雄臭チェックでメス認定されちゃうベテランドラゴンヒーロー

  「…続いてのニュースです。依然行方不明となっている、ヒーロー名『エレメントドラゴ』さんですが、本日、警察と連携して捜索範囲を広げることを決定し…」

  エレメントドラゴ。彼は地水火風の四つの力を使える、ベテランのNo.6ヒーローの竜人だ。一つ一つの能力は他のトップヒーローには劣るものの、能力を組み合わせることであらゆる状況に対応できる、万能型である。それに加え、恵まれた体格には分厚い筋肉と適度な脂肪が詰まっており、たとえ能力なしの肉弾戦でも敵なしだった。

  そんな彼は今、トップクラスのヒーローにはとても似合わないボロアパートの一室で、全裸でスクワットをしながら自身が行方不明になっているニュースを見ていた。すでに鍛え抜かれているその体は、汗で湿ってテラテラと光っている。

  「ふーっ。まさかここまで騒ぎになってしまうとはな…。皆に迷惑をかけて申し訳ない」

  そう言いながらも、彼はヒーロー協会に連絡などはせず、トレーニングを辞めない。

  部屋には、テレビの声と、彼の屈強な肉体の重みに悲鳴をあげるように鳴く床と、彼の雄臭い息遣いと、時折喘ぐような声だけが響く。

  やがてニュースが次の話題に入る頃になって、ようやく彼は動きを止めてペットボトルの中の黄色い液体を飲み、休憩に入った。

  「こればかりは仕方がないのだ。もう少し皆の元へ帰るには時間がいる。」

  事情はわからないが、己の不甲斐なさに心を痛めているその表情は、責任感が強い彼らしいものだった。

  だからこそわからない。彼に拘束の類は一切ない上に、彼の近くのちゃぶ台にはスマホも置いてある。

  また、そのアパートの一室に閉じ込められているわけでもない。というより、閉じ込められていても自力で脱出することなどわけないだろう。

  彼はそのまま言葉を続ける、トップヒーローらしい決意に満ちた顔で、

  「俺は必ず『雄臭チェック』を合格してヒーローに戻ってみせる!」

  スリットから生えたチンポから、ビクンビクンと我慢汁を垂らしながら。

  --------

  時を遡ること、数週間前。

  エレメントドラゴはヒーロー協会からの要請を受け、銀行強盗事件を対応していた。

  己の能力をフル活用し、犯人を確保し、人質も全員無傷で解放。いつも通り、彼は完璧に事件を解決したのだった。

  しかし妙な違和感をエレメントドラゴは感じていた。通常の犯人なら、大なり小なり罪悪感や葛藤を抱えているものだが、捕まえた犯人達にはそういったものを全く感じなかった。

  まるで、『金を稼ぐには強盗をする』ことが至極当然のようで、なぜ自分たちが捕まえられているのか理解できていないようだった。

  「いやー助かりましたわ。ありがとうございます」

  警察の応援がやって来て、事件がひと段落しようとした時、人質にされていた中年の猪獣人がこちらにやってきた。

  「これ、よかったら飲んでください。そこの自販機で買ったもんですけど」

  「あぁ、すまない。ありがとう、助かるよ」

  パトロール中、給水できていなかったということもあってか、差し出されたスポーツドリンクを受け取ると、特に警戒もせずにグビグビと飲み干した。

  もしここでエレメントドラゴが、ペットボトルの側面に僅かに穴が空いていること、自販機で買ったばかりにも関わらず飲み物が少し温いこと、このどちらかに気づいて中身を吐き出していれば、彼はこのまま滞りなくヒーローを続けていられただろう。

