるアプローチを行っていた、02は上半身、03は下半身と、二人のリリルカは短期間で個性を持つ別々の人間としてアイデンティティを獲得したのである。
ダイン 「違いが生じた二人には異なる名前があった方がいいですね、良い尻がシリィで、爆乳はパイリィにしましょう、正に名は体を表すですね」
ダインのいい加減で酷い命名にも、当の本人達には最高の瞬間だった、実際にシリィとパイリィはダインが初めて他者に授けた名前で、ダインから名を授かるという栄誉を初めて与えられたのだ。
シリィ 「シリィ感激ですぅ、ダイン様から名を授けられるなんて」
パイリィ 「シリィはそのままですけどね、その点、私のには捻りが有りますよね」
シリィ 「パイリィは単にシリィから捻っただけですよね、だからシリィが先なんですよ」
ダインのいい加減なネーミングはシリィにその誕生工程看破されてしまった、だが、シリィは尻をもじった自分の名前が嫌なわけでは無く、先に名前が決まったという過程を誇りたいのだ。
ダイン 「まぁその通り何ですけどね、ですが私の興味は胸の方が先ですから、二人は同列という事です、正に甲乙付け難い尻と胸です」
ダインは火消しを試みてそれは成功した様だ、確かに名前の優先はシリィだが、好みの優先はパイリィにある、ならば競う事は愚かな行為だ。
パイリィ 「そうですよね、私達には別々に素晴らしいモノを与えられたで良いじゃないですか、仲直りの証に母乳でもいかがですか?」
仲直りと言いつつパイリィはここぞと自分の強みを強調してくる、自分で味わった事で、パイリィは自分の母乳に自信を持ったのだ。
ダイン 「悪くない提案ですね、シリィもパイリィの母乳を飲めば乳を出す事が可能になります、そうなればより私を満足させる事が出来ますよ」
シリィ 「なんだか負けた気もしますが興味はあります、自分一人だけ飲むのも狡いと思ってました」
パイリィ 「遊魔は母乳が誇りですから、パイリィはもう遊魔ですよね」
そう言って、手を当てて主張する紋様は変化を遂げている、左右対称の二つの半円は胸を表しているのに間違い無く紋様は個体の特性を示している、そう、名前も特性も胸に偏った遊魔がパイリィなのだ。
ダイン 「私は新しい遊魔の母乳は直飲みしたいんですよ、そろそろシリィにも堕せそうですからその後ですね」
パイリィ 「ならいい事を思い付きました、パイリィの尾ニプルでシリィに母乳を与えるんです、それならシリィとパイリィのミックス母乳をシリィの胸から飲んで貰えます」
それは既にシリィの母乳だとダインは思ったが、パイリィが出したアイデアなら実行させてもいいだろう。
ダイン 「シリィはどう思いますか、パイリィの母乳を飲んでみたいですか?」
シリィ 「シリィも賛成です、面白いと思いますし」
シリィはその提案に自分の利が多い事を理解している、パイリィの意図は不明だが、ダインに初乳を献上する栄誉が先に与えられるのだ。
ダイン 「シリィが得するだけに思えますがパイリィはお姉さんですからね、妹に利を譲る行為は評価が高いですよ」
意外とダインは他者を優先させる行為が出来る者を評価する、それはダインには無い資質である為と同時に遊魔社会をより安定させるのに役立つからだ、その意味ではパイリィはシリィを優先させる事でダインの高評価を勝ち取った訳でもある。
パイリィ 「パイリィとシリィは特に仲良くするべきなんですよ、そうすれば同じ姉妹ももっと増えますよね」
既に遊魔として完成体とも言えるパイリィは、リリルカ複製体という存在を遊魔の中で特に優れたモノで有るというダインの評価が欲しいのだ、遊魔の置かれた状況から今後も数多くの遊花が生み出される筈だが、その中でも自分達が主力を担いたいと思っているのだ。
ダイン 「パイリィが納得しているのなら進めて下さい、私もそろそろシリィに堕液を放ちますよ、尻が発達したシリィがどんな遊魔に成ってくれるか楽しみです」
