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続・人と獣人と… 【一部完】

  まえがき

  

  突拍子もないはじまり方なので、本作品を読む前に、人と獣人と…

  を読んだ後に読んでいただけると とても楽しめると思います。

  イメレスの方にリンクがはってあります。

  

  2ページ目は、以前公開した、 続・人と獣人と…(前作品を改行処理しただけ) から始まります。

  3ページ目が 最新作になります。

  

  [newpage]

  

  

  

  京介視点

  

  智哉におぶられ、ホテル近くまで来ていた。

  

  特に人目を気にすることなく、智哉とホテルへ入り5,6m程歩くと、

  

  受付が無いかわりに、部屋の大よその写真がライトに照らされていた。

  

  様々な雰囲気の部屋だ、どれも装飾が凝っている。

  

  もっと良く見ようと智哉から降りようとしたが。足を支えてくれていた手が僕を拘束してそれを許さなかった。

  

  「んっ、俺が出すから、俺に選ばせてくれよ」

  

  「いや……部屋は選んでいいけど、僕だって出すよ」

  

  ホテル一泊は、せいぜい五,六〇〇〇円ぐらいだが、智哉に全部出させるのは気が引けた。

  

  「ん………そか、分かった、じゃ、やっぱ一緒に選ぶか?」

  

  そういって智哉はゆっくりと解放してくれた。

  

  4×4の部屋の写真の下には、それぞれボタンがある。

  

  疎らにライトがついてない部屋の写真があるが、どうやら使用中の部屋らしい。

  

  どれもそれなりに良い部屋で、何度か来ることがあれば、それなりに色々な部屋を堪能したい。

  

  そう思った。

  

  

  

  「別にマニアックなプレイする訳じゃないし、これかこれか……これでどうだ?」

  

  マニアック?と言われちょっと想像した。

  

  そうか、別に遊びや泊まるだけに来たんじゃないんだ。

  

  智哉が刺さなかった部屋には、観葉植物が多い部屋や、監獄風の部屋があった。

  

  (そうか……皆その……そういうことする人もいるんだ?)

  

  一瞬、監獄風の部屋が良いなと思った自分が居たが、思いっきり首を振った。

  

  (最初なんだから……普通で良いのだ。)

  

  今智哉が言ったように。

  

  そして、智哉が候補をあげた中から、薄いピンク色の部屋をチョイスした。

  

  「これが良いかな……」

  

  何故だろう、ピンクを選んだのは、心がピンク色になってるからかな?

  

  そう言えば、赤を見て興奮する牛は、ピンク色を見たら逆に穏やかになると聞いたことがあった。

  

  そして、ピンクから感じる暖かくも柔らかいイメージがなんとなく良かった。

  

  「ん? それか、分かった」

  

  そして、智哉は下のボタンを押した。

  

  すると、何かが落ちる物音がした。

  

  物音がした方を見るとへその高さぐらいの所に、鍵があった。

  

  どうやら今出たらしい。

  

  「へぇー、なんか面白いね、楽しみだなぁ、これから」

  

  童心に帰ったみたいになんかわくわくしていた。

  

  そして、智哉の顔を見た僕は……。

  

  

  

  

  

  

  少し時間が戻って。

  

  4×4の部屋の写真がはられた場所には、上級者、中級者、初心者向け、様々な部屋があった。

  

  監獄風の部屋もあるが、今はそういう気分で京介を抱けない。

  

  どうせなら純粋に、今までの距離を埋めるみたいに、京介を抱きたい。

  

  いじめたいという欲求とは別のものだ。というより今は無い。

  

  「別にマニアックなプレイする訳じゃないし、これかこれか……これでどうだ?」

  

  数秒考える間もなく京介は指を刺した。

  

  「これが良いかな……」

  

  刺した先は、柔らかく暖かそうな薄いピンクを主体にした、俺の今の感情にも似た部屋だった。

  

  「ん? それか、分かった」

  

  平然を装っているが、良いなと思った部屋が一緒だったのが何故か嬉しい。

  

