二兎を追う者が二兎を得る

  「えー、ホントにやるわけ?」

  「いっつも一番楽しんでんのはシュウのくせに~」

  ケンのやつが、やけににやにやしながらぼくを突っついている。ちらっとうっしーを見て助けを求めたが、やつもあっち側のようだった。このむっつりすけべめ!

  「はぁ……」

  「ほら、さっさと手、出して」

  すっとうっしーが右手をさし出した。ぼくも仕方なくそれに続く。ケンが茶色いいかにもなビンから錠剤を取り出して、一個ずつ配った。

  「メスになってもうらみっこなしだからな!」

  「……だってさ、シュウ」

  「ふん。うっしーに言われなくてもわかってるって」

  覚悟をきめて、一気に薬を飲みこんだ。

  すっかり練習が終わり、しーんとしているサッカー部の部室。日が暮れてからそこに集まり、こうしてひみつのゲームをぼくたちはやっている。

  ことのはじめはケンがふしぎなおもしろい薬を、ネットショップで見つけて買ってきたことだった。なんか盛り上がるゲームができるらしいぜって見せてきたけれど、あやしすぎる、こんなの飲めるかよってぼくはツッコミを入れようとした。けどそれより早く、うっしーが薬を飲んでしまった(こういうとき、うっしーの行動力はものすごい)。

  そして、ぼくとケンが見ている前で、うっしーは真っ白なウサギに変身してしまった。おデブ体形はそのままで、ほんとうにそのまま人間の皮の上にウサギを肉付けしたかんじ。

  うわあ! って叫びだしそうになるよりも早く、うっしーはぽつりと、……なんかむらむらする。とつぶやいた。

  そこからが大変だった。パンツをずらすとフルボッキしちゃった、いつもよりひと回りもふた回りも大きなちんちんが、ぼくたちの穴という穴めがけて突進してきたのだ。

  うう、今でも思い出したくない……。あの後、おしりはひりひりするし、口の中、げっぷとかずっとうっしーのウサギせーしの匂いがする気がしたし……、とほほ。

  というわけで、ケンが持ってきたのは獣人に変身する薬で、しかも、たまに性別を変えるのも混じっている。ぼくたちは、ふだんのホモホモえっちのほかに、オスとメスでまじりあうえっちにと、かなりみだらな性活を送る十二歳になってしまったのだ。

  さっきの話にもどるけれど、こうやって変身薬を飲むと、体がつくりかえられていくせいかすごく熱くなる。たまらなくなって服をぜんぶ脱いでしまう。つるんとした白いぼくたちの肌。オスウサギになるときは、ぶはっと白い毛皮がふき出すからすぐにわかる。逆に、メスになるときはウサギ以外の種族なので(キツネとか)、白くない毛が出てくるとメスだってわかる。

  「ん、あぁ……! お、オレ、はぁ……、あ、ちぇー、白い毛でちゃった、オレまたオスじゃーん」

  前歯が長くなり、鼻もかなりウサギっぽくなったケンが不満そうにつぶやいた。たしかに、手のあたりに毛が生えていて、雪がさっと乗っかっているように見える。

  「……んっ。あ、ボクもウサギだね……」

  びゅーんと伸びた耳を押さえながら、うっしーも苦しそうに熱い息を吐いている。

  うう……、このヘンシンの感じは、いつまでたっても慣れない。まずぽーって体のおく底のマグマがあふれてくる感じからはじまる。そこから、からだのいちばん外側がむずむずちくちくしだして、どんどん動物に近づいていく。どっちつかずな姿も、なんだかえっちだ。ちょっと鼻がつき出してるとか、耳が頭の上の方に移動してるとちゅうとか。ぼくも自分の体をぐるっと見て……、あ、で、出てきそうっ! 毛皮が出てくるときは、ぶぱあって泳いでいてから水面に出てきて息をすう感じだ。ぶわっと全身がぞわぞわして、はぁーって力が抜ける。あ、白い毛だ。

  「ぼくもウサギみたい。今回もメスなし、だね」

  「ええっ、おもしろくねーな」

  「……仕方ないね」

  たぶんみんなが、だれのおしりからほりほりしようかな、って考えていたんだけど、ぼくはあるイワカンに気がついた。

  ち、ちんちんが小さくなってる……?

