道場に野生のルカリオが登場した話

  俺はリョウ。格闘家を目指して旅を続けている。

  世界各地の格闘場所や、選手などにインタビューとかして、世界一強い格闘ポケモン使いになりたい。

  そんな夢があった。

  どうしてそんな夢ができたのか―

  それは幼い時の頃に関係してある...。

  俺のお父さんがかっこいい姿を見せてくれたんだ。

  格闘ポケモンを使ってバトルする様子が。

  とてもかっこいい表情だった。

  でも、そのお父さん、交通事故でなくなってしまったんだ。

  とてもカナシイ事件だった。

  そんなことがあって、お父さんみたいなかっこいい格闘ポケモン使いの名をあげることにした。

  しかし、俺の性格上、力こそパワーのように物理か特殊だけに特化したポケモンに育てている。

  そういう自覚はあるにはある。

  でも、これが俺の戦い方だ。変化技なんて大嫌いだ。

  こぶしで戦いたいんだ!

  相手が防御型で壁を貼ったりとか、攻撃を高めたり低くしたりするけど、

  俺はその戦い方は嫌だ。

  格闘ポケモン使いとしての苦手なタイプは飛行だ。

  完全に弱点を突かれてしまう。

  でも根性で耐えて耐えて、そこでポケモンの力というものを相手に見せて、たとえ弱点であろうと、俺は構わないぜ。

  負けるときは潔く負けたいところだ。

  ところ変わって、そんな俺に「こんなことに興味はないか?」

  格闘ポケモン使いではなく一人の格闘家ぽい人物が誘ってきた。

  筋肉はムキムキで、腕の肉とか背中とかどうなっているんだというぐらいのマッチョ具合だった。

  しかし、俺にはそんなことには興味はなかった。

  俺は格闘のポケモン使いとしてなりたいし、ましてや自分を鍛えてどうするんだよ。

  何にもならないし、自分自身を追い込むなんて嫌いだ。

  ときっぱり断った。

  するとその格闘家は言った。

  強化するのはポケモンだけじゃないぞ、自分の心も体も強化しないと息疎通しにくいんだ。

  自分はそんな経験があってな―。君みたいな考え方をしていたんだ。

  俺みたいな考え方?どういうことでしょうか?

  ああ、ちょうど君みたいな年齢の頃、ポケモンだけを強化していてな。

  強くなりたい!と思っていたんだ。

  でも、全然強くならなかった。

  どうしてだろう。なんでいつもいつも負けちゃうんだろうか。

  もうどうすれば強くなれるんだよ!

  と考えていたんだよ。

  そして、一つの解法となるチラシや多くの格闘ポケモン使いに聞いてわかったことがある。

  そうか、自分を鍛えないとポケモンたちも言うことを聞かないのか。

  ポケモンだけを努力させようとさせているからダメなんだ。

  だから、嫌そうな顔をして、強化させる飲み物とかのんでいたんだ。そう気づかされたんだ。

  俺は嫌そうな顔とかポケモンの気持ちという言葉には異常に抵抗のある言葉で、聞いて居られなかった。

  聞き返したのが間違えた。罪悪感が詰まってきた。

  ―どう、興味湧いてきた?

  いいえ、全く。俺、そんなの全然興味ないから!

  俺はわけもわからず走った。

  走って走って走った。

  なんなんだよ、ポケモンの気持ちとか。

  俺はそんなん大の大の大の嫌いだ。

  みんな実力のある格闘家はそういうけど、そんな常識破ってトップ取ってやりたい。俺が、トップになったら、ポケモンたちを強化して強化して強化しまくったほうが強いことというのがわかるだろうね。なんでポケモンの強化にお金を割いているのに自分までお金をかけて体を鍛える必要性があるんだよ。

