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夕陽が照らす砂浜で君の横顔を見たらまた恋に落ちた。

  空に飛行船が飛ぶ下の丘の高級住宅街の大邸宅、リビングに設置された大画面のテレビからは特撮モノのアクション映画が流れている。登場人物はニュースキャスターと大都市の街頭ビジョンの下の大勢の人々。彼らが見守る。迫真のナレーションが響く。

  『走れ、アイアンホースレディ! 暴走機関車より速く、運命はキミの脚にかかっている!』

  篤郎が夢中になって観ていると後ろから声が掛けられる。

  「また観てるのー? 兄ちゃんも飽きないねー」

  「五月蝿いなぁ……良いところなんだよ」

  馬の顔の金髪の超人のヒロインが皆を救いハッピーエンド、彼が振返るとすっかりめかし込んで身支度を整えた妹の美紗が袋からグミを食べていた。

  「どしたん、美紗」

  「どしたんはコッチのセリフ! 今日は父さんがグメズⅡから帰って来る日。母さんと美華とルーシーさんはもうターミナル。忘れてたの?」

  「やっべ!」

  ◇   ◇   ◇

  人類が亜空間移動をしてきた異星人と邂逅したのは、よりによって超大国の大統領就任式の真っ只中の会場だった。調子の良い事に新たな大統領は宇宙船から降りた異星の代表者と満面の笑みで握手をし世界のニュースのトップを飾った。

  知的に進化した動物が人間を管理するというサイエンス・フィクションがあるが、彼らはまさに人間以外の動物たちが進化した存在であった。犬や蛙にトカゲ、ハヤブサや山羊、二足歩行をし髪が生え複雑な機械を操作出来る指があり高度な科学技術力を持って宇宙の果てから未知なる探検にやって来た。

  以降、友好的な交流が続く内に彼らに瞑想以外これと言った娯楽がない事が解ると最初に映画産業が星の海を渡り、中間の衛星基地に映画の都が生まれた。

  ◇   ◇   ◇

  冠崎篤郎の父は映画監督である。宇宙開拓の途中に生まれた映画製作の都・衛星グメズⅡにてアクション映画を撮っている。何せ、スポンサーは宇宙人で衛星に作られた地平線まである広大なセットと人工太陽という桁違いのものまで百パーセント向こう持ちだ。但し、文化管理委員会という独善的な組織の下で無難な娯楽作品しか作る事は出来ないが。

  冠崎監督が船から降りると母星のターミナルは乗降客でごった返していた。猫の顔の船の添乗員と人間の観光客、ワニの顔のビジネスマンが併設されたカフェで電話をし、種族の違う男性同士の恋人たちがハグをしている。

  監督の家族が彼を見付け駆け寄ってきた。妻と大学生の息子と年頃の娘、つい先日産まれたと思った末の娘がトカゲの顔の宇宙人のベビーシッターに抱かれている。

  「あなた、お帰りなさい」

  「ただいま、美菜子。篤郎、美紗。美華ぁ、パパだよー。ルーシーの言う事は聞いたかい?」

  「きゃー!」

  末の娘は恥ずかしげにベビーシッターの胸に顔を埋めた。トカゲの彼女が苦笑いをする。

  「スミマセン、旦那様……」

  「いいんだよ、会うのは片手で数えたぐらいだ。美菜子、お土産はグメズの俳優さんたちの写真で良かったのかな」

  「待ってたわぁ、もう『コーポレート・ミルキーウェイ』観て夢中になったの!」

  「篤郎と美紗には向こうのお菓子ね、本当にこれで良かったの?」

  「良いの、あんがと。で、お兄ちゃんにサプライズあるんでしょ」

  「え、美紗、ナニそれ」

  篤郎が怪訝な顔をする。

  「もうすぐ来るよ」

  父親が笑う。船の降り場から一際背の高く大きな宇宙人が近寄って来た。向こうで流行っているという懐古主義的な西部劇の時代のつば広の帽子とドレスのような格好の彼女に気付いた周りの客がざわつく。

