竜人に服従の呪いをかけられた狼が、竜人の仇である狐に、日ごろの恨みから竜人を売るも、やっぱり竜人を助けるお話

  俺たちが暮らすのは、獣人とモンスターが暮らす世界。

  獣人は、植物の放つマナと呼ばれる物質からエネルギーを獲得し、何かを食べる必要すらなくなっていた。

  しかし、全ての獣人はDNAメチル化によりモンスターになる運命にある。

  DNAメチル化っていうのは、ATCGのC、シトシンがメチルシトシンに置き換わってしまう現象のことだ。

  DNAはたんぱく質の設計図だ。

  シトシンがメチルシトシンに置き換われば対応するたんぱく質が生成できなくなってしまう。

  獣人は、メチル化が進行すると、マナからエネルギーを摂取できなくなってしまうんだ。

  そうなってしまったら、ほかの獣人を喰らうほかない。

  そうなってしまった存在こそモンスターと呼ばれるものたちだ。

  俺は狼獣人から狼のモンスターとなり、何年過ぎただろう。

  一人で狩りをする日々はひどく寂しいものだった。

  そして、ある日狩りをしていたところである。

  今日の狩りもきっと巧く行く。そう信じて疑わなかった。

  「音声認証!光受容体よ!二次元コードを読み取り給え」

  俺は空気中を漂うバイオマシンに手書きの魔法陣でコマンドを送信した。

  するとすぐさまバイオマシンは化合・分解を引き起こし、炎の球が生成される。

  「音声認証!投射!」俺は炎の球を今日の獲物である竜人へと投射する。

  しかし、竜人がペロリとナイフを舐めとると、連鎖反応が始まった。

  水が生成され、やがて雨の如く降り出し、俺の炎は瞬時にかき消された。

  炎がダメなら次は電撃だ。

  俺は魔法陣をメモ帳に書こうとするも、メモ帳は濡れ、二次元コードによるコマンドの送信ができなくなった。

  「くっ……」

  その僅かな隙に竜人は迫りくる。

  後頭部を殴られ、俺は気絶した。

  しばらくして、俺が目を覚ますと、身体が拘束されていた。

  「なんのつもりだ?」

  「お前には射精封じと発情の呪いをかけた」

  「なんだとっ!?

  「この変態が!!!」

  「これからお主を調伏してくれようぞ」

  「かつもくせよ。

  「これがお主に入る魔羅じゃ」

  俺はそれを見て恐怖する。

  なんだよこれ……みたこともねぇサイズだ。

  「そらっ」「ひぎっ❤」なんだよこれっ❤ 竜人が俺様の尻穴に肉棒を突き立てると、俺は艶のある情けない声を漏らしてしまう。

  「感じてくれているようだな?

  「無理もない。儂のこの魔羅を咥え込んで雌にならぬ雄はいない」

  「そらっ、これでどうじゃ?」「ひゃうん❤」

  俺はしばらく犯され続けた。

  「さて、そろそろイきたいか?」

  俺はこくこくとうなづく。

  「そうか、イきたいか。ならば服従を誓え、さすれば極上の快楽を持ってイカせてくれようぞ」

  「服従ひまふっ////だから、どうかイカせてください」

  「よくぞ言えた」

  竜人は射精封じの呪いを解くと、くるりと俺の身体を回し、ちんぐり返しの体位を取れば、周到に前立腺を刺激した。

  「イっちまう」

  「ドビュドビュドビュっ❤」

  俺は自らの顔に向かって白濁を放ってしまう。

  マズルがべとべとで、雄臭い香りが鼻を包み込む。

  「これで契約成立じゃな?」

  俺の腕に服従の紋章が刻まれているのを確認すると、竜人はしたり顔でその場を後にする。

  そこから、俺と竜人の関係がはじまった。

  「あァ?復讐を手伝えだァ?」

  「わしはその狐のモンスターに家族を雷撃で皆殺しにされたのじゃ。

  「なんとか復讐を企てようにも、儂はもうその狐に危害を加えられない呪いをかけられてしまった。

  「そこでじゃ。お主の力が必要なのじゃ」

  「それで俺様に射精封じと発情の呪いで服従の呪いをかけたのかよ?」

  「おぬしが攻撃してくるから悪いのじゃ。

  「自業自得じゃな」

  「くっ……////」

  「お手!」「わんっ////」竜人の言葉に身体が勝手に動いてしまう。

  服従の呪いの効力は充分なようじゃな?

