カンッ カンッ カンッ!
鋭く高い金属音が、警視庁地下1階の固いコンクリートに響き渡る。
——このフロアに牢獄はただ一つ。
最重要囚人であるメロンのためだけに用意された隔離空間だ。
その鉄格子の内側は、野性的な獣臭とオスのフェロモンが淫らに浸食し合い、濃密な二匹の匂いが立ち込めていた。
…ッハァー ッハァー ッハァー……
息を長く吐き出すような低い喘ぎ声が、湿った熱気と絡み合いながら壁をじっとりと濡らしていく。
乱雑に皺の寄ったシーツは、幾度も吐き出された体液によってすでにドロドロに汚れ切っていた。
「ッァア”ア”ア”アン♡♡!!」
ビクビクビクッ!
メロンの尻尾と脚が突如ピンと張り詰め、激しく爪先まで痙攣したかたと思うと、一気に脱力してベッドの中へと弛緩していく。
内奥を暴かれ続け、射精を伴わない狂おしい中イキがメロンを襲ったのだ。
「も...ッ♡、もうム...リッ…♡」
悦楽の余韻に身体はビクビクと震え、膝は自重を支えきれず小刻みに悲鳴を上げている。
——「矯正」という名目のもと、ヤフヤは毎日のように檻を訪れてはメロンを拘束し、骨の髄まで叩き直すように犯し続けていた。
鉄格子に繋がれたメロンの手首には、激しい情事を物語るように、手錠の痣が幾重にも赤黒く刻まれている。
「テメェのッ...デカすぎんだよ♡ 加減しろォ...」
切れ長の目に涙を溜め、ギッと睨みつけるメロンに対し、ヤフヤは呼吸ひとつ乱さず王者の余裕を崩さない。
「褒め言葉として受け取っておこう」
不敵に微笑むと、再びゆっくりと、そして確実な重みをもって腰を揺らし始めた。
バチュッ バチュッ…
「もうやめッ…やぁぁ♡」
メロンの腰はヤフヤの強靭な両手によってがっしりと固定され、どれほど身をよじっても逃げることなど決して許されない。
王者の猛りは、急に激しく突いたかと思えば、わざとらしく速度を落とし、メロンの内壁の肉をじっくりと吟味するように擦り上げてくる。
「ッあ♡、ッあぁ♡…」
髄を痺れさせるような鈍く甘い快楽の波が、またしてもじわりじわりとメロンを襲う。
アナルはヤフヤの肉茎を悦んで深く咥え込み、濃厚なディープキスを交わすかのように、ねっとりと吸い付いて離そうとしない。
もう何日も、何十回も…その凶暴な質量を受け入れ続けてきたメロンの身体は、いつしかヤフヤのソレへと溶け合わせるように、従順な形へと作り替えられていた。
「あああーーーッ!!♡♡」
ヤフヤが角度を変え、内部の最深部を重点的に抉る。
凶暴な肉棒が繰り出す執拗な往復に、メロンの身体が大きく弓なりに反った。
ガクガクと全身をのけぞらせ、快楽の極地へと引きずり込まれていくメロン――白眼は完全に剝き出しになり、黒目は上を向いて泳いでいる。
密に溢れたメロンの肉腔は、生きた魔物のようにヤフヤのすべてを強欲に絞り上げ、奥へ奥へとさらに激しく吸い込んでいく。
「…ッンン!メロン…ッ」
絶対的王者たるヤフヤもまた、焼けるように熱いメロンの内壁がもたらす極上の締まりに理性を狂わされていた。
雄の豹の強靭な締まりと、ガゼルのしなやかな柔軟性を併せ持つメロンの肉腔は「禁断の名器」という名がふさわしく、”ビースター”の誇りさえも強奪し、ヤフヤを骨抜きにする。
(この世のどんな雌を抱くよりも気持ちがいい…ッ!)
ヤフヤのピストンはさらに激しく、深く、高く跳ね上がる馬の剛脚のように速度を増していった。
「あ”ぁっ!♡はぁんっ!…あっ!
