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あてんしょん!
・ハリポタのパロディ。オリジナルsideオリジナルキャラです。
・若干の暴力行為の描写があります。
・筆者の特大妄想詰め合わせです。
以上のこと、おkな方のみお進みくださいませ。
何があっても文句はご遠慮くださいませ。
なにぶんピクシブでは初めての小説投稿。
拙作ではございますがどうぞよろしくお願いします。
[newpage]
ミンタカ、アルニタク、そしてアルニラム。
オリオン座の真ん中で輝く三ツ星だ。
そして、私達姉妹の名前でもある。
私以外は……ミンタカとアルニタクは幼いころに亡くなった。
両親と同じタイミングで。
それ以来長い間記憶を無意識のうちに封じていた。
両親との思い出はあっても、なぜか姉妹たちを思い出すことはなかったのだ。
幼かった私は二人の存在から忘れていた。
それを思い出したのは長い長い闇との戦いが、学校での決戦で終決し、結婚してからのことだった。
愛する人と星を眺めた時、不意に彼が聞いたのだ。
あの三つ星の名前を知っているかと。
私は知っていると答えた。
「アルニラム、ミンタカ、アルニタクだよ」
学生時代星占いの授業でやった覚えがある。
夫は君と同じ名前なんだね!と嬉しそうに言う。
子供が出来たら、ミンタカ、アルニタクと名付けるのも良いかもね!そういう。
私も特に不平はない。
良い名前だと思う。珍しい名前だけどね、そう言おうとした瞬間にずきんと頭の奥が痛む。
どこかで聞いた気がしないか?
そう問いかけられた気がした。
どこかで、ミンタカ、アルニタクと言う人物と会ったことはないか、と。
思いだそうにも頭痛が邪魔して思い出すことができない。
ズキズキという痛みはますます酷くなり、私は心配そうに見つめる夫の前で昏倒した。
気を失っている間長い夢を見た。
よく見る夢だ。
昔の、幼い時の夢。
両親が殺される場面だ。
しかしその夢はいつもと違った。倒れ伏す二人に駆け寄ろうとする人がいた。
私はそれを必死に止めていた。
しかし力かなわず二人は走り出ていき、まだいた骸骨を模したような奇妙な面の男たちに。
その後私は一人を刺した。
のこりはいつの間にか逃げていき私は数人が転がる中一人で立っていた。
私が刺したその人も、両親も、幼い妹たち…ミンタカとアルニタクもこと切れていた。
[newpage]
はっと目を覚ました時目の前に居たのは夫だった。
いつの間にか私は家のベッドで横になっていて、夫は付き添っていてくれたらしい。
大丈夫かい?そう優しく聞かれ、涙腺が決壊する。
妹がいたことを思い出したのだと言うと、目を見開いた。
そう、と言った声は少し後悔の念が含まれていた。
彼もあの場に居たことは私と彼、彼と一緒に踏み込んできた人々、それからほんの少しの親しい人たちしか知らないことだ。
その日から徐々に妹たちのことを思い出していった。
自宅近くの山で狼と転げ回ったこと、三人で母さんの後ろにくっ付いて歩いていたこと。
全員でいっぺんに父さんによじ登ったこと……。
私はアルと、ミンタカはミン、アルニタクはニタクと呼ばれていたことも思い出す。
二人は私とそっくりだったが目の色や髪の色が少し違った。
琥珀色(アンバー)の瞳に焦げ茶の髪の私、赤みが強い琥珀色(レッドアンバー)に私より少し濃い髪の色をしたミンタカ、黒味がかった琥珀色(ブラックアンバー)にほとんど黒の髪色のアルニタク。
顔のつくりは一緒でも色が違う。
色違いのしまいだねと言われたこともあった気がする。
一つ思い出す次々に大切な思い出がよみがえる。
二人が笑った顔、二人が泣いた顔、二人が寝ている顔……。
何故、忘れていたのだろうか。
何故、忘れていられたのだろうか。
鬱々と考えてしまった期間もある。
自分だけが生き残ってしまった罪悪感にかられる時もあれば、二人を引き留めておけなかった自身を恨むときもある。
それを支えてくれたのは夫だった。
情緒不安定で家に居る時はすぐに泣きだしてしまうような私を根気強く抱き締め、撫でてくれた。
君が悪いんじゃない、と何度もいいきかせてくれる。
心が壊れるのを防ぐために心の奥にしまいこんでしまったのだろうと。
後から聞いたら、腐れ縁の医者にも色々アドバイスはもらっていたらしい。
そんなこんなで私は徐々に落ち着いていった。
家でいきなり泣き出すようなことはなくなったのだ。
[newpage]
少し落ち着いてから、私は一族のお墓にお参りに行った。
彼らはここで眠ってはいない。
後から来た者たちにばれないように処理されてしまったからだ。
でも、きっと魂はここで休んでいるのだと思う。
花を手向け、線香をあげる。
そして3人とも大好きだった絵本を置く。
片や3歳で時を止めてしまったミンタカとアルニタク、片や信じられないような戦いに巻き込まれそして生き延びた20代半ばの私。
