ディーラル侵蝕編 第九話 リリルカへのご褒美

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  浴槽での尻尾カプセルの展開が終わったダインは、今一度周囲を確認してから身体を拭うとリリルカの待つ寝室へと向かう。

  寝室の扉を開くと、既に濃い牝臭が充満しており、ベッドの上では大股を拡げたリリルカが激しく自慰を行なっている。

  ダイン 「凄い匂いですね、嫌いじゃありませんが後で換気しないと行けませんね」

  リリルカ 「申し訳ありません、ダイン様のお時間を少しでも節約させようと濡らしてました・・・」

  ダイン 「その心掛けは良しですよ、私は一人で居たい時も多いですから・・・」

  リリルカ 「それ、見てて解ります、リリルカもそうですから、一人の方が捗る事って多いですよね」

  リリルカの言葉は自慰の事を言っている様だが。

  ダイン 「まぁリリルカも私も余り他人を必要としていないんでしょうね、ですが数は力なんですよ、私は遊魔を増やす事で勢力を拡大してますから、そしてそれはこの北部人類圏でも変わりません、むしろ良質な人材が多くて捗るかも知れません」

  リリルカ 「それってディーラルの人間じゃなくて、オハナが欲しいって事ですよね、確かに安定した遊魔を揃える有益さは理解出来ますけど」

  ダイン 「他にも応用出来ないか考えているんですよ、最も実物を手に入れないと何とも言えませんが、ですが上手く行けばより楽にディーラルを掌握出来るでしょう」

  リリルカ 「それ以上は言わないで下さいね、ダイン様の考えを予測する事も楽しみの一つですから、同じ事を考えられるって理想ですから」

  ダイン 「なら楽しみにしておきましょう、私は自分を理解出来る者を求めて遊魔を作り上げたんですから、私が孤独を好むのは他人に理解されなかった記憶が大きいと思います」

  リリルカ 「本当に似てますよね私達、変わり者の宿命なんでしょうけど・・・でもダイン様との共通点は幾ら有っても嫌じゃ有りませんよ」

  ダイン 「それは私が嫌ですよ、私は自分がそれ程好きじゃ有りませんから」

  リリルカ 「リリルカもそうですけど、ダイン様と同じなら好きになれると思うんですよね、他の娘に自慢出来るじゃ無いですか」

  ダイン 「私は真似じゃなくてリリルカとしての成長を望みますけどね、オハナIIIは良い見本となったでしょう」

  リリルカ 「男に都合の良い牝になったと思いますけど・・・」

  ダイン 「その遠慮しない物言いがリリルカの魅力ですけどね、時には叱咤された方が捗る事も有ります」

  ダインの言葉にリリルカは何かを思い付いた様で、薄っすらと笑みを浮かべながら言葉を返す。

  リリルカ 「なら、リリルカを早く気持ち良くして下さい、ミュウ姉様は遊魔は抱かれて一人前って言うんですよ」

  ダイン 「まぁその言葉はあながち間違ってはいませんよ、ですが遊魔の貞操膜が散らされる時は破瓜の時より痛いですよ、私との交尾の抑止効果も有るんですよ」

  ダインはリリルカに脅しをかけて、その反応を確かめるがそれで退く様なリリルカではない。

  リリルカ 「そう思っていっぱい濡らしましたから、自分の匂いに酔っちゃいそうです」

  ダイン 「なら容赦しませんよ、少々無茶をしても遊魔の身体は壊れませんからね、いや、壊れても直ぐに治るが正しいですね」

  リリルカはこの時、ダインの言葉が脅しだと思っていたが直ぐに自分の考えが甘かった事を思い知らされる、対遊魔に屹立した堕印は遠慮の無い大きさで挿入るかどうかすら疑わしいのだが、犯る時は犯るのがダインなのだ。