…イクッ!イクイクゥゥッ!♡♡」
臨界点を超えた二匹が同時に達した。
ヤフヤは喉の奥で荒々しく咆哮し、メロンの最深部へ熱い本能をドクドクと注ぎ込む。その猛りは絶頂をもって一際大きく膨れ上がり、メロンは脳髄まで麻痺していくような絶頂の痙攣に襲われ、激しく身を震わせた。
ッハァ……ッハァ……ッハァ……
しばらくの後、ヤフヤが息を収めながら、満足気に巨大な陰茎をアナルから引き抜いた。
せき止められていた熱い白濁は、メロンの腫れ上がった穴からドロドロと溢れ出し、桃色に染まった太ももを伝い落ちていく。
「んぁ……はぁっ、はぁ…」
メロンは蕩けきった瞳でヤフヤを睨みつけると、残った力を振り絞り、その脚でヤフヤを蹴り飛ばそうとした。
しかしヤフヤは避けもせず、岩のような胸板でその一撃を受け止めると大きな掌を振り上げてメロンの尻を思い切り引っ叩いた。
パァン!! と乾いた重い音が牢内に響く。
「ア”ァァッ!!♡」
痛みを伴う打撃に、メロンの口から悦びの嬌声が飛び出した。
「お前って奴は…」
その従順すぎる淫らな反応にヤフヤは興奮で喉を鳴らし、生唾をゴクリと飲み込んだ。
屈したと思えば牙を剥いて足掻き、
痛めつければ一転してこの悦びよう——。
独裁者の瞳に、暗い嗜虐の炎がゆらめく。
「躾のしがいがあるな」
ヤフヤは悦びに震えるメロンの尻を、爪を立ててグリッと強くつねり上げた。
「ッヒァン…♡」
その割れ目は、まるで「もっとほしい」と乞うように、ビクビクと淫らに痙攣し続けている。
ヤフヤはふっと目を細めると、背後からメロンの胸元へと手を回した。
事前に施されていた、両乳首を繋ぐ細い金の鎖を指先に引っ掛け、無慈悲にグイと引っ張る。
「ア”ア”ンッ!!♡」
度重なるヤフヤの悪戯によって、乳首は果実のようにいやらしく肥大して赤みを帯びていた。鎖が食い込むたびに、メロンの身体が快感にピクピクと跳ねる。
「そこッ…らめぇ♡」
ヤフヤは片手で鎖を弄び、もう片方の手でメロンの湾曲した角をねっとりと愛撫しながら、その厚く長い舌をメロンの耳の穴に沿わせた。
濃厚な気配をまとった熱い息を、メロンの聴覚過敏なそこへ優しく吹きかける。
「ン” ン” ン”ッ♡♡ 耳はッ!…~~ッ♡♡」
耳を弄られると、脳を直接舐められているかのように強く感じてしまう…メロンは溜まり続ける熱を逃がすように甘い声を漏らしながら、迫りくる快感に耐えた。
ベロォッ グチュ… ビチュ…
その快感を追撃するように、耳の中へざらついた熱い舌がずるりと侵入してくる。
「!!」
乳首を鎖でいじめられながら、同時に耳の穴まで深く犯される暴力的な愛撫——。
「あっ! あぁッ♡♡ ヤフヤァ……♡」
凶悪犯としての牙も毒気も完全に忘れ去り、またしてもヤフヤによる悦楽の渦に堕とされたメロンは、尻を突き出しながらその名前を狂おしいほど甘く啼いて呼ぶ。
その弱々しくも、本能のまま悦楽に肉体を委ねて従属していく魔性の色香に、ヤフヤの独占欲と征服欲はたまらなくそそられていた。
この”悪魔”を己の支配下に置き、もっともっと飼い殺してやりたい——。
「メロン、お前これからどうしたい?」
ヤフヤは耳を愛撫したまま、低く落ち着いた声で問いかけた。
それは、この監獄を出た後の未来に関する話だった。
「ハァ?...ン”ンッ!♡」
唐突な問いにメロンが戸惑う。
「俺の下で働かないか?」
耳元で息を吹きかけるように囁くヤフヤ。
その甘く掠れた、熟成された大人の色気を感じさせる声にメロンの身体がピクンと感じてしまう。
「今そんなッ!アッ♡...話ッ!」
ヤフヤはゆっくりと乳首の鎖を引っ張り、むず痒い刺激をねっとりと与えながら言葉を続ける。
「お前の明晰な頭脳を買ってるんだが?金は弾むぞ。悪くない話だろ?」
「…ッハ!俺を飼い慣らす気か?」
メロンは嘲笑を孕んだ声で低く鼻を鳴らした。
「すでにそう見えるがな」
ヤフヤはメロンから身体を離すと、まだ余韻に波打つメロンのアナルへ前触れもなくその長い指を3本、一気に奥深くへと突き刺した。
「!!ッァアアアン!!♡♡」
「俺の下で、こうして惨めに悦びよがっているのは...」
グチュグチュグチュ!!
