【草原地帯】
ある惑星の草原地帯にティラノサウルス型ヴィラノスが居た。
そこへオルティオス達がやって来る。
「見付けた!」
「アイツだな!」
オルティオス達は、ティラノサウルス型ヴィラノスを発見する。
ティラノサウルス型ヴィラノスは、オルティオス達を見て警戒する。
「任せろーっ‼」
ダリウスは、一番最初に駆け出す。
「待て! ダリウス‼」
ソニックエースは、ダリウスを呼び止める。
「うぉぉぉっ‼」
ダリウスは、叫び声をあげながらティラノサウル型ヴィラノスと戦う。
【コリウス・メンテナンス室】
《~その頃~》
奈雲は、前回ガルヴァンに傷付けられたランビュのメガロスマークを修復していた。
「どうだ? ナビ」
奈雲は、作業を止めてナビに尋ねる。
〔……大丈夫です 正常に機能しました〕
ナビは、ランビュのマークの機能が回復した事を報告する。
「ありがとうございます」
ランビュは、奈雲にお礼を言う。
「当然の事をしただけだ ナビ オルティオス達から連絡は?」
奈雲は、笑いながら答えるとナビにオルティオス達の連絡を尋ねる。
〔……まだ連絡はありません〕
ナビは、奈雲の質問に答える。
「僕達も行った方が良いのでは?」
ランビュは、奈雲に相談する。
「否、今回の惑星は転送ゲートが使えないから小型機で出動しているから追い掛けるとしたら一人用の突入カプセルしかないが俺達は待機命令が出ているだろ?」
奈雲は、工具を片付けながらオルティオス達が向かった惑星の事を思い出す。
「そうでした……」
ランビュは、奈雲に言われて思い出す。
《こちらオルティオス 今から帰還する》
突然、オルティオスから連絡が入り帰還する事を伝える。
「こちら奈雲 ヴィラノス捕獲出来たのか?」
奈雲は、ヘッドセットでオルティオス達に質問する。
《ああ~ これは出来た事になるかな?》
ソニックエースは、疑問系になりながら奈雲の質問に答える。
「どういう事ですか?」
ランビュは、ソニックエースに質問する。
《戻ったら説明する》
「分かった」
奈雲は、ソニックエースの話に返事をする。
【コリウス・応接間】
奈雲達は、コリウスの応接間でオルティオス達と合流する。
『……』
奈雲達は、目の前の光景に唖然としていた。
『ガハハハッ‼』
ダリウスとロボットモードになったティラノサウル型ヴィラノスがお互い肩を組んで笑い合っていた。
「……何故ああなった?」
奈雲は、唖然としながらソニックエースに現状を尋ねる。
「否、お互い暫く殴り合っていたら何時の間にか言いたい事を理解したらしい……」
ソニックエースは、呆れ顔でその時の状況の流れを話す。
「……肉体系メガロスが築く友情物語か?」
奈雲は、呆れながら言う。
「彼の名前は“フロックス”だそうです 調べてくれませんか?」
ネシリスは、奈雲にティラノサウル型ヴィラノス(フロックス)の事を調べさせる。
「了解 『名前検索』“フロックス”……あった! どうやらパワーの暴走で「[[rb:器物破損 > きぶつはそん]]」で逮捕されたらしい」
奈雲は、ネシリスに言われて小型パソコンを開いてフロックスの事を調べて逮捕履歴を読み上げる。
「いや~、何故暴走したのか分からないがな……」
フロックスは、奈雲の話を聞いて思い出す様に語る。
「そりゃあ、無意識にパワーを使ったんじゃないのか?」
ダリウスは、フロックスの話を聞いて仮説を言う。
「そうかもな!」
フロックスは、ダリウスの話を聞いて納得する。
「すっかり仲良しなんだな……」
マシャンタは、ダリウスとフロックスの様子を見て驚く。
「おい ダリウス そいつはヴィラノスなんだからあんまり仲良くするな」
コブラージャは、ダリウスに注意する。
「それでどうする?」
サイラスは、オルティオスにフロックスの事を尋ねる。