  拷問に近い挿入がリリルカに対して行われる、健気なリリルカは自らの陰裂を精一杯両手で開く事で手助けしているが、まだ亀頭の一部が入り込むぐらいだ。

  ダイン 「やはりこのサイズは無理でしたか、いける者はいるんですけどね」

  リリルカ 「その手には乗りませんよ、リリルカは無理はちゃんと無理だと言います、でも、今は駄目でもいつかは受け入れたいです」

  ダイン 「私を拒めるのも良い資質ですね、遊魔は私に尽くそうとし過ぎて無理する者が多いですから、自分以上に大切に考えるのは遊魔の社会だけで良いんですよ」

  リリルカ 「でも、遊魔社会ってダイン様が居ないと成り立たないんじゃ?」

  ダイン 「その為の実験を人類圏でやってます、私には新しい遊魔を生み出せるぐらいの価値しか有りませんよ」

  リリルカ 「新しい方向性を示せるって変化に不可欠じゃ無いですか、でもそんなところにメファティ送って大丈夫なんでしょうか?」

  ダイン 「遊魔は遊魔を疎む事は絶対に有りませんから、逆にモテ過ぎて困るでしょうね、皆が新しい牝との相性を知りたいでしょうから、まぁ良い経験になるでしょう」

  リリルカ 「そろそろリリルカにも良い経験をさせて下さい、太さは牝穴より少し小さいぐらいでお願いします、穴は開けるよりも拡げた方が楽だと聞きました」

  ダイン 「何気に基本を知ってますね、ですが貞操膜は拡げられるのも痛いですよ」

  遊魔はより強くダインの好みが反映出来る様に生み出されている、人を犯す時に無茶をやっている様に見えるダインではあるが、加虐性はかなり抑えられているのだ、対して遊魔には手加減などする必要は無い。

  二回り程細くなった堕印は、すんなりとリリルカの陰裂に埋没して行くが途中で抵抗を受ける、それと同時にリリルカは驚愕の声を上げる。

  リリルカ 「ヒッ、当たっただけですよね、頭まで痛みが駆け抜けてますけど・・・」

  ダイン 「私への依存を防ぐ為の予防ですから、この試練を乗り越えると一人前の意味が理解出来たでしょう」

  リリルカ 「本当に意地の悪い事考えますよね、でも負けませんよ、でもどうせなら自分でやりたいです」

  ダイン 「ならこのまま上下を入れ替えましょうか」

  ダインは四本の腕でリリルカを固定すると、自分は後ろに倒れて騎乗位の体位へと変化させる、堕印は当然リリルカの中で動いて、貞操膜を刺激するが突き破る迄はいっていない。

  リリルカ 「ヒャヒッ、膜がまだ耐えてます、思いっきり行かないと無理ですね」

  自分の知らない身体の秘密を知ったリリルカは、その攻略法を直ぐに思い付き試そうとしている、展開した翼の手をダインの翼の手と固く握り締めて、もしもの時は腕より力の有る翼の力で一気に貞操膜を破る作戦だ。

  実際に遊魔の貞操膜はかなりの強度で、遊魔の身体を持たないと破る事が出来ない程であり、竿の方もダインの堕印以外では打破れないだろう。

  リリルカは亀頭のみを膣内に残して跳ね上がると、自重と翼腕力を使って一気に落とし込む、これにより強固な護りを誇っていた貞操膜は打ち抜かれ、リリルカが絶叫と共に一人前の遊魔の牝へと認められる事となる。

  最大の難関を過ぎてぐったりとしているリリルカではあるがダインは欲望に忠実だ、遊魔となった牝はダインにとって最高に好ましい牝であり欲望が何時も以上に解放されるのだ、そして快楽で快がる遊魔の姿こそダイン芸術の極地でもあるのだ。

  傷付いた貞操膜をえぐられる行為はリリルカに激痛を与えていたが、得ているモノは痛みだけでは無い、遊魔として主であるダインを受け入れた達成感は、遊魔の性交を終えて一人前と言われる所以をその身に刻み込んでいる、そして、痛みの感覚は徐々に薄れていき、代わりに狂しい快楽が満ちて行く。

  そんな中、未だ理性を失っていないリリルカは遊魔性交の本質を理解し始める、そう、遊魔性交を肉体から生じる快楽と精神的な繋がりから得られる安心感で、人よりも進歩した種族遊魔だからこそ得られる至高の時なのだ。

  リリルカ 「はぁはぁはぁ・・・これが遊魔性交なんですね、苦痛から訪れる最高の時はドン底の惨さを味わう事でより至高へと至るという事ですね」

  ダイン 「そう捉えましたか、リリルカがそう思うならそれも正解です、そもそも私の行いに正解などありませんから、リリルカが正しいと感じればそれが正しい事ですね、私の中ではリリルカとの交わりで得られる快楽が正解なんですよ」

  リリルカ 「そんな事で良いんですか?遊魔とはもっと次元の高いモノだと思ってましたが・・・」

  ダイン 「少なくとも遊魔の真理は単純ですよ、あれやこれやと高尚な事を言っても生物の求めるモノなど単純なんです、私に言わせれば自尊心の暴走というヤツですよ、人に理解されない方が凄いと感じてますね、真理とは誰でも解る単純な事です」

  リリルカ 「苦い言葉ですね、私は私だけが理解している事で自分を特別だと感じていましたから・・・ダイン様の言葉を前にすると矮小だった事が解ります」

  ダイン 「いやいや、リリルカは立派ですよ、遊魔の真理は私の真理であって、別にリリルカが自分の真理を導き出してもいいんですよ、私は完全な存在では無く、人類という袋から突き出た釘ですから」