  自分には極限までお金をかけたくない派なんだよ。

  ただでさえ、栄養ドリンクが高すぎるし...。

  今日は外にある道場にやってきて、ポケモンたちに早大に特訓させる。

  もちろん俺は応援だけだ。

  みんな頑張って特訓するんだよ。

  そんな一言だけをかけてポケモンたちを強くさせていた。

  そして、俺はその辺にある石を椅子にして足を組んで座り、

  いかにも偉そうな姿でポケモンたちを強化させてやった。

  すると、俺の目の前に止まったのは隣にいるルカリオだった。

  あれは野生のポケモンなのだろうか。

  道場にいるけどここは外の道場だからね、野生の格闘のポケモンも練習に来るんだ。

  俺はそのポケモンを見ては捕まえるという捕獲方法でポケモンを厳選していた。

  俺はチャンスだと思ってルカリオに気づかれないように後方から迫ってつかまりやすいボールをクリティカルヒットさせようとした。

  しかし、さすがの波動の使い手。

  ルカリオは後ろからやってくる姿が丸見えですぐに気づいて、後ろを振り向いた。

  し、しまった!せっかくのポケモンが逃げられてしまう。そう思った。しかし、ルカリオは距離を取り、バトルしよう。と言いたげにしていた。

  負けたら仲間にしてやる。波動の力で言葉を理解できたのかもしれない。

  そうなったら、戦ってあげよう。

  俺のポケモンたちは強いからな!

  そう煽っていた。

  こっちは6匹もいる。

  試合は公平にシングルバトルにしよう。

  俺も乗った。もう余裕の勝利しか見えていなかった。

  良し、行ってこい、サワムラー

  闘い始めるとルカリオはビルドアップを使って攻撃力を高めた。

  そんなことをするから...。そう思ってけたぐりを出すと、

  攻撃をよけられ、そのまますぐに波動弾を撃ち込まれてサワムラーは倒れてしまった。

  まあ、まだ、大丈夫。まだ5匹もいるよ。

  順調にルカリオの精神的な体力とPPの消費とかで追い込まれているに違いない。ダメージも割と入っていてあと少しだ。

  でも次が最後の一匹...。頑張れ...。

  頑張って!オコリザル!

  オコリザル、きあいだまだ!

  たくさん特訓してきたので能力とか下がらない。

  そして、そのきあいだまはルカリオにヒットした。

  しかし、フェイントをかけられてしまった。

  それが致命的なダメージになり、危険な状態に。

  回復系の仕様も禁止にされているし、だいぶピンチな状態になっている。

  負けたら負けたで、潔く諦めるし。

  そんなつもりでいた。

  オコリザル、再びきあいだまだ!

  ルカリオは大きな波動弾を見せつけた。

  まだ波動弾のPPあったんだ!このために残していたのか...。

  そしてその波動弾がオコリザルに先にヒットされ、倒れてしまった。手持ちが全滅になってしまった。

  闘えるポケモンがいない...。目の前が真っ暗になった―。

  そう思った。

  まだ戦えるポケモンがいるだろ。

  そう聞こえた気がする。

  そんなことないよ。俺の負けだ。さぁ、とっととポケモンセンターに行きましょ。

  周りこまれて、俺に向かって攻撃し始めた。

  え!?

  勝負はこれからだろ?そう聞こえた。

  俺はポケモンじゃないよ!

  なぜか服が破れるような音がしてきた。

  その音の後にルカリオは君も同じ姿になるんだよ!

  君の負けだからね。

  負けたら仲間にしてやるって、そういう意味だったのかよ!

  すべてを理解した気がした。

  そうだ、その通りだ。と高笑いしてきた。

  くっそー!じゃあ意地でも戦ってやるぜ!

  自分の体でポケモンバトルするのは初めてだ。

  突進するが、相手のルカリオは優しく波動弾を私の体に挿入させた。

  体が熱くなってきた。

  くっついやぁああ!!!!こんなの、こんなのぉ!!!

  ぐるぅうう!!

  鳴き声が混ざる声になってきた。

  それと同時に手から棘みたいな物が生えてきた。

  ぐるうううう!!!いたいい!苦しいいい!!

  こんなのバトルできやしない。

  相手のルカリオは優しく変身のサポートをさせている。

  体が思うように動けず、まるで重力が強くなったかのように動けない。

  そして、胸から棘が生え、服はその棘でビリビリと破れていった。

  そして、まずるが伸びる感じがして、

  完全にルカリオに近い姿になっていった。

  ほかの服の部分は相手のルカリオが引き裂いていって、ルカリオのような模様の毛並みになっていた。

  ぐるううう!!るがぁあああ!!!るがぁああ!!!

  ぐるがぁああ!!!!!