  今すぐ京介を抱きしめたいぐらいだ。

  

  そして、鍵が取り出し口に排出された。

  

  それを手に取ろうとする時だった。

  

  「へぇー、なんか面白いね、楽しみだなぁ、これから」

  

  無邪気な笑みのお前が……可愛くて……可愛くて

  

  それなのに、なんで今まで手放したんだろう、もう手放したくない。

  

  そんな気持ちがふつふつと沸いていた。

  

  そんな感情に気づく間もなく

  

  「……んっ……」

  

  「んんっ!!んーっ!!……んっ……」

  

  両手で京介の顔を固定して、それから口づけ、固定して身動き出来ない訳だから、その状態でさらに舌をねじ込んだ。

  

  始めの数秒は抵抗したが、すぐに京介は無防備になった。

  

  卑猥な音が互いの耳に響く。それでも行為はやめない……

  

  正確には自制が効かずやめれなかった。

  

  30秒ぐらい俺は心を奪われていた。我に返る間もなく、

  

  1組の人影がホテルに入ってくる気配を感じた。口づけをやめ、京介の手を引く

  

  「…………智哉ぁ……」

  

  主人を求める犬みたいなか甘えた声、人気が無ければ今すぐにでもやりたかった。

  

  ただ、京介を引っ張る身として、その辺はコントロールしないといけない。

  

  「ん?……どした? あ、誰か来るから、話は、歩きながらか、部屋に入ってからな」

  

  「んっ……」

  

  京介は頷くと同時に、俺の腕に体重を少し預けた。

  

  「どした? 嫌になったか?」

  

  「ち、違う、そんなんじゃない」

  

  「うん?……お、ここかな、さっきの部屋は」

  

  京介は、落ち着かない様子でもじもじしている。

  

  今すぐ、あんなことやこんなこと(前戯)したいのを堪え

  

  鍵で部屋のロックを解き、京介を先に入れ、俺も部屋に入った。

  

  そして、ゆっくりと部屋の出入り口の戸が閉まった。

  

  「どした?……お腹痛いのか?」

  

  数秒だけ沈黙があった。

  

  「ぅ……ぅぅ……」

  

  「ん?……」

  

  「智哉ぁ……智哉ぁ…………寂しかった……寂しかった……」

  

  「……そかぁ、ごめんなぁ」

  

  じわりじわりと京介の目から涙が溢れた。

  

  それを可愛いと思うと同時に、哀れでしょうがなかった。

  

  どうすれば良いのか、その場に居合わせてないなら分からなかったかもしれないが。

  

  俺は自然と、京介を抱きしめ。胸を貸した。

  

  「もー……やだからぁ……絶対やだからぁ……離れたくない……」

  

  「……おぅ……俺もだ」

  

  まるで母親を求める子供のように京介は、泣きながら甘えてきた。

  

  

  

  ふと、昔、「友達じゃ無くなるかもな」と言った時のことを思い出した。

  

  京介が泣きだしたのは。辛かったのもあるだろうし、

  

  現時点の自分に、俺が欠けることを考えられなかったのかもしれない。

  

  だから今泣いてるのは、本当に、俺と離れたくない。

  

  そういう意味なんだろう。

  

  京介は、わがままじゃない、多分いつだって正直なんだ。

  

  こいつは、嘘をつけるほど器用な人間じゃないだろうし。

  

  俺が支えていこう。こいつの泣き顔は、俺だけのもんだ。

  

  そして、俺は何度も京介の背中を優しく撫でた。

  

  

  

  

  

  京介視点

  

  ようやく、ゆっくりと部屋の出入り口の戸が閉まった。

  

  「どした?……お腹痛いのか?」

  

  いつでも気遣ってくれる、本当に良いダチだった。

  

  そんな気遣いの言葉が、昔、智哉がかけてくれた気遣いの言葉を思い出させてくれた。

  

  『むちゃすんなよ?』

  

  『おいおい、大丈夫か?』

  

  『大丈夫! 俺がついてるからよ!』

  

