騒々しいレストランへようこそ!(番外編)【破壊者】DESTROYER 5

  1

  ―地下室

  そこにいたのは火月と両手を拘束されたカイがいた。俺は衝動に駈(か)られ、火月が何かを言おうとした瞬間に、火月の下半身を切断した。もう立つことのできない火月は、「止めてくれ」と言った。今更、遅い。気づけば、火月の心臓を抉り出していた。

  2

  地下室に響いたは拍手。カイが拍手をしていたのだ。気づけば、その姿はゆっくりと火月になっていく。逆に、火月の姿はカイに変わっていく。悟った。また、謀られた。

  火月「残念!今!君は…カイ君を殺してしまいました!」

  ガスト「お前…」

  火月「酷いね。本来、護るべき相手をこんな惨(むご)たらしく殺すなんてさ!」

  ガスト「………」

  涙が出始めた。自分が憎たらしくて。火月が憎たらしくて。

  火月「え!?もしかして、泣いちゃった!?」

  カイ「ガスト」

  ガスト「カイ!」

  カイ「ありがとう…また…会えるよ…【………………】で」

  その後、ゆっくりとカイは息をしなくなった。

  ガスト「……カイ…」

  火月「こんな殺し屋が泣くとはね…」

  ガスト「黙れ」

  火月「?」

  ガスト「殺す」

  火月「プレマロイド、行け。」

  プレマロイド…機械。面倒な相手だ。

  火月「バイバーイ!」

  吹き抜け天井から逃げられた。

  プレマロイド「ターゲット殺害目標。被実験動物、行け。」

  「被実験動物」とは、火月が実験を経て無理矢理服従させた動物種だ。ちなみに、武器は銃器、短刀。そこにいたのはざっと20人。俺は無抵抗でいた。15人程が、短刀で俺の腹部を刺した。…ふぅ、この痛みにはやっぱりまだ慣れないところがある。火月の実験によって強度な【不死性】を持ってしまった。【不死性】とは、軽度な身体的損傷なら瞬時に自己回復できるというもの。流石に骨折とかのレベルまでいくと、そんなことはできないけどな。刺し傷くらいだったらまだ平気。替わりに断末魔じゃないかって思う程、痛いけどな。仕方ない。そいつらの頭に、お返しの短刀をプレゼント。なんちゃって。さて、これで余すところ、5人と、プレマロイドだ。

  プレマロイド「『や』れ。」

  その『や』はきっと『殺』という字なんだろう。

  ガスト「殺ってやるよ」

  5人は、瞬く間に、銃器で発砲し始めた。駄目だ。軌道が見えてしまっている。歩く間20発もの弾丸を手で止めて、その全てを5人に4弾ずつ返してあげた。頭と心臓と首と脚。順番は違うけど。

  プレマロイド「実力行使か…」

  21対1は瞬く間に、1対1になった。

  ここのシーンは別の話にでも取っておこう。

  プレマロイドを倒した後、リーフのところに戻ろうとしたが、そこには、【番犬】がいた。

  【番犬】「ここで何があった?」

  ガスト「何で来た?」

  【番犬】「爆発が起きたら、そりゃぁ、こっちも来なくちゃ行けないだろ。」

  ガスト「何でお前なんだよ」

  【番犬】「今日は俺が担当だったから」

  ガスト「今は無理だからな、ご同行は。」

  【番犬】「はいはい。」

  ―リーフと合流して

  【番犬】「リーフ先輩!こんにちは!」

  リーフ「ああ」

  ガスト「紅葉、行こうか」

  紅葉「うん…」