  「監督、スミマセン。手続きに手間取ってしまいまして……篤郎くん、久し振り……♪」

  「なっ、ええっ!?」

  篤郎が驚愕する。ちょうど、ターミナルの大型ビジョンに広告が流れる。

  『アイアンホースレディ待望の三部作完結! 主題歌は主演のアクション女優で歌手アイナ・ラムウッド』

  篤郎の前には広告の顔を飾っている鹿毛の身体に額の流星の白斑が特徴的な馬の顔の宇宙人、アイナ・ラムウッドが微笑みをたたえて立っている。

  ◇   ◇   ◇

  アイナ・ラムウッド、馬の顔を持つ宇宙人で、敢えて我々の言葉で言うなら〝馬人の獣人〟である。重種馬を擬人化したかのようで身長は立てば三メートルを超え横幅の身体ははち切れんばかりの筋肉が詰まっており類まれな身体能力でアクションもボディダブル要らず、セットとは言え疾走する機関車と並走し追い付き跳び乗るシーンも身一つだ。

  鬣が一緒になった長い金髪と豊満な胸と長い脚、蹄の代わりに進化した少し硬い指先が自慢で篤郎は初めて逢った時に緊張して何も話せなかった。アイナは文化交流で冠崎家にホームステイした時にひとときの過ちを犯した。篤郎と恋に落ちて一線を越えたのだ。

  家族だけの秘密として抱えようと思い帰っていき、彼女は役者としてキャリアを積み上げて歌手としても活躍したが、昨年突然「次作でしばらく休みます」と宣言し今、篤郎たちと一緒に居る。ターミナル横のホテル、大柄な宇宙人でもゆっくりと休息の取れる高い天井と広いベッドの部屋でアイナは篤郎を抱き締めている。気を利かせた家族は二人っきりにさせている。

  「逢いたかったぁ……篤郎くん、もう大人になったね……」

  「く、くるしい、アイナちゃん、い、いきが」

  「ゴメンナサイ! じゃあ……ちゅ♪」

  「むにゅ、ぷは、ちょっと待ってよ。アイナちゃん……そりゃあ、僕たちの関係は、その、家族だけのものだけど、今回は……」

  「ふふっ、監督いいえパパさんもママさんも美紗ちゃんも知ってる。相談して決めたの……♪」

  アイナがぺろりと篤郎の顔を舐める。

  「ひ、ひめひゃって?」

  「……篤郎くん、私のお婿さんになって下さい」

  「え、えええええ!!!!!」

  「解ってる、突然だって、篤郎くんの気持だってある事も……」

  「だからって、アイナちゃんのキャリアはどうなるのさ、僕が原因で潰したくないよ」

  「あら、心配してくれるの? 向こうのヒトだってこっちのヒトと結婚したりしてるでしょ」

  「そりゃあ……そうだけど」

  「ふふふ、それにもう各メディアにメッセージは送ったからね、通信端末見て」

  篤郎がアイナの言うままに携帯通信端末を開くと芸能ニュースは『アイナ・ラムウッド電撃結婚発表!』とあった。呆然とする篤郎と意味深な微笑みを浮かべるアイナ。

  「さぁー、逃げられないぞ……既成事実作っちゃおうか……♪」

  「きっ、既成事実って、えっと、その、他種族では子供は出来難いんじゃ……」

  「頑張る!」

  お姫様抱っこでベッドの上まで篤郎が運ばれてあっと言う間に裸にひん剥かれて彼が股間を恥かし気に隠す。

  「いやだよ、アイナちゃん……そりゃあ、記憶の中でのキミを思い出してはいたけど」

  「記憶?」

  「あ、何でもない」

  アイナも服を脱ぐ。衛星基地では西部劇と時代劇とギャング映画が向こうの俳優とこちらの俳優とでリブートされて流行り簡素な活動服が主だった彼らに突き刺さりあっと言う間に街も染まった。

  アイナはクリノリン・スタイルのドレスを脱ぐ。無論、近未来において鯨骨はつかっていない合成骨子のものだ。流石にむちむちの彼女用のコルセットはない、下着を脱ぐと鹿毛は汗に塗れていた。ブーツは履いたままで、発達した太腿で篤郎の身体を挟む、すると彼はぴょこんとその分身を立てていた。

  「可愛い……♪ 前から大きくなったかしら……♪」

  「解んないよ……アイナちゃん、良い匂いする……」

  「やだ、汗まみれよ……舐めたい?」

  篤郎が頷く。アイナが篤郎の顔の前に自身の腋を開いて差し出す。

  「臭いでしょ……嫌だなぁ、私の好きな人がニオイフェチの変態だなんて」

  「ああ、すっごい……このニオイ、久し振り……臭くてイキそう」

  「やだあ」

  篤郎は腋に顔を突っ込みぺろぺろと汗を舐め始めた。それは酸っぱく、つうんと鼻の奥に刺すような強烈な臭いで時折意識が遠くなりそうなものだったが彼にとっては興奮材料そのものだった。篤郎が鼻息も荒く嗅いで汗を味わう。舌の先で舐め取った汗はしょっぱく苦味があってそういった趣味のない普通の者であれば拒絶反応を示すのであろうが、彼にとっては甘露であり自身の象徴を興奮させ大きく膨張させる性的対象から分泌される恵みの雫であった。