  『お前の泣き顔は俺だけのもんだからな?』

  

  一つ一つ思い出すたびに、涙が溢れてくる。

  

  「ぅ……ぅぅ……」

  

  「ん?……」

  

  視界は涙でぼやけている。多分智哉は心配そうに僕の顔を見ている。

  

  そんな智哉が……好きで……好きで……たまらない。

  

  「智哉ぁ……智哉ぁ…………寂しかった……寂しかった……」

  

  そして、そんな本心をぶつけながら気づいた。

  

  全力でさらけ出せるのは、やっぱり智哉だけなんだ。

  

  愚痴も弱音も、智哉にしか僕は吐けないんだ……っと。

  

  「……そかぁ、ごめんなぁ」

  

  やがて、ゆっくりと抱きしめられた。

  

  暖かい、智哉の匂い、汗や泥の匂いもするけど、この匂いが大好きだ。

  

  「もー……やだからぁ……絶対やだからぁ……離れたくないからぁ!……」

  

  女々しいかもしれない、でも智哉は、智哉だけは笑わずに全部真剣に受け止めてくれる。いつだって、そうだったから。

  

  「……おぅ……俺もだ」

  

  結局、言葉にならない言葉を愚痴りながら、ラブホテルの部屋の入ったところで僕は、ずっと智哉に励まされていた。

  

  時間が経てばたつほど、智哉も僕のことが真剣に好き(Hをしたいだけじゃない)ということがわかり、胸がほっこり暖かくなっていった。

  

  

  智哉がいれば……辛い日常も耐えれるし、どんなことも頑張れる気がした。

  

  いつか来るかな?智哉が僕の前で泣いてくれる日。

  

  

  

  

  [newpage]

  

  

  

  

  

  

  

  

  京介を御姫様抱っこで担いでベッドに運んだ後

  

  俺も京介も、上着とズボンを脱ぎTシャツとパンツ一丁になった。

  

  京介は、白のTシャツに、ステルス柄のパンツ、俺は、黒いボクサーパンツ。

  

  京介の逸物の様子は分からなかったが。俺のは一目瞭然で

  

  勃起とはいかずとも、半勃ち近い状態になっていて、テントを張りかけていた。

  

  実を言うと、仕事仲間と遊びで盛ったことはあるのだが

  

  今はなんか変な感覚だ。

  

  脈が速くなり、ドキドキしていると同時に、口に唾液が溢れた。

  

  そんな中、服を脱いだ事により、もわっとオレの汗の匂いが漂った。

  

  京介減滅しねぇーかなぁ?…

  

  人間の鼻は獣人より衰えるとは聞くけど、流石に汗びっしょりの俺の匂い臭いよな?

  

  「はは… 汗臭いだろー? 」

  

  「ん……大丈夫、智哉こそ、僕の匂い臭くないかな?」

  

  「ん?…」

  

  ちょっと恥ずかしそうに俯く京介。

  

  何故か、意地悪したくなってしま……。

  

  否! そういうつもりは断じてない、臭くないかと聞かれてるのだから

  

  匂いの元を確認しないといけないのが普通だろう?

  

  そうだ、そうなんだ。

  

  それでも、唾液がじわぁーっと溢れ、まるで獲物を狩るような目つきになってるのが分かった。

  

  「んぅ? 智哉ちょっと怖いよ?…」

  

  背丈があるから必然的に上目遣いで見つめられる。

  

  京介の頬も少し赤く見える。

  

  ヤバい…色っぽい。

  

  「待て、臭くないか嗅いでやるから」

  

  「ひぇっ!? いや、 良いよぉ! やめ ちょ…」

  

  御察しの通り、俺は京介をベッドに押し倒しました。

  

  そして、一番匂いが出ると思われる脇下に鼻を近づけ、くんくんと音をたてた。

  

  「ぅぅ…あぐぅぅ……」

  

  匂いはさほどない、 いや、この匂いの正体は… 清感スプレーだろう。

  これをされちゃ 匂いも減ったくれもない。

  しかしながら流石京介、いっちょまえにお手入れはしているようだ。 俺的には少し残念だけど…。

  俺もそれぐらいはしてはいるが、何分、ガテン仕事、途中で効果が切れてしまうようなもんだ。

  