  「ガッ!?ア、あ、あ!?」

  スポーツドリンクを飲み干した瞬間、彼の脳髄に電気が流れたような衝撃が走った。

  さっきの犯人達について調べてみようだとか、この後はどこをパトロールしようか等といった考えは吹き飛び、何よりも優先すべきことが脳みそに無理矢理ねじ込まれる。

  ほんの少しばかり痙攣していたエレメントドラゴだったが、己のやることを受け止め、真っ直ぐ猪獣人を見つめる。

  「…場所はここで。それじゃあ、先に行ってますんで」

  「あ、あぁ。後で、行かせて、もらう」

  渡された紙に書かれた住所を見て、彼の行くべきところは決まった。

  『目の前にいる猪獣人の住処に誰にも気づかれずに行く』

  それだけが今の彼の頭を支配していた。

  ------

  エレメントドラゴは、あの後すぐに休暇の申請をして、大急ぎで普段着に着替えた。飛んでいくのが1番早いが、それでは目立ってしまうため、できるだけ監視カメラがないルートを選び駆け足で向かう。

  紙に書かれた住所には、そこそこ年季の入った三階建てのアパートが建っていた。そこの204号室に、猪獣人はいるらしい。

  押したインターホンの音が鳴っている中でようやく、『なぜ自分はここに来たのか?』といった疑問が湧いてくる。

  何度でも言うが彼はトップヒーロー。今までありとあらゆる能力を持つ敵と戦ってきた。無論その中には、洗脳系の能力を使う者もいた。彼は、洗脳下にありながら、敵を制圧したこともある。

  違和感に気づいたタイミングは決して悪くなかった。どこかぼんやりと遠くを見ていた瞳には警戒の色が灯り、目の前の開きかけた扉にその視線が向けられる。

  扉から現れたのは、先ほど見た中年の猪獣人だった。やや黄ばんだ白いタンクトップに安物のトランクス、その体には筋肉もあるだろうが、それを塗りつぶすようにその胸と太鼓腹には脂肪がたっぷり詰まっている。背格好はエレメントドラゴと似てなくはないが、どう見ても冴えない親父にしか見えない。

  しかし目の前にいる存在が、自分が抱いている違和感に関係していない訳がない。

  即座に、拳に火炎を纏わせ、相手の眉間を狙い、目にも止まらぬ速さで打ち抜き気絶させる…はずだった。

  「んちゅー♡」

  「!?」

  次の瞬間、猪獣人は、エレメントドラゴの太い首に手を回し、容赦なく唇を奪ってきた。分厚い猪の舌は、エレメントドラゴの口内を容易くこじ開け、その喉奥に唾液を注入していく。

  流し込まれた唾液には『抵抗せずにキスを受け入れろ』という命令が込められていた。反射的にほんの少し飲み込んでしまったが最後、恋人のように重いキスをして、なおかつコクコクと喉を鳴らして唾液を飲むしかない。

  猪獣人の行動は予想外ではあったものの、けして速かったわけではない。それでも先手を取られたのは、猪獣人の能力によるものである。

  今のエレメントドラゴに設定された最優先事項は、『猪獣人の住処に行くこと』。彼の足はまだギリギリ扉をまたいでおらずアパートの廊下だ。家にたどり着いていないのに、攻撃や抵抗が許されるわけがなかった。

  「んっ♡んっ♡」

  たっぷりと口を合わせること3分間。一方的に蹂躙されたエレメントドラゴの目は再び濁り、口の端には猪獣人の涎が垂れている。エレメントドラゴにとっては、長い人生でようやくのファーストキスだった。

  「とりあえず、応急処置はこんなもんでええな。ほな、『わいの部屋に入って、わいが出した飲み物を飲み干してや』」

  「あ、あぁ」

  フラフラとおぼつかない足で、部屋に入った。

  中はタバコと猪獣人の臭いが染み付いており、呼吸をするたびに体の内側が侵食されそうだ。台所は洗っていない食器が山になり、ゴミ箱には大量のカップ麺の容器が見えた。また奥にある万年床からは遠くからでもうっすら異臭が漂う。