パイリィとシリィの魔進化もダインにとっての実験である、基本体で有る遊花リリルカから、素体時に違いを与えた二人に同じ魔進化を施した時にどう違いが出るのかを試しているのだ、そう、ダインはより優れた遊花を求めている。
パイリィは尻尾を延ばして尾ニプルをシリィの口元へと導く、シリィは自分には無い姉妹の尾ニプルの匂いを嗅ぐと、それが好ましい事を理解してしゃぶり付く。
パイリィ 「もう、シリィったら吸い過ぎですよ、確かにパイリィの母乳は美味しいと思いますけど」
遊魔の母乳は大きさによって味に変化が有る、小さい程甘みが強く、大きい程甘みが薄れて飲み易くなるのだ、パイリィの母乳もその法則に従い、飲みやすい母乳として仕上がっている。
ダイン 「乳がデカいほど直接飲むのに適してますからね、パイリィ乳は飲料として確実に優れている筈です」
パイリィ 「なら、ダイン様に飲んで貰える時が楽しみです」
パイリィが恥ずかしそうに笑う姿にダインに熱いモノが込み上げて来る、その熱いモノは当然堕印にも伝わって、シリィの胎内で激しく脈打つ。
そして、堕液を吐き出す為の激しい抽送が開始される、パイリィの尾ニプルを啜る為にシリィは声を上げる事は無いが、堕液が直ぐにでも放たれるであろう感覚をシリィも感じとっている。
シリィは暫し思案した後、現状の最適解を導き出した、吸引を強めてパイリィ乳を多めに口に含むと、尾ニプルから口を離してダインに口付けをする、その際にちゃんとパイリィ乳も口移しで与えて、よりダインに好まれる方法でパイリィ乳を味わって貰う。
この姉妹の連携プレーにダインも大満足だ、シリィもパイリィの気持ちに報いる為にパイリィ乳を先にダインに飲ませたのだ。
そして、ダインもシリィに褒美を与えるべく大きく堕印を突き上げると、シリィの奥で堕液を放つ。
シリィは満たされる堕液に感涙を流す、言葉で表現出来ない想いが涙となって込み上げたのだ、ダインはそのシリィの幸福を更に大きなモノとする為にギュッと抱きしめて、逃げ場の無くなった胎内により多くの堕液を注ぎ込んで行く。
それからしばらく後、パイリィとシリィは床に並べられて、ダインに母乳を貪られていた、二人の陰裂には二股に別れたダインの尻尾が挿入され、今も堕液が注がれている。
シリィは魔進化が始まっており、小さな翼と尻尾が生え出している、そして繋がれたパイリィとシリィの手はお互いをより大切に想う証で、生まれたばかりの姉妹は固い絆を作り上げている。
ダイン 「二人とも美味しい母乳です、ですが二人の母乳を同時に含む事でその味は格段に向上します、二人でより完成度が上がる訳ですよ、シリィの魔進化が完了して遊魔と成った後は直ぐにクステーシャの調整を行って下さい、リデウム階層国はいつ侵攻を再開するか解りませんから」
シリィ 「そこが一番の不安です、シリィのオリジナルのリリルカ姉様は戦いに長けているわけじゃ有りませんから」
ダイン 「巨人魔導具同士の戦いは、余り個人の戦闘技術が反映され難いので大丈夫ですよ、特にクステーシャは固定武装の三本爪を多用するでしょうから、剣技とは別のセンスが要求されますね」
パイリィ 「四つ脚で安定している為に難しい足捌きをする事も不要なんですね、おまけに厚い装甲と遊魔が展開する障壁で鉄壁の防御を持つわけですか」
ダイン 「存在が予測されるマギガマイナーの射撃武器を防げると思います、そして四本の腕は近接戦闘に置いて圧倒的に有利です、後はクステーシャの数を増やして多数を相手にする状況を作らない事ですね、パイリィとシリィは二人で組んで戦う事を訓練して下さい、二人の互いを想う心なら個々で戦うよりも効果的な筈です」
シリィ 「はい、乳も混ざる事でより美味しくなりますからね、あ、一気に出ちゃいそうです」
シリィはそう言って身体を力ませると一気に翼と尻尾が成長して行く、下腹部の紋様にも変化が始まって、その形はシリィのお尻の形を表す様な曲線を描いている。
ダイン 「これは予想外です、シリィの尻尾の方がパイリィより細いです、お尻が大きな分尻尾も太くなると予想したんですが・・・」
