3匹の狼獣人とご主人様 壁尻編

  [b:「今度の土曜日、壁尻イベントがあるんだけど受け手として参加してみない?」]

  ご主人様から3匹へメッセージが届く。

  カワイ「行きます!」

  ミナセ「行く」

  ヤマト「ちょっと待て、なんで2匹とも即決なん!?ちょっとは躊躇いないんか?」

  3人で繁華街を歩いてる時にご主人様から届いたメッセージ。

  ヤマトは2匹が即断するのに驚いた。

  壁尻。よくアダルトシチュエーションである、穴から尻だけ出して弄ばれるアレだ。

  実際にできるものなのか?そもそもどこでやるんだ?

  興味はあるもののミナセが即決するのは意外だった。

  「ミナセ、一旦お前よく寝ろ!疲れてるだろ!」

  「昨晩はよく眠れた、仕事漬けで欲求不満なんだ。少しでも気晴らしがしたい。」

  「僕は単純に好奇心っす!」

  ああもう、2匹とも性欲にベクトルが向いている。もう止められない。

  「ヤマトは行かないのか」

  「・・・・・行く」

  今までは3匹だけの秘密だったが不特定多数に触られるのか興味があった。

  そして、3匹全員参加するとご主人様に連絡した。

  ヤマトは若干疑い気味だった、壁尻専用の施設なんてあるわけ・・・・・。

  [b:あった。]

