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「…以上で、ホーン・インクの定期業績報告を終わります」
ゼノとの艶夜が明けた翌日、金曜日の夕刻。
役員である初老のキリンが、パタンと手元の資料を閉じて締めくくった。
「私が留守の間に苦労をかけたな。この週末はしっかり休んでくれ」
社長であるヤフヤから直々に労いの言葉を受け、緊張の解けた社員たちが次々と解散していく。
メロンはふぅと長い息をつき、リモコンを操作して会議室のスクリーンを天井へと収めた。
――メロンは未だに昨夜のことをヤフヤに話せずにいた。
帰国後、息をつく暇もなく会議続きの社長業は、二匹になる時間すら許してくれない。
(ゼノの訪問のことは社内メールで既に知っているはずだが…)
チラリとヤフヤに目をやった。
今なら伝えられる…しかし、方向を変えた足が踏みとどまってしまう。
(あの男のことを隠す必要なんてどこにもないのに…)
グッと目を瞑ったメロンの脳裏に、あの湯けむりの中で漂っていた銀色の斑紋が蠢く。それに呼び起こされるように、さんざん弄ばれた下腹部がズクリと疼いた。
「メロン」
ふいにヤフヤの重厚な声が、二匹だけになった会議室に響く。
メロンの肩がドキリと跳ねた。
「社長室に寄れ」
「…はい」
*---------*
窓の向こうでは、しとしとと静かな雨が降っていた。
満開に咲き誇る紫陽花が梅雨の始まりを告げている。
ヤフヤは紅茶をすすりながら外を眺めた。
(...あの日も雨が降っていたな)
十数年前——裏市のオークションハウスで檻の中にいたメロンを拾ったあの日も、梅雨入りの肌寒い日だった。
カチャ
窓ガラスに映るメロンの姿を見やりながら、ヤフヤはティーカップを静かに置いた。
ダージリンの芳醇な香りが、湿り気を帯びて部屋に漂う。
孤高の馬は、湿気でうねる鬣を鬱陶しそうに掻き上げながら古代彫刻のような顔をメロンへと向けた。
「フランス土産だ。お前も飲むか?」
「紅茶?俺はいらねぇ」
プイと、いつも通りの気のない返事をしながら、メロンは腕を組んで気だるそうに壁にもたれかかった。ヤフヤを直視できない。
「まったく、可愛げのない秘書だな」
ヤフヤはフンと低く鼻息を漏らすと、ゆっくりと長い脚をしならせてメロンに近寄った。
「…ゼノには可愛くねだったのか?」
「!」
見下ろすビースターたる男の威光に引っ張られるように、メロンは思わず顔を上げた。
渡航による時差からの疲労か、あるいはその胸中に渦巻く苛立ちのせいか、ヤフヤの黒い目は充血し鋭く濁っている。
「…あんたの後輩、館の主みたいにふんぞり返ってたぜ」
メロンは皮肉めいた笑みで返事をすると、「仕事に戻る」と言って背を向けた。
逃げるような思いで部屋のドアノブへ手を伸ばす。
バァンッッ!!
ドアを叩きつける衝撃音とともに、ヤフヤがメロンの行く手を阻んだ。
怒りで血管が浮き出た無骨な手。その威圧感に、怖くて後ろを振り返ることができない。
「…メロン、その肩はどうした?」
表情の読めない低く冷え切った声。
ゼノによって肩に深く刻まれた牙痕は腫れ上がり、ガーゼの厚みのせいでシャツは薄らと盛り上がっている。メロンが肩を動かす際の微かな違和感を、ヤフヤが見逃すはずがなかった。
「なんでもねぇよ」
「こっちを見ろ」
メロンは振り向かず、無言のままドアを見つめている。
「メロン!」
ヤフヤは意地を張る秘書の腕を掴んで強引に振り向かせる。その勢いのまま、メロンの胸元へと大きな手をかけると、シャツを力任せに破り取った。
ブチブチブチッ!
