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なぁ、知ってるか?狼ってな、一途で一夫一婦制なんだとよ。オレは狼の血が入ってるが、例え人間だろうと、選ぶのはお前だけだ。
お前と出逢った当初は、人間に裏切られ続けて手負いのケモノ同然だった。人間を心から憎んでた。ただ姿が違うだけなのにオレを排除したがる奴ばかりで、アイツら人間なんか狼のこの力でねじ伏せてやってた。(拳を見つめながらぐっと握り)
アイツらが何もしなければ、危害を加えるつもりもねぇし、反撃する必要もなかった。人間に紛れて普通に生活したかっただけなんだ。
(彼女を見つめ)…ただお前だけは違ったな。この姿をかっこいいだなんて言いやがる。しまいにゃ耳としっぽがもふもふで可愛い…!って目をキラキラさせて触らせろとか言いやがってよ…。
ふっ、最初は「なんだこの女、脅せば逃げるだろ」ぐらいにしか思ってなかったが、お前オレを見捨てなかったな。オレと接することを諦めなかったな。
(ぽん、と頭を撫で)…お前、案外頑固だしお節介なぐらい世話焼きだし、オレのことはほっとけって言っても全然言うこと聞かねぇし。
また裏切られるに決まってるって腹づもりだったが、お前がアホな言動しまくるせいで、いつの間にか毒気が抜かれちまった。
はは、事実だろ。お前に嘘なんかついたことねぇよ。
(優しい目で見つめながら)…それでだ、気づけばお前のそばが心地よくなっちまってお前の罠にハマっちまったワケだが。
オレのことを好きだなんて言うからお前、オレから一生逃げられねぇぞ?
ま、お前は何度も逃げるチャンスはあったのにだ、なんでだろうな。オレの懐にわざわざ好き好んで入ってきて、今の今までこのオレと過ごしてきてる。
相当なタマだぞ、お前。
オレの一生の伴侶はお前しかありえねぇ。
(冗談めかして)それに、お前オレのキス好きだろ?牙が当たると気持ちよさそうにしてるもんな?体の相性も…って痛ってぇ!耳引っ張んなよ!…赤くなってんのバレバレだぞ。
…ごほん。
…まぁ何が言いてーのかと言うと、オレのツガイになってくれ。お前しかいらない。お前だけがいい。
だから、儀式の噛み跡、つけさせてくれ。
愛してる。
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