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次の日。
犬ははぁ、とため息をつきまた同じ満員電車に向かい合っていた。
しかしいつも同じ車両に乗っていたのだが微妙に今日は変えてみる。
昨日みたいなことがあったら嫌だからだ。
昨日の記憶が、鮮明にフラッシュバックする。
ぞわぞわと嫌悪感が全身に走って犬は身震いをした。
いつもと違う車両はちょうど乗り換えに便利な階段近くということもありいつも以上に混雑している。
ごとんごとんと揺れる電車で。
流れる景色を眺めていると。ドアのガラス越しに車内が見える。
…見えてしまったそれは。
「また、会ったね。」
耳元で囁くのは狼だ。昨日と同じにやにやとした表情。
犬はキッ、と目じりを上げて狼をガラス越しに睨みつける。
「そんな怖い顔しないでよ。…昨日みたいに気持ちよくしてあげるからさ。」
気持ちよくなんか無い。叫びかける犬だったが…尻尾をぎゅっとつかまれると全身が硬直してしまう。
出そうとしていたはずの声も出なくて、ただパクパクと口が動くだけだ。
狼はふぅっ、と犬の耳に息を吹きかけた。
「ほら、嫌なら叫んでもいいんだよ?」
尻尾をまさぐり尻たぶを撫でられ。それでも犬は悲鳴一つ上げる事ができない。
恐怖と身悶えしてしまうような嫌悪感。あげた目じりに徐々に涙が溜まり始め顔も紅潮してくる。
「いいね、その表情。最っ高だよ。」
狼はぞくぞくと快楽に身を震わせながら犬の肛門に指を突っ込んだ。
「ぐぅっ…」
昨日より痛みが少なく感じるのは気のせいだろうか。いや、気のせいだ。きっと。
そう思い込もうとする犬。狼は指をもう一本挿入すると犬の耳元に顔を近づける。
生暖かい息がかかって、犬はぞくり、と背筋を震わせる。
「昨日の今日でもうケツマンよくなっちゃった?きゅうきゅう吸いついて離してくれないよ?」
「ち、違っ…そんな…あぐぅっ…」
否定しようとする犬の言葉の途中で狼は犬の前立腺をぐりぐりと抉る。
その感覚に犬は目をぎゅっと閉じた。肉棒へと反射的に血が送られどくんどくんと脈動し勃起してしまう。
狼はそれを見逃さない。
「ほら、チンコはこんなに素直だ。…凄いねぇ、大きいねぇ。」
ズボン越しから狼は犬の肉棒をさする。
その直接的な快感に犬はあっ、と小さく喘いだ。
はっ、と気がつきすぐに口を閉じるが、もう遅い。
「ほら、やっぱり気持ちいいんだ。いいよ?もっと気持ちよくしてあげるから。」
いいながら狼はもう一本肛門に入れる指を増やし肉棒も同時にズボン越しから扱く。
ぬちゃぬちゃとズボンの中で先走りがこすれて僅かに水音を立て始める。
それは当人達にしか聞こえないような音だ。
「うぅっ、ぐぅっ…!」
「気持ちいいでしょ?ほら、いいよ、出しちゃっても。」
「き、気持ちよくなんか…ぐぅぅぅっ!」
否定をしようとする犬。しかし言葉は肛門に入った指と扱かれる肉棒の快楽にかき消される。
びくんびくんと脈動し、そして。
「…ッ!!!!!」
犬は歯を食いしばり絶頂を迎えてしまった。
びゅるびゅると下着の中で肉棒は精液を噴出し彼の下半身を汚していく。
狼は濡れたズボンの中に手を突っ込み精液をかき集めた。
「ほら、これ。君が出した精液だよ。やっぱり気持ちよかったんだね。」
鼻に精液を近づけられる。その臭いは絶頂に達した犬の脳に刻まれていく。
酷く臭い。青臭い臭い。狼はその精液をごくり、と飲み干した。
「…うん、濃くていいね。じゃあ、またしようね。」
にゅぽん、と肛門から指を抜かれる感触に犬はあっ、と小さく喘ぐ。
電車のドアが開くと狼はにやり、と笑いながら電車を降りた。
犬はやはり満員電車に乗っていた。
いつもより2本は早い電車。目的地につくのがいつもより圧倒的に早いのだが…二日続けての痴漢だ。
時間を変えるしか対抗手段が思いつかなかったのだ。
くわぁ、と欠伸をする。いつもより早く起きたせいで眠くて仕方ない。
この時間なら狼も居るはずが無いだろう。
だけど。
「おはよう。今日は随分早いね。」
犬の肉棒がびくり、と反応した。
ぞくりとした寒気。振り向かなくてももう、その声が何かなんて分かってる。
「なんっ…でっ…!」
「だって君、最高なんだもん。こんな雄臭いのに雄に責められてイっちゃうし。」
狼は言いながら犬の尻尾を扱いた。ぞくぞくとした快楽が背中を走る。
いや、これは快楽なんかじゃない、違う、違う。
犬は目を瞑り首をぶんぶん振る。しかしその頬は間違いなく紅潮していた。
「可愛いねぇ、君。尻尾扱かれて悦んじゃうなんてさ。」
「そんなわけ…ない…!」
「でもほら、見てみてよ。」
狼は犬の頭をがっしりと掴み無理矢理下を向かせる。
そこに映るのは犬自身の下半身。肉棒がビクビクと脈動し大きさを増しているのが見える。
「ほら、こんなにおっきくなってるよ、チンコ。気持ちいいからだよね?」
「ち、ちが…」
ふるふると力なく首を振る犬。狼は肛門に昨日と同じように指を突っ込んだ。
ぬちゅ、と音がして肛門は難なく狼の指を一本受け入れた。
「違う?こんなにケツマン濡らして?ほら、これ、君が出したケツマン汁だよ?」
ぐちゅぐちゅと肛門をかき回し狼はその指をすぐ抜き取り犬の鼻先に持って来る。
その指は間違いなく犬の腸液がまぶされており卑猥な臭いがする。
その臭いを嗅がせながら狼は犬の肉棒をやはりズボン越しに扱く。
もどかしい快楽に犬は身悶えする。まさに狼が望んでいるリアクションで。
狼はにやにやしながら犬の耳を噛んだ。
「ほら、こんなにケツマン汁出してチンコも射精したがってる。なのにまだ否定するの?いいじゃん、認めちゃいなよ。気持ちいいって。」
「違う、違う…!」
犬はそれでも否定を続ける。こんなことが気持ちいい訳ない。
瞳を潤ませて目じりを下げて頬を紅潮させても、犬は否定する。
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