「っ!何して…!」
ボタンが弾け飛び露わになったメロンの右肩。そこにあてがわれたガーゼの隙間からは、滲み出た鮮血が固まり、生々しい赤黒い筋を作っていた。
「取るぞ」
「やっ、やめろ!」
抵抗する間もなく、ヤフヤの指によってゆっくりとガーゼが剥ぎ取られた。
そこに浮かび上がったのは、ヤフヤがかつて刻み込んだ”馬の歯形”の上から、それを嘲笑うように重ねてマーキングされた”豹の牙痕”。自分の所有物に他獣が唾をつけたという動かぬ証拠――。
その愚弄を突きつけられ、ヤフヤの頭にカッと血が昇る。
ヤフヤはメロンの手首を掴むと、無理矢理ソファへと引っ張って押し倒した。
「痛ッ!」
酷使された腰の痛みに身を強張らせながら、裂かれたシャツを掴み必死に素肌を隠そうとするメロン。
「アイツに何をされた? メロン。全部見せるんだ」
抵抗するメロンの手は容易にいなされ、身を覆うすべてをヤフヤに剥ぎ取られる。
(もう言い逃れできない…)
メロンは観念したように目を伏せた。
ヤフヤの眼下に無防備に晒されたメロンの身体。
そこには、ゼノの太い爪が食い込んだと思われる赤黒い痕跡が腰回りに深く残り、さらに大腿の付け根にはこれ見よがしに二つのキスマークが散らされていた。
「…ッ、、……!!」
歯をギリギリと激しく食いしばるヤフヤ。
漆黒の瞳孔は、嫉妬と怒りの臨界点を突破して完全に開き切っている。
「お前がアイツを誘ったのか?」
「違う!俺は、そんなこと…っ!」
ヤフヤを見上げ、耳を震わせながら必死に否定するメロン。
ふいに、全身に鋭く目を走らせていたヤフヤの目が、尻尾にピタリと留まった。
大きな掌で、ゆっくりとその尾をなぞり上げていく。
以前は無かったはずのメロンの茶褐色の斑紋が、根元から尻尾の先までくっきりと浮き出ている。
「お前…斑紋が拡がってるぞ」
「えっ?」
驚いてヤフヤの手の中を見つめるメロン。
それは、メロンの中に眠る豹の血が、同じ血を引くゼノの情欲に応えて呼び起こされてしまったというまぎれもない事実だった。
「あ……」
斑紋の証拠を目の前に、メロンの瞳が動揺に揺れる。
「メロン、あの男に腰を振ったのか?」
無敵の王者であるはずのヤフヤの目は、怒りの裏でどこか痛々しく、裏切られた男の悲哀を宿していた。
「……っ、、」
ゼノにさんざん焦らされ、刺激と解放を求めて自ら狂ったように腰を振って啼いたスイートルームでの情事を思い出してしまい、メロンの顔が羞恥で赤く染まっていく。
「フゥーー……」
ヤフヤは体内に渦巻く熱を逃がすように、上体を起こして長く息を吐いた。
――ヤフヤが出会った頃から、メロンという生きものは、己が生きているという生の実感を得るため常に他獣から強い「痛み」を求めていた。痛みが脳内で快楽へと変換されるよう、その歪んだ身体に二つの激感を同時に叩き込み、植え付けてきたのは他でもない自分だったはずだ。
ヤフヤは、メロンの白い肌を切り刻むように残されたゼノの牙と爪の痕、わざわざ斑紋の境界に沿うようにいやらしく付けられた吸い痕に目を落とした。
これだけの傷痣、そして性器周辺への執拗な噛みつき――メロンが悦びに身体をのけ反らせ、ガタガタと震わせながらゼノに貪られていたことが容易に想像できてしまう。
あの冷酷なゼノのことだ。
さぞかしさんざんメロンをいたぶり、快楽の奴隷になる姿を満足げに嘲笑していたのだろう。
「乱暴されて、快かったんだろう?」
「そんなことは…」
ヤフヤの低く確信に満ちた声に、メロンは言葉を濁す。普段は誰をも欺く狡猾なメロンだが、この揺るぎない正義の前でだけはどうしても嘘がつけなかった。
言い淀むメロンの態度に、ヤフヤの眉間がピキリと不穏に跳ねる。
自分の知らぬところで、”特別なお気に入り”がよりにもよってゼノの牙に開墾されていたという計り知れない怒りが、王者の中でドロドロとしたマグマのように膨れ上がった。
ドゴォッ!!!
