大人たちが何か話してる。
(生贄、ですか?)
(そうだ。
お狐様が生贄を所望されているのだ)
(ですがこれで8人目ですよ?
しかも要求されるのはいつも女子。
このままではこの村から子供達がいなくなってしまいます!)
(じゃが、お狐様の加護のお陰でこの村は平和なのじゃ!
お狐様が望まれているなら、差し出す他あるまいて)
(、、、それでは、次は誰を生贄にするのです?)
(暮葉はどうだ?
あいつの紅い髪の色は、山の紅葉の色に似ている。
お狐様も気に入ってくださるだろう)
(何を言うのだ!
暮葉はまだ8つだぞ⁉︎
幼い子供をなぜ行かせる!)
(だが他にいい子供はいないだろう?
他の女子も、暮葉ほどの特徴もない。
そもそも暮葉には家族がいないのだから、誰も悲しまんだろう)
(そういう問題じゃない気がするけどねぇ。
一応、あの子は私のところで預かっているけれど、とってもお利口でいい子なのよ?)
(暮葉はよく他の子達とも遊んでくれている。
暮葉に会えなくなったら、子供達はどう言うだろうか、、、)
(迎えが来たとでも説明すればいいのよ。
それに、あの子ちょっと気持ち悪いのよね。
あの子が近くにいる時は、大体何かしらの動物が近くにいるの)
(俺も見たぜ。
まるで動物と話してるみたいだったよな)
(、、、とにかく、今回の生贄は暮葉で決まりだ。
これは決定事項だぞ)
家で待っていると、おばあさんが帰ってきた。
「おばあさん、お帰りなさい」
「ただいま。
まだ起きていたのかい?」
「なんだか眠れなかったの」
今日はなんだか森が騒がしいし。
「そうかい。
でも、たくさん眠らないと大きくなれないよ?」
「はーい」
お布団の中で、おばあさんに尋ねる。
「おばあさん、お狐様って、そんなに偉いの?」
「、、、急にどうしたんだい?」
「他の子がね、「お前みたいなのはお狐様に食べられちゃえ」って言ってきたの」
「何か、嫌がられるようなことをしたのかい?」
「動物達と遊んでいたら、男の子が石を投げてきたの。
手に当たってちょっと血が出ちゃったんだけど、
それを見た動物達が、一斉にその子に唸り始めちゃったの。
それにびっくりしたその子が、、、
「お狐様に食べられちゃえ」って言ったの。
みんな何かあるごとにお狐様って言うから、気になっちゃって」
おばあさんは、少し考えた後に言いました。
「お狐様はね、数年前からこの村を守ってくださっている神様なのよ。
この村が平和なのもお狐様のおかげなのよ。
お狐様は私たちなんかよりもずっと強いから、みんなそうやって敬っているのよ」
「そうなのね。
教えてくれてありがとう、おばあさん。
それじゃあおやすみなさい」
「ねぇみんな、私どうしたらいいと思う?」
暮葉は山に来ていました。
暮葉は岩に座っていて、近くには狐や狸、狼たちがいました。
「狐さんは同じ狐でしょ?
何か知らない?」
「(ふーむ、同じ狐と言っても、位に大きく差があるからね。
でも、そういう神格の狐は人間を生贄として喰らうことで強くなって、できることが増えると言うのも聞いたことがあるよ)」
暮葉は動物の言っていることがわかるのです。
「狸さんは?」
「(おいらは特に知らねぇな〜
そういえば、この山に住む狐の神様は、大層な「[[rb:幼女趣味 > ロリコン]]」らしいぞ?