  普段から清潔にしているエレメントドラゴは思わず顔をしかめるが、ひとまず、部屋の中央にあるちゃぶ台の近くに敷き潰された座布団が一枚あったのでその上にあぐらをかいた。ちゃぶ台の上には、ビールの空き缶が何個か置いてある。

  いや、よく見ると中身は入っているようだ。

  先ほど玄関先で手渡されたペットボトルには、生暖かい黄色い液体が入っていた。すでに察しがついていたが、蓋を開けると案の定小便の臭いがした。これを飲むなど正気の沙汰ではないが、今のエレメントドラゴはこれを飲むことしか頭にない。

  「うぐ…。んっんっんっ」

  猪獣人の能力は、『体液に事前に命令をこめるか、体液を飲ませた直後に命令することで、飲ませた相手を従わせる』である。相手の意に大きく反することを命令する場合は強制力が高い体液を飲ませなければならない。水で割るなどすれば、味の誤魔化しは効くが、その分効果が薄まる。ちなみに、唾液、汗、血、尿、我慢汁、精液の順で強制力が高い。量をたくさん飲ませれば、持続時間が増える。

  『飲み干せ』という命令がある以上、むせることも吐き出すことも許されず、一滴も残すことができない。不快な暖かい感覚が、喉を通り腹へ入って行った。

  「最近暑いからなぁ。わいのスペシャルドリンクをたっぷり飲んで、好きなだけ休憩するんやで。ほらもう一杯」

  そう言って渡されたのはちゃぶ台の上にあったビールの空き缶。見ると、中身は白い液体が350ml分並々と入っていた。

  「ぐっ…。いただ、こう」

  口にする前に鼻を近づけると、栗の花の臭いがした。童貞ドラゴンであるエレメントドラゴにとって、当然性液も初の飲み物である。

  ドロドロとした黄味がかった白い液体は異様に喉に絡む。先ほどの小便以上に、体は拒否反応を示しているが、それをなんとかねじ伏せて喉を動かす。

  「まだまだいっぱいあるからなぁ。たくさん飲むんやでぇ」

  ちゃぶ台上のビール缶に加え、猪獣人は下卑た笑みを浮かべながら両手に黄色いペットボトルを何本か持ってきた。青ざめ絶望した顔をしながらも、エレメントドラゴはヒーローらしく覚悟を決めた。

  「全部…いただこう」

  「そやでぇ。全部飲み干して、わいの栄養をたっぷり体に入れんとな」

  こうして、恐らく史上最悪の飲みの席が始まった。

  一杯一杯飲むごとに、猪獣人の汚い遺伝子やら細胞が、エレメントドラゴの体に染み渡っていくと同時に、強烈な命令が心を縛る。

  途中、あまりにも辛そうに飲む姿を見かねてか、猪獣人は「わいは優しいからなー」と言いながら再びエレメントドラゴの唇を奪い、唾液を注入して『わいの体液をすべて美味しく感じること。ついでに飲むとちょっとエッチな気分になっていく』という命令を与えた。

  そこからは、飲むペースが格段に早くなると共に、エレメントドラゴの体は火照り、下半身にあるスリットからはにょきにょきと立派な肉棒が伸びてきた。

  本来なら、それを手でしごいて処理するのだが、しかし彼は童貞ドラゴン。性行為の経験がない。だから、先ほどのキスはとても強烈で印象に残ってしまっていた。結果、手コキよりもキスによる快感を求めるキス魔になってしまった。

  「キス♡ちゅーしたい♡」

  横にいた猪獣人の体を、その分厚い筋肉がつまった体でガッチリとホールドし唇を貪った。今まであらゆる敵を捕まえてきた体からは誰も逃れられない。前とは違い今度はエレメントドラゴが、慣れない動きながらも積極的に舌を動かしていく。

  最初は呆気に取られていた猪獣人だったが、すぐに舌を絡め、反撃する。口内での攻防に加え、猪獣人が股間をぐりぐりと押しつけるだけで、あっという間に受け攻めが入れ替わり、エレメントドラゴは優しく押し倒され、なされるがままとなった。