凄絶な破壊音にソファが揺れる。ヤフヤの硬い拳が、白い壁に大きな穴を穿つ。
メロンは息を止めて、ぎゅっと目を瞑った。
「職務を逸脱した秘書には、相応の『お仕置き』が必要だな?」
「え…?」
ヤフヤは抵抗しようとするメロンの身体を抑えつけると、その両手両足をソファの金具へと革紐できつく縛り付けて肢体を固定した。
「な、何して、ヤフヤっ!」
「俺が甘やかし過ぎたようだ。そのふしだらな身体に、誰がお前の主であるかを思い出させてやろう」
ヤフヤはソファから離れ、デスクの奥から鈍い銀光を放つ無機質な拷問具を手にゆらりと戻ってきた。
「いやっ!!」
束縛を解こうと、手首の紐を引っ張るメロン。
だがヤフヤは、その顎を強引に割ると抵抗を握り潰すように、ディルドを口内へ突き入れた。
「んグッ…!ガ、ウ”ッ!」
ズチュ、ズチュリと荒く搔き回しながら、ヤフヤはメロンの両腿を大きく開く。
唾液で濡れたディルドを引き抜くと、その腰を強引に反らせ、後ろの窄まりへとジュブッ!と垂直に突き立てた。
カチッ 機械が不穏な低音とともに駆動を始めると、その肉厚な樹脂は、クネクネとバイブレーションを響かせながらメロンの肉壁を撫で始めた。
「ヒッ!ああッ!」
アナルへの急な刺激に、メロンが逃げるようにのけ反る。ディルドは最深部へ到達するとずっしりと居座り、温かくうねるメロンのヒダを嬉しそうに掻き回していく。
「ああっ!、、っはぁ♡ っはぁ♡」
昨夜のゼノの暴威によってドロドロに溶かされた中は、容易にジュブッと淫らな蜜を溢れさせてしまう。
ヤフヤはその不貞な窄まりを見下ろすと、怒りに目をギラリと細めディルドの出力を一段階上げた。
ヴヴヴヴヴィンッ!!
「やぁあァァァアッッ!!♡♡」
メロンのペニスは後ろの無機質な愛撫に連動するように反り立ち、先端を早くも恥じらいに濡らしている。
ヤフヤはその肉茎を無造作に掴むと、硬質な革製のコックリングを二重に、根元へ皮膚が白くなるほどきつく縛り付けた。
「ウグッ!痛ッ!や、やめっ!」
前と後ろへの玩具による拷問に喘ぐメロン。
ヤフヤは恥辱に身を悶えさせ、艶めかしく腰を揺らすメロンを冷ややかに見下ろしていた。
しかし、拷問はまだ終わらない。
ヤフヤはピンと完全に勃起したメロンのペニスの先端を指先で固定すると、その小さな口へ、ギラリと光る細い金属棒を近づけた。
「ッ!!それ、それはいやだぁッ!!」
目を見開き必死に抵抗するメロンの懇願も虚しく、ツプ…とそれが挿入される。
「ッヒィィ!イ”ッ…!」
冷たい金属棒が、内側の粘膜をミリミリと強引に押し広げていく恐ろしい異物感と激痛。
「このオモチャはご無沙汰だったな?遊んでもらえず、寂しかったんだろう?」
ミチッ ミチミチッ!
「ア”――ッ!! イ”タッイ!ッア”♡ ッア”ァ!♡」
尿道の粘膜を擦り上げられる激痛に、メロンの身体が引き攣るようにビクビクと跳ねた。
後ろのディルドがガツガツと小突く狂おしい快感が同時に襲いかかり、メロンは壊れたように激しく喘ぎ、両目から涙を散らす。
グチュ、グチュグチュリッ!