  (うわぁ、やっぱり変態さんなんだぁ、自分で弄っちゃって可愛い……♪)

  そっとアイナが腋をオカズに自慰に耽っている篤郎の臀部に眼をつける。とんとんと指で肛門をつつく。

  「んんんっ!? んむっ、んんっ!!」

  「汗、美味しい? 私も意地悪したくなっちゃった……♪」

  「あっ、ひゃ、やめっ、て、あぁんっ!」

  「ふふっ、でも、シコシコするのやめないんだね、変・態・さ・ん……♪」

  「あっ、あっ、イク、イクッ……」

  噎せ返る汗の臭いと味、言葉で背筋をぞくぞくするような刺激を加えられた事で篤郎は情けなく果ててしまい、アイナのその引き締まった大腿に白い体液をぶちまけてしまった。

  「ふふ、まるで女の子みたいな声だったね……♪」

  アイナが指先をちり紙で拭う。篤郎の息は荒く涙眼になっている。

  「ひどいよお、アイナちゃあん……」

  「ゴメンゴメン、ちょっとね、試してみたくなっちゃったの、本当に変態さんなのかってね。うわぁ、いっぱい出したね」

  太腿を染めた篤郎の体液を片手で寄せ集め掬うと口に持って行き長い顔の先の口でちゅくちゅくと舐め取っていく。

  「じゅるっ、ずずっ、んー、ぢゅくぢゅくぢゅく、ごくん……♪」

  そして、ぶるると声を上げた。

  「うふふ、美味しい……♪」

  粗方、舐め終えたところで再びゆっくりと篤郎の身体に手を添えて静かにキスをするアイナ。舌を舐めて絡めて顔を舐めていく愛情表現だ。

  「れろっしゅぴっ、しゅき……ちゅぽっちゅぽっ、しゅき……ちゅるるっ、あつろうくん……だぁいしゅき……れろっりゅりゅりゅちゅぱっちゅっちゅっちゅっ♪」

  「ひゃ、すご、くすぐったい」

  既に涎塗れの篤郎の顔はそれでいて唾液の臭いに興奮し再び分身を膨張させていた。それを見たアイナが笑う。

  「私の口のニオイで興奮しちゃった?」

  「うん……最高だよ、アイナちゃんの唾のニオイ……イっちゃいそう」

  「んもう! まだ早いよ!」

  アイナが姿勢を変えて肉棒に顔をつける。既にびくんびくんと脈打つそれは隣からの吐息に期待して鈴口からはたらりと透明な体液を流している。アイナが長い舌でぺろりと舐めると篤郎は腰を跳ねさせ高い声を上げた。

  「ひゃうぅんっ!」

  「ふふっ、凄い味……♪ もう滅茶苦茶にしてあげるからね」

  口を開けて歯を立てないように舌の上に肉棒を乗せるアイナ。ゆっくりと口を窄めて鼻息も荒くしゃぶっていく。長い舌で弄ぶように刺激を加えると篤郎は情けなく喘ぎ声を出しその反応を楽しんでアイナは口淫を続けていく。

  「じゅぼっ、じゅぼっ、ずずっ、ちゅうぅぅっ、ちゅぽんっ! えへへ、どうかな? あれから練習したのよ。その……自慰に使う作り物の、男の、ね」

  「……へんたいだね」

  「篤郎くんに言われたくないわ」

  二人して苦笑いして口での愛撫は続けられていく。

  「れろっ、んむぅ、ちゅうちゅうちゅう……ぶるる、ぷあ、おいひい……♪」

  「あぁ……アイナちゃん、そろそろ、イキそう……」

  「うん、ちょうだい……♪ ちゅぱっじゅぱっじゅずっぢゅるるっ」

  「あっ、あ、あっああ」

  肉棒をしゃぶる勢いが増していく。空気を含み舌の上で転がし上顎も使い刺激を加え快楽の高みへと昇らせていく。

  「あぁっ! イっちゃう! イっちゃうよぉ、あ、あ……あ」

  「んむっ! んふー……ふふ、ぶるる、ちゅうぅー……ぢゅるっ……ちゅぽんっ、はぁん、ごくん……ぷはぁ、いっぱい出たね……♪」

  口内に出された大量の精液を飲み干したアイナが妖艶に舌を伸ばして笑う。既にその眼はとろんと惚けているようだった。

  篤郎の視線はアイナの顔の下に向き必死に手を伸ばす。それにやさしく抱き寄せると彼は豊満な胸に必死にしゃぶりついた。まるで大人と子供の体形の違いだが自然と受け入れられる光景であった。