パイリィ 「でも角と翼はパイリィより大きいですよ」
ダイン 「それも想定外です、私が生み出した遊魔ですがまだまだ思い通りにはなりませんね」
シリィ 「それってシリィの身体が気に入らないという事ですか?」
シリィは悲しげな表情でダインに問い掛ける。
ダイン 「そうじゃ有りませんよ、尻尾が細いと言ってもパイリィと比べてという事ですし、それがシリィの美を損ねているわけじゃ有りません、私の好みはころころ変わりますから、ずっと一番にはなれませんし、誰もが一番になれるんですよ」
ダインの発言は人間の一般的な価値観なら最低の発言だ、だが遊魔価値観を得たパイリィとシリィにとっては最上位者の寛容さと映った、そうダインに抱かれている時が最も好まれて愛されている証となるのだ、それはつまり、ダインの愛情が今、自分達に注がれているという事でもある。
パイリィ 「そろそろこの幸せな時も終わりを迎えるんでしょうね、でも、今の状況を考えると仕方無いですよね」
ダイン 「それでも、だいぶ楽になってますよ、数日前までは花園が敵である可能性も有りましたから、今でも完璧に味方とは言えませんけどね」
シリィ 「シリィとパイリィは何があってもダイン様のモノです、使い捨てして下さっても恨みません」
ダイン 「覚悟は立派ですが、私は見捨てたりはしませんよ、今回は遊魔に被害を出さない為に遊魔を増やしてますから、さてと次の準備が始まっている様ですね」
リリルカ02ことパイリィを生み出した休息カプセルでは次の遊花の準備が始まっている、そして次の為に解析されていたペーテの作業は終わった様で、開放の為の準備が進んでいた。
全裸に剥かれて遊魔仕様へと変質した休息カプセルに入れられたペーテは、既に液体が抜かれて乾燥の段階に入っている、ペーテが解放された時、パイリィとシリィの満ち足りた時は終わりを迎えてしまうのだ。
だが、パイリィとシリィはやるべき事をちゃんと理解している、遊魔を勝利に導いてダインの野望を叶えた時こそ遊魔の末長い幸福が約束される。
パイリィ 「私達は次に向かいます、遊魔としての完成にはクステーシャが必要ですから」
シリィ 「はい、ラグム・デムの戦力を有効活用する為に生み出されたのが遊魔遊花です、その時を見据えた準備は怠るわけには行きません」
ダイン 「その通りです、より強大な遊魔国家を作り上げる為には、目に見える戦力を蔑ろには出来ません、そしてその力を見せ付ける事も・・・」
ダインもパイリィとシリィの心使いを嬉しく思っている、既に勝算の有る戦いでは有るが、こちらの戦力が多いほど被害を減らせる可能性が高いのだ、もっともこの場合の被害とは遊魔に限定した被害で、ディーラル王国の被害は考慮されていない。
そして、休息カプセルの蓋が開いてペーテが開放された時、パイリィとシリィはやるべき事を行う為にダインの元を離れる、幸い休息室にはラグム・デムユニット用のぴっちりスーツが備えられており、パイリィとシリィはそのスーツを着てクステーシャ格納庫へと向かう。
おまけ
アーグル世界の人 アーグル世界の人とは二足二腕で言葉を話す生物をさす、人間、耳長、岩喰い、獣人の4種族の事でもある。
人間意外の種族を亜人と呼ぶ事もあり、現在の混沌大陸が亜人大陸と呼ばれていたのは人間よりも耳長や岩喰いの国家が多数存在していた為だ。
他にも獣人は亜人大陸より東に有る東方大陸に多くの種類が存在しており、混沌大陸を脱出して来た耳長とは仲が悪い。
今のところ、人以外に言葉を話す種族は確認されていないが、もし発見されたなら人の定義も変わるかも知れない。
そう、遊魔は明らかに人を凌駕した存在では有るが人では無いと判断される可能性が高い、その根拠はザキトス魔族の立ち位置で、ザキトス魔族は人ではないとの取り決めがされている。
人間は、人類大陸、亜人大陸、東方大陸の全てに居住しているが大陸事に人種が異なっている。