  「あれっ! シュウのちんこ、そんなにちっちゃかったっけ」

  どれどれ、とほとんど毛が生えそろって、逆に服を着てるみたいでどきどきしちゃうケンとうっしーが、顔をぼくのちんちんのところまで近づけてきた。二人の息がふわってかかって、あ、ああっ。

  「……ボッキしてる。でもやっぱ小さいね」

  「おっ、うっしーもそう思う? ていうか、なんか匂うな……。ん?」

  「ちょ、どこさわってんの!」

  「どこって、きんたまぶくろ持ち上げるだけだろ。あ、やっぱり!」

  「ひゃん!」

  「……これって、まんこ?」

  「あはは、やった、あたりじゃん! そーれくちゅくちゅ~」

  「ちょ、ケン、まじで、やめ! ひゃう♡」

  おしりの穴の前に、なんだかしめっていて、とろっとしているものが……。ケンは今までのヨッキュウフマンをすべてはき出すかのように、にやぁっと笑いながら、ぼくの作られかけのおまんこをとろとろとかきまぜた。そのたびに電流がぴり、ぴりって走って、頭に火花がぱち、ぱちっとちった。目を白黒させて、ぼくの全身がはねる。

  「……シュウ、ごめんね、ボク、がまんできないや」

  そう言って完全に真っ白のウサギ獣人になったうっしーは、まだ変身とちゅうのぼくを押したおした。ロッカーの間にある長いベンチに押し付けられ、天井のコンクリートのひびがくっきりと見えた。となりで、ケンが指についたぼくのおまんこ汁のついた手を、ちゅぱちゅぱと赤ちゃんみたいにすすっている。

  「……ちんちん、なくなっちゃったね。あと、なんでだろ……、種族が同じだからかな? ものすごく、いつもよりもシュウがえっちに見えるよ……」

  すーっと、うっしーの口が近づいてくる。ぼくは抵抗もせず、さっき飲んだヤクルトの匂いがする甘い口の中を、いっしょうけんめい舌を使って探検した。やわらかいうっしーのベロを、長くなった前歯のざらざら加減を、お互いにむさぼりあう。大きくなったウサギ耳で、ぼくたちみんなの飛び出しそうな心臓のすごい音を聞く。

  「……入れるね」

  ぼくの返事を待たずに、うっしーは欲望のままおまんこにちんちんを差しこんだ。にゅるるっと、肉ととろとろの粘液でぬくぬくになった穴を、かっちかちの溶けそうなぐらいに熱くなったちんちんで、むりやり押し広げていく。ぴりぴりした気持ちよさが全身をマッサージして、ぼくの脳みそはだらぁっと溶け出して鼻の穴からぜんぶ出ていきそうな気がした。

  「あ、ああっ、なあ、んああっ♡」

  「……ふふ、かわいい声で鳴くんだね」

  ぱん、ぱん、ぱちゅん、くちゃあ……♡

  「なにえっちな音ひびかせてんだよ! オレも混ぜろ!」

  「え、け、ケン、待って!」

  んんんんん~! おあずけを食らっていたケンが、もうがまんできないと、空いていたぼくの口にちんちんをねじこんだ。塩からくて、サッカーのせいで汗くさで、皮の中がすごくむれむれになっているちんちんが入ってきた。

  こっちの事情も考えずに、ケンもうっしーもめちゃくちゃにぼくに入ったり出たりしている。あ、あ、息もうまくできないし、ふぁーって、でもすごく気持ちよくて、あ、ああっ!

  ぷしゅ、ぷしゃ、しゃーっ!

  え、え! ぼ、ぼくはイっちゃったのに、二人はまだまだみたいだっ、んあ、あう!

  ずんずんずんずん! っと、ぼくの体はおもちゃみたいにあつかわれて、ずんずん、押しこまれて、ショウゲキが伝わってくる。ちっぽけな穴から、下はとろとろの汁が、上からはねばねばの汁があふれだして飛び散って、くたくたにぼくたちの毛皮を汚した。

  「あっ、やばっ! しゅ、シュウっ! オレ、お前の口にだ、出すぞっ‼」

  「……ん! ぼ、ボクも出る、イっちゃう……‼」

  どびゅ、びゅるるるるるるるるる、んびゅーーーーーっ♡

  ケンとうっしーの、ウサギ濃厚せーしが、ぼくのおまんこのなかと、おなかのなかを、めいいっぱい、いっぱいにした。あまりの勢いに飲み切れずに、ぶはっと、寝たままぼくの体の上から下から、せーしが逆流してすごいいきおいで発射された。まるでぼく自身がケンとうっしーのおちんちんになったみたいだ。

  「は、はひぃ……、い、いっぱいオスのにおい、にがーい味、べとべと、あったかいの、は、はぁ……♡」

  「ふ、ふーっ。あれ、シュウまだまんぞくしてなさそうじゃん」

  「……シュウのえっち」

  二匹のオスウサギが、まだまだおさまりきっていないおいしそうなちんちんをぶらさげてこっちを見ている。ぼくは、そんな二匹をさそうために、せーしでぐちゃぐちゃになったおしりを突き出して、もっともーっとちょうだいって、にやっと笑った。