  くんくん…。

  

  「ぅ、智哉だめぇっ、もうやめて…」

  

  正直、止めたくない、舌で舐めたいぐらいだ。

  

  でも、がっつり襲われるより、京介はまったりやりたいんだろうと思う。

  

  はっ… 何だ俺、 無意識に口から舌が顔を出していた。

  

  そして、必然的に、京介と目が合いました。

  

  ……

  

  「違うんだ、舐めたいけど、舐めようとしてたわけじゃ!」そう言おうとしたのだが

  

  「やぁぁっ!!」

  

  嫌といってるんだろうけど、「い」が聴こえなかった そして。

  

  甲高い声は、容赦なく俺を興奮させた。

  

  涎がぽたりとベッドに落ちると同時に、俺は京介を貪るように口の中を犯そうとした。

  

  ビチャ、ビチャ、ビチャリ…。

  

  卑猥な音が響く、それだけでもそそられるのだが

  

  「んぅ、やぁ…やめっ…んぁむっ……ぁーっ…」

  

  やばい…可愛くてしょうがない。

  

  結局、俺は無我夢中で京介の舌を嬲るように舐め。

  

  肩をあげて呼吸している京介を確認しながら

  

  うなじや、耳、鼻、再び口…首…と舐めまわした。

  

  どうしよう…、俺すっげぇ興奮してる。

  

  見なくても分かる、先走りぐっしょり出てるんだろうなぁ…。

  

  パンツ被らせて、直に先走りの匂いと1日分の股間の汗を吸収した匂いを嗅がせたいなとちょっと思ってしまう。

  

  これが、支配欲なのだろうか?

  

  でも、これからというか恋人関係になった訳で

  

  京介がそういうプレイを望んでいる訳ではないと思うから 我慢しないといけない。

  

  今すぐにでもフェラしたいし、されたい…。 でも してもいいかな?京介も満更、嫌では…。

  

  そんな気持ちと葛藤している中。

  

  「智哉ぁ…。智哉ぁ…。 好きだよ…。ずっと大好きだったよぉ…。 んぐっ…ぐすっ… 智哉ぁ…」

  

  その声は、もはや、泣きかけというレベルじゃなかった。

  

  その涙は、俺の心を正常にしてくれた。

  

  「ごめんなぁ…ちょっとやりすぎたな…、急がなくて良いよな、これから時間はいっぱい…」

  

  俺もベッドに横になり、そのまま、包み込むように京介を抱き寄せた。

  

  そう、俺らの関係は、再び、動き出す。 一緒に住みたいと言ってたから。

  

  殆ど毎日顔合わせることになるんだ。

  

  これ以上の幸せがあるだろうか?

  

  休日は一緒に遊びに行ったり、家でゲームしたり。

  

  時々喧嘩したり…。 一緒に泣いて、一緒に笑って。

  

  社会人となった今、子供の頃よりも自由に接せれる。

  

  抱き合うこともその一つだが、 自由に映画を見たり、服を買ったり、遊んだり。

  

  京介は、無理しちゃうタイプだから俺がフォローしてやんないといけない。

  

  そんな色んな事を思いながら、俺はずっと京介の背中を撫でていた。

  

  そんな中ふと思う。

  

  汗臭いはずなのにな… 嫌がらないんだな。

  

  そう思うと、京介の為にも 自分のメンツの為にも体を洗いたくなる。

  

  一緒にシャワーってのも良いだろうか?

  

  そう思い、京介をそっと解放するが

  

  京介は何も言ってこない。

  

  「……京介?」

  

  「すぅー……すぅ…」

  

  京介は気持ちよさそうに眠っていた。

  

  安心して思いっきり涙を流したのだろうか、京介の顔は、少し涙が残っていた。

  

  とりあえず…汗流して、京介の様子を見るかな。

  

  起きなきゃ、俺もこのまま寝よう。

  

  そして、京介の愛らしい寝顔を確認しつつ、

  

  ベッドの掛布団の上に寝ている京介に、風呂場近くにあるバスタオルをとりそっと被せた。

  

  「風呂行ってくるな」

  

  寝ているから聞こえているはずはない。 何故 そう言ったのだろうか?