ディルドが回るたびに後ろから淫らな水音が響く。すでに膀胱と二つの双球はパンパンに膨れ上がっていた。
「~~~ッ!!♡ ア”ンッ!!だし…たいッ!ア”ァッ!」
拷問のような痛みに震えながらも、その秘部をビクビクと淫らに波打たせて悦びに喉を鳴らすメロン。
射精も排泄も一切許されないという絶望と激痛、そして破裂しそうな圧迫感がメロンを煽り立てていく。
「ヤフヤッ♡ア”ッ、ご、ごめんッ、ゆ、ゆるして…!」
涙を流して許しを乞うメロンを、ヤフヤは暗く見下ろす。
「許さないよ」
ヤフヤは自身のジッパーをゆっくりと押し下げた。
ズシリと、凶暴なまでに猛る馬の巨根が飛び出す。
ヤフヤはそれを剥き出しにすると、メロンの頭の上へ股間を近づけ、言葉なくメロンを見下ろした。
二匹の間で言わずと決められた暗黙の合図――その影が落ちただけでメロンが何をすべきかは決まっている。
「ん”ん…」
メロンは素直に、王者のモノを歓迎するように唇を開いた。
ズプッ… ゴチュッ!!!
「ん”むッ!!! ン”ン”ーーーッ!」
ヤフヤは手加減なしに、その巨根を容赦なく喉の奥へと突き入れた。
強烈な窒息感と嘔吐をもよおす刺激に、メロンの視界が白く明滅する。
口内に沁みついていたゼノの匂いを上書きするように、ヤフヤの濃厚な雄香がメロンの鼻腔を満たしていく。
苦しみに涙を流しながらも、メロンは必死に舌を回し、ヤフヤの怒りに応えるように健気に愛撫を続けた。肉棒の浮き出た血管をねっとりと舐め上げるたび、興奮が高まっていく。
カテーテルで堰き止められた下腹部の熱が、ジンジンと狂いそうに疼く。
「ン”グッ、、オ”ッ!、~~ン”ンッ!」
反省を示そうと必死に奉仕する秘書を、ヤフヤは独占欲を満たされたようなどす黒い愉悦の眼差しで見下ろす。
「フゥ…ッ」
ヤフヤは興奮に喉を震わすと、口からペニスを抜いた。
「ウ”オ”ェッ!!ゲホッ!ゲホゲホッ!!」
口端から先走った愛液と涎を垂らし、全身で激しく呼吸をして胸を上下させるメロン。脳に酸素が行き届かず、目はトロンと虚ろで、睫毛は過激な蹂躙に震えている。
「少しは反省したか?」
ヤフヤはそう言いながら、メロンの尿道に深く埋まった金属棒の頭をわざと弾けるようにピンッと爪先で弾いた。
「ヒギィッ!!♡」
ヤフヤは同時に、後ろを攻めるディルドに指圧をかけて中へ中へと喰い込ませる。
2つの拷問具による生殺しをねっとりと繰り返し、メロンを追い詰めていく。
「ア”ァンッ!!♡ハァッ!!♡」
四肢の爪先まで緊張が張り詰め細かく痙攣するメロンを見て、ヤフヤは二つの核を大きな掌でガシリと強く握り潰した。
「うあ゙あ゙あ゙あ゙ーーッッ!!」
メロンが白眼を剥いて悶絶する。
ヤフヤは握り締めたまま、ペニスから金属棒を勢いよく引き抜いた。
ビュクッッ!!! ビシャァァッ…!!