  「わいのちゅーが、そんなに気に入ったんか?ほな、残りはわいが口移ししてあげるからなぁ」

  空き缶の中の性液を口に含み、ウブな童貞中年ドラゴンの口の中に舌ごと乱暴に突っ込む。まるで野生の動物の赤子が母親にエサをもらうかのように、ちゅぱちゅぱと体に取り込んでいった。

  飲めば飲むほど、体が熱くなり、より乾いていくような感覚を味わいながら、エレメントドラゴは、猪獣人が用意していた飲み物を全て飲み切ってしまった。

  「こんだけ飲めば、しばらく大丈夫やろ。ほな、これからよろしくな」

  「??あ、あぁ、ご主人、様?なんでも命令…してくれ」

  猪獣人が用意した小便には『わいのことが好きでたまらなくなる』、性液には『この部屋にいる限り、わしの言うことに絶対服従』といった命令が込められていた。

  相当な量を飲んでしまったため、この命令が切れるのは果たして何日後か検討もつかない。

  「ほな、楽しい楽しい新生活の始まりや」

  ------

  その日の内にエレメントドラゴは自身の貯金の10分の1を猪獣人の口座へ振り込んだ。

  最初は全額渡すつもりだったのだが、預金額が数百億以上あることを話すと遠慮されてしまった。全額動かすと流石に怪しまれてしまうため、賢明な判断であったかもしれない。

  なんにせよ、大人2人が遊んで暮らす以上の金はあるため、働く必要はないのだが、急に仕事をやめて変に目立ってしまうことを考え、猪獣人は作業服を着て仕事へ行っている。

  その間、定期的に飲むように命令されている小便と性液を飲みながら、エレメントドラゴはできる範囲の家事をこなしていた。一人暮らしが長い彼にとっては造作もないことなのだが、それとは別に猪獣人より課題を出されていた。

  「すーっ♡はーっ♡ご主人様のパンツはくさくてさいこうだな♡シャツの脇下もさいこーだ♡」

  まずは体液を飲む以外の時、口と鼻を猪獣人の衣服で覆い、臭いを積極的に取り込むことだ。絶対服従の命令により、猪獣人の臭いに性的興奮を抱くようにされており、ひと嗅ぎするたびに頭がピンク色に染まる。

  「ちくびがおっきくなってきたな♡ご主人様に褒めてもらえるぞ♡」

  両乳首には、ピンク色のローターが常に取り付けられ着々と開発が進められている。最初は感じなかった部位だが、少しづつ確実に快感を感じるようになってきた。

  「おっ♡もうトレーニングの時間か♡準備しなければな♡」

  家事の手を一度止めると、棚の中にあるディルドを2本取り出した。その内1本は自立するようになっているため、床の上に置いた。

  次に、ローションを両手に取り、無骨なその太い指を一本ずつ自身の臀部とスリットに入れていく。くちゅくちゅと中を掻き回していく感覚が癖になってきている。

  「あふん♡んっ♡そろそろいいか♡」

  それぞれ3本入ったところで、指を抜いた。そしてバキバキに勃起している男性器を避けるようにスリットへディルドを勢いよく突っ込んだ。

  「んひぃっ♡あとは♡まんこに♡セットすればかんぺきだ♡」

  抜けないようにスリットのディルドを奥に押し込みながら、手マンにより大きく開いた尻で、床にセットしたディルドへ照準を合わせる。

  「とれーにんぐ♡すたーとぉぉぉっ♡」

  掛け声と共に、エレメントドラゴは両脇を頭の後ろにやり、スクワットを始めた。もちろん、正確にディルドとアナルはぶつかり、にちゃにちゃと下品な音が部屋に響き渡る。

  「いち♡にー♡さーん♡おっ♡おっ♡しー♡おっ♡ごー♡おほっ♡こりゃ♡たまらん♡」

  より深くディルドを咥えるため、その強い足腰を活用してできるだけ低くスクワットをしていく。

  このトレーニングは100回を1セットとし、1日10セットやるように命じられている。エレメントドラゴならばたとえ、その倍であろうと問題ないが、いくつかルールがある。

