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スリットリングネ〇×カントボーイヒュー〇ルデン

  誰もいない暗闇の道場。静寂が支配するその場に、僅かな呼気が侵略を始める。

  「リングッ…ネスッ…や…こんなっ…ところでっ…」

  一つの呼気は切なく甘く、拒絶と否定と恐怖の色。切羽詰まったような声。

  「そんな事言っても…ヒューガルデンさん、体はそうでもないみたいですよ。」

  一つの呼気は荒く激しく、欲望と興奮と嗜虐の色。悦びを混ぜた雄の声。

  くちりくちりと淫靡な音が聞こえればヒューガルデンは押し殺した上ずった声を上げる。

  リングネスの吐息がヒューガルデンに絡みつき、身動きを許さない。

  道場の奥。普段倉庫として使われているその場所は普段そこまで頻繁に出入りはなく、掃除が行き届いているもののどこか埃っぽい。

  扉を一枚隔てた先に、まさかこんな光景が繰り広げられているとは誰も思いもしないだろう。

  だが、もし音が漏れれば。背徳にリングネスは頬を吊り上げ、目に炯炯とした光を宿した。

  壁にヒューガルデンを押し付け、自らの肉体で牢を作る。

  身に着けている隊員服を脱ぎ捨て、産まれたままの姿。黒い毛並みは暗闇に溶け込みながら、しかしその存在を確実に、露わにしている。

  リングネスが手を伸ばしているのはヒューガルデンの股間部分。こちらもやはり生まれたままの姿。

  破れた衣服がまだ所々に残っており嗜虐心を更に煽るような痴態。くちりくちりと音がする。

  リングネスが指を動かしているのは。指を《挿入》しているのはヒューガルデンの股間。そこに存在している、女性器。

  あり得ない。あり得るはずが無い。だが現にこうして、ヒューガルデンの股間にひくひくと切なく蠢く陰唇があり。

  雄を求めるようとろとろと甘い液体を零している。

  いやいやと首を横に振りながらヒューガルデンは目尻に涙を浮かべる。

  「だめっ…だっ…こんっ…んん”っ…!」

  必死に声を押し殺し。リングネスの指の動きに翻弄されながら。ヒューガルデンは全身を震わせ、腰をガクガクと揺らした。

  「俺を誘って誘惑したのは貴方でしょう?…ほら、こんなにトロトロだ。」

  普段見せない、雄の表情を見せながらリングネスはヒューガルデンの股間から指を抜きとるとヒューガルデンのマズルの前に突き出す。

  彼の言う通り、その指は甘い液体をたっぷりと纏い、どこからか漏れてくる光に妖艶に照らし出される。

  誘惑などしていない。少なくともヒューガルデンはそう考えている。

  いつも通り鍛錬をこなし、片付けをしていた。…その時に、自らの体に起きた異変をリングネスに相談しようとしただけだった。

  朝起きてみれば、あるはずの逸物が無く、女性器があった。本来なら医師であるシュヴァルツに相談するべきだったのだろうが、混乱のあまりまずもっとも信頼できる相手に相談をしてみたのだ。