「収容ポッドに入れてアノヴィス星に転送するしかないだろ」
オルティオスは、サイラスの質問に答える。
「えっ、ちょっと待てくれよ!」
ダリウスは、オルティオスの話を聞いて焦る。
「ダリウス そいつは囚人だ 囚人である以上見過ごせないだろ?」
コブラージャは、ダリウスにフロックスの事を話す。
「だが……」
ダリウスは、まだ何か言い掛ける。
「……あれ?」
奈雲は、何気にフロックスの逮捕記録を見て何かに気付く。
「どうかしましたか?」
ランビュは、奈雲の反応に気付いて話掛ける。
「この記録によるとフロックスはもうとっくに刑期を終えているぞ」
奈雲は、フロックスの刑期が終わっている事をオルティオス達に話す。
「えっ? 本当なの?」
マシャンタは、奈雲の話を聞いて驚く。
オルティオス達は、それぞれホログラムを出してフロックスの囚人記録を見る。
「あっ、本当ですね」
ネシリスは、ホログラムを出してフロックスの囚人記録を見て確認する。
「どういう事だ?」
チェンバーは、フロックスの囚人記録を見ながら不思議がる。
「……一度本部と問い合わせした方が良いな 念の為ダリウス・マシャンタ・サイラスはフロックスと此処に居てくれ」
「了解!」
「了解なんだな!」
オルティオスは、サイラス達に命令した後ソニックエース達と一緒に操縦席へ向かう。
「……オレどうなるんだ?」
フロックスは、これからの事に不安がる。
「心配するな! きっと大丈夫だって!」
ダリウスは、フロックスを励ます。
【操縦席】
オルティオス達は、操縦席で本部と連絡をしていた。
《……確かにこの記録によると彼の刑期はとっくに終えているな》
本部のメガロスは、フロックスの囚人記録を見て確認する。
「時期的に監獄船が墜落する前にはもう出所している筈なんだ」
奈雲は、小型パソコンで詳しい事を調べて報告する。
「その監獄船の看守ミニロスの九九三に話がしたいんだが……」
オルティオスは、本部に九九三と面会を求める。
《……それが今彼との面会が出来ないんだ》
本部のメガロスは、九九三の面会許可が出来ない事を伝える。
「面会が出来ない?」
「何で?」
奈雲は、面会が出来ない理由を尋ねる。
《実はそのミニロスは数日前から可笑しな行動をしていてとても会話が出来る状態ではない》
本部のメガロスは、奈雲の質問に答える様に面会出来ない理由を話す。
「可笑しな行動ってどんな感じだ?」
ソニックエースは、九九三の行動について尋ねる。
《……報告によると意識が無く「[[rb:脱走 > だっそう]]」と連続で呟いているそうだ》
本部のメガロスは、九九三の様子を話す。
「それって只の故障じゃないのか?」
コブラージャは、話を聞いて推測を言う。
《今、原因の調査をしていて暫くは無理かと……》
本部のメガロスは、現状をオルティオス達に説明する。
「それでフロックスの事はどうするのですか?」
ランビュは、フロックスの事を尋ねる。
《一応、上に報告しておきます それまでの間フロックスの事をそのままオルティオス部隊に任せます》
本部のメガロスは、報告しに行こうとしてフロックスの事をオルティオス達に任せる。
「分かった」
オルティオスは、本部のメガロスの指示に従う。
【応接間】
オルティオス達は、応接間に戻ってサイラス達に本部との連絡の事を話す。
「フロックスは暫く部隊で保護する事になった」
「じゃあ、暫く一緒に居られるんだな」
ダリウスは、オルティオスの話を聞いて喜ぶ。
「けど、こんな町を破壊する奴と一緒に居たら……」
サイラスは、フロックスを見ながら複雑な気持ちになる。
「その事だが何でオレ町を破壊した事になっているんだ?」
フロックスは、オルティオス達に質問する。
「ハァ? 何言ってんだ?」