なんでも幼い女子が好きなんだとか)」
妖怪の言葉も理解できているのは気づいていないようですが、、、
「狼さんは?」
「(私も何も知らないな。
ただ、生贄ということは暮葉はおそらく死ぬことになるだろうな)」
暮葉は、昨日大人達が自分を生贄にしようという話をしていたことを知っています。
「そうなのよ。
だからなんとかできないかをみんなに相談しに来たの。
私まだまだやりたいことたくさんあるし」
「(、、、暮葉、お前はお狐様に見初められたのか?)」
「違うわ。
大人達が話していたの。
「私を生贄にする」って」
狼が顔を上げた。
「(ならまだできることはある。
生贄にされる前に、別の神に見初められればいいのだ)」
「別の神って言ったって、私他の神様知らないわよ?」
今度は狐が話し出す。
「(、、、そういえば、昔はここに大神様がいたね。
いなくなってしまった理由はなんだったか、、、)」
狸が理由を思い出した。
「(そうだ!
おいらそれなら知ってるぞ!
確か狐の神様に「邪神」だとして封印されちまったんだ!)」
「それって解いていい封印なの?」
「(私は大神様の眷属の1匹だが、大神様は穏やかで心優しいお方だ。
多少不器用なところはあるが、危害を加えようとする者だけを追い返していた)」
「(今の神様はみんな問答無用で追い出してしまうからね。
そういう意味では、大神様の方が良かったのかもしれない)」
「そうなのね、、、」
夕日が暮葉の顔に当たった。
「えっもうこんな時間⁉︎
早く帰らないとおばあさんに心配かけちゃう!
みんなまたね!」
「(帰り道気をつけるんだぞ〜)」
翌日、暮葉は村の資料室に来ていた。
本棚を回り、歴史の本を探す。
「歴史歴史、、、
あった」
ペラペラとページを捲り、動物達からもらった情報と合わせて、重要そうな部分だけを読むことにした。
<稲荷村の歴史>
稲荷村は昔からお狐様を祀っており、お狐様に生贄を捧げることで、村に平和と豊作を約束してもらっていた。
ある時邪悪な狼の妖怪が村を襲ったが、それをお狐様が山の洞窟に封印した。
、、、?
なんかこの本、違和感がある。
なんでだろ?
暮葉は本をよく見てみた。
「、、、これ、なんか葉っぱみたいな模様が見える」
もしかしてこれ、お狐様が作った本?
あの子達が言っているのが本当なら、この村の本当の歴史を書いた本がどこかにあるはず、、、
資料室を歩き回る。
「そういえば、なんでこの本棚って空っぽなのかな」
暮葉が足を止めたのは、何も置かれていない本棚の前。
他の本棚は本がぎっしり詰まっていて、本の上に横にしてまで置かれているほどだったから、この本棚だけ空なのはおかしい。
まるで、、、
「何かを隠したがってるみたいだわ」
暮葉は本棚に近づき、何かないか調べてみました。
「、、、あれ?
本棚の隅に何かある?」
本棚の隅に、何かが黒いもやに包まれて蠢いていた。
それを手に取ろうと暮葉が手を伸ばすと、黒いもやは光を放って散り、本になった。
本はかなりボロボロだったが、まだ読むことができそうだ。
さっきと同じように、重要そうな部分だけを読む。
<大神村の歴史>
大神村は昔から大神様を祀っており、供物や歌を捧げることで、悪いものから村を守ってもらっていた。
村の女子には巫女になることを志願するものもいたが、いつも大神様に断られていた。
「、、、これが本当の歴史?」
多分他の大人達はこのことを知らないんだわ。
どうしましょうー
「暮葉。
そこで何してる」
突然後ろから声をかけられ、暮葉は驚いて本を落としてしまった。
「あっいやその、、、」
本は大人の目の前にあり、言い逃れできない状態だった。
だが、、、
「何か調べ物でもしに来たのか?」
「、、、えっ?」
、、、もしかして、この本が見えてないの?
とりあえず話を合わせましょう。
「そうなの!