  都内地下施設、繁華街路地裏にある地下階段を降りると

  部屋があり、扉を開けるとご主人様がいた。

  「3匹ともよく来たね、イベントは19時からだけど事前説明のために17時に来てもらったんだ」

  入り口にカウンターがある、

  コンクリートので四方を囲み、1番奥に壁尻用の穴があった。

  木製3人分の壁尻穴。

  穴の下に両足を固定する器具があり、獣人専用で尻尾の固定器具も穴の上にある。

  穴は個室になっていて1人ずつ壁で仕切られている。

  「本当にあるんだ・・・・・」ヤマトは呟いた。自分の知らない世界は予想以上に存在するのか。

  「やすりがけがキチンとしてあるな、穴の淵がクッション材になっている。腰を怪我する心配はなさそうだ。

  ミナセが設備をチェックする。安全確認のつもりだろうか。

  「スッゲーっっ!本物だ!これに俺らが嵌められるんですね!」カワイが尻尾を激しく振る。

  「なあ、ご主人様。1つ聞いていいか?こういう器具って誰が作るんだ?」

  ヤマトが問いかける。

  「その筋専門の人だよ、オーダーメイドで依頼して作る場合もある」

  「にしたってご主人様、人脈広すぎだろ!今回こんなイベント企画して!」

  「このイベントの主催者は私じゃないよ、別の人だ」

  ご主人様以上の人がいるのか、とヤマトは立ちくらみしそうになる。

  ミナセがヤマトに語りかける。

  「ヤマト、みてみろ。壁穴の向こう側」

  「ん?」

  「上半身はうつ伏せで快適に入れるようにクッション材が敷かれてる、その先」

  「小さなモニターがあるな?画面に映っているのって、もしかしてこの会場?」

  「誰が部屋にいるのか、受け手もわかるようになってる」

  「無駄にテクニカルな技術使ってるな、もっと別のことに使えよ!」

  ご主人様は言う。

  「人の数だけ変態はいるものだよ」と。

  ご主人様は事前説明をする。

  「壁尻イベントと言っても触るのはいいが、実際の性行為は禁止。ゴムありでもNG、使用していいのは

  会場で用意したおもちゃと参加者の指だけ。場内の撮影録画禁止、発見次第即座にデータ削除の上出禁。」

  カワイは感心する。「映画の上映前の注意案内みたいですね」お前な、とヤマトとミナセは呟く。

  ご主人様は続けて説明する。

  「1番重要なのはプライバシーについて、参加者は全員お互いの素性を隠している。観る側も

  プライベートがあるからね、日常生活に支障があると誰も来たがらない。」

  誰もが非日常的な刺激を求めている、しかし犯罪行為はしたくない。

  そういう人がこういうイベントに来るんだ。

  はあ、と今度は3匹とも感心する。

  「それってもしかして会社にも性癖を隠してる人がいることか」ヤマトは思う。

  「君たちもそうだったはずだよ、現に3匹ともさっきから尻尾を振ってばかりじゃないか」

  反論できない、実際そうだから。壁尻。フィクションでしかみたことないシチュエーションが

  できる環境にある。興奮してるのだ。

  「3匹のデータは身長体重年齢ぐらいしか公表しないよ」

  「結構多いな」ミナセは静かに突っ込む。

  「君たちと同じ体格の獣人が世の中にいくらいると思う、山ほどいるよ」

  「さっき言ったプライバシーについて、君たちにはこれをつけてもらう」

  ボールギャグだ。最初のプレイで使ったようなやつ。

  「なんで猿轡が必要なんですか?」とカワイがご主人様に聞く。

  「君たち自身が個人情報を喋ってしまう可能性を防ぐためだよ、いくら個室になってもお互いの声は届くから

  絶頂した時に友達の名前を叫んでしまうかもしれない。」

  「確かにヤマトとカワイの名前を叫んでしまったら終わりだな」

  「絶対言うなよ」

  「お互い様!」カワイだけは最初からノリノリだ。

  事前説明はここまで、何か聞きたいことはあるかい?とご主人様はいう。

  3匹は同じことを考えていた。

  ずっと気になってたこと。3匹同時にいう。

  「ご主人って何者なんですか?」

  一瞬、ご主人の眼から光が消えたような気がした。

  ヤマトは尋ねる。

  「最初はデートに誘うぐらいの感覚での付き合いだと思ってました、でもどう考えてもおかしい。」

  「財源が合わない。俺たちを海水浴に誘うのならまだわかるが、他のプレイ部屋の用意、この場所だってそうだ、レンタルするにしても結構な額がかかるはずだ。」

  ミナセが等々と聞く。

  「ご主人様、何か隠し事してるんですか?無理しなくていいから話してください!」

  「・・・・そうだね、このイベントが終わったら話そう。」目を伏せてご主人様は言った。

  さ、そろそろ時間だ。

  3人ともシャワーを浴びてきてくれ。

  シャワーを浴びて会場に戻るとセッティングがされていた。

  舞台幕の準備、スポットライト、大人のおもちゃの並んだ棚。

  本格的だ。

  3匹に猿轡を噛ませて後ろ手で縛り上げる、そしてそれぞれ壁穴に上半身を入れた。

  両足と尻尾が枷に嵌められた、もう自力で動けない。

  「んっっっふう」ヤマトは今更興奮してきた。今から大勢にこの醜態を見られるのだと思うと

  背徳感がある。続いてカワイ、ミナセが壁穴に固定された。

  「ンンっっ!!!」ヤマトの尻にオイルが垂らされる。

  「リラックスして、ただのオイルマッサージだ。念入りにほぐしておかないと緊張で筋を痛める可能性がある」

  ご主人様がヤマトの臀部を揉みほぐす、気持ちいい、固まった筋肉がほぐれていく。

  アナルの周りもだ。あのご主人様に触られている。尻を、俺の尻を!!

  ご主人様の指が尻穴に挿入された。

  「ンンンあっっ」ヤマトは感じてしまう。ご主人様の指が俺の中に!!

  続いてカワイ、ミナセの喘ぎ声が聞こえた、2匹も同じように尻をマッサージされてるのだろう。

  3匹ともイベント開始前から壁尻として仕上がっていた。そして男根にコックリングとコンドームが装着され

  緞帳が閉められた。

  18時半。客が入り始める。

  ざっと20人ぐらいだろうか?屈強な男だけで会場が埋まる。

  3匹はモニター越しに会場を見ていた、ご主人様は後ろの方で腕組みしていた。

  19時。

  イベント開始、注意事項のアナウンスが流れる。

  そして幕が上がった。ヤマトにスポットライトが当たる。

  「エントリーナンバー1番、身長180センチ。体重75キロ。年齢24歳。種族、狼。」

  続いてカワイ。

  「エントリーナンバー2番、身長175センチ。体重70キロ。年齢24歳。種族、狼」

  最後にミナセ。

  「エントリーナンバー3番、身長200センチ。体重85キロ。年齢24歳。種族、狼」

  以上3名が今回の受け手になります。

  会場からはガヤが聞こえる。

  『マジで壁尻じゃん』

  『初めて見た』

  『本当に本物!?』

  『てか、全員種族狼!?贅沢!』

  それではご自由にお触りください。とアナウンスが流れ、客達が3匹の尻の前に立つ。

  3匹ともすでに勃起していた。こんなに大勢に尻を見られている。顔が赤くなる。

  客達は3匹の尻をまじまじと見ていた。

  『いい形してるなぁ』

  『小ぶりで可愛い尻だ』

  『こっちは筋肉質だ、スポーツでもしてたのか』

  オイルでテカった尻を見て品評している。

  1人の客がカワイの尻を指でなぞる。

  「おふぅっっっがっ」

  『おっ、反応いいな、すけべな尻だ』

  3人の客がヤマトの尻を撫で回す。

  「っっっっっっううううう」

  何人に触られているかヤマトにはわからない、だけど予想できない客の動きに

  敏感に反応してしまう。

  1人の客がミナセの男根を扱き始めた。

  『こいつゴツい癖に敏感だぞ』

  『いじってみるか』

  「ーーーーーーーーんぁっっ」

  ミナセも声を上げる。

  猿轡をはめたのは正解だった、3匹とも予想できない客の動きに

  翻弄されお互いの名前を呼びそうになる。猿轡がそれを防いでくれた。

  客が電マで3匹を刺激する。

  「ーーーーんんんんんんっ!!!」

  まるで触手ぜめだ。客の手が休みなく3匹の尻と男根を刺激し終わらない。

  尻尾も拘束されてるせいで感情表現もできない。

  3匹とも限界だった。

  羞恥心と快楽で頭がおかしくなる。

  今までのプレイは3匹同士の内緒だった、だけど今全く知らない男達に

  執拗に責められている。

  こんなの初めてだ。

  もう、やめて。やめてくれ。イカせてくれ。

  頃合いを見計らってスタッフが3匹のコックリングを外す。

  「あああああああああああーーー!!!」

  3匹ともコンドームの中に勢いよく射精した。

  観客からは歓声が上がる。

  『すげえ、あんなに出るんだ』

  『さすが狼!!人間とは量が違うね』

  『いいもん見させてもらった!!』

  イベント終了の時間がやってきた、客が

  ゾロゾロと退出していく。

  最後の1人がいなくなったタイミングで、

  ようやく3匹が解放された。

  ヤマトの拘束が外され、床に崩れ落ちた。

  カワイとミナセも同様だった。

  「もう・・・・立てない」

  「カワイに同じく・・・・恥ずかしさで頭がどうにかなりそうだ」

  「ミナセ・・・・でも刺激的だった・・・・・こんな経験初めてだ・・・」

  3匹にご主人様が近寄る。

  「3匹ともご苦労様。」笑顔だった。

  「「「・・・・はい」」」3匹は息も絶え絶えに返事をする。

  そしてヤマトが言った。

  「・・・・・約束、言ってください・・・・・」

  ご主人様、何者なんですか?

  ※この作品はフィクションです、登場する人物、組織、団体名、登場人物は架空のものです。