引き抜かれた強い刺激を受けて、膀胱に溜まっていた尿が強制的に押し出され勢いよく飛んだ。
「ひゃあァァァンッ!!!♡♡」
凄絶な排泄の快楽に、メロンの意識が一瞬真っ白に飛ぶ。
しかし、尿道が解放されたにもかかわらず、根元をリングでギチギチに握られているペニスは熱を吐き出すことが叶わない。
「う”う” う”!!~~あ”あぁぁっ!!」
あまりの苦しさともどかしさに歯をガチガチと食いしばり、メロンはすがるようにヤフヤの太い腕を尻尾で強く握った。
カチッ
後ろのディルドの電源が静かに切られた。
「ッ!?、、ぁ…」
突如として内部の刺激がなくなり、メロンの身体は未遂の熱にガタガタと震え、不満そうに後ろをひくつかせる。ヤフヤはその蕩けきった窄まりの未練をじっくりと確かめるようにして、ディルドをずるりと引き抜いた。
「ッアァァン!♡」
引き抜かれる摩擦の刺激にすら、メロンの身体はしっかりと反応してしまう。
「う…ヤフヤ…っ、ごめん…なさい、もう、俺、ヤフヤの言うことしか聞かないから…っ」
目を腫らしながら訴えるメロン。
「…だから早く、俺の中に…」
ヤフヤは健気に慈悲を乞うその姿を見つめ、四肢を縛っていた革紐を解いた。
「自分で腰を落とせ。お前の価値を証明してみせろ」
ヤフヤの指示のまま、メロンはヤフヤの上にまたがり、震える窄まりをその巨大な亀頭へとあてがった。
自重をかけてゆっくりと腰を下ろしていく。
「あ゙……あ゙あ゙あ゙ンッッ!!!♡♡」
溶けるような熱を帯び、脈動を刻む勇ましい雄馬の質量が入口に割り込んできた瞬間、メロンは即座に達してしまった。
「ひゃぁぁッッ♡♡」
ディルドなど比べものにならないほど気持ちがいい。
「フンッ、こんな時だけ素直だな」
自らの質量で果てるメロンに、ヤフヤが興奮して低く呟く。
「アッ♡ ヤフヤの♡…すごぃ…すき…♡」
内壁をヒクヒクと歓喜に震わせながら、メロンは再び腰をゆっくりと落とし、ズブズブと王者の猛りを咥え入れていく。
最奥に到達した時、凄まじい快楽の電撃がメロンの全身を駆け巡った。
「んんんんんんッ!!♡♡」
身をのけ反らせながらも、メロンは主を悦ばせようと必死に腰を振る。
ヤフヤの愛液とメロンの窄まりから溢れる淫水がドロドロと混ざり合い、二匹の結合部を卑猥なぬめりで満たしていく。
「っあ、っはぁ♡、これ、からも俺、ヤフヤのために…っ、何でもするっから…っ」
王者への従属の悦びを全身で証明するように、胸を突き出して腰を揺らす。
だが、ヤフヤは下からメロンの細い腰をガチリと両手で掴むと、その動きを強引に止めた。
メロンが息を詰まらせて見下ろすと、ヤフヤの黒い眼光が冷徹にメロンを射抜く。
「口先だけは有能だな、メロン。お前など、いつでもまた売り飛ばせるんだぞ?」
「ッ...!!」
——メロンの脳裏に、あの薄暗い地下競売場の冷たい鉄格子が鮮明によぎる。
心臓が早鐘を打ち、こめかみから冷たい汗がだくだくと伝い落ちた。
「い...ぃやっ...!俺はヤフヤの側にいたいっ...!!」
メロンは震える手を固く握りしめ、必死に首を振った。
ヤフヤに掴まれた腰の骨が苦痛に軋むのもいとわず、メロンは腰をくねらせ、馬の剛直を内壁のヒダで千切らんばかりに締め上げる。
「あんたの、お気に入りで、いるから…っ♡」
泣きじゃくりながら、メロンは喉を甘く鳴らして激しく腰を叩きつけ続ける。
ハァッ... ハァッ...!