寝る前に何か読めるものがないかなと思って!」
「そうか。
本にイタズラするんじゃないぞー」
そう言い残して、その人は去っていった。
暮葉は床に落ちた本を拾い上げた。
「、、、みんなと話してみましょう」
「(何⁉︎
本が隠されていた⁉︎)」
「そうなの。
私にしか見えないみたいだから持ってきちゃったんだけど、、、」
「(ふむ。
暮葉、ちょっとその本を見せてくれないかい?)」
「いいわよ」
暮葉は狐に本を見せた。
「(ふむふむ、、、
この本には、認識阻害の術がかけられていたようだね)」
「認識阻害の術?」
「(わかりやすく言えば、術をかけた本人以外はその本を認識できなくなるってことだよ。
おいら達は暮葉が存在を教えてくれたから見えるけど、普通の人には認識できないんだ)」
ここで、暮葉の頭に一つの疑問が浮かびました。
「じゃあ、なんで私はこの本を見つけられたの?
それなら私も気づけないはずよね」
「(、、、もしかして、だけど。
暮葉、手を出してもらえるかい?)」
「何するの?
お手?」
「(そうじゃないと思うが、、、)」
暮葉が手を出すと、狐がその手の上に両前足を乗せ、目を閉じた。
「(、、、やっぱりだ。
暮葉、君には高い霊力がある)」
「霊力って何?」
「(生物が持つ魂の力のことだぞ。
大抵の人間はそこまでの霊力はないけど、神に仕える人間は高い霊力を持っていることがほとんどなんだって)」
「(霊力はそのまま魂の強さと言ってもいい。
本を認識できたのは、暮葉の霊力が認識阻害の術に使われていた妖力を上回ったからだろう)」
「そうなのね。
でもこれって何かできるの?」
暮葉の疑問は尽きません。
「(できるにはできるが、あまりやらない方がいいだろう。
霊力の使いすぎは魂に損傷を、、、
すごく治りにくい傷を与えるんだ)」
「(霊力はおいらたちの持つ妖力と似てるけど、できることは全くの別だって聞いたことがあるぞ)」
「(霊力は生物が持つ魂の力だが、妖力は私たちのような妖怪が持つ力だからね。)」
「、、、ていうか、みんなって妖怪だったの?」
「(おいらたちは妖怪だぞ?
、、、まさか、気付いてなかったのか?)」
暮葉は首を縦に振った。
「(暮葉、私たちは妖怪だよ。
私たちも君といるのが楽しいから一緒にいるが、言葉が通じるからといって気を許さない方がいい。
君は警戒心がなさすぎる)」
翌日の山にて。
「封印を解くにはどうすればいいの?」
「(本の時と同じで、暮葉の霊力が封印に使われている妖力を上回った状態で触れれば解けるはずだよ)」
「(位置は知っているが、大人しく封印を解かせてくれるだろうか?
見張りか何かいるかもしれない)」
「(じゃあ狼とおいらで偵察してこようぜ。
おいらならしばらくの間、姿を隠すことができるからな)」
「(とにかく、暮葉は封印を解く目処が立つまで大人しくしていてくれるかい?
もしかしたら、もうすでに狐に気づかれているかもしれないからね)」
「分かった。
私はまた大人たちの会話を盗み聞きしてみて、何かいい情報があったら共有するわ」
その日の夜。
(お狐様が生贄はまだかとおっしゃっている。
早急に日時を決めねばな)
(明日の夜はどうだい?
明日は満月だし)
(そうだな。
お狐様もお喜びになるだろう)
(じゃあ、明日の夜に暮葉を説得してみるよ。
生贄のことは暮葉に伝えてないから、何か別の理由でもつけて連れ出そうか)
(、、、これで、今夜決めることは全てか?)
(えぇ。
これでまたしばらくは平和になるだろう)
暮葉は会話が終わったのを確認すると、山に向かって走り出した。
「みんなー!
どこ〜?」
暮葉が呼びかけると、狐だけが現れました。
「(どうしたんだい?)」
「生贄になる日がわかったの。
明日の夜よ」
「(随分と近いな。
つまり、何かするなら今夜、ということか)」
「そうよ。
他の2人は?」
「(封印の場所にいる。
2人から連絡があって、警備も妖術の痕跡もないそうだ。
案内しようか?)」
「お願い!狐さん!」
「(来たな)」
「(おーい!こっちこっち!)」
狐に連れられて着いたのは、薄暗い洞窟だった。
「(何か見えるかい?