それなりに成長し、そして戦いで多くの傷を負った私は3歳時の面影なんてほとんど残っていないだろう。
それでも髪の色と瞳の色だけは変わっていない。
二人と色違いの瞳と目。
同系色でもはっきりと違い、そしてお互いがお互いの色が好きだった。
きっと今会っても姉妹だと分かるだろう。
しゃがんで手を合わせたままじっとしていると夫が私をそっと抱きしめる。
君の家族を奪って申し訳なかった、そう言った声は震えていた。
もし、天国と言うものがあって姉妹たちが、両親たちがずっと見守っていてくれたのだとしたら、きっと彼を赦しているだろう。
彼がいた陣営が良くなかったのだと言うことや、彼が私を全力で愛してくれていることを知っているだろうから。
ポトリ、と落ちた涙は彼の物で。
私は振り向いて彼を抱き締める。
これから楽しい家族を築こう、私の両親や妹たちと同じくらい良い家族になろう、そして幸せになろう。
そう囁くと彼は何度も頷く。
二人で立ち上がり、墓を後にする。
その時聴こえた声はきっと、空耳なんかじゃない。
「アル、しあわせ?」
「なにきいてるのよニタク!あたりまえでしょ!ふーふになったんだから!」
「わたしはアルにきいてるのー。ミンにはきいてないー」
「こらこら二人とも、喧嘩しちゃだめよ」
「アルのこと、羨ましくなっちゃったんだよきっと」
「おかーさん!ニタクがおばかなの!」
「ちょっと!それはミンでしょ!!!!」
「私も羨ましいわぁ。一時はどうなるかと思ったけど幸せそうだもの」
「そうだな。しかも、アル自身は秀才で運動神経も良くて可愛くて……」
「おとーさん!あたしのこともほめて!」
「ならわたしも!」
「ハイハイ、二人とも可愛い自慢の娘だよ。」
「貴方は親ばかよねぇ」
振り向いた時、確かに皆が見えた。
地面に座って胡坐をかく父さんに、父さんの横にすわる母さん。父さんの首に抱きつくミンと母さんの膝の上でぱたぱた足を動かしているニタク。
私の視線に気づいたのか全員がニッコリ笑う。
一度瞬きするとそれは幻だったかのように消える。
ミン、ニタク、三人でまた遊ぶのはもうちょっと待ってね。でも父さんと母さんがいるから寂しくないでしょう?
そう心の中で呟く。
いつまででもまってるからあまり早くきちゃだめよ。
そんな二人の声が聞こえた気がした。
少し離れたところに居る夫は後ろを向いていた私を不思議そうに見ていた。
何でもないと笑って彼の腕に自分の腕をからめる。
後ろは振り向かず、今度こそ墓を後にする。今日はカレーでも作ろうかと言いながら。
(完)
[newpage]
小ネタ・思いつき放出
おまけ其の壱
「おーおー、見せつけてくれちゃって!俺のアルと軽々しく腕を組むなんて!」
「あなた、そんなことアルに言ったら鼻で笑われるわよ」
「なっ……そ、そんなことはないぞ。アルは可愛いからな。俺を笑うなんて……」
「……」
「ちょっ……無視ですか奥さん。」
アル達が立ち去った後、アルの両親がぎゃあぎゃあ騒いでいたのはまた別のお話。
おまけ其の弐
「そう言えば知ってるかい?」
「ん?何を」
「うちの家系、さかのぼると先祖は狼かもしれないって話」
「はぁっ!?」
「アルもミンもニタクも異様に狼と仲良くなったろ?まるで犬と遊んでるみたいに。それに聞くところによればアルが変身するのも守護霊?とか言うのも狼だって言うし」
「えぇ、それは、まぁ」
「だろう?でな、大昔ばあさまから聞いた話なんだがな、うちの家系は狼の血が混ざっているとか何とか」
「ホントなのそれ。アルにも教えてあげたいわ」
「え?嘘」
「…………」
このあと本気にした私が馬鹿だったわとうなだれる母と、けらけらと愉快そうに笑う父。
しかし数年後、その話を文献をあさって発見するアル。
お墓に報告しに来たアルの話を聞いて唖然とする父と母。
わーいおおかみーと喜ぶミンとニタク。
と言う話
おまけ其の参
この墓参りの後しばらくしてアルが懐妊していることが発覚。
しかも双子。
心臓に持病を持つアルは迷うが産むことにする。
名前はどうしようかと言う話しになり、夫がこないだ話したのはどうだ?君の妹達の……と言う話になるが、結局アルは両親の名前からが良いんじゃないかと言い、そこに落ち着く。
またお墓に報告に来たアルが名前を言うと喜ぶ父と母、拗ねる妹達。
アルのばか!と妹たちにはさんざん言われる。
と言う話。
この後更に子供が増えて妹たちの名前を付けたらいいなぁとか。
[newpage]
あとがき
完全オリジナルsideです。
微妙にハリポタ世界観があるような無いような。
本当にちょっとした世界観ですはい。
申し訳ない。
あるところのなりちゃでやっている事の妄想拡大バージョンです。
妄想楽しすぎて困ります。
このほかにも戦うアルとかお母さんアルとか色々書きたいと思いつつ時間が無いわ文才が無いわで悶絶しています。
誰か助けて。
では、今日はこの辺で失礼します。
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