  声も変わってしまい、そして俺は体の変化にとんでもなく苦しみ、徐々に苦しみが解けていった。

  完全にルカリオになったみたいだ。

  相手のルカリオはなぜか手鏡を持っており、姿を確認させられた。

  目はそのままだけど、まずるや耳の位置、そして、ルカリオのような毛並みをしている。

  波動を感じる部分も生えているが、俺には全く波動みたいなのが感じられない。

  さてぇ、バトルの続きやっちゃおか。

  ここからは手加減なしよ。かかってくるが良い。

  俺は相手のルカリオの挑発みたいな手に乗り、

  俺は諸突猛進した。

  しかし、相手のルカリオはロジカルに攻撃され、疲れ切ったところに強い波動弾を撃ち込まれ、とても痛い。

  俺も、波動弾出してやろう。

  そう思って波動弾のようなポーズをするが、技が思うように出せない。

  そのポーズのまま、ダメージを何発もくらい続ける。

  本当に何もできない。

  なんでこんなことに..。俺は戦いかた間違っていないはずなのに...。なんで...。どうして....。

  そこで強烈な一発が出されそうとしている。

  到底俺は動くこともできない。

  その大きさをみて唖然するしかない。

  その強力な一発に向かってきた。ぐろおぉぉxっぉお!!!

  ルカリオの雄叫びのように叫び倒れた。

  目をぐるぐるにさせた。

  ナイスファイトだ。元人間よ。

  敵のルカリオは人間だった俺を起こそうとするけど、何も反応がなかった。

  ルカリオは愛情持って正しいバトル方法を教えたそうにしたかっただけなのに。こうするしか方法がなかったみたい。

  一生ポケモンとして生きてね。

  敵のルカリオはそう思っていたようだ。

  ルカリオは元人間の俺にこしょこしょとさせて仲直りさせようとさせる。

  こんなの俺にとってはくすぐったくないのに、感覚がおかしくなったのか、くすぐったく感じてきた。

  倒れているのにくすぐったくかんじてきた。

  俺は笑うのを耐え口をすぼみあげ目を閉じたまま口だけ笑顔の表情になっていた。

  ルカリオはくすぐったい場所をピンポイントでやってくる。

  あっつ、俺は倒れているのに思わず声を出してしまった。

  くすぐったいでしょ。これで仲直りだよね。

  もう耐えられない。くすぐったすぎて思わず目を覚まして笑い出した。

  ははははははは!!!!くすぐったいよ!!

  わかったよ、そんな思いだったかよ。

  でも俺は力こそパワーなんだよ。

  そんなことばっかりいうポケモンだからダメなのよ。

  もっとくすぐってやるから。

  ふははは!!きゃはははは!!!はははは!!だめ、だめぇ!!わかったわかった。どういう戦い方がいいんだ?

  笑い涙を浮かべ、笑いながらしゃべった。

  そうして、敵だったルカリオと一緒に俺を育ててくれた。

  正しい方向性へ。

  格闘ポケモン使いの言っていた通りだ。

  弱い敵もルカリオの言う通りにすれば勝てるように技を制御できるようになり、それと正しい考え方をいやでも覚えた。

  そして、またルカリオとの本気のバトルが始まる。

  今までの総合を学ぶ。

  今まで特訓してきたポケモンとか、いろいろ支えられてきた。

  俺との勝負だけだ。

  完全にバトルは互角の状態に持ち込んだ。

  成長のあかしだ。

  俺は夢中になっていた。この新鮮な感覚が楽しいと。

  こうやってトレーニングするって大切なのかも。

  人間に戻れなくてもいいや。

  人間は技を使えないし、自分の鍛えるのも自分がポケモンだから同じように鍛えられるし、便利だ...。

  俺はこのルカリオの姿のままが正解なのかもしれない。

  最初はルカリオになってどうなるかと思ったけど、正しい道が理解できた。バトルにも強くなったし。最高のルカリオだ...。

  ルカリオ、俺、このままの姿で一緒にいたい。

  そう波動で話した。

  ルカリオは歓迎されて、俺はポケモンの世界トップになるんだ。たとえ弱点を突かれてもロジカルに。

  あわてずに、考え方次第で勝てる。

  ポケモン格闘家たちに注目されるけど、俺は思う。

  ポケモン格闘家のポケモンも努力している。

  人間の体格じゃなくて、ポケモンの体もなってみてわかることがある。この世界、気軽にTFできるものってないのかな...。

  そういうことも考え始めた。

  何より、ルカリオといるだけで幸せだ。―

  相手のルカリオもそう軽くうなずいていた。