ヤフヤの鋭い眼光に熱を込めた視線を送りながら、メロンは肉厚な亀頭を後ろの窄まりで器用に搾り取っていく。
従順な秘書は必死に愛撫し続けた。
「ぁあッ♡...ハァッ!...俺を捨てないで…っ!」
そう懇願しながら、メロンはヤフヤの手を払うと腰を浮かせ、勢いよく最奥に打ちつけた。
「っあぁ!!♡イっちゃ...!イっちゃううぅッ!!♡」
再び絶頂に達して全身を激しく痙攣させるメロン。
しかし、リングに縛られた陰茎は行き場のない熱を孕んだまま、パンパンに膨れ上がって激痛を訴える。
「ヤフヤ…っ、もう、苦しい、おねがいぃ……っ」
涙をボロボロと溢れさせ、ヤフヤを見つめながら苦痛と快楽の狭間で泣き叫ぶメロン。
その痛々しくも美しい忠誠の姿をじっと見つめていたヤフヤは、ついにその指先をメロンの下へと伸ばした。
パチン、とリングが外され、陰茎の拘束が解除される。
「ひゃあァァァンッ!!!♡♡」
解放された途端、制御を失ったメロンのペニスから、堰を切ったように熱い白濁が社長室の床へと勢いよくほとばしった。
「ッハァ、ッハァ……!」
メロンが射精の余韻に身を震わせた瞬間、ヤフヤの重厚な腰が狂暴な律動を開始する。
ズチュウッ! ズブズブズブッッ!!
「あ゙ガァッ♡ あっ、や、ふやぁっ!アアァァァ!!♡♡」
剛脚のような力強いストロークで最深部を穿たれるたび、メロンの身体が激しく跳ね上がる。
メロンの内壁も、必死に張っている虚勢も、ヤフヤの放つ圧倒的な猛りに踏み荒らされていく。
「ッアァ♡、ッハァ♡…」
涙と涎でぐしゃぐしゃになった顔を歪ませながら、メロンは蕩けた瞳でヤフヤを見つめる。
泰然と構えていたヤフヤも、メロンの極上の締め付けと、己に媚びるその肢体に野生の興奮を隠せなくなっていた。
「ッアァ!...メロン!」
荒い喘ぎ声を漏らしたヤフヤは身を起こし、たまりかねたようにメロンの顎を掴むと、その唇を強引に、深くねっとりと塞いだ。
牙の裏で震える舌に、狂ったように舌を絡ませる。
激しいキスの抱擁に、芯までヤフヤに染め上げられながら、メロンはすがるように主を見上げた。
「ヤフヤ…っ、なかに、だして…っ♡ ぜんぶ…ほしぃ…っ♡」
アナルを激しく突き上げられながら、ドロドロのメス声で中出しをせがむメロン。
「…っ、いいのかメロン?」
ヤフヤは動きを微かに緩め、息を荒げながら目の前の愛しい獣に問いかけた。
「いい…っ、俺の中をヤフヤでいっぱいにして、、はやく…」
普段からは想像もつかない、あまりにも可愛く健気なメロンの懇願。
その一言が、ヤフヤの独占欲を限界突破させた。
「お前の望み通り、埋め尽くしてやる…!」
ヤフヤはメロンの腰をガチリと両手で固定すると、最奥の聖域を壊すように再び猛烈なピストンを再開した。
「あ゙あ゙ッ!あついッ!!♡ ヤフヤァ、ヤフヤァアッ!!♡♡」
抗えない暴挙に、メロンは愛らしく声を枯らして啼きじゃくる。
「オ゙ォォッ……!!」
「あ゙あ゙あ゙あ゙ッッ!!!♡♡」
限界に達した二匹の絶頂が同時に重なり合う。
ヤフヤのペニスから、熱い精液がメロンへと凄絶な圧力でドクドクと大量に注ぎ込まれていく。
「あぁ♡♡、ぁ、やふや…っ!」
メロンは白眼を剥いてのけ反り、蜜を噴き出しながら激しい絶頂の痙攣に身を悶えさせ、意識を飛ばした。
激しく肩を上下させ、荒い息を吐き出すヤフヤ。
メロンはヤフヤの肩に腕をだらんと垂らして気絶している。
ヤフヤは、その長い睫毛を濡らす涙を指でそっとぬぐうと、愛おしそうに呟いた。
「……お前は俺だけに狂っていればいい」
――窓の外では、激しさを増す雨が二匹をベールのように覆い隠していく。
ヤフヤは腕の中に眠るメロンを、愛おしそうにいつまでも強く抱きしめた。
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