「お前は町を破壊して捕まったんだろ?」
「ちゃんと逮捕記録にも書いてあったぜ」
サイラス・コブラージャ・チェンバーの順番でフロックスに逮捕された理由を言う。
「否、オレ何で町を破壊したのか分からないんだ……」
フロックスは、自分が逮捕された理由に疑問を持っていた。
「何言ってんだ?」
「どういう事だ?」
サイラスとコブラージャは、フロックスの反応に不思議がる。
「……ん? 兄弟 首の後に何かあるぜ」
ダリウスは、フロックスの首の後に小型機械が付いている事に気付く。
「え?」
フロックスは、ダリウスに言われて首の後を触る。
すると、フロックスの首の後に付いていた小型機械を取る。
「何ですか? それは?」
ネシリスは、フロックスの首の後に付いていた小型機械を見ながら不思議がる。
「ちょっと貸してくれ! 調べてみる」
奈雲は、フロックスに小型機械を渡す様に言う。
「ああ!」
フロックスは、奈雲に小型機械を渡す。
奈雲は、フロックスから小型機械を受け取り小型パソコンに繋いで調べる。
「……どうやら小型の『アンテナ』みたいだ」
奈雲は、調べた結果をオルティオス達に報告する。
「アンテナ?」
ダリウスは、奈雲の話を聞いて不思議がる。
「簡単に言うとこれで信号を送って操る受信機みたいな物だ」
奈雲は、ダリウスに解りやすく説明する。
「何故 そんな物がフロックスの首の後に?」
ネシリスは、アンテナがフロックスの首の後に付けられていた事に疑問になる。
「……恐らく、何者かがそれでフロックスを操って町を破壊させたんだろ」
オルティオスは、フロックスにアンテナが付いていた理由を言う。
「だとしたら一体誰がそんな物を……」
ランビュは、フロックスにアンテナを付けた犯人の事を考える。
「頭がこんがらがってきたんだな……」
マシャンタは、話に付いて行けなく混乱し掛ける。
「なぁ、フロックス 監獄船に収容される前で誰かと接触しなかったか?」
ソニックエースは、フロックスに監獄船に収容される前の事を尋ねる。
「う~ん……と言っても最後に覚えているのは【マルダム】で飲んでいた事だな……」
フロックスは、ソニックエースの質問を聞いて自分が覚えている事を話す。
「マルダムって?」
サイラスは、フロックスが言った場所について質問する。
「アノヴィス星にあったエネルーノのバーです」
ランビュは、サイラス達にマルダムの店の事を話す。
「“あった”? 今は無いのか?」
チェンバーは、ランビュの話を聞いて尋ねる。
「結構、良い雰囲気の店だったが俺がアノヴィス星に帰還した時には閉店したんだ」
ソニックエースは、店の事を思い出す。
「えっ! あの店無くなっちまったのか?」
フロックスは、ソニックエースの話を聞いて驚く。
「ああ、詳しい事は知らないが突然閉店したらしいんだ」
ソニックエースは、フロックスの質問に答える。
「そんなぁ……無事に帰還したらダリウスと飲みに行こうと思ったのに……」
フロックスは、ソニックエースの話を聞いてガッカリする。
「話を戻すがお前はその店でエネルーノを飲んでいただけなんだな?」
オルティオスは、フロックスに再確認する。
「そうだ だが、その後誰かに話掛けられたが……誰だったか覚えていない……」
フロックスは、オルティオスの質問に答えた後、思い出そうとする。
「だったら、フロックスの記憶メモリーを見た方が早いんじゃね?」
奈雲は、オルティオス達に提案する。
「確かにそうだな……」
ソニックエースは、奈雲の提案に賛成する。
「構わないか?」
オルティオスは、フロックスに記憶メモリーを見る事を尋ねる。
「それではっきりするなら良いぜ」
フロックスは、オルティオス達に自分の記憶メモリーを見る許可をする。
【次回に続く】