騒々しいレストランへようこそ!(改訂版) 1章 1部 3話

  1

  ―レストランにて

  リミ「は~今日は~、疲れた~」

  ユウリ「そうだねー」

  リミ「さて、今日の売り上げ確認♪」

  ユウリ「……」

  リミはパソコンを操作し始めた。

  リミ「あ、ニュースだ。」

  ユウリ「ん?」

  そのニュースをリミは読んでいく。

  リミ「『レストラン「UNTLE」に勤めるガストが殺人罪に問われる可能性が浮上した』…え?!」

  ユウリも驚いた。

  ユウリ「UNTLEって…」

  レストラン「UNTLE」。レストラン「輪花」のオーナー、リミと仲がいいコウヨウという獣人がオーナーとして勤めているレストラン。そんなレストランの従業員であるガストが殺人罪で捕まりそうになる、言わば殺し屋であるというのだ。一応コウヨウやガストたちとは、仲がいいので不安には思っただろう。

  リミ「取り敢(あ)えず、明日来るって言ってたから、聞いてみよっか。」

  ユウリ「ああ」

  ―就寝時

  リミ「………」

  寝れなかった。本当にガストが殺し屋だとしたら、私はどうすればいいんだろう。どう受け止めて、これからどう接していけばいいんだろう。そんなことが頭の中で廻(まわ)り巡る。ふと横を見ると、ユウリがこっちに顔を向けてぐっすりと眠っている。小さな口呼吸をしてる。ユウリ、鼻詰まりだな。これは。

  2

  日が昇り、いつも通りの時間に起床して、準備を始める。それからなんだかんだ三時間。

  カランカラン

  リミ「あ、いらっしゃいませ~!」

  来たのはUNTLEの従業員、コウヨウ、エルバ、ガスト、アストの四人だった。

  ユウリ「来たぞ」

  ユウリが小声でリミに告げる。そんなの、わかってるけど。

  リミ「こっちの席に座って。」

  明るく微笑んで、席に座るよう促す。

  リミ「……少し話してもいい?」

  コウヨウ「何?」

  少し重苦しく言ってしまう。

  リミ「ねぇ、ガスト君…殺し屋なの?」

  単刀直入に訊(き)いてみた。大胆に。ガストの顔が明らかに曇った。そして、重々しく口を開く。

  ガスト「ああ、俺は」

  殺し屋だ。

  その一言に皆が、静まり返った。