見えるなら罠が張ってあるはずだけど、、、)」
暮葉が目を凝らす。
「、、、特にそういうのは見えないわ」
「(じゃあ早く行こうぜ!)」
狐火で洞窟の中を照らしてもらいながら進み、洞窟の奥まで着いた。
目の前には宝玉と呼べそうな石があり、怪しく光っている。
「(随分と杜撰な管理だな。
落ちた拍子に割れてしまうのではないか?)」
「とりあえず触れてみるわ」
暮葉が宝玉に触れると、宝玉は爆発四散した。
「キャッ!」
びっくりした暮葉は、地面に倒れてしまいました。
「(大丈夫かい⁉︎)」
狐が暮葉に駆け寄ります。
「、、、数年ぶりの目覚めだな」
暮葉が顔をあげると、目の前には真っ黒な大きな狼が佇んでいました。
「俺の封印を解いたのは誰だ?」
「(お久しぶりです、大神様)」
「お前たちか。
、、、そこの娘は誰だ?」
「(大神様の封印を解くのに協力してもらった、暮葉という名の人間です。
高い霊力を有していて、狐神の妖術も見破ることができていました)」
「なぜ俺の封印を今解いたのだ?
あの神もどきが村を収めているだろう?」
「(生贄として、村の女子たちがどんどんと食われているのです。
それを止めるべく、大神様の封印を解きました。
暮葉は今回の生贄で、今夜狐神に捧げられる予定です)」
「、、、なるほど」
大神様が、暮葉に近づいてきました。
「お前は、まだ死にたくないのか?」
「死にたくないです。
まだやりたいことがたくさんあるの」
「(暮葉のことを見初めていただくことで、大神様の巫女として大神様を動けるようにし、
さらに暮葉を生贄から外させる、ということを計画しておりました)」
「、、、わかった。
暮葉、といったか。
少し我慢してくれ」
暮葉が大神様を見上げていると、大神様が暮葉の耳を少し齧り取り、飲み込みました。
「ッ!」
暮葉は痛みに悶えますが、妖怪たちや大神様は動じていません。
「何をしたの!?」
「さっきしたのは「神獣の契り」だ。
これで、俺は暮葉を見初めたことになった。
今夜、生贄にされる前に助けに行く。
霊力が高いのであれば、俺の妖術も少し使えるようになるだろう。
使い方を教えるぞ」
「これで「影術」は完璧だな。
大丈夫か?」
「はぁ、、、はぁ、、、
大丈夫に、、、見えます、、、?」
散々影の中に潜る、影から飛び出るを繰り返して使い方を覚え、霊力も消費していたため、暮葉は疲れ切っていた。
「妖術を人間が使うには、妖怪や神獣と契りを交わす必要がある。
発動に使用するのは霊力だが、契りも何もない状態で使うよりも圧倒的に安全だ。
そろそろ夜が明ける。
信じて待っていてくれ」
その日の夜。
「、、、暮葉」
「どうしたの?おばあさん」
「ちょっと散歩に付き合ってくれないかい?」
「もちろんいいわ」
「、、、まさか、こんなにも大きく成長するとはねぇ」
「おばあさんのおかげよ。
捨て子だった私を引き取ってくれて、ありがとう」
「、、、どうしたんだい?
そんなことを言うなんて、らしくないじゃないか」
「私、よくいじめられてたでしょ?
だけどおばあさんは私を見捨てないでくれたから。
だから、ありがとう。
ここで言っておかないと、もう二度と言えなくなる気がしたの」
、、、お前は、もう自分がどうなるか悟っているのね。
山の頂上にある社に着いた。
おばあさんが後ずさる。
「おばあさん?」
知らないフリ知らないフリ、、、
「、、、ごめんね暮葉。
この村が平和であるためには、お前を犠牲にするしかないんだよ、、、」
突然大人たちが左右から現れ、暮葉はあっという間に拘束された。
「、、、私を生贄にするんでしょ」
「わかって、、、いたのかい?」
「私を生贄に決めたところからずっと知ってたわ。
それに、、、」
暮葉が顔をあげる。
「お狐様はそこにいるみたいだし」
「ほう、現れる前から見えているのか」
狐火の中から狐神が現れた。
「お狐様、生贄をご用意しました。
どうぞお納めください」
狐神が社の上から飛び降り、暮葉に近づいてきた。
「いい髪色をしているな。
霊力もあってうまそうだ。
気に入った。
お前は丸呑みにしてやろー」
狐神が暮葉を食べようと口を開き、、、
すぐに引っ込めた。
「なんだこの匂いは!
