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霧の中の出会い

  「ほぉ、お主迷子か?」1時間前

  「はぁはぁ、疲れたぁ」1ヶ月続けた仕事も終わり、上司から休めと言われ3日間貰ったので、お気に入りの稲荷神社に行こうかなって思い、今に至る。「相変わらずこの階段長いなぁ」そうこの神社山の上にあり、階段が以上に長いだから、途中1回は休憩が必要なんだ。「ハァハァ、、いったん休憩、、フゥゥゥゥ、、、よし、行くか!」

  三十分後、「あれ?もう少しで、着くはずなのに、、、、なんだろう、、、いつもより長い気がする。」しばらく階段を登ると霧が濃くなっていき、気が付くと俺は、迷子になった。来た道を戻っても同じ光景ばかり、(クソッどうなってるんだ!)森の中には、こちらを威嚇する獣もいて、恐怖も増す。

  しばらく階段を登ると、霧の中から大きな鳥居が見え、その先に朽ちかけたたお堂が見えた、霧の中に突如として現れた鳥居を見ていたとき「ほぉ、お主迷子か?」鳥居の上に座る一人の女性がいた。その女性は、頭に狐の耳のような物が見え、お尻には、尻尾が九本生えていた。「君は、」俺は、子供の時から霊は少し見えるだけだった。鳥居から女性は降り立つ、「お主、名前は?」「狐塚 雄志といいます。」少し驚きもしたが、(女性?いや九尾の狐と言ったほうがいいな)その九尾は俺のことを嘲笑うように、こちらを見ている。「ほぉ、狐塚と言うのかでは、狐塚お主はよくここへたどり着けたな、ここは普通、人間が入れないように結界をしているのだ。しかし、狐塚お主だけは、違ったようだ。」「違った?どういうことですか?」と疑問に思っていると俺にしかわからない事を言ってきた。「そう、お主は妖気が普通の人間よりも高く九尾の素質もある」「まぁ昔から霊感はありましたが、妖気?それは、霊感と同じなのでしょうか。」(妖気?俺に妖気なんてあるんだ、しかも九尾の素質?なんだろう九尾の素質って)「そうと言えば、同じじゃ。妖気で本能的にここに着いたのだろう。」「"本能的に"か、しかし、九尾の素質って何なんですか?」不思議そうに言うと、当たり前のように九尾は淡々と答える「普通、人間には、妖気が存在する。その妖気が高いほど九尾の力も増してくる。稀にその妖気が異常に高い人間が現れてくる。我も元は人間だった。」と言うと、元の喋り方で話した。

  「五百年前、私もまだ山の麓に住んでいたとき、村の子と山の上にある神社に遊びに行った。階段が長いから休憩していたら、私以外の村の子が先に行ったのか誰居なくなっていた。私は、神社に居るだろうと思い、ゆっくり行った。しかし、途中霧が立ち込み見えなくなった。少しだが視界に入った階段の終わりが見えてきた。あと少し、あと少し、期待を胸に行くとそこには誰もいない少し古いお堂が見えただけだった、そこの縁側で私が泣いていると声が聞こえた。そこには、大きな狐がいて尻尾は九本生えていた。その狐の周りに煙が立ち込みみるみるうちに人の姿となりよく見ると男性の姿で、「こっちのほうが話しやすいだろう」と、言ってきたので思わず頷いた。「どうだ儂と一緒に中に入ろうか?」と言い中に入った。内装はきらびやか、襖には春夏秋冬を思う絵が描いてあり、天井には九尾の狐が威嚇している様子が描いてあった。その中には、狐の尻尾が生えた巫女達が食事の用意をしていた。「さぁ、食え。」男性は、尻尾を揺らしながら笑顔を見せ「どうした食わないのか?」「いや、た、、、食べます!」しばらく食べ、そのあと百年間は幸せに暮らしていた。私が二十歳になり、突如としてあの男性は黄泉の国へ逝った、逝ったあとは、私だけになって寂しかった。でもやっと、人間会えた。心の中では嬉しさが溢れてた。」話し終わったとき、九尾は泣いていた、悲しくもあり嬉しさが感じ取れた。

  「さぁ、中に入ろうかのぉ」九尾は涙を拭い、案内した。恐る恐る俺は中に入った。さっきの話に言ってた狐の尻尾が生えた巫女達が出迎えてきた。「おかえりなさいませ。旦那様。」(旦那様?何かの間違いかな?)そう思いながらも、九尾について行った、「あの、名前まだ聞いていないのですがなんと呼べばいいのですか?」まだ聞いていなかったが、居間らしき場所に座り、教えてくれた。

  「我の名か、実はな、お主と同じ名だ。狐塚 美弥だ」「まさか!俺の先祖なのか!」俺は驚きを隠せない、だって先祖の一人は山の上にある神社に行ったきり行方が分からなかったからだ。美弥は答えた。「そうじゃな。そういうことになるな、最初会ったときは驚いた。我には子孫が居ることも知らなかった。知ったのは、あの神社に棲む御神体に会ってからだ。」(あの神社?お気に入りの神社のことか?)「まぁこうして子孫いや雄志に会えてよかった。まぁ話をする前に食事にしよう。食事の用意をしてくれ。」そう美弥は巫女達に言った。

  食事が運ばれ自分の前に来たものは、豪華で彩り豊かな食材、大きな鯛の舟盛りもあり、全体的に美味しそうなものばかり、「さぁさぁ、お食べになってください。」美弥が言ったので(せっかくだし食べるか。パクッ)「美味っ!」「良かったです。今日は泊まっていってください。」さっきまで泣いていた。美弥が笑顔になっていた。「旦那様。注ぎますよ。」そう言い巫女が徳利を持って、言ってきたので、まぁ今日くらいはいいかな?と思い、酒を飲んだ。巫女達の絢爛豪華な踊り、美弥との今の子孫の様子など話した。「最後に我のお気に入りの物があるのでお酒を交わしながら、一緒に食べましょう。」お気に入りの物が何なのか、気になってきた。その前に疑問に思ったことを言ってみた「そういえば、巫女さん達が言ってたけど、旦那って何?」「初めて会った日から一目惚れして、つい巫女達に旦那って言ってしまった....///」キュン....///なにかここに刺さったようなドキドキに溢れた。「さ、、さ、、、あれを持ってきて..///」

  巫女達が持ってきたのは、"油揚げ"だった。(油揚げ?狐が好きなイメージだが?)まぁ食べながら話そう。油揚げを食べ終わり、一息ついたとき身体に違和感を覚えた、身体が少し暑い。頭から少しずつ狐の耳が出てきた。シャツとズボンの間から小さいながらも九本の小枝くらいの尻尾がニュニュニュっと伸びてきた。しばらくすると、美弥と同じ尻尾になってきた。触るとモフモフより、違和感がある。美弥が、嬉しそうに尻尾を触ってきた、思わず言った「あの美弥、俺の妻になってくれ。」言ってしまった。尻尾のせいで感情があられてしまう。「はい、、、いいですよ、、、雄志さん...///」彼女は、照れていた。

  その後、二人は幸せな時を繰り返している。

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