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好きな人のタオルの匂いを嗅いでいるのを同性の先輩に見られて
※扉を開ける
後輩「あれ、誰もいないのに教室開いてる。でもよかったぁ、職員室に行く手間が省けた。えっと、スマホスマホ」
※ガサガサする音
後輩「あったあった。いやー、昇降口で気づいてよかった。電車乗ったら終わってたよ」
後輩「さて、さっさと帰・・・ん?あれ、これって」
※タオルを持ち上げる
後輩「このタオル、忘れ物この席って……っ!も、もしかして彼の!?え、どうしよう持っちゃった!」
後輩「わ、忘れたのかな・・・それともわざと?お、置いてたほうがいいかな・・・?」
後輩「……だ、誰も見てない、よね……す、少しだけ……」
※タオルの匂いを嗅ぐ
後輩「いい匂い・・・すれ違った時に、少しだけ香る匂いと同じだ・・・すごくいい匂い・・・」
後輩「これをいつも、首に巻いたり、汗を拭いたりしてるのか・・・」
後輩「あぁ・・・いけないことしてるけど、好きって気持ちが大きすぎてどうでも」
先輩「お楽しみ中悪いけど、お邪魔するわね」
後輩「っ!?」
先輩「こんにちは。あぁでも、夕方だからこんばんわかしら」
先輩「せ、先輩・・・どうしてここに」
先輩「後輩くんに頼まれてね。教室にタオル忘れたっていうから代わりに撮りにきたの。そしてら、とても面白い現場に遭遇しちゃった」
先輩「ねぇ、貴方・・・後輩くんのことが好きなの?」
後輩「そ、それは・・・」
先輩「まぁ同級生のタオルの匂い嗅いでるのって、好きな人だからか、そういう趣味って以外にないものね。後輩くんのためにも、前者であって欲しいけど、誰もいない教室で勝手に自分のタオルの匂い嗅がれるっていうのも気持ち悪いものよね」
後輩「せ、先輩・・・あの・・・」
先輩「さて、そんな現場を目撃しちゃったら、後輩くんはなんていうのかしら?」
後輩「っ!まさかそのスマホさっきの様子!!」
先輩「さぁどうでしょう?」
後輩「消してください!」
先輩「おっと・・・。乱暴な子ね。そんな必死になるぐらいなら最初からしなければよかったのに」
先輩「でも、私も鬼ではないから一つだけ私から提案を出してあげる」
後輩「提案・・・ですか?」
先輩「えぇ。ほら、私今年受験生でしょ?学校への登校も三学期からほとんどないの。ちゃんと来ないといけないのは二学期まで。その二学期もあと二ヶ月だけど・・・」
先輩「その二ヶ月、貴方は私のどんなお願いも聞く。その条件を飲んでくれるなら動画を消してあげるし、後輩くんにも言ってあげないであげる」
後輩「それって・・・残り二ヶ月、先輩の奴隷になれってことですか?」
先輩「奴隷だなんて人聞きが悪い。私はお願いをするだけよ」
後輩「遠回しな言い方してるだけですよね!」
先輩「反抗的ね。嫌いじゃないけど、少しは自分の立場をわきまえなさい」
※キスをする
後輩「プハッ!?な、なんでキスするんですか?」
先輩「ん?立場をわからせるためよ。さて、今のキスの様子も私が収めてないとでも思う?」
後輩「っ!?」
先輩「同級生のタオルの匂いを嗅ぐ変態。その上、放課後の誰もいない教室で同棲の先輩とキスしてたなんて、どうなるのかしら?」
後輩「そんなの、先輩も!」
先輩「あら、知らないの?私普通に恋愛対象に性別は関係ないって公言してるのよ。だから、今まで付き合った人の中に女の人もいたの。結構有名な話だと思ってたけど」
後輩「う、嘘・・・」
先輩「さて、私はそろそろ後輩くんにタオルを渡しに行かないといけないから行くわね。
あぁそれと、これ私の連絡先。ちゃんと登録しておくのよ。じゃないと、すぐに写真と動画をばら撒くからね」
後輩「こんなの・・・」
先輩「二ヶ月間よろしくね、後輩ちゃん」
※扉を閉める
※遠くなる足音
先輩「まぁ動画も写真も撮ってないんだけどね。でも、ちょうど退屈してたし、ふふ。いいおもちゃが手に入ってよかった」
先輩「さて、いつ動画も写真も撮ってないことに気づくかな。それに・・・後輩くんへの恋心が私にむくっていうのも面白いかもね」
先輩「二ヶ月かぁ・・・ふふっ。燃える」
【完】
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