  「ちゅうちゅう……すきぃ、アイナちゃんのおっぱい」

  「ふふふ、可愛い……よしよし、ママですよー、何てね……♪」

  しばらく、鹿毛の乳房の先の色素が薄くなった乳首を篤郎が吸い続ける。勿論、母乳は出ないのだがアイナは愛しい異性が赤子のように自分を求める姿に背徳的な感情を抱いていた。このままの関係でも良いとは思うが彼が歪んだ性癖になってしまわないか、いや、既に歪んでいるのを矯正せずに済ますのも道だろうか、色々と考えは頭を過るが今はただひとときの快楽に身を任せていたかった。

  「ぷは、ありがと、アイナちゃん……どしたの?」

  「えっ、ううん。何でもないよ。おっぱいで挟むのは難しいからそろそろしよっか」

  「ちょっと、待って」

  「……来ると思ってたけど、〝足〟でしょ」

  「うん、ゴメンね……超の付くド変態で」

  「良いんです! はぁ、でも、前にお別れする時に告白された時はちょっと怖かったんだよ、おちんちんを踏んでくれって」

  アイナがずっと履いていたブーツの紐を解いていく。脱ぐとむわっと蒸気が上がる。足が入っていたブーツの空洞からは強烈な臭気を放っている。アイナが苦笑いしながら大きなブーツを篤郎に差し出す。何の躊躇いもなく顔を突っ込んでその臭いを嗅ぐように深呼吸する。鼻に突き刺す嘔吐く臭気だが彼は脳の奥に染み付かせようと大きく息を吸う。みるみる内にその分身は膨張していく。ほんの今迄、愛しい人の大きな足がそこにありその残渣がこうやってある、傍から見れば変態そのものだ。篤郎が顔を離すと笑っていた。ベッドに仰向けに倒れる。

  「……すっ、ごい、さいこう、うへへ」

  「やだぁ、もう、本当にイヤなんだからね! じゃあ、踏むよ……」

  「……うん、おねがい」

  ベッドの端に座り篤郎の股間に足を掛けるアイナ、その足の大きさは四十センチメートルある。ちなみに一升瓶の高さが約三十九センチだ。さすがにこの大きさとこの体高と体重を掛ければぷちゅりと潰れて爆ぜたソーセージになってしまうだろうが、お尻をついた彼女はおそるおそる足の裏を擦っていく。彼女の脚はヒトと馬とのハイブリッドに近いが足の裏は固い蹄になっている。

  「あぁっ、あ、アイナちゃん、それ、いいっ……」

  「う、うーん、良く解らないけど……痛くないの?」

  「そ、それがっ、気持、良いよっ……」

  「うわーん、変態変態変態! もう……私だってヤケになっちゃうから」

  蹄が亀頭を擦り、竿を前後し、根元を刺激し、玉を弄ぶ。段々と篤郎の息も荒くなる。

  「踏んじゃうからね、泣いてやめてっていっても知らないんだから」

  アイナが電気あんまよろしく足先を前後させる。どどっ、どどっ、と蹄から一番敏感な部分へ刺激が伝わる。それは最初は痛み、次に痺れ、最終的に快楽と変わっていった。がくがくと足が動き肉棒はびくんびくんと跳ねる。

  「ああァッ!! イイッ!! あがひゃふっ!! イグぅっ!! イっちゃうっ!!!!」

  篤郎が白眼を剥いて泡を吹きそうになっているものの、アイナの脚の動きは激しくなる一方で足の裏から伝わる衝撃も大きくなる。それは意志を持った性の杭打機だ。普段の役割を忘れてただ男根を踏み潰し、精嚢から精子を作る事を促し、全てを快楽に置換するまさしく女王の御御足だ。

  「ふふふ、もうイっちゃって、ほらほらほら、イケ、イケ、イケ……♪」

  アイナがもうヤケになって笑う。その顔は何処か楽し気でもあったが。

  「ああああーッ!!!!!!」

  思いっきりぐにゅりと踏まれて肉棒の先端からはどぴゅんどぴゅんと勢いよく精液が溢れ飛んで行った。篤郎の胸に白濁液が飛び散り荒い息のまま、未だにその肉棒は固くそそり立たせていた。