  「ちくしょうっ////」

  

  それからというもの、竜人に雑用から何から何まで押し付けられれば、夜には大きなイチモツで犯される日々を送っていた。

  そんなある日のこと、竜人が眠っている隙に一匹の狐のモンスターがやって来た。

  それは竜人が復讐を遂げようとした狐のモンスターであり、竜人の身柄を引き渡して欲しいとのことであった。

  交換条件として竜人から受けた呪いを解くことを掲げられる。

  俺は竜人に散々な目に遭わされていた腹いせから、竜人を狐獣人に引き渡した。

  「ふふっ、約束通りあなたの呪いを解いて差し上げましょう」

  狐のモンスターが呪文を唱えると、腕に刻まれた服従の刻印は解けていた。

  気づけば、狐のモンスターは竜人を抱きかかえどこかへ去っていく。

  俺の生活は元通りになるかに思えた。

  しかし、俺は焦燥感に駆られる。

  物足りない。

  竜人に毎晩犯された尻穴はすっかり雌になってしまっていた。

  俺は竜人を狐のモンスターから取り返すことを決意する。

  空気中のバイオマシンに、情報を抜き出すよう命令する。

  人々の思考の断片がバイオエアロゾルとして空気中に流出することがある。

  より正確には、獣人が思考する感情によって、空気中に漏れ出やすいエアロゾルが異なるのだ。

  それらをかき集めて、情報を再構築し、狐のモンスターの行方を辿る。

  そしてやっと見つけた狐のモンスター。

  目の前には、かつて自分を打ち負かした竜人が凌辱を受けている姿が視認できる。

  「おや、どうしました?

  「そこの竜人を返してもらう!」

  「何故じゃ。儂はお前に散々酷いことをした。

  「なのに何故助けに来た?」

  「お前の魔羅が忘れられなくてな……?」

  「ふははっ……その魔羅ならもうないですよー

  「短小化薬によって既に小さくなってしまっていますから」

  狐獣人が嬉々として、竜人のスリットから魔羅をひっぱりあげると、そこには小さくなり果ててしまった肉棒があった。

  「てめぇ!コイツになんてことを!

  「絶対ぇ許せねぇ! お前必ずぶっ飛ばす!」

  「ふふっ、この竜人に負けたあなたが私に勝てるとでも?

  「勝てるさ!知恵は回る方でな!

  「音声認証! 光受容体よ!二次元コードを認識せよ!」

  バイオマシンは、魔法陣を認識し、俺の命令を受け取る。

  しかし、見かけ上は何も起きなかった!

  「ふふっ! 何も起きないじゃないですか!

  「私の電撃を喰らうが良い!」

  「音声認証、電撃よ天を裂け!」

  しかし、雷撃に打たれたのは、狐のモンスターの方だった。

  「お前の方に陽イオンを大量に配置しておいた。

  「お前の生み出す電撃は雲を使って、生み出しているらしいじゃねぇか。

  「小さな粒の氷はプラスに帯電し、大きな粒の氷はマイナスに帯電する。

  「大きな粒は下に集まるから、陽イオンに向かって雷は落ちる」

  「くっ、中々やるではないですか……」狐のモンスターは息も絶え絶えにそういうと、しばらくして絶命した。

  「大丈夫か?」

  「何故じゃ?

  「何故、租チンになった儂を助けた?」

  「わかんねぇ……けど、お前の温もりに惚れちまったからかな?」

  こうして、モンスターでありながら、獣人の恋人ができた俺は、この竜人とまぐわう日々を送っている。