それにこれは、、、契り⁉︎
この匂い、、、まさか!」
「久しぶりだな」
暗闇から大神様と、3匹の妖怪が現れた。
3匹とも普段とは違う見た目をしていて、とても強そうで、、、
「かっこいい!」
「暮葉ならそう言うと思いましたよ」
「ただのたぬきの姿の方がおいらはいいと思ったんだけどな〜」
「今は無駄口を叩いてる場合じゃないだろ。
まず暮葉を回収するぞ」
3匹が道をあけると、大神様が3匹の前に踏み出した。
「、、、暮葉。
助けに来たぞ」
「、、、ちょっと心配してました」
「俺は約束は破らない主義だ」
狐神が怒り狂う。
「お前は封印したはず!
なぜここにいるのだ!」
「暮葉に封印を解いてもらった。
暮葉、あの本持ってるか?」
「持ってるわ」
暮葉の足元が黒く染まり、体が沈んでいく。
「なっ、、、なんだあれは!
暮葉が飲み込まれたぞ!?」
「心配しなくてもー」
暮葉が大神様の足元から現れる。
「私はここよ」
狐が刀を抜き、暮葉を縛る縄を切った。
「ありがとう、狐さん」
「まさか、、、
暮葉お前、妖怪に誑かされたのか⁉︎」
「妖怪はそっちだ。
その狐、俺の不意をついて封印し、俺の存在を上書きしたのだ」
「そんな証拠どこにある!」
暮葉は、隠しておいた本を取り出した。
「そ、それは隠しておいたはずの本物の歴史書!
認識阻害をかけておいたはずなのに、なぜそれを持っている!」
「、、、もしかして」
暮葉が妖怪達の方を向く。
「認識阻害の術なら、暮葉が影術を練習してる時に解いたぞ?」
「暮葉の霊力を少しだけ借りたがな」
「、、、さぁ、観念しろ。
今度はお前が封印される番だ」
「クソッ、、、こんなはずでは、、、
、、、そうだ!」
狐神がニヤリと笑い、暮葉と自分を結界の中に閉じ込めた。
「ここでお前を喰らえば、私はさらに強くなれる!
大人しく食われるがいい!小娘ー」
暮葉の周りで風が逆巻き始め、狐神の動きが止まった。
「、、、私、まだまだやりたいことがいっぱいあるの。
だから、あんたみたいなやつに構ってる暇はないの!」
暮葉の周りに光が集まり始めた。
「だから、、、大人しくしてなさい!」
光が弾け、何も見えなくなったー
ー数日後。
「大神様〜?」
「呼んだか?」
人間の青年に化けた大神様が、暮葉の前に姿を現した。
暮葉はあの夜、狐神を自身の霊力で消滅させました。
暮葉のあの攻撃は、大神様でさえ少し引くぐらいには威力の高い攻撃でした。
当の本人に消滅させる意思はなかったようですが、、、
「、、、一応言っておくが、もうあんな無茶はするんじゃないぞ?
あの時は俺の妖力でギリギリ賄い切れたが、、、
俺もしばらくはあの姿になれそうにないくらいには消耗しているからな」
「はーい、、、」
階段の方から、3匹の妖怪が登ってきました。
「(あっ暮葉来てる)」
「(今日はお勤めの日じゃないのにかい?)」
「(それを言うなら暮葉は結構な頻度で来てるぞ)」
「みんないらっしゃい。
今日は何して遊ぶ?」
今日も、生贄だった少女と、封印されていた神様と、3匹の妖怪の楽しそうな声が聞こえてきます。