  ベッドの上に仰向けになる篤郎のその上にアイナが脚を開いて跨る。既にその大きな開いた貝のような桃色の秘所はぐしょぐしょに濡れて愛液を垂らしている。

  「私だって我慢の限界なんだから。いくよ、篤郎くん……」

  「うん……」

  ゆっくりと腰を落とすとにちにちと肉襞が男の象徴を包みつつ奥へと突き進む感触にアイナが口を開けて鼻息を荒くする。股間の一番敏感な部分から太腿、足先、腹、背、指先、首筋、脳天と快楽が伝わってそれだけで彼女は快楽に身を支配されたようだった。開きっぱなしの口から涎が垂れる。その下にあった篤郎の胸にぽたぽたと落ちる。

  「はあぁぁあぁ……♪ 篤郎くぅん、好きよぉ……♪ この感触、久し振り……♪」

  恋に落ち夢中になっていた異性の分身に感動の声を上げるアイナ。ぐりぐりと感触を味わうように腰を回す。その形を自分に覚えさせるが如く。

  「はぁ、アイナ、ちゃん、気持良い?」

  「うん、とっても……だって、大好きな人だもん……♪ 動くよ……♪」

  アイナが腰を上下させる。じゅぬっ、と肉棒が膣内から顔を出したと思うと抜かれる事はなくそのまま上下運動で出たり入ったりと、その度に肉と肉とがぶつかり合い淫靡な水音も鳴り響いている。

  「あぁんっ、はふぅんっ、んはっ、好き、好きぃっ!」

  「アイナちゃん、好きだよぉ、僕もぉ、ああんっ!」

  ただ、互いを貪り合い快楽に身を任せる二人の雄と雌がそこには存在した。アイナの流す汗と身体からは蒸気が上がり噎せ返るような性のニオイに二人はますます興奮していく。

  「はあっ、イイっ! すごいよぉっ、おかしくなっちゃうぅ! ああぅっ、ああっ、ひゃあんっ!」

  アイナが手をついて腰の動きに集中する。大きな尻が揺れて尻尾も回るように跳ねる。快感が駆け上っていくのが二人同時に感じられた。それが一気に頂点に辿り着いた時――。

  「んああぁああぁぁはあぁぁあっ!!!!!!!」

  アイナが金髪を震わせ大きく絶頂の声を上げる。身体は震え反った背で強調された胸と腹筋が揺れる。

  「あぁぁぁ……すっごい……でてるぅ……」

  どくりどくり、と膣奥に出される精液を受け止めながら快感の波紋が全身に伝わってそれをゆっくりと噛みしめていた。

  「好きよ……♪」

  小さく呟いた愛の言葉はそっと消えた。

  ◇   ◇   ◇

  メディアの追跡を巻いた二人は大型のトラックに乗った末の妹のベビーシッターに感謝していた。

  「ゴメンナサイね、ルーシー。あなたにこんな真似させちゃって」

  「良いのよアイナ。昔のよしみよ、篤郎坊ちゃん、時間が来たら連絡を」

  「解った、ありがとうルーシー!」

  トカゲのベビーシッターは海岸沿いの道を走り抜けていった。

  「アイナちゃんが乗れる車を用意するってまさかデコトラとは……」

  「仕方がないわ、この惑星では私は規格外だもの」

  余り人が居ない砂浜を歩く。まだ残暑が厳しく二人はシャツにハーフパンツというラフな格好である。何人かカップルが座っているが、こちらに気付かず愛を語っている。

  「前に来た時はシーズンだったから泳げたんだけどね」

  「カイスイヨクという概念が私たちにはなかったから新鮮だったわ」

  波打際にはクラゲが打ち上げられている。ちょうど、水平線の向こうに夕陽が沈もうとしている。並んだ二人、篤郎がアイナを見上げる。

  「アイナちゃん……」

  「どうしたの、篤郎くん?」

  アイナがニコリと笑う。

  「僕で、良かったの?」

  「ふふふ、良いの! だって、ちょっと変態さんだけど、宇宙を見渡しても見付けられないような素敵な人だもんね」

  「そんなものなのかな……」

  「あら、恋なんて愛なんて単純なものだと思うけどね」

  アイナが海を見つめる。その顔は夕焼けに染まり、とても綺麗だ。恋に落ちた二人は誰にも止められない。

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