  リリルカ 「ダイン様は圧倒的な力をお持ちなのに、自分をそれ程評価してませんよね、私が生み出すかもしれないモノを楽しみにしている様に感じます」

  ダイン 「幾ら狂っていても、真理は人の数だけ有りますから、人に影響された真理よりも自分だけの真理の方が魅力的じゃ無いですか」

  リリルカ 「肯定する気は無くとも、他人の真理を求める訳ですね」

  ダイン 「それが自由ですよ、押し付けられた真理の束縛より、自ら真理を導き出す自由です、もっとも全ての人間が自分の真理を得る事は無理でしょうが・・・むしろ導き出せるのは一握りでしょうね」

  リリルカ 「私にはまだ無理そうです、今は全てを忘れるぐらい感じたいです」

  ダイン 「それもとても大事な事です、考えても全て答えが出るとは限りませんから」

  ダインのリリルカに対する期待は大きいが、今直ぐに答えを求めている訳でもない、魔進化して間もないリリルカに導き出される程に真理とは単純でもないのだ、だが可能性を秘めた人材はダインとしても特に気に掛けたくなる。

  リリルカ 「でも輪郭の様なモノは見えてと思います、でもダイン様の真理は簡単過ぎて狡いです」

  ダイン 「知性がどうして育まれたのかを考えると当然の事だと思います、生物は生存の為の食糧を得る為に知性を発達させてますから、そして面白い事に食べて美味しい生き物程劇的に進化してる様なんですよ、知性が発達した人間は美味しいですし、美味な魚のフグという種類は毒を持ったり皮を防御に適した物にしてます」

  リリルカ 「人間が美味しいってダイン様が人間食べてるって事ですよね?」

  ダイン 「遊魔の尻尾は味も感じますからね、口で味わうだけが遊魔の味覚じゃ有りません、オハナIIIは塩味が少なかったですよね」

  リリルカ 「それは私も感じました、人工生命体だからでしょうか?」

  ダイン 「リリルカもちゃんと解ってるじゃ無いですか、私は濃いめの味の方が好きなんですよ、味が薄いとだらだらと大量に食べてしまいます」

  リリルカ 「それよりも、そろそろ抱く事に集中して欲しいです、せっかく身体が慣れて来ましたから、もっと感じたいです」

  ダイン 「それがご褒美でしたからね、よく未知の存在の元から無事に帰って来てくれましたよ、ちゃんとおみあげも持って帰ってくれましたし」

  リリルカ 「でも、ダイン様には花園とは敵対しないという確信があったんじゃ無いですか?」

  ダイン 「そんな事は有りませんよ、ただ馬鹿は抑えつけた方が早いですが知恵者は交渉した方が早いだけです、花園は明らかに後者でしたから・・・遊魔と花園の争いは無益ですからね、花園もそれを十分に理解してオハナIIIを私に寄越したんでしょう、遊魔の能力が最高に活きる素材ですからね、その上数も増やせる様ですから・・・量産型遊魔は浪漫ですからねぇ」

  リリルカ 「では次はダイン様が自ら花園へ向かわれるんですか?」

  ダイン 「いや、次はオハナIIIに行って貰います、私はクフィカールの整備ですかね、どうやら地の王の脅威も迫っている様ですし、リリルカも明日は私を手伝ってください」

  ダインの側に居られるというだけで牝遊魔には褒美である、北部人類圏の遊魔国家建国計画は着実に進行しており、リリルカはその知識量から重要な位置を任されている様だ。

  普段人と接する機会がなく神格化されている三天人よりも、何処に居ても説得力を生み出せる学者という立場のリリルカの方が、ディーラルでの人心の誘導に適しているのだ。

  おまけ

  087-03 087シリーズの中の交渉担当個体、歴代ラグム・デムユニットの中で交渉力に長けた者の複製体で人格構成も交渉に適した者へと調整されている。

  その能力で遊魔の懐に入る事に成功したが、ダインには自慢の交渉術も余り意味を持たずにあっさりと取り込まれてしまった。

  ラグム・デムが幾ら優れた人格を生み出しても、脳を侵蝕し遊魔側に取り込んでしまうダインに対して087シリーズなどのラグム・デムユニットには対抗策は無く、有るとすれば男性型を生み出す事ぐらいだが、ラグム・デムに男性型を生み出す能力は無い、そしてラグム・デムも美しく無いユニットを生産する事は無いので、ダインにとっては良い遊魔素体の供給源となりそうだ。

  087-03はオハナⅢの名前を与えられて遊魔の一員となり、ラグム・デムユニットとしての使命を放棄した、だが、この事はラグム・デムにとって想定された事態であり、遊魔が敵対的な行動を取ったとは考えていない、むしろ強靭な遊魔の身体の方がラグム・デムの復旧に役立つとさえ考えている、既にラグム・デムは自身の力だけで機能を回復させる事が不可能となっているのだ。