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ちび狼がであったのは狼男でした

  あてんしょん!

  

  ・ハリポタのパロディ。オリジナルsideオリジナルキャラです。

  

  ・筆者の特大妄想詰め合わせです。

  

  

  以上のこと、おkな方のみお進みくださいませ。

  何があっても文句はご遠慮くださいませ。

  

  拙作ではございますがどうぞよろしくお願いします。

  

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  一人で森をがしがし歩いている女の子がいた。

  ふわふわの焦げ茶の髪には葉っぱや木の枝がいくつか絡みついている。

  日本人にしては白い肌には小さなすり傷や切り傷が出来ているが、そんなことに頓着しないで歩く。とにかく歩く。

  意思の強そうな琥珀色の目はとても楽しそうだ。

  時折珍しい物を目にすると視線は移すが、立ち止らずに歩き続ける。

  

  「ミンも、ニタクもかぜひいてなかったらいっしょにこられたのになー」

  

  ぽつっと呟く。

  女の子-アルニラム-の三つ子の妹であるミンタカ、アルニタクは少し前に風邪をひいたためアルニラムとは行動を共にしていないのだ。

  していたとしても、こんな強行軍を好んでするのは今一人で歩いている彼女だけであろうが。

  この三姉妹、姿かたちは若干の身長の差や瞳や目の色を除くとそっくりだが、性格はだいぶ違う。

  ミンタカは泣き虫であまえたがりで一番引っ込み思案。

  アルニタクは活発で明るい子だが、一人ですすんで新しいことを始めることはない。

  アルニラムは思慮深く冷静だが、いざ新しいことを始めると熱中し、いくらでもやっている。

  森の中を歩く時も、アルニラム、ミンタカ、アルニタクの順番で並んで歩くのが常だ。

  

  アルニラムはしばらく森の中を歩くと、川につき当った。

  川はそこまで深くはないが流れは早く、子供にとっては深いものだ。

  彼女はしばらく立ち止って考えた後、下流に向かって歩きだす。

  

  更にそこから子供の足で十数分。

  彼女が一人で家を出発してから実に一時間強。

  さすがにアルニラムも疲れてきた。

  少し休もうかと考え始めた時、川の近くに小さなテントが張ってあるのを見つけた。

  

  アルニラムは首を捻って草むらに隠れつつ注意深く近づく。

  すんすんと鼻を鳴らして匂いをかぐと、何やら良い匂いと煙の臭いがする。

  どうやら魚を焼いているようだ。

  それによって人がいることが分かる。

  

  ますます警戒したアルニラムは身を低くして、じりじりとテントを回り込む。

  かさりとも音を立てずに歩く彼女は大人顔負けの隠遁術を身につけているのだろうか。

  

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  テントを回り込むと小さな焚火と、人影が見えてきた。

  ライトブラウンの髪色をしたその人はくたびれたトランクに腰掛けている。

  変わった服もつぎはぎだらけで全体的にぼろっとした印象を受ける。

  

  アルニラムはその人をじぃっと観察する。

  その後、何を考えたか草むらから出てその人に歩み寄る。

  近くまで行ってその人の背中をつつく。

  

  「うわっ!」

  ぎょっとしたように振りかえったその人の顔は、大きな傷が目立つ。

  近くに居るのが小さな子供だと分かると、にこりと笑いかけるその人はきっと優しい人なのだろう。

  「どうしたんだいこんなところで。迷子かい?」

  その人の喋る言葉はアルニラムの母親が家で喋る言葉だった。

  若干驚いたような顔をするアルニラムを見て何を思ったのか、その人はうーんと唸る。

  「言葉、通じて無いのかな……。この辺の子かな?」

  どうやら言葉が通じていないと思っているらしい。

  「あ……、えっと……おじさん、なにしているの?」

  アルニラムは慌てて口を開く。

  「おや、英語が分かるのかい?あぁ……もしかしてハーフかな。純粋な日本人には見えないね」

  その人はじっとアルニラムを見た後、アルニラムの頭を撫でる。

  「僕はね、今キャンプしているんだ。今日はここに泊って、それからまた他のところに行くんだよ。……あ、僕の名前はリーマスだよ。リーマス・ルーピン。君は?」

  アルニラムはふんふんと頷いてから、口を開く。

  「アルニラム。アルニラム・夜駆。アルって皆呼ぶんだよ」

  

  そのあと、リーマスとアルニラムはしばらく話した。

  

  この森がどうこう、この辺の村には何がある……

  川を下ったところには少し大きな町がある……等々。

  

  

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  二人で話しているうちに、だんだんと暗くなってきた。

  「そろそろ帰らないとお母さんたち心配するんじゃないかい?」

  リーマスがアルニラムに微笑みながら言うと、彼女は立ちあがってコクリと頷く。

  彼女は帰りなさい、と言うリーマスにしたがって歩き出す。

  

  「あ……、リーマス!今度家に……」

  振り返った彼女の目に飛び込んできたのは細長い棒を振って火を小さくし、カップになみなみとお茶を入れているリーマスだった。

  目を丸くしている彼女に気付いたリーマスは一瞬焦ったような顔をするが、目をキラキラさせて近づいてくるアルニラムを見て微笑む。

  

  「あのね!!似たようなこと、お兄ちゃんがやってるのみたことあるよ!」

  

  お兄ちゃんがいるのかい?と聞くリーマスに首を振るアルニラムの視線は杖に釘付けだ。

  「エレナちゃんのお父さん。母さんの友達なの」

  ふうんと曖昧に頷くリーマスをしり目に、ぴっと杖を指差す。

  

  「触っても良い?」

  

  頷いたリーマスはそっとアルニラムに杖を渡す。

  おぉ、と楽しそうな顔をして杖をひゅっと振るアルニラムをニコニコしながら見ている。

  アルニラムが何回目かに杖を振った時、ぱちぱちっと音を立てて小さな赤と黄色の火花が散った。

  それを見てリーマスは何かに気付いたような顔をする。

  しかし、口を開いて言ったのはそろそろ帰ったらどうだい?という言葉だった。

  

  アルニラムは名残惜しそうにしつつリーマスに杖を返し、再びその場を離れる。

  ちょっと行ったところで振り返ったアルニラムを見つつ、リーマスは秘密だよと言うように指を唇にあてる。

  

  笑って頷いたアルニラムに手を振り、最後に鳥と花を出して見せる。

  アルニラムは楽しそうに笑った後今度こそ家路につく。

  

  アルニラムは帰った後、父や母に何をしていたの?と聞かれたがリーマスのことは一言も話さなかった。

  ただ、今日の森面白かったよ!と何度も口にしたのだった。

  

  

  

  その後何年も後、再び彼らは出会うことになると言うことをアルニラムは全く想像もしていなかった。

  

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  今回はチビアルと、リーマスさんの出会いの話。

  この後、二人は学校で再開します。

  

  その時リーマスさんのことを覚えていないアルでしたが、何となく懐かしさを抱くことになります。

  

  

  アルの両親と妹二人は生粋のマグル。

  ただ、両親の友人の一人に魔法使いがいました。

  もちろん両親も知っていて、アルに魔力があるらしいこともすんなりと受け入れられています。

  

  そのおかげでアルが怒っているときにガラスが割れたり、異様に身軽だったりしても騒いだりしないのです。

  

  

  

  という設定を投げ置いて、今日はこの辺で。

  

  

  楽しんでいただけたら幸いです。

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