  

  それと同時に昔のことを思い出した。

  

  完全には思い出せないのだが。

  

  泣きじゃくる京介がいて、原因は、俺がその場を離れた事らしかった。

  

  確かその後は、ぎゅっと手を繋がれていた気がする。

  

  窮屈には思わなかった。これが京介の正直な気持ちと接し方なのだ。

  

  そんな京介が俺は大好きだった。

  

  そんな京介と今さっき、恋人関係になって…

  

  近々同棲もして…。

  

  つい想像してしまう、未来の家庭図。

  

  「御帰りぃー、ご飯にする? お風呂にする? それとも」

  

  「んぐっ…」

  

  思わず生唾を飲む、俺が待つのはその最後の言葉だった。

  

  「(それとも)その前に、明日ゴミの日だからゴミ出してきてくれる?」

  

  「勿r…はぁ?……」

  

  「ありがと、じゃぁ、これとこれ…」

  

  そんな想像をして、ブッと小さく噴き出す。

  

  自分の想像なのに、都合のいい展開にはならなかった。

  

  でも、そんなふざけあう日常も良いかなぁ…。

  

  俺は、シャワーを浴びながら京介の事を考え、気が付けば続きを想像していた。

  

  家に帰るなりゴミ出しを頼まれる俺。

  

  呆れつつごみ袋二つもって外に出る間もなく、 すぐに家のドアが開き、そこには、ゴミ袋一つ抱えた京介がいた。

  

  「……お待たせ」

  

  「ぉ、ぉぅ…」

  

  俺らに特に会話はなく、ただ、エレベーターの中、二人で合計3つのゴミ袋を抱える中。

  

  「智哉、ちょっと屈んで、砂埃ついてる」

  

  「ん? あー… ありがと」

  

  そういって、俺は膝を落とし、京介の肩のあたりまで屈む。

  

  「智哉、こっち」

  

  『こっち』というのは、『こっちを向いて』という意味だろう。

  

  だから、疑問に思いながら振り向く。

  

  その直後だった。

  

  「好き…」

  

  その言葉が耳に届き理解するよりも早く、エレベーターの中、

  

  俺らは口を奪われた。

  

  不意をつかれたので、ディープキスは出来ず、俺は棒立ちだった。

  

  「……」

  

  「えへへ、いつものお返しね!」

  

  「……ん…ぁ…」

  

  そんな時、心から思う、絶対襲いかえしてやろうと。

  

  そんな想像をしていた俺は

  

  「はぁ…」

  

  思わず幸せのため息が出た。

  

  ずっとずっと…大事にするからな…。

  

  

  

  性別なんて、種族なんて 関係ない、 オマエがオマエであるから 俺はオマエを愛するだけだ。

  

  例え、顰蹙を受けようとも…。 世界を敵に回しても、オマエを愛し、守りたい。

  

  それが純粋な俺の気持ちだ。

  

  そう俺は深く心に決めた。

  

  そんな中、京介の寝顔がふと脳裏に浮かんだ。

  

  ……。

  

  俺が真剣に好きになった大事な人。

  

  ……。

  

  寝顔はとても愛らしかった。

  

  ……。

  

  「……。写メっておいても良いよな?」

  

  ……。

  

  

  部屋に戻るなり、俺は携帯を取り出し、顔写メをとるが

  

  それでも物足りなさを感じ、すやすやと寝ている京介の姿を、無心で動画にとっていた。

  

  (やべぇ……。世界一可愛いよ、京介、俺の京介…。)

  

  ……ポタ…ポタ…。

  

  それから、興奮のせいで ポタポタと鼻血をたらしていたのに気づいたのは大分後だった。

  

  大した量では無かったが。

  

  

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