  1つ目は、スリットに入れたディルドが抜けないようにすること。最初に押し込む以外は手を使ってはいけないため、力を入れてディルドを常に咥え込む必要がある。

  2つ目は、絶対に射精をしてはいけないこと。これはトレーニングに限った話ではないが、男性器につけられたコックリングを猪獣人以外には触らせてはならず、どんなに気持ちよかったとしても漏らしてはならない。

  3つ目は、メスイキはしてもいいが、その回数を書いて記録おくこと。

  以上3点を踏まえ、エレメントドラゴは今日もせっせっとトレーニングを続ける。

  ゴリっ♡

  「まずい♡めしゅいきすりゅ♡あっ♡あっ♡あっ♡こし♡とまらな♡あっ♡いぐぅ♡めしゅいきいぃぃぃぃぃっっっ♡♡♡」

  メスイキしたら近くにあったペンで体に正の字を書いておく。まだ始まったばかりなのだが、果たして猪獣人が帰る頃には何文字になっているのだろうか。

  -----

  「かえったでー」

  「おかえり♡ごしゅじんさまぁ♡おかえりのちゅー♡」

  夕方になり、猪獣人が帰宅した。

  すっかりキス魔となったエレメントドラゴは、まず玄関先でディープキスをして、愛し合うのが日課であった。

  「今日もええこにしとったかー?」

  「あぁ♡しっかりトレーニングはこなしたぞ♡」

  「ほならさっそく『雄臭チェック』といこか」

  「よろしくたのむ♡」

  その単語を猪獣人が発すると、エレメントドラゴはスクワットの時と同じように両手を頭の後ろにやり、両脇を晒し、足をガニ股の状態でキープし、誇らしげに胸を強く張った。

  「まずはいつも通り脇からや」

  その大きな豚鼻を無防備な脇に押しつけ、フガフガと息を吸った。暑い部屋で、常人には厳しいトレーニングをした肉体からはうっすらと湯気が出ているように見える。当然そこから発せられる臭いは、とてつもないものだろう。

  勝手に姿勢を変えることは許されていないため、ちらりと視線だけ猪獣人の下半身に向けると作業着のズボンはすでにテントを張っていた。

  これだけ興奮してもらえるほど、自分は雄臭さいのだと思うと、誇らしさで胸がいっぱいになる。この分だと、今回は『合格』できるかもしれない。

  この『雄臭チェック』が始まったのは、ニュースで、自身が行方不明扱いとなっていることを知り、なんとか連絡だけでも取らせてくれないだろうかとエレメントドラゴが頼んできた日からだった。

  猪獣人にとってはその希望を叶える必要はないのだが、何度もオカズに使ってきたエレメントドラゴからの願いを無碍にするのも、いささか気分が悪い。なので、チャンスをあげることにした。