  結果。

  「フフッ、ヒューガルデンさん、可愛いですね。…俺、我慢できないです。」

  こうして肉の牢に閉じ込められ、淫欲に身をやつす事になる。

  肉体を押し付けられ、胸同士が擦り合うとヒューガルデンは走る微弱な快楽に、自らが肉の杭に打ち貫かれる恐怖に目を閉じる。

  だが違った。

  ぐちゅ、ぐちゅ、と粘液が擦り合い泡立つ音。そして胸に走る快楽よりもさらに大きな快楽。

  「んひゃっ!?」

  思わず漏れ出てしまった声にしまったとマズルを抑える。

  股間に視線を向ける。ヒューガルデンの陰唇。そこにぴったりと押し当てられるのは…

  リングネスの股間。…あるべきはずの逸物がそこには無く。代わりに汁を溢す、ワレメ。

  だが、違う。女性器ではない。雄の臭いがする。強い強い雄の臭い。くぐもり、熟成し、圧迫され、濃密になった雄の臭い。

  陰核の無い、つるりとした股間。あれは見た事がある。龍人、鰐、爬虫類…それらを始めとする、スリット。

  舌なめずりをするとリングネスは腰を押し付け、スリットとヒューガルデンの陰唇を擦り合わせ始めた。

  「んぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”っ…」

  必死に押し殺す声。徐々に上ずり、艶っぽさを増す。リングネスの耳を甘く包み、嗜虐心を更に煽る。

  ヒューガルデンは目をぎゅっ、と強く瞑りぶるぶると震える。

  リングネスが腰を押し付け、肉が触れ合うたびに凄まじい快楽が脳を突きあげるのだ。

  それは自慰の快楽にとても似ている。違うのは射精の絶頂。それを何倍にも膨れ上がらせたという事。

  そしてそれが際限なく、延々と全身を支配していくという事。

  ごぼり、と粘液が溢れ出し、互いの太腿を濡らすと甘い香りを漂わせる。狭い倉庫の中に雄と雌の入り混じったような臭いが充満し…

  酸素が薄くなる。

  「ここ、良いですか?ここも、ここも?」

  リングネスはやはり強く腰を押し付けながらヒューガルデンの陰核を指で摘み捻り上げる。

  スリットから零れ出る先走りが太腿の付け根を濡らし、泡立ち、包み込む。

  「ぁ”っ、ぁ”っ、はぁ”っ…やっ…リングッ…ネスッ…ぅっ…♥」

  否定の言葉を並べ立てるヒューガルデン。…自ら腰を動かし、より快楽を求める。その姿が無ければリングネスもこの行為を止めていたかもしれない。

  無意識の内にだろう。ヒューガルデンは押し付けられた壁の隙間。その空間で尻尾を振り、リングネスのスリットの入り口に陰唇を押し付ける。

  乳首と乳首を擦り合わせ、腕をリングネスの腰に回し、耳を折りたたむ。

  一度ついた火は、消えない。むしろそこに油を注ぎ込む様に。ヒューガルデンは喉を鳴らした。

  「あっ…違っ…今のはぁっ…!」

  ヒューガルデンの腕をがっしりと掴み、リングネスは自らの股間へヒューガルデンの手を導く。

  「中、触ってください。俺の、欲望。」

  くちり、と音がするとリングネスは眉を僅かにしかめ、ぶるりと震えた。

  或る。ある。そこに、ある。

  ヒューガルデンの指先に触れる。肉の塊。欲望の塊。既に濡れきり、限界まで膨らみあがる。

  どうやって収まっているのか、些細な疑問すら吹き飛んでいく程の質量。

  指を動かす。ぬるりとした粘液が指にたっぷりと絡み、滑らかに鈴口や亀頭を撫で上げる。

  理性や思考がぬるりと流れていく。

  夢中で。熱に浮かされるようにヒューガルデンは指を動かし、絡めていく。

  「グゥッ…!ヒューガルデンッ…さんッ…!」

  「リングネスッ…あっ、んぁ”っ…違ッ…やめっ…ぁ”っ♥」

  ヒューガルデンの肩にマズルを近付け、牙を立てる。痕をつけ、刻み。

  上ずった声。獣のような声。押し寄せる快楽が更に強くなっていく。濃密な雄の臭い。クラクラとする。

  やがてリングネスの股間。そのワレメからヒューガルデンは指を抜く。

  同時に外へ導き出されるのはリングネスの逸物。

  どくんっ、とヒューガルデンの心臓が大きく脈打った。

  期待している。この肉の塊に貫かれる悦びに、快楽に、恍惚に、幸福に。体が期待している。

  それが出来たばかりの女性器にも伝わり、白っぽく粘度の高い液体を垂らした。

  馳走を目の前にした子供のように。唾液を零すように。

  リングネスはヒューガルデンの量の太腿の裏に手を回し持ち上げる。

  肉体と腕に支えられ宙に浮くとヒューガルデンは目尻を下げ、リングネスの首に腕を回すと耳をぱたぱたと動かした。