最深部の粘膜を、指の腹と硬い爪先で力強く弾く。
「ン”ン”ン”ッ!♡♡♡」
「…一体、どこの誰かな?」
ヤフヤは指を勢いよく引き抜くと、メロンを繋ぐ手錠を外した。
その手首を己の手で鷲掴みにして引き上げ、メロンの胸元が反り返るような姿勢へと無理やり上体を起こさせる。
逃げ場を失った赤い蕾へと、再び剛直をあてがう。メロンのそれは、すでに主の意志を無視してやすやすと凶暴な質量を呑み込んでいった。
容赦のない凄絶な肉撃が再開される。
「もう、、ぃやぁぁ……♡」
メロンの陰茎はまた膨らみを増し、一度も触れられていないソレは、吐き出しきれずに溜まりきった欲望の蜜を、苦しそうに口から溢れさせていた。
ゴチュッ ゴチュッ ゴチュッ
…ピュッ ピュッ ピュッ♡
ヤフヤに規則的に揺さぶられる度、その衝撃に押し出されるようにだらしなく先から汁をこぼし、シーツの上にエロティックな模様を描いていく。
「…ッハァ、ッハァ、ッハァ…♡」
全身で激しく呼吸をするメロンの身体は、しっとりと汗と体液に濡れ、監獄の薄暗い光の中で怪しいほど艶やかに、美しく輝いている。
その完璧な獲物が、己の腕の中で鳴いてひれ伏している——。
ヤフヤはその姿を見下ろし、極上の征服感とともにゾクゾクとするような甘美の悦に浸っていた。
ゴリィッッ!!
内臓を擦り上げるように、容赦なく最奥を抉る。ひときわ強い衝撃がメロンの聖域を強く圧迫した。
「あ” あ” あ”ぁぁぁ……!!♡♡」
もう何度目かも分からない激烈な絶頂がメロンを襲う。
ヤフヤが手を離すと、メロンは骨を抜かれた剥製のように、ベッドへと倒れ込んだ。
「ッハァ……ッハァ……」
だらしなく横たわる尻からはヤフヤの汁がとめどなく溢れ、シーツを濡らし続けている。
「ッン…尻が気持ちワリィ……」
不快感に眉をひそめるメロンの尻を、ヤフヤは大きな掌で、ゆっくりと、なだめるように撫でた。
「洗ってやろうか?」
メロンは呻きながら、気だるげに長い睫毛を伏せた。
「……洗ってくれ」
いつもなら牙を剥いて拒絶するはずのメロンから返ってきた、予想外に素直な言葉に驚く。
(あまりの刺激に棘すら溶けたか?)
その普段とのギャップと、無防備にすがるような様子がひどく愛らしく思える。
ヤフヤは傍らにあったバスタオルでメロンの身体を優しく包み込むと、そのまま軽々と横向きに抱え上げた。
「!?お、おろせっ!」
急な浮遊感に、メロンが我に返ったようにじたばたと暴れる。
「子どもはおとなしく、大人に『お片付け』されていろ」
「っ…!」
力強い腕で胸元に強く抱きしめられ、うまく身動きがとれない。
ヤフヤはそのままビースター専用のプライベートエレベーターに乗り込んだ。
移動中も、メロンは不満げに斑模様の尻尾をパタパタとヤフヤの身体に叩きつけ、ささやかな抵抗を試み続ける。
「おい。いい加減やめろ」
ヤフヤはふぅ、と呆れたように軽くため息を漏らすと、抱きかかえたままメロンの鼻先を指先でぎゅっとつねった。
「ぎゃっ!」
短い悲鳴をあげてメロンの動きが止まる。
そうこうしているうちにエレベーターは最上階に到着し、自室に入ったヤフヤは、そのまま迷わぬ足取りで奥のバスルームへと向かった。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈🛁
ビースター専用の広大なバスルーム。
大理石で造られた広い浴槽に、身体を休めるためのリクライニングチェア。
浴室はヤフヤが好むベルガモットの香りが心地よく充満し、監獄の冷たさとは無縁の温もりに満ちている。
メロンはバスタオルに包まれたまま、ヤフヤの手で丁寧にその椅子へと座らされた。
「……」
さっきまでの暴虐が嘘のような、突然の優しい手つきと扱いに戸惑い、メロンは借りてきた猫のように大人しくしている。
蛇口をひねり、湯が浴槽に溜まっていく。
ヤフヤは一度リビングへ戻り冷えた水のペットボトルを取ってくると、メロンの火照った頬にそっと当てた。