  先述したトレーニングを行い、猪獣人が「ヒーローらしく、男らしく雄くさく、ついでにエッチ」だと認めれば、この部屋から出てもよいことを約束した。

  もっとも合格の基準は猪獣人が決めるものなので、エレメントドラゴがヒーロー活動を再開するには何日かかるか検討もつかない。

  だが、この機会にかけるしかない。

  「すー♡はー♡んひっ♡えぇ臭いや♡疲れなんかふっとんでまうわ♡それに最近、わいの臭いに少し似てきたなぁ」

  「そ、そうか♡」

  日頃、同じ部屋で暮らしているどころか体を重ね合わせていることに加え、猪獣人の成分を欠かさずに摂取しているのだから当然といえば当然である。

  エレメントドラゴの心中には、自分の主人で、雄臭チェックの審判でもある猪獣人は、雄の中の雄であり、手本とすべき存在という解釈が生まれていた。

  そんな猪獣人と同じ臭いと言われて嬉しくないわけがなかった。

  「脇は合格やな。これからも雄臭くするんやで」

  「あぁ♡もっときたえあげて♡少しでもご主人様に近づいてみせる♡」

  「うんうん、その意気や。さて次は、ここやな」

  「んっ♡」

  そう言ってエレメントドラゴの乳首をピンッと指で弾いた。甘い快感が走り、ほんの少し足が震えたが支障はない。

  「ほな、いただきまーす」

  ちゅぅぅ♡

  「うにゃっ♡ん♡んぎ♡」

  猪獣人は、日々の開発により肥大化してきている乳首を口に含んだ。その吸いつきは、もし母乳でも出ていれば、枯れるまで飲むような勢いだ。

  経験豊富な舌技に、思わず身が捩れてしまうが、ご主人様が舐めやすいように必死に体が暴れないように堪えた。

  「ちゅぱ♡しょっぱくて、噛みごたえのあるええ乳首や。最初の頃より、成長したなぁ。大分感じるようになってしもうたやろ」

  「あぁ♡だが、なんとかめすいきしないように耐えているぞ♡」

  猪獣人いわく、乳首を感じるのはヒーローとして雄として当然ではあるが、それでイくのはメス堕ちヒーローであるとしている。

  合格するには、メスのような乳首に育てる必要があるがイッてはいけないというなんとも理不尽な内容である。

  「どんどんいくで。次はここや!」

  ズチュ♡

  「んぎぃっ♡」

  勃起した肉棒の隣をこじ開けるように、スリットを指でほじくり回す。

  ぐちょ♡ぐちゅ♡

  「あ♡あ♡あ♡あ♡」

  ディルドで開発されたスリットは、入り込んだ異物に勝手に反応し、侵入したものを逃さないと強く締め付ける。

  猪獣人は、反応を楽しみながら、しばらく中身を弄りまわした。エレメントドラゴが蕩け顔となり、口の端から涎が垂れているのに気がつき、それを舐め拭いてやったところで、のようやくその手を引き抜いた。

  そして、スリットから分泌された液体でヌルヌルとなった自身の指先を、猪獣人はしゃぶった。

  「んー?メスの味がするような気がすんなぁ。ほんまに雄かいな?」

  「!?あ、あたりまえだ!」

  トレーニングの度に太いディルドを飲みこんでいることで、何もしていなくてもその境目は、うっすらと開きっぱなしになっている。ましてや今は、物欲しげにクパクパと息をするように開閉している。こんなスリットの持ち主を雄として認める者がいるとは思えない。

  しかし、この場においては猪獣人は優しかった。

  「ちょっと怪しいとこもあったけど、そのエロいスリットに免じてギリ合格にしたるわ」

  一時はどうなることかと思ったが、無事にチェックを3つ切り抜け、エレメントドラゴはほっと胸を撫で下ろした。

  ご主人様に課された日頃のトレーニングのおかげであると思うと、心からの感謝と尊敬の念が湧いてくる。今日こそ合格をもらい、ご主人様の期待にこたえ、ヒーローとしてまた活躍しよう。

  「ほな、結果発表や」

  「脇臭98点、乳首80点。スリットは…75点。どれも悪くない点数や。合格のラインに達してるといいたいとこやけど…」

  猪獣人は、エレメントドラゴの脇腹に記された正の字を見て、トレーニング中にどれだけのメスイキをしたのかを確認する。この雄臭チェックにおいて、メスイキはご法度である。

  「メスイキ26回もしとるなぁ。メスイキは1回で…マイナス100万点やから、残念ながら今日も赤点や」

  昨日の基準であれば確かマイナス5点程度であったが、その日の気分によりいくらでもルールは変わる。初めから合格などあってないようなものなのだ。

  なんにせよ、史上最多メスイキ回数と史上最低得点を更新してしまったエレメントドラゴからは、先ほどまでの自信ありげな顔が嘘だと思えるほど、青ざめていた。

  「赤点なんやから、メスヒーローやな。ほなメスヒーローに変身や」

  メスヒーローという単語が発せられると、エレメントドラゴは、ガニ股脇見せポーズを崩し、その場で仰向けとなり両足を自分の手で押さえて、アナルがよく見えるような体勢となった。それと同時に、顔面からは知性というものが抜け落ちていった。