  尻尾の振りが大きくなり、リングネスの太腿や膝を撫でる。

  もはや言葉など不要か。リングネスはぐるるぅ、と嬉しそうに喉を鳴らすとヒューガルデンの陰唇を逸物の先端でなぞった。

  ヒューガルデンの口から漏れ出る声は甘い。くちくちと数度繰り返すたびにヒューガルデンの声は甘さを増していく。

  先走りと愛液が混ざって。膣壁すら覗いてしまいそうなほど激しく陰唇が蠢き、挿入の時を待ちわびている。

  リングネスは胸を押し付け、ヒューガルデンの太腿にしっかりと指を喰い込ませると…一気に逸物を挿入した。

  ずぼごぉっ、と肉同士のぶつかる音。

  「ぁ”っ、ん”ぁ”っぁ”♥」

  快楽の余り、ヒューガルデンは声を抑え切れず大きな嬌声を上げてしまう。

  ガクガクと腰が震え、目尻が下がり、口が開く。普段の彼からは想像だにしない淫らで妖艶な、快楽に崩れた表情。

  女性器はほとんど抵抗感も無くリングネスの逸物を受け入れると僅かに鮮血を垂らした。

  リングネスの逸物を心地よく締め付ける膣。吸い上げ撫でる膣壁。ぶるりとリングネスが身震いすればヒューガルデンはぎゅうっ、と強くリングネスに抱き着く。

  「ぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”ん”っ…はぁ”っ…♥」

  「ヒューガルデンさんっ…ぬぅっ…!ぐぅっ…!」

  ヒューガルデンの肩に牙を立てて。リングネスは腰を振り始める。

  「ぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”ぁ”っ♥」

  逸物を引き抜かれるたびに、挿入される度に、凄まじい快楽が。射精を上回る快楽が更に大きさを増しヒューガルデンに襲い掛かる。

  声を出さずに耐える事など不可能だった。

  抱き着く力を強め、快楽に身をやつす。リングネスの肉体に自分の全てを委ね、波に漂う。

  声を押し殺す、という発想すら溶けていく。ただただ、与えられる快楽に酔う。

  甘えるようなヒューガルデンの声にリングネスは腰の動きを更に強くする。

  泡立ったピンク色の液体が二人を濡らし、潤滑を更に良くしていく。

  逸物を突くたびに締め付けを強くし、奥深くにまで逸物を受け入れる。ヒューガルデンの腰もゆるゆると動き、二人の動きが噛み合えば。

  「ぁ”んっ、ぁ”ふぁ”っ、ぁ”ぁ”んっ♥」

  「グゥゥッ、ゥゥゥッ!ゥゥゥッ!!」

  ケモノのような声を互いに上げ。絶頂の谷を抜ける。

  リングネスも限界が近いのだろう、逸物が何度も歪に跳ねヒューガルデンの膣壁を叩く。

  先走りが大量に溢れ出し、泡立った液体は桃色から白一色へ。雄の臭いを混ぜて。

  絶頂の波。その頂点に最初に達したのは。

  「ぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っ♥」

  ヒューガルデンだった。

  背筋を激しく仰け反らせるとビクンっ、ビクンっ、と激しく全身を痙攣させた。

  それに釣られるように。

  「グゥゥゥゥッ!!!ォォッォォ”ッ!!!」

  リングネスは遠吠えを上げると腰の動きを激しくする。ヒューガルデンの膣が、激しく締まり、蠢き。

  リングネスの逸物が膨らみあがり。そして。

  …びゅううっ!!ごびゅっ、ぼびゅうっ!!ぼびゅびゅっ、びゅぐぅっ!

  「ぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”あぁ”っ…♥」

  注ぎ込まれる大量の欲望にヒューガルデンはうっとりとした表情を浮かべ、舌をはみ出させる。

  リングネスは逸物を更に奥に押し込み、精液が逃げないように体で蓋をした。

  腹が膨れる度に。ヒューガルデンの上ずった声を聞く度に。リングネスは嬉しそうに唸り、ヒューガルデンの首筋に何度も唇を落とす。

  数分にも及ぶ射精。力が抜けてしまったのだろう。二人はそのまま床へと落ちていく。

  体を重ね合わせたまま。唇を、マズルを交わし。

  …萎えてしまったリングネスの逸物が女性器から抜けるとどろ、どろ、と白濁液が零れだす。

  完全に萎えれば、リングネスのスリットとヒューガルデンの陰唇がキスをするように触れ合って。

  「はぁっ…はぁっ…リング…ネスぅ…」

  「ヒュー…ガルデンさん…つぁっ…んっ…」

  ぐちぐちと陰唇とスリットを擦り合わせて。緩やかな幸福。恍惚に身を委ね。

  二人は微笑み合った。

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