「メロン、飲め。脱水になるなよ」
「...ん」
メロンは素直に受け取り、喉を鳴らして一気に飲み干した。
渇ききっていたメロンの身体に、冷たい水分が隅々までじんわりと染み渡っていく。
椅子で息を整えるメロンを背に、ヤフヤはシャワーを浴び始めた。
メロンは背もたれにぐったりと身体を預けながら、無言でその大きな背中を眺めていた。
ヤフヤの肉体は、まさに「大人として完成された、最高峰の造形」だった。
年齢を重ねてなお、いっさいの衰えを見せない、鋼のように厚く盛り上がった大胸筋と彫刻のような腹筋。その強靭な肌の随所には、ビースターとして悪を葬り続けてきた戦歴を示すように、いくつもの無骨な古傷が刻み込まれている。
圧倒的な経験と強者の歴史を感じさせるヤフヤの大きな背中は、ただ見ているだけで吐息が漏れるほど、”男の色香”を放つ。
(…コイツ、腹が立つほどいい身体だな。マジで忌々しいクソ馬だ……)
メロンが心の中で毒づいていると、一通り浴び終えたヤフヤが、濡れた黒い鬣を豪快にかき上げこちらへと振り向いた。
滴る水滴が、彼の逞しい胸元を滑り落ちていく。
「待たせたな」
ヤフヤが歩み寄り、メロンの身体を包んでいたタオルをゆっくりと解いていく。
「何して……自分でやれる」
メロンは強がってタオルを押さえようとしたが、酷使された腰にはまったく力が入らず、指先が弱々しく震えるだけだった。
「そうか? 強がるなよ」
「ぐっ…」
ヤフヤはメロンを優しく持ち上げると、浴槽の縁へと連れていき、メロンの上半身を浴槽の冷たい大理石に預けさせ、自然と尻を高く突き出すような体制に固定した。
「あっ!」
背後から温かいシャワーの湯が、メロンの秘部に当てられる。
それと同時に、ヤフヤの大きく長い指が、撫でるようにゆっくりと内奥へ侵入してきた。
「ん、あぁッ…!」
風呂の熱気と流水の刺激、そして何より、内部に残ったヤフヤの汁を掻き出されることによる内壁への直接的な刺激が、メロンの身体を内側から激しく翻弄する。
ヤフヤの指は、ただ汚れを洗い流すだけでなく、わざと壁面をねっとりと、いやらしく愛撫するように這っていた。
クチュ…クチュ…
シャワーの水音に混ざって淫らな音が響く。
「んぁぁ、、やふ…やぁ…あ…♡」
その巧妙な指使いのせいで、メロンの脳裏には先ほど監獄のベッドで貪り尽くされた記憶が鮮明に呼び覚まされてしまう。
徹底的に快楽を植え付けられた肉腔は、またしてもピクピクとヤフヤの指を締め付けるように揺れていた。
ヤフヤは指を引き抜くと、限界に震えるメロンを正面から愛おしそうに抱っこし、なみなみと湯の張られた浴槽へと一緒に身を沈めた。
「はぁんっ♡…きもちっ…」
温かい湯が全身を包み込む。しかし、あまりにも過敏になりすぎたメロンの身体は、肌をなでる湯の揺らぎさえも、ねっとりとなぶられるような愛撫として敏感に感じ取ってしまい、深い吐息が口の端から漏れ出てしまう。
メロンの甘い喘ぎが、大理石の浴室にいやらしく反響した。
「…お前はどこまで俺を煽れば気が済むんだ?」
王者の瞳に、再び獰猛な光が灯る。
ヤフヤは抱きしめたメロンの首筋から下へ向かって、斑紋を一つ一つ確かめるように、熱い舌でねっとりと舐めまわしていった。
「あぁッ!…♡♡」
メロンの細い指先が、あがくように湯の表面を激しく掻いた。
——「この馬の辞書には、『限界』という言葉がないのか…?」
風呂を出て、リビングのソファの上で、メロンは完全に力尽きて伸びていた。
湯気と情事のせいで、顔は熟れた林檎のように赤く染まっている。
「もうだめだ…死ぬ……」
本当に限界らしく、ピクリとも動かないメロンの頭を、ヤフヤはポンポンと優しく叩いた。
「明日から、お前の仕事を用意する」
ヤフヤはそう言うと、ソファのすぐ傍にある広々とした空間を指差した。
「ここにお前のデスクを用意してやろう。俺の目の届く場所だ」
「誰もやるって言ってねェよ…」
気だるげに目を伏せるメロンは、屈辱の裏側にある歪んだ期待に、腰を甘く疼かせていた。