  「めしゅひーろー♡えれめんとどらごぉ♡けぇんざん♡ごしゅじんしゃまぁ♡♡♡まんこ♡うじゅくんですぅ♡たしゅけてぇ♡」

  メスヒーローとなってしまうと、ヒーローとしてどころか、人として最下層の存在となってしまい、雄と交尾したいという欲望のみが頭を支配する。

  メスヒーローから元に戻るには、雄の中の雄であるご主人様の性液を取り込むしかない、ということになっている。強力な雄精子で、メス成分を打ち消すんだかなんだか、そういった理屈らしい。

  「そやなぁ。メスヒーローを救ってやれるのは、わいだけやしなぁ」

  さも仕方がないといったセリフを吐きながら、猪獣人はすでに臨戦体勢となったバキバキチンポをズボンのチャックの間から生やしていた。

  そのチンポは、太く長くドス黒い。その姿を見ただけで、どれだけ多くの穴を埋め、泣かせてきたのかがわかる。

  ゆっくり焦らすように近づいていき、猪獣人は、エレメントドラゴが晒したアナルの入り口に、チンポをぴとりとくっつけた。

  今のエレメントドラゴにとって最上級の存在が間近となり、その頭は更にバカになっていく。

  「おちんぽ♡おちんぽしゃまが♡きてりゅ♡おまんことちゅーしてりゅ♡ちんぽ♡ちんぽ♡」

  太い尻尾と、スリットから伸びる大きな童貞ちんぽを犬のように振り、もの欲しげにアナルをクパクパと動かして、ちんぽの先端とキスをする。だがしかし、本当に欲しいのはもっと奥だ。

  「わいになにしてほしいか、いうてみ♡」

  「ごしゅじんしゃまの♡おちんぽさま♡くらさい♡めしゅどらごんにぃ♡たねづけしてぇ♡はらませてくらさい♡ちゅーもいっぱいしてぇ♡いっぱいハメハメしてぇ♡めしゅいきいっぱいしたいです♡」

  そのおねだりが効いたかどうか、その答えを口にする必要はない。

  ぬちゅうぅ♡♡♡

  「あがぁぁああ♡♡♡きちゃ♡おちんぽさまだぁ♡」

  トレーニングの成果により、ローションなどの潤滑油を用いずとも、奥へ奥へちんぽを迎え入れることができるようになっていた。にゅるにゅると音を立てて、ちんぽは内部へと侵攻を開始する。

  サイズだけは立派なエレメントドラゴの童貞ちんぽは、すでに何度もメスイキをしており、潮を撒き散らし自分の体を汚していく。

  「具合のいいメス穴になったなぁ。もう一生メスヒーローのままでええんとちゃう?」

  「ごしゅじんしゃまの♡ザーメンで♡じぇったい♡ひーろーに♡もどるぅ♡」

  どちゅん♡どちゅん♡どちゅん♡

  「あ♡あ♡あ♡めしゅに♡なっちゃ♡」

  「そのマンコでヒーローは無理やろ」

  カケラ程度に残っているヒーローとしての矜持も、数回のピストンで霧散する。

  「ほんま、メスヒーローの才能あると思うで。こんな短い時間で、ここまで仕上がってるんやから」

  「あ♡あ♡でもぉ♡おりぇ♡ひーろーだからぁ♡」

  「うるさいおくちは、チャックしとかなあかんな♡」

  猪獣人は、メスヒーローが大好きなキスで心をドロドロに溶かしにかかる。舌と舌が蛇のように絡み合い、互いの唾液が混ざり、それを両者とも飲み合う。そしてこの唾液には、何かしらいかがわしい命令が込められているのか、キスを続けるにつれて、エレメントドラゴの目が更に蕩け、濁っていく。

  「んちゅ♡ん♡んっ♡おりぇは♡ごしゅじんしゃまの♡めしゅですぅ♡めしゅひーろーでしゅぅ♡♡♡」

  「そうや♡わいのメスなんやから、余計なこと考えんで、わいのチンポご奉仕してくれればええんや♡」

  どちゅん♡どちゅん♡どちゅん♡

  「さて、そろそろ大好きなところをトントンしたるからなぁ♡」

  ごりっ♡

  「んぎっ♡しょこぉ♡らめ♡いっぱい♡でちゃうううぅぅぅぅ♡♡♡」

  すでにメスイキ汁が出っ放しで馬鹿になったメスチンポから、一際大きな噴水が発射される。

  「わいもそろそろ♡イくでっ♡いっっっぱい出したるからなぁ♡」

  確実に孕ませるため、最奥にちんぽを押し付け、猪獣人のちんぽの根元とエレメントドラゴの尻が密着した状態で動きを止めた。

  そして、次の瞬間、

  どく♡どく♡どく♡どく♡

  「あっ♡あっ♡きてりゅ♡あちゅいの♡いっぱいきてりゅ♡ごしゅじんしゃまのぉ♡ざーめんで♡おなかいっぱいだぁ♡」

  「ふーっ♡ふーっ♡孕ます♡孕ます♡」

  猪獣人は先ほどまでの少し余裕がある態度から一転、血走った目をしながらただ目の前のメスに種付けするため、特濃ザーメンを流し込む。ザーメンに仕込んだ「絶対服従」の命令が少しでも深く届くように、腸内でチンポを8の字に動かし擦り付ける。

  更にエレメントドラゴの首に手を回し、まるで絶対に逃さないとでもいうように強く抱きしめる。

  この幸せがずっと続くことを願いながら、念入りにマーキングを施すのであった。

  数え切れないほどチンポが脈うって、ようやくザーメンの排出が止まった。

  猪獣人は、ふーっと一息ついてから、優しく1度だけ、自分のかわいくて愚かなメスに軽い口付けをして、

  「まだまだ金玉に種はあるで♡たっくさん仕込んだるからなぁ♡」

  「ひゃい♡」

  腰を動かし始めるのであった。

  ------------

  「ご主人様、感謝する。おかげでメスヒーローから元にもどれた。んっ、れろっ」

  「かまへん、かまへん」

  性液をご主人様から恵んでいただき、エレメントドラゴはひとまずメスヒーローから戻った。当然、その太い尻尾を自分の尻穴に突き刺し、大事な大事なご主人様のザーメンを漏らさないようにしている。

  そして今、主にメスイキ汁によって汚してしまったご主人様の身体を舐め拭いている。元々仕事帰りで汗だくになっていた強烈な臭いと味を噛み締めながら、「やはり俺はまだまだだな。」と改めてご主人様と自分とでは、雄としての格がまるで違うことを実感する。

  「もっとトレーニングを重ねて、次こそは合格してみせる!」

  性感帯の開発が進めば進むほど、メスイキの回数が増えていき、より合格からは遠ざかるのだが、そんなことはエレメントドラゴにわかるわけがなかった。

  「その意気や。何度でも何度でもチェックしたるからなぁ♡」

  愛おしそうに頬にキスをし、2人はベタベタとくっつき、恋人つなぎをしながら部屋の奥へ歩いていった。

  夜はまだ始まったばかりだ。

  猪獣人の性液のストックはまだ残っている。効果時間と1日に生産できる量の関係上、性液による絶対服従の命令は永遠ではないが、効果が切れてしまうにはまだ少し時間がかかるだろう。

  効果がなくなるその時まで、果たしてエレメントドラゴはメス堕ちせずにいられるだろうか?